アフィリエイト広告を利用しています

2018年01月31日

キューバ労働者センター(CTC) 設立79周年を祝う サンティアゴ・デ・クーバ

ctc-acto79-santiago-2.JPG
CTC79周年式典での受賞者たち

Radio Habana Cuba、2018年1月31日、María Candela記者

キューバの労働者たちはこの水曜日(1月31日)、キューバ労働者センター(CTC)の設立79周年を祝い、経済・社会モデルの刷新における同組合の団結と役割の強化を期した。

サンティアゴ・デ・クーバ市のサンタ・イフィヘニア墓地でおこなわれた式典において、CTCのウリセス・ギラルテ事務総長は、2019年に開催予定の第21回総会に向けて、団結とコミットメントと勝利のために戦う労働組合運動の招集を呼びかけた。

式典では、フンダシオン・カグアージョの会長で彫刻家のアルベルト・レスカイにラサロ・ペーニャ一等褒章が授与された。また都市保存専門家のオマール・ロペスと県公衆衛生部長のギジェルモ・モラ博士にはヘスス・メネンデス・メダルが贈られた。

また市民防衛隊の組合員である6人の労働者に労働偉業メダルが授与され、建築派遣隊「モンカダの英雄たち」、復旧保全会社、ホスエ・パイス部隊司令部事業連合には労働功績旗が贈られた。

ウリセス・ギラルテ事務総長は記者会見において、1939年1月28日に国家英雄ホセ・マルティ追悼に際してキューバ労働者連合として出発したCTCのルーツを回想した。

式典には、キューバ共産党県第一書記のラサロ・エクスポシトや、県人民権力議会議長のベアトリス・ジョンソンも出席した。

ctc-acto79-santiago.JPG
CTC事務総長ウリセス・ギラルテの演説

ctc-acto79-santiago-3.JPG
式典出席の幹部たち。左からジョンソン県議会議長、エクスポシト県第一書記、ギラルテCTC事務総長


式典の様子(キューバTV)

Celebran aniversario 79 de la fundación de la Central de Trabajadores de Cuba
http://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/154015-celebran-aniversario-79-de-la-fundacion-de-la-central-de-trabajadores-de-cuba
posted by vivacuba at 21:32| Comment(0) | TrackBack(0) | cuba

2018年01月30日

カリビアン・シリーズのキューバ代表メンバー発表 グランマ16人+補強12人

serie-del-caribe-2018.jpg

Radio Rebelde、2018年1月30日、Rodolfo Durán Almeida記者

2月2日から8日までメキシコのグアダラハラで開催される第60回カリビアン・シリーズのキューバ代表チームのメンバーが今週火曜日(1月30日)発表された。今季キューバ野球リーグ王者グランマの16選手に補強選手12人が加わる。

キューバ野球連盟が発表した情報によると、ベテラン監督カルロス・マルティ率いるキューバ代表チームは、捕手2人、内野手10人、外野手5人、投手11人という構成である。

キューバ代表チームのメンバー一覧

番号    氏名    ポジション  チーム

捕手
1 Frank Camilo Morejón Reyes Receptor IND
2 Yulexis La Rosa Águila Receptor VCL

内野手
3 Guillermo J. Avilés Difurno J. de Cuadro GRA 
4 Rafael Ramón Viñales Álvarez J. de Cuadro LTU
5 Carlos Benítez Pérez J. de Cuadro GRA
6 Raúl González Isidoria J. de Cuadro CAV
7 Lázaro Cedeño González J. de Cuadro GRA
8 Yurisbel Gracial García J. de Cuadro MTZ
9 Alexander Ayala García J. de Cuadro CMG
10 Yulián Milán Santos J. de Cuadro GRA
11 Juan Carlos Torriente Núñez J. de Cuadro IND
12 Yordan Manduley Escalona J. de Cuadro HOL

外野手
13 Alfredo Despaigne Rodríguez Jardinero GRA
14 Roel Santos Martínez Jardinero GRA
15 Yoelkis Céspedes Maceo Jardinero GRA
16 Jorge Antonio Yhonson Dixon Jardinero LTU
17 Frederich Cepeda Cruz Jardinero SSP

