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2018年02月12日

ユリスベル・グラシアル ソフトバンク加入発表 同球団4人目のキューバ人選手

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調印後のユリスベル・グラシアル(中央)。萩原健太(左)、イヒニオ・ベレス(右)とともに

Jit、2018年2月12日、Roberto Méndez記者

ユリスベル・グラシアルが来季、日本プロリーグのソフトバンク・ホークスでプレーすることが決まった。同一国から4人の外国人選手は同チーム初である。

このマタンサスの多才な選手は月曜日(2月12日)、来季日本で活動する契約に調印した。同胞アルフレド・デスパイネ、リバン・モイネロ、オスカル・ルイス・コラースと同じチームである。

先のカリビアン・シリーズでのキューバ代表だったグラシアルは、ここ最近の2シーズンをカンナム・リーグのケベック・キャピタルズに参加し、海外チームとのデビューを飾っている。

「まず今回の機会を与えてくれたチームに感謝する。先に参加している同志たちに負けないように向こうでベストを尽くしたい」。シウダ・デポルティバ・コロシアムの議定書ホールで書類にサインしたグラシアルは本紙に語った。

「日本のリーグは高いレベルにあり、個人的にもプロとしても貴重な経験になるに違いない。よい結果を出して、他のキューバ人選手も参加できるように道を広げていきたい。」、とグラシアルは厳しいリーグへの期待について語った。

グラシアルはまた、「カナダでの活躍が今回のようなレベルのリーグへの参加に重要な一歩となった。マタンサスやキューバ代表チームにもさらに貢献するために、自身の成績をさらに良くしていきたい」、と述べた。

グラシアルは、向こうで契約している他の選手たちと同様、双方の合意により、7月にコロンビアのバランキージャで開催される中米カリブ選手権開始前にはキューバ代表候補チームに参加することになっている。

ソフトバンク側の代表者である萩原健太氏は、来季へのチームの必要性から、さらなるキューバ人選手の契約に至ったと語った。

一方、INDERの法務責任者ラミロ・ドミンゲスは、手続き中の契約案件として、中日ドラゴンズとのピナールのライデル・マルティネス投手とマタンサスのアリエル・マルティネス捕手がいることを確認した。

キューバ野球連盟のイヒニオ・ベレス会長が、キューバ側の調印の役を担った。

Gracial, cuarto halcón cubano
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=45504
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カルロス・フェルナンデス・デ・コシオ元駐日大使 キューバ外務省米国総局長に就任 ホセフィーナ・ビダルの後任

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駐カナダのキューバ大使や外務省国際副局長の経歴を持つコシオは、アジアやラテンアメリカでの経験もある

Radio Habana Cuba、2018年2月12日、Jessica Arroyo Malvarez記者

キューバのベテラン外交官カルロス・フェルナンデス・デ・コシオが、キューバ外務省(MINREX)の米国総局長に就任した。キューバと米国の国交正常化交渉の顔であったホセフィーナ・ビダルの後任となる。外務省筋が発表した。

フェルナンデス・デ・コシオは1990年代にキューバ外務省で米国との関連案件を担当していた。当時キューバは経済危機に見舞われ、米国政権との複雑な関係の渦中にあった。

南アフリカでキューバ大使を務めていたコシオは、米国ドナルド・トランプ政権の対キューバ政策転換により両国間にふたたび緊張が走っている現在、古巣に戻る形になる。

フェルナンデス・デ・コシオは「もっとも完成されたキューバ外交官のひとり」である、とキューバ外務省米国局副局長のジョアナ・タブラダはツイッターとフェイスブックで断言し、金曜日に外務省本部での式典のあと撮影した2枚の集合写真を公開した。

2018年2月9日、この日、キューバ外務省の米国総局は1日にふたりの局長を持った。ふたりともすぐれた同志であり、並外れた外交官である。ホセフィーナ・ビダルからカルロス・フェルナデス・デ・コシオへ。ふたりに新たな成功を!

