2021年05月12日
少佐(ヘルシング)
少佐とはヘルシングに登場するラスボス兼黒幕の存在であり、世界一カッコイイデブの異名を持つ機械仕掛けの『人間』。指パッチンの錬金術師の方ではない。
ココアは練り練りして飲むのが好き。
その存在(特に演説)は視聴者に多大なるインパクトを与えるナチの残党にして、敗残兵。
アーカードとは、吸血鬼としてあらゆる意味で正反対の存在である。
【内容】
少佐の名前は、「モンティナ・マックス」で名無しというわけではない。少佐の本名を発見するには作中をよく見る必要があるため、知らない人が多い…かもしれない。
少佐はナチス・ドイツの第三帝国の異名であるミレニアムの異名を持つ、吸血鬼集団のリーダーである。
劇中では主にドクター、シュレディンガー准尉らと行動をしている。
どうして軍隊に入れたのか不思議なほど拳銃の腕前はへたくそで、はじめて命中したのはインテグラルの目である。
後にこのインテグラルの左目の怪我の由来は、ペンウッド卿の孫にインテグラルが男の中の男である卿が「彼こそが英国の守護神。迫り来るナチス兵どもを千切っては投げ千切っては投げ、まさに英国無双といった有様で近づく敵を片っ端から真っ二つにして最終的に全身に爆弾を括り付けて敵の空中戦艦全艦ごと吹き飛んだ。自分の左目の傷もその時の必殺剣の巻き添え」だと言っている。
ちなみに上記のペンウッドの活躍は嘘じゃないです。すごく本当です。
何せ彼は味方を裏切るぐらいなら、自決を選ぶほどの人物なのだから。
話は戻って少佐に戻るが、彼の経歴として第二世界大戦中、吸血鬼の研究を任されていた。
吸血鬼専門退治屋のヘルシングと衝突している(恐らくその時にウォルターが裏切ったものだと思われる)。
ヘルシングにより組織を潰されるだけではなく、ソ連の進行を許して重傷を負った際に少佐の周囲に、血が集る。しかし少佐は、かつてアーカードが処刑される間際に血を吸収して人外の存在たる吸血鬼になったのだが、彼は血液(魂の通貨)を拒絶。
「私は私だ」という絶対の意思の下、その後ドクの手により全身を機械に置換させることによって、生き永らえていた模様。
少佐がセラスの手によってアハトアハトで肉体が吹き飛ばされ、肉体の中身があらわになる中、「そう化け物を見るような目で見るんじゃないよ、お嬢さん」と、あくまで自分自身は「たとえ液体に浮かぶ脳髄だけであっても私は人間である」と宣言すると同時に、人であることを棄てたアーカードの弱さを憎むような感情を抱いている。
数えきれないほどの血液(命の通貨)を吸収し続けた化け物であるアーカードが、人間らしく、
逆に、セラスとは違い1マイクロmlの血液を摂取していない人間の少佐が、他を巻き添えにし斬撃を巻き起こす化け物という対比が為されている。
劇中、少佐の目的は他人の命を取り込むことでしか強さを保てないアーカードたる化け物に対して人間として勝利を収めることが目的で、死の河が発動中、「これは食い切れるか分からんな」と述べる彼を他所に、河の末端部分でシュレディンガー准尉が河の中に入り、本体(アーカード)の中に取り込まれることによって、准尉固有の能力である、『どこにでもいるがどこにでもいない』という特殊能力を発揮させ、アーカードを眠らせた。
シュレディンガー准尉の異能により、アーカードは内なる自分でこれまで取り込んできた372万4867人と、戦い続けることになった。
案の定アーカードは残りの一匹と一人を残して、ラストにおいて生還してきた。少佐の目論見としては30年以上、アーカードが戻って来ることはない予定だったらしいであるが、命のストックが減っても、更なる強さを手に入れるという敵に塩を送る形になった。
