2020年12月25日
煽りの呼吸
煽りの呼吸とは竈門炭治郎などが息をする様に独自に生み出した呼吸であり、上弦の弐に出さえ持効性こそあれども自害に至るほどの威力を秘めた、日の呼吸に匹敵する必殺技である。
【内容】
煽りの呼吸 壱の型 「卑怯者」
上弦の参に対して炭治郎が言い放った最強かつ、上弦の参こと役に立たない狛犬こと猗窩座に対して言い放った言葉。猗窩座としては卑怯者=弱者としての意識が強く、数年越しに自害に追いやった、クリティカルヒットの言葉そのものである。猗窩座は珠世や禰豆子同様、無残の鬼ではなく別種のモノになりそうな気配があったものの、炭治郎の前で、感謝の言葉を述べながら消失した。猗窩座こと狛治にとって「卑怯者」とは弱者をいたぶる言葉でしかなく、鬼になる以前何よりも嫌っていた存在であり、そう評されることは自害するほど、彼の心象的に我慢のならないものである。
煽りの呼吸 弐の型 「何でそんなに恥を晒すんだ」
炭治郎が善逸に向けて放ったセリフ。善逸の経歴として借金を理由に鬼殺隊に入っただけでしかなく、常識を含め感性は一般人そのもの。霹靂一閃という抜刀術における才能こそあれども(女性に関する見境なさはともかくとして)、炭治郎が「長男は我慢するもの」とどこぞの上限の壱の鬼が胃腸炎で血反吐を吐きそうなセリフを無意識の内に行っている。幸いの事ながら、黒死牟と対面することはなかったが間接的なダメージはデカい。
煽りの呼吸 参の型 「鬼殺隊なんか辞めてしまえ!」
詳しくは「優しい鬼との区別がつかないのであれば鬼殺隊なんかやえてしまえ」と柱会議において不死川(兄)発した、炭治郎の問題のセリフである。過去、不死川実弥としては家族を守るため、父親亡き後、我が身を犠牲にするほど家族を守る為死力を尽くして殺した鬼が、実母と知るだけではなく、弟の玄弥に「人殺し」と言われるまでの禍根を残した。弦弥は事の真相を知って風柱になった実弥に謝罪しようとするものの、兄側としては兄殺隊に(危険だから)離れてもらいたい一心で冷たくあしらうも、一番守りたかったものを全て失うかたちで無くなってしまうという皮肉すぎる顛末を迎える。
煽りの呼吸 肆の型 「はい!俺も許していませんから!」
御屋形様の前で箱入り状態の禰豆子を暴走状態とはいえ、稀血を垂らしながらめった刺した「柱として認めない」と言ってのけた、不死川実弥に対するセリフ。炭治郎側とし禰豆子は鬼を食わない人より鬼という認識なのだが、事情を知らない(恋柱の甘露寺は例外か?)からすれば、鬼=怨敵といって差し支えのない存在であり、呵々溌剌としていたあの炎柱でさえ「御屋形様の意向には首を捻る。理解できない」等と言ってのけるほど鬼殺隊にとって鬼とは理解する間でもなく、首を刎ねるのが優先事項だと考えている証左。なお、目の前で食事(血)を出された禰豆子であるが、稀血の中でも稀血である(黒死牟でさえも酔うほどの威力を持つ)血を目の前に耐え切った。不死川だけではなく親族等を「あの時、殺さなければ……」などと、疑問を抱かずにはいられない何とも残酷な言葉である。
煽りの呼吸 伍の型 「誰も死なせなかった」
炭治郎が、煉獄さんの死に際で、猗窩座に向けて放ったセリフ。詳細には「誰かを守り抜いた」、「誰も死なせなかった」。猗窩座の過去としては父親を救うためスリを繰り返し罰せられる中、父が良心の呵責に苛まされ自殺。狛治改心後、不在中に井戸の毒薬で恩師と恋人を死なせる破目になった彼からすると、これ以上、突き刺さる言葉はないだろう。要するに「煉獄さんは出来たのにお前は出来なかった」と言っているのと同じだからである。
煽りの呼吸 禄の型 「長男だから我慢できる」
あばらが折れたり、苦戦が強いられた中、鼓屋敷で炭治郎が独白するセリフ。常に兄気質であった黒死牟こと縁壱の双子の兄こである巌勝が聞けば、怨毒が胃の腑を巡り蝕むだけではなく日輪刀で首を斬る間でもなく即座に死亡してもおかしくはない。炭治郎としては「男なら耐えろ」といった昔ながらの大正理論かもしれないが、平成や令和の目からすればネタにされるほど奇異なものに見える。坂口安吾の堕落論かな?