− ジョアナ・タブラダ (@JohanaTablada) 2018年2月10日

タブラダは、米国総局を約12年間率いたホセフィーナ・ビダルの高度な働きを、献身、有効性、厳しさ、繊細さ、才能、自己犠牲をもってなされた複雑な仕事であった、と称えた。

ビダルは、半世紀以上もの対立のあと2014年に始まった米国との国交正常化交渉におけるキューバ側の顔であった。

両国間の雪解けは、ハバナとワシントンでの双方の大使館の再設置や、米国大統領バラク・オバマによる2016年の歴史的なハバナ訪問、といった画期的な出来事を生んだ。

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コシオとビダル(中央のふたり)

Carlos Fernández de Cossío nuevo director general para Estados Unidos en el MINREX
http://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/154921-carlos-fernandez-de-cossio-nuevo-director-general-para-estados-unidos-en-el-minrex
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リバン・モイネロ 日本渡航前インタビュー 日本でもキューバを背負っている

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ピナールの左腕リバン・モイネロ22歳、2月には次期日本リーグに向けて、ソフトバンクのトレーニングに参加する

Granma、2018年2月12日、Ronald Suárez Rivas記者

リバン・モイネロは野球を始めたときわずか8歳で、チームでは一番小さい選手だった。しかしコーチはモイネロの母に、この子はいつかすぐれた野球選手になるだろうと断言した。彼は間違っていなかった。

モイネロは年少カテゴリーにいるあいだは一度もリーグ優勝の味を知らなかった。しかしピナール・デル・リオの成人チームで第53期に加入してから、そのキャリアはタイトルで埋まり始めた。

まず同期にキューバリーグの王者とカリビアン・シリーズ王者になり、数ヶ月前にはアルフレド・デスパイネとともに、福岡ソフトバンク・ホークスで日本プロリーグの王者に輝いた。

当初はマイナーリーグでプレーする契約だったが、二週間のチェック後にホークスは一軍に昇格させることを決めた、とモイネロは語る。

「日本に行き、一週間トレーニングし、数試合投げたら12三振で無失点だった。それで一軍に上がれることになった。」、とモイネロは回想する。

レギュラーシーズンではすべて救援投手として34試合に登板したモイネロは、4勝をあげ、35回2/3を投げ36奪三振、失点はわずか10点だった。横浜DeNAベイスターズとのプレーオフでは、チームの2勝に貢献した。

「はじめは日本人捕手のリードにしたがっていた。イニングが始まる前、通訳の助けを借りて、各打者に投げるべきものについて捕手と確認していた。私が決めるようになってから、しかし私がまだ知らない打者のときは、捕手の指示に従っている」、とモイネロは説明した。彼は、すぐれた投手が豊富な野球リーグに参加するため、さまざまな調整を必要としてきた。

「球種は私が習得している4種類で十分だと言われた。しかし2つのスピードで投げることを学ばねばならなかった。より速くと、よりゆっくりと。それ以前はつねに同じ速さで投げていた。私は直球、カーブ、スライダー、チェンジアップを投げているが、異なる速さで投げれば、さらにバリエーションが広がる。」

- 日本リーグでの投球は何に基づいていますか。パワーか、変化球か。

捕手陣からは、いちばん重要なのは投球をうまく配置することだといわれる。それは正しい、なぜなら時おりあまり強く投げなくても抑えられているときがある。私はつねに制球はよかったが、日本野球でよい結果を得るには、さらに改善しなければならないと気づいた。それでブルペンでたくさん練習した。狙ったところに球が行くように。

- スピードは?

以前は最高92マイル程度投げていた。向こうでは95マイルを記録するまでいった。それだけではなく、ほとんどすべての登板で90マイル以上を維持するようになった。これはトレーニングの成果であり、練習と休養の兼
ね合い、さらには私の体重が少し増えたことも関係していると思う。以前68kgだったが75kgまで増えた。

- もっとも効果的であるために投げなければならないゾーンはどこですか。

それは打席にいる打者による。キューバではよく「低めに投げろ」といわれるけど、低目のミートに強い打者がいるから、そのへんに投げると本塁打を打たれる。それでいろいろよく研究しなければならない。

- 国際大会でキューバ投手陣はストライク・ゾーンに苦しむようですが・・・

はじめ私もそれで少し苦しんだ。向こうはとてもゾーンが狭いんだ。角に直球を投げたときコールされず、フルカウントまでよくいっていた。それでコーチ陣からこう言われたんだ。中間に投げろ、心配するな、グランウンドには球を拾う選手が9人いるんだからと。

- いつか先発として試してみたいという気はありますか。

日本では、私の投球がよくて左投手だったので、先発投手への転向も視野に入れていたと言われた。唯一私に足りなかったのはトレーニングだった。なので今年は試合によっては先発できるかもしれない。