投手
18 Lázaro Blanco Matos Lanzador GRA
19 Leandro Martínez Figueredo (Z) Lanzador GRA
20 Yanier González Rodríguez Lanzador GRA
21 Ulfrido García Andujar (Z) Lanzador SCU
22 Miguel Lahera Betancourt Lanzador ART
23 Alaín Sánchez Machado Lanzador VCL
24 Raidel Martínez Pérez Lanzador PRI
25 Yoannis Yera Montalvo Lanzador MTZ
26 Luís Ángel Gómez Gámez (Z) Lanzador HOL
27 Bladimir Baños Chacón Lanzador PRI
28 Yoalkis Cruz Rondón Lanzador LTU


キューバTVの報道

Alazanes con doce refuerzos a la Serie del Caribe de béisbol
http://www.radiorebelde.cu/noticia/alazanes-doce-refuerzos-serie-caribe-20180130/
posted by vivacuba at 15:38| Comment(0) | TrackBack(0) | beisbol

アラルコンとモイネロは欠場 カリビアン・シリーズ キューバ代表メンバー発表

serie-del-caribe-2018.jpg

Granma、2018年1月30日、Aliet Arzola Lima記者

キューバ野球連盟は今週火曜日(1月30日)の午前、メキシコのグラダラハラで開催されるカリビアン・シリーズでのキューバ代表となるグランマ・チーム(キューバ・リーグ二連覇)の代表メンバーを発表した。

チームの指揮をとるのは、昨年の第四回WBCに引き続き、ベテラン監督のカルロス・マルティである。

マルティはメキシコ・クリアカンでの前大会でもグランマ・チームを率いたが、準決勝でメキシコに接戦で敗れ、プエルト・リコ代表のクリオージョス・デ・カグアスに優勝をさらわれた。

今回マルティ監督率いるグランマ・チームはふたたび同大会に出場し、ドミニカ共和国、メキシコ、ベネズエラ、プエルト・リコの各王者と覇を競う。

2月2日に開幕するこの大会に向けて監督は代表メンバー28選手をそろえた。捕手2人、内野手10人、外野手5人、投手11人という内訳で、うち12人はグランマ王者チーム以外からの新規の補強選手である。

合計28選手のうち10人はグランマのもともとの選手であり、それに今季リーグでカルロス・マルティ監督が補強として起用した8選手のうちの6選手が加わる。

代表メンバーから外れた選手として、ふたりの選手があげられる。ヨスバニ・アラルコンとリバン・モイネロである。代表チーム・ドクターのフランシスコ・モンテシノスによると、アラルコンは先日の決勝戦第七戦で議論を呼んだ盗塁の場面で、二塁にすべりこんだ際に左手の中指を骨折したためである。

キューバ野球連盟が公式ページで発表したところによると、アラルコンは固定治療と理学療法に専念し、4週間は活動を休止することになる。一方、モイネロについては何もコメントがなされていないが、頂点の争いであるプレーオフがおこなわれていたこの1ヶ月を休養していたモイネロは準備が万全ではないと思われる。

キューバ代表はハリスコでの開幕戦でベネズエラ代表のカリベス・デ・アンソアーテギと対戦し、土曜日にはメキシコ代表のロス・トマテーロス・デ・クリアカンと対戦する。日曜日は休養、月曜日はドミニカ共和国王者(まだチームは決まっていない)と対戦し、一次ラウンド最終戦はロス・クリオージョス・デ・カグアスと戦う。

捕手: Frank Camilo Morejón y Yulexis La Rosa.

内野手: Guillermo Aviles, Rafael Viñales, Carlos Benítez, Raúl González, Lázaro Cedeño, Yurisbel Gracial, Alexander Ayala, Yulián Milán, Juan Carlos Torriente y Yordan Manduley.

外野手: Alfredo Despaigne, Roel Santos, Yoelkis Céspedes, Jorge Jhonson y Frederich Cepeda.