煽りの呼吸 漆の型 「穴埋めで上弦になれたのが嬉しそうだな」
炭治郎ではなく黒死牟の手により兄弟子が鬼側へ回った際の、完全覚醒した善逸のセリフ。実は善逸は柱による特訓中、兄弟子が敵サイドに回るだけではなく、天涯孤独の身の上であり借金苦を解消させた恩師を自害させたこともあり、マジもマジなガチ切れを見せていた。兄弟子は鬼になって間もないことから割とあっさりと倒されているが、順調に研鑽を積めばかなりの強敵になっていた模様。似たようなもので「俺がゴミならあんたはクズだ」。
煽りの呼吸 捌の型 「とっととくたばりやがれ」
長年教祖をやっていてもなお、人の心がわからなかった童磨に対して、姉の敵である胡蝶しのぶが「心臓がないのにドキドキする。これって初恋かな」と勘違いも著しい上弦の弐の彼岸にて頭を握り潰しながら、堂々と言ってのけたセリフ。そもそも童磨とは両親が新興宗教団体の教祖であり、彼独自が発展させた宗教ではない。童磨の不思議な目を目の当たりにした親共々が開祖を開き、その中で教徒と不倫していた父親が幼い頃目の前で母親に殺される中、「掃除が大変」だの特別な思い入れはなかった根っからのサイコパス。上弦の弐という立場でありながらも人望は皆無で、自己中心な無残でさえも強さが無ければ排除していた可能性が強いほど嫌悪していた模様(無残は鬼の思考が読める)。
煽りの呼吸 玖の型 「貴方なにのために生まれてきたの?」
師範であるしのぶ(猛毒)を食らった童磨に対するカナヲのセリフ。カナヲとはそもそも無口系キャラクターであり、何事もコインの裏表で決するなど意思の希薄さがあった。しかし鬼殺隊になったのはしのぶの姉が鬼により死亡したこともあり、炭治郎が「YES」になるまで銅貨を投げ続けさせるのとは異なり、最初から無自覚ながらも意思があったことが窺える。胡蝶姉妹が同じ敵に殺されたことにより沸点を超えたのか、素直に心情を吐露する様子が窺えるが、毛髪に至るまでの鬼特攻の藤の花の猛毒が回るまで無駄口をたたいていた説もある。
煽りの呼吸 拾の型 「無残、お前は存在してはいけない生き物だ」
言わずもがな、反論のしようがない正統な言葉。無残が「鬼殺隊は異常者の集まり。災害(鬼)から運よく生き永らえられたのは幸運と思え」に対するおっとり刀の返し刀である。姉や家族を殺された義勇及び炭治郎は、あまりにもあまり過ぎる無残の自己中心的な発言に静かな怒りをあらわにした。更に度し難いことにその後の無残は、戦える者(柱)の肉盾となった名もなき鬼殺隊の亡骸を、日光から逃れるために蹴散らすなどの行動を起こしている。しかし珠世様から投薬された急激な老化・人間化・分裂防止だけではなく、おぎゃりながら肥大化し、炭治郎を乗っ取ろうとするも全てが無に帰した。なお、無残を鬼化させた青い彼岸花であるが作中ではあまり触れておらず、最終話で二、三日間日中でしか咲かない花など重要なキーアイテムであるのに対して、わりとぞんざいな扱いを受けている。禰豆子が珠世の薬で鬼から人に戻ったのといい、青い彼岸花の掘り下げは非常に少ない。そうして猪之助の子孫が枯らして全滅させるなどの様子を見せている。
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