- 日本に行く前のモイネロと、日本から帰ってきたモイネロとでは、なにが違っていますか。

自信を得たし、打者の技術を少し多く知ることができた。

- キューバ・リーグ、カリビアン・シリーズ、そして日本リーグを制したあなたは、いま何を夢見ますか。

五輪だ。とても感動的だと聞いている。出場して王者になりたい。

- 世界でもっともきびしい野球リーグでの二年目のシーズンへの扉を開いた今、ピナール・デル・リオやキューバ代表チームでプレーするモチベーションはありますか。

わが県のために投げ、キューバ代表として国のために投げることは、私にモチベーションを与え続け、私を満たし続けている。私はつねにピナール・デル・リオとわが国のためにプレーしよう。もうすぐしたら日本に戻るが、向こうでも私はキューバを背負っている。

Liván Moinelo: Siempre estaré dispuesto a jugar por Pinar del Río y por mi país
http://www.granma.cu/deportes/2018-02-12/livan-moinelo-siempre-estare-dispuesto-a-jugar-por-pinar-del-rio-y-por-mi-pais-12-02-2018-00-02-01
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2018年02月10日

ギジェルモ・ガルシア・フリアス革命司令官 90歳に キューバ革命の生き証人

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ギジェルモ・ガルシア・フリアス「革命はとても複雑であり、われわれの革命は唯一、国民から生まれた」

Radio Rebelde、2018年2月10日、Angélica Paredes López記者

ギジェルモ・ガルシア・フリアスは、グランマ号遠征隊の上陸がおこなわれたとき、すでに28歳の若者だった。

あの叙事詩の主人公たちは次のように語る。革命家たちにとってもっとも困難であったそのとき、彼はそこにいた。農民たちのネットワークを利用して、遠征隊員たちを助け、シエラ・マエストラに案内するという不変で危険なミッションを、セリア・サンチェスと合意していたのだ。

フィデル・カストロ最高司令官をはじめとする遠征隊員たちを直接シンコ・パルマスまで連れていったあと、ギジェルモはフィデルの指示により、彼らが隠していた武器を取り戻すために上陸地域まで戻った。

バティスタ政権の恒常的な嫌がらせの最中に、叛乱の種を守ったことは、この謙虚な農民、叛乱軍に加入した最初の農民であるギジェルモの、見識であり聡明さであると多くのひとが認めるところである。

 以下のリンクからラジオ音声が聞けます。
 http://www.ivoox.com/audio_rf_23671143_1.html


ギジェルモ・ガルシア・フリアスはゲリラ活動におけるすぐれた戦闘員であり、フアン・アルメイダ・ボスケ司令官の指揮のもと、オリエンテ第三連隊の副司令官にまで上り詰めた。

ギジェルモ・ガルシア・フリアスは、オリエンテ県(当時)ピロン市の、シエラ・マエストラの入り組んだ地点にあるエル・プラタノで、つましい家庭に生まれた。

ギジェルモはゲリラ闘争に加わった一人目の農民というだけにとどまらず、叛乱軍の司令官になった。革命勝利後は政治、行政、軍事の重要な責務を担った。

ギジェルモは、その努力と献身によって、わが国の歴史の卓越した主役になるという革命的軌跡を歩んだ。

彼の胸には、その輝かしい功績に授与された最高勲章、キューバ共和国英雄勲章が輝いている。

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ギジェルモ・ガルシア・フリアス「われわれには世界のどれとも違う若者たちがいる。日和見主義者はつねに存在し、出現してくるが、賢い若者たちがつねに出てきており、彼らはわれわれの代理になりうる。私は彼らに全信頼を寄せている。なぜなら彼らはこの革命の将来において永遠にわれわれを尊ぶであろうからだ。」

革命司令官ギジェルモ・ガルシア・フリアスはきょう(2月10日)、90歳の誕生日を迎える。1928年2月10日に生まれた彼は、そのときからその個性を形成しはじめ、その謙虚さと聡明さによって英雄として認められるまでに至った。

この90歳の誕生日を記念して、キューバは彼のフィデル・カストロ司令官に対する永遠なる全的忠誠にとりわけ感謝する。

革命指導者フィデル・カストロの死去後にギジェルモ・ガルシア・フリアス革命司令官が語ったインタビュー動画をご紹介する。


フィデルの思想はキューバ国民と結びついている(2016年11月)

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シエラ・マエストラにて、左からギジェルモ・ガルシア・フリアス、エルネスト・チェ・ゲバラ、ウニベルソ・サンチェス、ラウル・カストロ、フィデル・カストロ、クレセンシオ・ペレス、シロ・レドンド、フアン・アルメイダ

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ギジェルモ・ガルシア・フリアス、さとうきび刈りの奉仕作業