投手: Lázaro Blanco, Leandro Martínez, Yanier González, Ulfrido García, Miguel Lahera, Alain Sánchez, Raidel Martínez, Yoanni Yera, Luis Ángel Gómez, Vladimir Baños y Yoelkis Cruz.

Alazanes de Cuba a la Serie del Caribe
http://www.granma.cu/deportes/2018-01-30/alazanes-de-cuba-a-la-serie-del-caribe-30-01-2018-12-01-40
posted by vivacuba at 12:01| Comment(0) | TrackBack(0) | beisbol

2018年01月29日

立ち上がって戦え、ヨスバニ・アラルコン 

yosvani-alarcon-playoff-2.jpg
ヨスバニ・アラルコン

Demajagua、2018年1月29日、ACN(Roger Aguilera記者)

数多くのファンがラス・トゥナスのキューバ野球リーグ準優勝のお祝いを楽しむ一方で、ヨスバニ・アラルコン捕手は同市のヘネラル・モンカダ通りにある自宅でおとなしくしている。

キューバニュース通信社(ACN)とのインタビューはあまり長引かなかった。ラス・トゥナスの主将にとって、第57期キューバ野球リーグ決勝戦第七戦最終回のプレーは、議論の余地がないからだ。

「単純に私のミスだ。唯一責任を負うべきは私だ。私はライデル・マルティネスに時間を割かせていたが、4球目にそのタイミングが変わった。それで私は二塁に走った。驚いた。」、とアラルコンは告白した。

母親と妻、そして生まれて数ヶ月の息子に囲まれたラス・トゥナスの主将は、そのプレーですべりこんだ際に骨折した中指と、右手の一部に副木をつけている。

絶えず近所の人たちや友人たちが訪ねてくる。準優勝のお祝いと、アラルコンに自尊心を持たせるためだ。そしてそれはある程度達成されている。

いまアラルコンは「水に流す」ということについて話し、ラス・トゥナスとの準優勝を誇りに思い、来季に向けて前を見つめている。

ラス・トゥナスの人びとが望んでいるのはまさに、アラルコンがひるまずに、その打力とダイナミズムと自信によってチームの最高打者として存在し続け、1月28日の夜グランマが二連覇を達成したときのことを過去のものにすることである。

そしてラス・トゥナスのある著名なボクサーについて考えること。彼は1980年代にリング外に去ったあと、伝説的スポーツ記者エリオ・メネンデスの書いた記事に反応したのだった。その記事のタイトルは「立ち上がって戦え、ホセ・ゴメス」。

Levántate y pelea, Yosvani Alarcón
http://lademajagua.cu/levantate-y-pelea-yosvani-alarcon-video/
posted by vivacuba at 20:23| Comment(0) | TrackBack(0) | beisbol

テルマリー インタビュー 私の第一の愛は音楽 キューバの天才ラッパー

telmary.JPG
テルマリー

Radio Rebelde、2018年1月29日、Alejandro Rojas記者

テルマリーはラッパー、ジャズ詩人、スポークン・ワード・アーティスト、ことばの魔術師、などと呼ばれる。それらすべてが彼女を定義している。彼女の体験や言葉の力に惹かれて信奉する大衆とコミュニケーションをとること、それが彼女の人生における使命だ。

彼女が天職に出会うのはそれほど簡単ではなかった。「実際わたしはいつも母のようなジャーナリストになりたかった。でも人生にはいろいろあって、適正試験で受からずに、そのことが私のすべてを変えた」

「レーニン学校で学んでいたけど、物理学は成績がもっとも良かった科目のひとつだった。言語は常に私の得意科目だった」

- 音楽に出会う以前・・・レーニン学校がきみの学校で、そこで過ごしていた人たちが何かを残していった。きみにとってはそんな感じ?

