2018年02月03日
都市歴史家エウセビオ・レアルの業績を顕彰 キューバの国際ブックフェア
エウセビオ・レアル
Radio Rebelde、2018年2月3日、Mirtha E. Guerra Moré記者
ハバナでの第27回国際ブックフェアでおこなわれたシンポジウムにおいて、著名なキューバ史家たちは、エウセビオ・レアルの業績の価値を強調した。
サン・カルロス・デ・ラ・カバーニャ要塞でのシンポジウムは、エウセビオ・レアルの独自の学問構築を賞賛した。アナ・カイロ女史は発言のなかで、ハバナ市史家レアルはヒューマニズムのお手本である、と表現した。
エミリオ・ロイグ・デ・レウチセンリングの教えへの忠実さ、弁舌の能力、そしてハバナ旧市街の豊かさの復旧への情熱。これらはハバナ史家レアルの業績に際立った側面の一部である。研究者アラセリ・ガルシア・カランサにとって、エウセビオ・レアルの美徳のひとつは、地域社会との密接さである。
50年間にわたるハバナ歴史事務所を率いての献身、ハバナ大学の遺産保護、ラジオ・ハバナ放送局の開設、ルータスやアンダーレスといったコミュニティ・プロジェクトの促進。これらはキューバ人知識人でもあるレアルの仕事のなかに認められる業績の一部である。エウセビオ・レアルは発言のなかで、キューバ革命はつねに追うべき自身のお手本だった、と述べた。
シンポジウムの様子。レアルは右から二人目。
エウセビオ・レアル(右)
エウセビオ・レアル
シンポジウム動画
Eusebio Leal es un ejemplo de humanismo
http://www.radiorebelde.cu/noticia/el-historiador-ciudad-es-ejemplo-humanismo-fotos-20180203/
ボリビアへのキューバ医療派遣団創設から12年
Radio Habana Cuba、2018年2月3日、Nuria Barbosa León記者
あらゆる人間の固有の権利としての生命と健康の保障を使命とするボリビアでのキューバ医療派遣団が組織されてから12年を迎えた。
団長のヨアンドラ・ムーロは、「2006年2月2日にボリビアへ第一陣の協力隊員が到着した。彼らはヘンリー・リーブ災害救助隊の一員だった」、と述べた。
この12年のあいだに、キューバ医療チームはボリビア国内で6700万人以上に診察をおこない、22万件を超える外科手術を実施した。
「オペレーション・ミラグロ」(奇跡作戦=視力回復手術のキャンペーン)については、60万件以上の眼科手術をおこない、そのうち5万9千件は白内障の治療だった。
一方、パンアメリカン保健機構(OPS)のカリーサ・エティエネ理事長は、「私の健康」プログラムに関わるボリビア人医師たちの仕事を評価した。彼らは国内各地域で一次医療をおこなっている。
エティエネ理事長は、全国各セクターの責任者たちとの会合において、各共同体地域、とくに先住民地域や僻地におけるボリビアの医師たちの仕事を賞賛した。
理事長は自身の体験として、ボリビアのアマゾン地域を訪れ、住民たちの生活レベルを改善するための「私の健康」の活動の努力を目撃したことを語った。
これらの医師たちは、各家庭全体の人生を変えうるサービスを提供するための医薬品や医療器具を抱えて長距離を歩く、と理事長は話した。
「私の健康」プログラムは2013年6月にはじまり、これまで2714人の医師が診療のために各家庭を訪問している。ボリビアの保健省のプレス・リリースが伝えている。
プレス・リリースによると、現在、このプロジェクトの担当医師は、ティプニス(先住民居住区)の密林やポトシー北部の乾燥地帯といった僻地を含む全国308都市にいる。
Cumple doce años de creada brigada médica cubana en Bolivia
http://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/154259-cumple-doce-anos-de-creada-brigada-medica-cubana-en-bolivia
ボリビアのエボ・モラレス大統領、56年間におよぶ米国のキューバ経済封鎖を非難
Radio Habana Cuba、2018年2月3日、Pedro Manuel Otero記者
ボリビアのエボ・モラレス大統領はきょう(2月3日)、56年間におよぶ米国によるキューバに対する経済金融商業封鎖について批判した。
1962年のきょう、米国のJ・F・ケネディ大統領はキューバに対する犯罪的経済封鎖を宣言した、とモラレス大統領はツイッターに書き込んだ。
別の書き込みでは、キューバ国民に対するその政策を「犯罪」と形容した。
「この政策により米国はキューバ革命をつぶそうとした。しかし50年以上が過ぎ、それはまったく達成しなかった。今後も決して達成することはない。」、と大統領はツイッターに記した。
キューバ政府はこれまでくりかえし「封鎖はキューバ国民の人権に対する大量で凶暴かつ体系的な侵害である」と非難している。
また、およそ60年間に及ぶ被害の総額は、国際市場における金の価値に対するドルの下落を考慮すると、8222億8000万ドルと見積もっている。
現行価値でいうと、封鎖は1兆3017億8600万ドル相当の被害を生じている。
キューバは国際連合総会において1991年以来、この政策を非難する議題を提案しており、国際社会の大多数の賛成投票を得ている。
Presidente Evo Morales 56 años de bloqueo económico contra Cuba
http://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/154250-presidente-evo-morales-56-anos-de-bloqueo-economico-contra-cuba
アルフレド・デスパイネが負傷再発 カリビアン・シリーズ第二戦は欠場へ
アルフレド・デスパイネ
Radio Habana Cuba、2018年2月3日、Raúl Rodríguez記者
キューバ代表グランマ・チームの4番打者アルフレド・デスパイネは、金曜日(2月2日)のベネズエラ代表ロス・カリベス・デ・アンソアーテギとの試合中に、今季キューバ野球リーグ決勝戦で傷めた筋肉の張りが再発し、ベンチにさがった。
キューバのチーム・ドクター、フランシスコ・モンテシーノスが説明したところによると、この種の負傷が治るには一般的には2〜3週間かかるが、日本プロリーグで今季本塁打王と打点王に輝いたデスパイネは、強靭なアスリートであり、もっと早く回復するかもしれない。
医師の治療により、およそ4〜5日で出場可能となり、今月8日に予定されている決勝戦でチームを助けられるよう期待する。
このデスパイネの欠場により、金曜日にロス・カリベス・デ・アンソアーテギに6対4で初戦勝利をあげたキューバ代表チームは、スターティングオーダーの変更が必要となる。
キューバのカルロス・マルティ・サントス監督は、土曜日(2月3日)のメキシコ代表ロス・トマテーロス・デ・クリアカンとの試合にデスパイネがプレーできない場合は、フレデリク・セペダを左翼に起用し、アレクサンデル・アヤラは指名打者にする、と語った。
セペダは4番打者、アヤラは6番打者とし、その他の打者はみな初戦と同じ打順とする、と監督は述べた。
金曜日の試合でキューバはチーム全体で12安打を放ち、先発のラサロ・ブランコが勝ち投手となった。ブランコは6回を投げ、2失点のみだった。
負傷に関するデスパイネ・インタビュー(キューバTV)
Astro Despaigne se resiente lesión en Serie del Caribe
http://www.radiohc.cu/noticias/deportes/154249-astro-despaigne-se-resiente-lesion-en-serie-del-caribe