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ギジェルモ・ガルシア・フリアス

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ギジェルモ・ガルシア・フリアス、1977年7月26日、モンカダ記念式典にて、フィデルとともに

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ギジェルモ・ガルシア・フリアス、ラ・プラタでの農業改革20周年記念式典にて

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ギジェルモ・ガルシア・フリアス、シエラ・マエストラ新聞社視察

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ギジェルモ・ガルシア・フリアス、シエラ・マエストラ新聞社視察

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ギジェルモ・ガルシア・フリアス、フィデルとともに

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ギジェルモ・ガルシア・フリアス、2009年5月1日のメーデー行進、革命広場にて、ラウル・カストロやフアン・アルメイダ・ボスケとともに


テレビ番組「メサ・レドンド」出演(2016年1月)


最新インタビュー(2018年2月10日)

Guillermo García Frías: un protagonista de la historia de Cuba
http://www.radiorebelde.cu/noticia/guillermo-garcia-frias-protagonista-historia-cuba-20180210/
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フレデリク・セペダ カリビアン・シリーズ総括インタビュー

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フレデリク・セペダ、キューバ野球で最もすぐれた選手のひとり

Granma、2018年2月10日、Aliet Arzola Lima記者

今世紀のキューバ野球の歴史は、フレデリク・セペダ・クルースを栄誉ある座に抱えている。記憶に残るもっとも絶対的な打者のひとりであるセペダは、もっとも厳しい場面で最高のパフォーマンスを発揮できることを、毎年示してきている。それはまさに今回のハリスコでのカリビアン・シリーズで為した通りである。

「短期のトーナメントでは、始動の悪さに影響を受けずすぐに回復できるように、精神面でのしっかりした準備が必要になる。大会では打席ごとに時間をかけずに調整をしなければならない。」、とセペダは本紙に説明した。3位に終わったグアダラハラでのカリビアン・シリーズからグランマチームのメンバーたちとキューバに戻ってわずか数分後のことだった。

カルロス・マルティ率いるチームは、昨年に引き続き準決勝で敗れた。この試合ではチームのあらゆる面が崩れ、数名の選手だけが期待に見合った働きをした。そのうちのひとりがセペダだった。その打席のほぼ半分
で出塁を果たし(出塁率.474)、打率(.400)、長打(4本)、長打率(.867)、打点(4打点)はすべてチームトップだった(打点はラウル・ゴンサーレス、ユリスベル・グラシアルと同数)。

このような個人的成功にもかかわず、サンクティ・スピリトゥスのスイッチヒッターはそれほど満足していない。「いいイベントだったが、目指していた目標は達成しなかったし、敗退して帰国するのは心苦しい。キューバ国民は野球の代表チームにとても要求が高いし、つねに第一位を求める。われわれはここ数年直面している低迷から復活し、堂々と前進しなければならない。人生は続くのだ。」

カリビアン・シリーズのような舞台でトップに立つことは夢物語ではない、とセペダも考えている。「しっかり調整されたライバルチームと対戦する。米大リーグでの経験者もいれば、有望な若手選手もいる。しかし一般的な意味では、それらのエリートに対してわれわれはしっかり、リラックスし、鋭い打撃をし、うまく守った。われわれはこのような野球を毎日プレーする必要がある。そうすれば、レベルが上がり、選手たちの競争力も高まるだろう。」

「今回われわれに競争力がなかったという意味ではない。すべてのチームの活躍は評価と賞賛に値するものだと思う。しかし、うまくやらねばという思いから生じるプレッシャーに打ち勝つためにさらに多くの武器を持ってこれらの大会に臨むためには、選手をもっと成長させなければならないという点でわれわれは一致している。」、とセペダは主張した。

最後にセペダは、キューバ野球の質の向上はあらゆる段階での真剣な取り組みを必要とする、と言った。「われわれが改善を望むのであれば、私のささやかな見解によると、キューバ野球リーグ(セリエ・ナシオナル)を強化し、すぐれた試合を提供しなければならないが、それには各県の土台で同じエネルギーを持って、将来にキューバ野球の威信を支えるという課題に挑戦する新しい世代の野球選手たち、もっとも若い選手たちに焦点を当てる必要がある。」

Frederich Cepeda: Necesitamos jugar esta pelota todos los días
http://www.granma.cu/serie-del-caribe-2018/2018-02-10/frederich-cepeda-necesitamos-jugar-esta-pelota-todos-los-dias-10-02-2018-01-02-32
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2018年02月09日