……とはいっても、一時期とはいえども主人公ではなくラスボスである、あのアーカードを無力化させたのは偉業である。
少佐の名言
1:
「デブは一食抜いただけでも餓死する」
2:
「やった! ドク、初めて当たったぞ!」
3:
「ありがたいことに私の狂気は君達の神が保証してくれるというわけだ。
よろしい ならば私も問おう
君らの正気の神は一体どこの誰が保証してくれるのだね?」
4:
「バーホーデンのココアを良く練って持って来い。ミルクと砂糖アリアリで」
5:
「諸君 私は戦争が好きだ
諸君 私は戦争が好きだ
諸君 私は戦争が大好きだ
殲滅戦が好きだ 電撃戦が好きだ 打撃戦が好きだ
防衛戦が好きだ 包囲戦が好きだ 突破戦が好きだ
退却戦が好きだ 掃討戦が好きだ 撤退戦が好きだ
平原で 街道で 塹壕で
草原で 凍土で 海上で
空中で 泥中で 湿原で
この地上で行われるありとあらゆる戦争行動が好きだ
戦列を並べた砲兵の一斉射撃が轟音と共に敵陣を吹き飛ばすのが好きだ
空中高く放り投げられた敵兵が効力射でバラバラになった時など心が躍る
戦車兵の操るティーグルの88oが敵戦車を撃破するのが好きだ
悲鳴を上げて燃え盛る戦車から飛び出して来た敵兵をMGでなぎ倒した時など胸が梳く様な気持ちだった
剣銃先を揃えた歩兵の横隊が敵の隊列を蹂躙するのが好きだ
恐慌状態の新兵が既に息絶えた敵兵を何度も何度も刺突している様など感激すら覚える
敗北主義者の逃亡兵達を街灯上に吊るし上げていく様などはもう堪らない
泣き叫ぶ捕虜達が私の振り下ろした手の平と共に金切り声を上げるシュマイザーにバタバタとなぎ倒されるのも最高だ
哀れなレジスタンス達が雑多な小火器で健気にも立ち上がって来たのを80p列車砲の4.8t榴爆弾が都市区画ごと木っ端微塵に粉砕した時など絶頂すら覚える
露助の機甲師団に滅茶苦茶にされるのが好きだ
必死に守るはずだった村々が蹂躙され女子供が侵され殺されていく様はとてもとても悲しいものだ
英米の物量に圧し潰され殲滅されるのが好きだ
英米攻撃機に追い回され害虫のように地べたを這いまわるのは屈辱の極みだ
諸君 私は戦争を 地獄のような戦争を望んでいる
諸君 私に付き添う大隊戦友諸君
君達は一体何を望んでいる?
更なる戦争を望むか?
情け容赦のないクソのような戦争を望むか?
鉄風雷火の限りを尽くし三千世界の鴉を殺す嵐の様な闘争を望むか?
(クリーク! クリーク! クリーク!)
よろしい、ならばクリークだ
我々は渾身の力を込めて今まさに振り下ろさんとする握り拳だ
だがこの暗い闇の底で半世紀もの間耐え続けて来た我々にただの戦争では最早足りない!!
大戦争を!!
一心不乱の大戦争を!!
我らは僅かに一個大隊、千人に満たぬ敗残兵に過ぎない
だが諸君は一騎当千の古強者だと私は信仰している
ならば我らは諸君と私で総力百万と一人の軍集団となる
我々を忘却の彼方へと追い遣り眠るこけている連中を叩き起こそう
髪の毛を掴んで引きずり降ろし目を開けさせ思い出させよう
連中に恐怖の味を思い出せてやる
連中に我々の軍靴の音を思い出させてやる
天と地の狭間には奴らの哲学では思いもよらない事があることを思い出せてやる
一千人の吸血鬼集団で 世界中を燃やし尽くしてやる
第二次ゼーレヴェ作戦 状況を開始せよ」
6:
「私を倒すのはアーカードじゃない。私が倒すのがアーカードなのだ」
7:
「失せろ! 俺の心も命も魂も俺だけのものだ」
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