ロエル・サントス キューバ・チームから唯一のベストナイン カリビアン・シリーズ

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ロエル・サントス

Radio Rebelede、2018年2月9日、 Luis Izquierdo Valdés記者

野球の第60回カリビアン・シリーズのベスト・ナインに、ロエル・サントス中堅手がキューバ・チームから唯一選ばれた。グアダラハラで開催されたこの大会はクリオージョス・デ・カグアスが二連覇を果たした。

一方、王者チームのアンソニー・ガルシアが大会MVPと最優秀右翼手に輝いた。

その他のベスト・ナインには、ベネズエラ代表ロス・カリベス・デ・アンソアーテギからウィリアムズ・アストゥディージョ捕手とバルビーノ・フエンマヨール一塁手、クリオージョス・デ・カグアスからアービング・ファルー二塁手とダビ・ビダル三塁手、ドミニカ共和国代表ラス・アギラス・シバエニャスからアビアタル・アベリーノ遊撃手が選ばれた。

外野手はロエル・サントスとアンソニー・ガルシアとともにドミニカ共和国のジュニオル・レイク左翼手が選ばれた。

最優秀先発投手にはドミニカ共和国代表ラス・アギラス・シバエニャスの米国人選手ブライアン・エバンス、最優秀救援投手にはメキシコ代表ロス・トマテーロス・デ・クリアカンのイシドロ・マルケスが選ばれた。


初戦ベネズエラ戦での盗塁

Solo un cubano en el equipo ideal de la Serie del Caribe de Béisbol
http://www.radiorebelde.cu/noticia/solo-cubano-equipo-ideal-serie-caribe-beisbol-20180209/
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2018年02月08日

キューバ代表 決勝進出ならず ドミニカ共和国に敗れる カリビアン・シリーズ準決勝

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フレデリク・セペダ、本塁打を放つ

2018-02-08 06:36:41 / web@radiorebelde.icrt.cu / Guillermo Rodríguez Hidalgo Gato

ロス・チャーロス・デ・ハリスコ球場で開催されている野球のカリビアン・シリーズの準決勝で、ドミニカ共和国代表のラス・アギラス・シバエニャスがキューバのグランマ・チームに7対4で勝利した。

ラス・アギラスは初回に無死満塁としたが、キューバの先発ラサロ・ブランコは、そのあとの4番・5番・6番打者を三者連続三振に切ってとった。

その初回の裏、キューバも得点機を迎えたが、ドミニカの先発ユニエスキ・マヤは3番打者ユリスベル・グラシアルを三振、アルフレド・デスパイネを併殺打に抑えた。

一次ラウンド1位通過のキューバは2回に、3安打、1二塁打、1三塁打、1四球で3点をあげ、相手先発マヤをKOした。近年の国際大会におけるもっともすぐれたキューバ人選手であるフレデリク・セペダは、一塁走者にギジェルモ・アビレースを置いて、外野右翼に三塁打を放ち先制点をあげ、自身も相手外野右翼手の三塁への送球失策で本塁に還った。三点目はラウル・ゴンサレスがあげた。

マヤは1回1/3を投げ、3失点、1四球、1三振だった。

ラサロ・ブランコはその後順調だったが、6回に2死三塁で6番打者ロニー・ロドリゲスに本塁打を打たれ降板した。ブランコは106球のうち61球がストライクで、最高92マイルのスピードを記録。5回2/3回を投げ、2失点、5安打、5三振、2四球だった。

救援のミゲル・ラエラは1死をとっただけで、9番打者のジェフリ・ペレスに中堅への安打を打たれ、アビアタル・アベリノには四球を与えた。ラエラに代わり早い段階で登板したライデル・マルティネスは、グスタボ・ヌニェスの犠打の処理で一塁に悪送球する痛いミスを犯した。マルティ監督は3番打者のジュニア・レイクを敬遠し、4番のエドウィン・エスピナルと勝負する指示を出したが、エスピナルはその作戦を打ち破り、中堅へ長打を放ち、2点をあげた。

ドミニカ共和国チームは8回にもさらに2点を追加し、勝利とトーナメント決勝戦進出を確実にした。

フレデリク・セペダは8回に左翼へ本塁打を放ち、3点差とした。セペダはこの試合3打数3安打でチーム最高の成績をあげた。

勝ち投手はラモン・ラミレス、負け投手はミゲル・ラエラ、セーブはジョシュ・ジュディ。

ドミニカ共和国はこれまで同大会最多の19回優勝を誇り、現チームのアギラスにとっては今回5回目の制覇を目指す。もっとも最近の優勝は2007年のプエルト・リコ、カロリーナ大会である。

決勝相手のクリオージョス・デ・カグアスは二連覇を目指す。同大会二連覇は、1998年のアギラス以降達成されていない。


セペダ、2回の三塁打


セペダ、8回の本塁打


試合フル動画(キューバTV)

Serie del Caribe: Alazanes se pierden la final caribeña
http://www.radiorebelde.cu/noticia/dominicana-derrota-cuba-semifinal-serie-caribe-2018-20180208/
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2018年02月05日

チェ・ゲバラのボリビア日記 最新増補版 ボリビアからキューバに贈呈

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Radio Rebelde、2018年2月5日、PL

ボリビアの図書館二百周年プロジェクト(PBB)によるチェのボリビア日記のより完全な版がきょう(2月5日)、ハバナ市内のマルティアーノス研究センター(CEM)でキューバ側に贈呈された。

この書物は、ボリビア政府の事業である同プロジェクトによる最新版のひとつであり、その容量は過去に前例がなく、同国の過去と現在への理解を基本的な目的としている。

この書物には、日記のページのより鮮明な画像、チェが作成した通信文5点(過去に発表されたのは1967年5月1日にコチャバンバの日刊紙プレンサ・リブレ紙上の1点のみ)、地図、いくつかのノートのカバー、ゲリラ構成員たちの伝記概要、などが含まれている。

駐キューバのボリビア大使フアン・ラモン・キンタナは、今回の贈呈について、キューバ国民とボリビア国民にとって、チェが表現したすべてのことに深い意味があった、と述べた。

われわれのなかには、チェのような人道主義者かつ国際主義者の精神が宿っており、それは国民の利益となる社会的プログラムにおける経済開放プロセスや、健康・教育分野における達成と、密接に関連している、と大使は強調した。

また大使は、エボ・モラレス政権によるここまでの12年間の歴史が、他国による支配や先住民の疎外、ホワイトハウスの書斎で書かれたマニフェストが示す運命を克服した国家的勝利といえるならば、その勝利は、他の成果とあわせて、エルネスト・ゲバラ司令官に負っている、と語った。

大使はまた、日記のさまざまなファクシミリや、チェが記したいくつかのノートも、キューバ側に贈呈した。

キューバ人歴史家で研究者のフロイラン・ゴンサレスは、国家英雄ホセ・マルティの生誕165周年を祝うさなかにおけるこの贈呈に感謝を示した。

エンリケ・ホセ・バローナ教育科学大学および教育科学中央学院の倫理学博士でもあるゴンサレスは、キューバでの1968年のチェのボリビア日記の出版は、米国中央情報局(CIA)にとって激しい打撃となった、と回想した。

CIAは筆跡学者のグループを事前に用意していた。というのはチェの筆跡を真似て、事実と異なる情報をその文章に混ぜようと企んでいたからだ。

「日記」は単に読むための本ではなく、そのゲリラ活動に対するボリビア国民の本当の支持を知り、研究し、解釈するためのものである、とゴンサレスは話した。CEMセンター長のアナ・サンチェス・コジャソと、チェの人生と業績に関するキューバ人専門家のひとり歴史家のアディス・クプールが、キンタナ大使とゴンサレスに同伴した。

ハバナ国際ブックフェア2018で15点以上の書籍を発表するボリビアの図書館二百周年プロジェクト(副大統領直属)は、ボリビアについて又はボリビアの思想の収集と、ボリビアの現在と将来にわたる世代の読書促進を目指している。

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En Cuba, edición más completa del Diario del Che en Bolivia
http://www.radiorebelde.cu/noticia/en-cuba-edicion-mas-completa-diario-che-bolivia-20180205/
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2018年02月04日

フレデリク・セペダ カリビアン・シリーズ第二戦 試合後記者会見

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フレデリク・セペダ(左)、カルロス・マルティ監督(中央)、アライン・サンチェス(右)

Cubadebate、2018年2月4日

カリビアン・シリーズの各試合後に恒例となっている記者会見には、トマテーロス・デ・クリアカン戦の勝利の立役者となったアライン・サンチェスとフレデリク・セペダの2選手と、しっかりした手綱さばきを見せ続けているカルロス・マルティ監督が参加した。

まずはじめにマルティ監督が試合の総評を「身体的な不調を忘れたかのようだった」と簡潔に話した。「試合の結果にとても満足している。わがチームは試合のあいだほぼずっと劣勢だったが、試合を決める決定的場面で得点の仕方を知っていた。相手チームは地元のチームで、そのプレーオフから好調さを維持してきたチームとの試合だったので、われわれも気分がいい」。

抑えのライデル・マルティネスを9回のあたまから起用しなかった点について、マルティ監督は、そのときの判断を詳細に説明した。

「アライン・サンチェスがほぼ完璧に投げていたことを考慮して、そのままにした。さらに正直に言えば、一人目の打者が一塁方面にゴロを打った時点でも、抑えが必要だとは思わなかった。逆にアラインが抑えていたから」

「問題が起きたのは、そのロベルソンの打球が外野右翼まで転がったときだ。守備の失策で、わが一塁手が中継の役割をうまくこなせなかった。本来はそれがその回の最初のアウトになるべきだった。もしかしたら私が間違っていたのかもしれないが、アラインは完璧に抑えられるとわれわれは考えていた」、と監督は自信を持って答えた。

アルフレド・デスパイネの状態について監督は、メキシコ戦のベンチでは痛めた足に包帯を巻いていたと説明した。「しかし彼は私に、もし必要ならたとえ指名打者や代打であろうと出場できると言った。いまわれわれには二日間の休養があるのでこの間に、月曜日までに間に合うか改善しているか様子を見ることにしている」。

次に、地元メキシコチームを相手に5回を投げ、わずか4安打1失点に抑えた右腕アライン・サンチェスが記者たちと応答した。

「確かに私はキューバのプレーオフでMVPになったが、ここでの目標は個人的なものはなにもなく、ただグランマの、キューバの勝利だけだ。きょうの投球は、ラス・トゥナスとの決勝戦で自分に課したのと同じ種類のものだ。しっかりした制球と、直球と変化球の組み合わせだ。それが自分に勝利をもたらした。」

最後にセペダが応答した。2015年の同大会MVPであり、これまでキューバ代表としてレベルの高いトーナメントに20大会以上出場しているセペダは、今大会でもっともメディアの注目を集める選手のひとりである。彼は次の3つの直球の質問に答えた。「ピナール・デル・リオで王者となったときのチームと比べて今回のグランマチームについてどう思うか」、「しばらく前からデスパイネの定位置だった4番打者への自身の昇格をどう評価するか」、「決勝でキューバと王座を争うもっとも可能性の高いチームはどこか」。

「チームや時代を比較するのは好きじゃない。それぞれの特色はつねに異なるからだ。2015年は偉大なチームで王者になったが、今回のチームもとてもすぐれており、王者になるすべての条件をそろえている。われわれはすばらしいトレーニングをおこなってきたからだ。」

「私は長年、地元のサンクティ・スピリトゥスでも代表チームでも、なんども4番打者を務めてきた。今回また4番打者になると知ったとき、私は心配はしなかった。ラインナップで占める打順には関係なく、つねに私はやるべきことをなし、自分のベストを発揮するために出場しているからだ。」

「カリビアン・シリーズはいま始まったところだ。この2勝でわれわれの目の前のドアは広がった。われわれにとってひじょうに重要な勝利だ。われわれは皆とてもよい状態にあり、準決勝に進むという第一目標は達成したと私は思う。あとは金メダル争いに加わるという目標が残っている」

「この大会は1試合1試合が勝負だ。というのはひじょうに短期のシリーズなので、それぞれの試合ひとつひとつがとても重要になるからだ。ドミニカ共和国戦とプエルト・リコ戦のひじょうに厳しい2試合が近づいているので、グラウンドで戦うことをあきらめてはならないと私は考えている」

「これまでのキャリアで出場したトーナメントはすべて厳しいものだった。ゆえに私は、すべての選手に最大の敬意を払い、真剣に立ち向かっていく。」、とセペダは締めくくった。


記者会見動画

Ante la prensa: Dos héroes y un director
http://www.cubadebate.cu/noticias/2018/02/04/ante-la-prensa-dos-heroes-y-un-director/
posted by vivacuba at 03:06| Comment(0) | TrackBack(0) | beisbol

キューバ代表2連勝で準決勝進出決定 メキシコに逆転勝ち カリビアン・シリーズ第二戦

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キューバ、2連勝を飾る

Radio Rebelde、2018年2月4日、PL

野球カリビアン・シリーズ2018ハリスコ大会に出場しているキューバ代表のグランマ・チームはきょう(2月3日)、メキシコ代表のトマテーロス・デ・クリアカンに5対4で勝利し、準決勝進出を決めた。

キューバ・チームでは、ラウル・ゴンサーレス(単打と本塁打、2打点)と、9回裏のスリリングな場面を抑えたリリーフのライデル・マルティネスが顕著な活躍を見せた。

地元チームは初回から集中力をみせ、ジョーイ・メネセスのタイムリーでジャスティン・グリーンがホームに還るなど、キューバの先発ヨアンニ・ジェラから3連打で1点を先制し、試合の主導権を握った。

キューバ・チームはその初回の裏、一番打者のロエル・サントスが外野中堅深くに大きな当たりを放ったが、クリアカンの中堅手リコ・ノエルがファイン・プレーを見せ、投手を援護、同点になるのを防いだ。

メキシコは2回にも攻撃し満塁としたが、ジェラが三番打者のセバスティアン・エリサルデ(パシフィック・リーグの首位打者)を無難な二塁ゴロに封じ、無得点に抑えた。

キューバは2回裏に無死一・二塁としたが、左腕ダニエル・ロドリゲスが続く3人の打者を抑えた(うち1三振)。

すぐ次の3回にキューバは得点した。ラウス・ゴンサーレスとサントスの単打が続き、ヨルダン・マンドゥレイのバントで両走者が進塁したあと、ユリスベル・グラシアルが犠飛を放った。

ここでトマテーロスのベンジャミン・ヒル監督は投手交代を告げた。次の打者フレデリク・セペダに対してヘスス・カスティージョをリリーフに起用したのだったが、これは結果的に非常に議論の余地ある決定となった。

セペダは外野左翼付近に二塁打となるライナーを放ち、勝ち越しとなる打点をあげた。キューバはこの3回、2対1とした。

1万6千人を超える観客の声援を受けるメキシコは、4回にすぐ反撃に転じ、試合の主導権を取り戻した。4安打で3点を奪い、キューバの先発投手を降板させ、4対2とリードした。

キューバは7回裏にラウル・ゴンサーレスが、メキシコ3人目のリリーフのアルドー・モンテスから、外野左翼深くにソロ本塁打を放ち、1点を返した。

この回キューバはさらに、セペダの中堅への犠飛で、4対4と同点に追いついた。

4対4の同点。すべては残り2回で決することになった。試合の結末はしびれる内容だった。

8回裏にキューバはカルロス・ベニテスとユレクシス・ラ・ローサが二連打し、走者が三塁まで進んだところで、打席にはラウル・ゴンサーレスを迎えた。

ここまでの三打席で単打と本塁打を放っているゴンサーレスは、右翼に犠飛をあげ、代走のヨエルキス・セスペデスを本塁に還し、キューバチーム5点目となる得点をあげた。キューバは勝利まで残り3アウトを奪うのみとなった。

9回、メキシコの先頭打者クリス・ロバートソンが二塁打を放ったところで、キューバのカルロス・マルティ監督はすぐに抑えのライデル・マルティネスをマウンドに送った。マルティネスは続く3人の打者を1三振を含む三者凡退に切ってとった。

勝ち投手は右腕アライン・サンチェスで、5回を投げ1失点のみだった。マルティネスに2試合連続のセーブがついた。

この勝利でキューバは2戦無敗とし、3年連続の準決勝進出を決めた。

一方メキシコは2連敗(未勝利)となり、現在最下位。

この数時間前、ベネズエラはドミニカ共和国に15対4と大勝し、初勝利をあげた。

日曜日(2月4日)はプエルト・リコ対ドミニカ共和国、ベネズエラ対メキシコの試合がおこなわれる。

---

パンアメリカーノ球場、メキシコ、グアダラハラ

        123 456 789  C H E

メキシコ (0勝2敗) 100 300 000  4 11 1

キューバ (2勝0敗) 002 000 21x  5 9 0

勝ち投手: アライン・サンチェス

負け投手: カセイ・コールマン

セーブ: ライデル・マルティネス

本塁打: ラウル・ゴンサーレス

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キューバのスターティング・オーダー

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フレデリク・セペダ、7回の同点打を含む2打点

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アライン・サンチェス、見事な中継ぎで勝利投手に


試合フル動画

Cuba supera a México y clasifica a los cruces en Serie del Caribe
http://www.radiohc.cu/noticias/deportes/154298-cuba-supera-a-mexico-y-clasifica-a-los-cruces-en-serie-del-caribe
posted by vivacuba at 02:15| Comment(0) | TrackBack(0) | beisbol
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