そうもちろん。私は実際に多くのことを残した。第一に経験。私は11歳から中学校のあいだ奨学金を受けていて、それからIPVCEのような機関に向けて出発するのは、なにか他人の目ですべてを見るような形になった。つまり人生が変わった。誰も自分をコントロールしていない。学校は自分で決断するよう、学ぶよう、責任を持つよう要求する。でももしある時期を選べと言われたら、私はトランポリンがあった4階を選ぶ。空っぽのダイビング用タンクを選ぶ。あの上にいるとすべてから脱出して真に生きるようだった。

- そしてようやく、音楽を発見した・・・

17歳の誕生日を迎えてから私は家を出ることに決めた。そのころまだ若いときに、節約とは部屋代のために貯金することだということを学んだ。そしてそれが私の本当の天職を探しに出たときでもあった。私は複数の音楽プロジェクトに関わっていた。ほとんど知らず知らずのうちにパーティーの主催者になろうとしていた。エレクトリック・ムーブメントに入れ込み、DJのジョイバンとともにその世界に入っていった。私は、それらのパーティーで観客が望んだものの温度計のようなものだった。

はじめて「音楽」を作ったときのことは覚えている。それは無意識だった。友人があるパーティーでメガネを失くして、よく見えずにうろうろしてキャビンに近づいたとき、私はマイクをとって音楽のリズムで言い始めた。「メガネを返してください。メガネを返してください。」、するとまわりの人たちもコーラスし始めた。私は、これは本当のことなんです、と説明しなければならなかったけど、このとき人びととコミュニケーションする確かな力を持ったと気づいて、そのことに気分が良かった。

そのあと、DJのレステルがこのグループに入ってきた。彼はファンク、ソウル、ラップをクロスオーバーしていた。しばらくあとで私はプロジェクトを始めた。それが私の音楽における実際はじめてのものだった。

- そのプロジェクトはフリー・ホールズ・ネグロス。なぜその名前を?

そのころ私はDJのレステルの家にあった部屋を借りていたの。彼がつくっていたテーマのためのアイデアをわたしたちが出し始めたとき、優秀な料理人である彼のママが黒豆料理(フリホーレス・ネグロス)を用意していた。そのとき誰かが言ったの。グループ名をフリホーレス・ネグロスにしないかって。私は英語流に言ってみた、自由のフリー、穴のホール。すると英語のほうが良い。「黒い穴のなかの自由」というふうに聞こえる。エネルギーがわいてきて、そうやってプロジェクトが生まれた。つまりそうやってプロジェクトに名前を付けたの。

- でもそのあとインテラクティボがやってきた・・・

実際は同時だった。フリー・ホールズ・ネグロスにいたときロベルトが私とレステルを呼んだの。グループをつくるためにね。その最初の顔合わせで「ノ・モア」という歌ができて、そこからこのプロジェクトが始まったの。私はより多くの責任を負った。私はすでにフリー・ホールズ・ネグロスでラッパーの一人であり、女性で、プロジェクトのリーダーだったけど、インテラクティボではほかに誰もラッパーはおらず、私がそのムーブメントを代表するラッパーであり、ミュージシャンのなかではもっとも年長だった。

- そしてきみの最初のアルバムが出る・・・

私のファースト・アルバム「ディアリオ」は大いなる愛を持って作った。私の最初の赤ちゃんよ。はじめ10曲の予定が15曲になった。すべてとてもよく覚えている。これでクーバディスコの賞を獲得したんだから。ほかの賞もとったけどクーバディスコはとても印象深い。というのはそのときまでラップのカテゴリーは存在してなくて、私が大会に登録したとき参加しようとしていたカテゴリーはフュージョンだったけど私のアルバムはフュージョンじゃなかった。それで新しいカテゴリーがつくられたの。

- アーティスト同士はとても簡単に恋に落ちやすいという神話がある。。。このテーマについてきみの認識は?

私はほかのアーティストと同居するのは難しいと思う。恋をするのはとても簡単だけど、それを維持するのは難しい。なぜならふたりの何らかのエゴがぶつかり始めるから。

それに私は良い主婦ではないということもある。男はみんな女性が家にいることを必要とすると私は思う。私は愛のためにそれをやろうとしたけど、それを偽ってやっていたけど、遅かれ早かれ、疲れてしまった。私は私のあるがままに私の情熱に忠実に生きなければならない。

一方、アーティストではない人と関係を持つ場合は、その人がとても特別な人じゃないといけない。私が彼のことを愛す以上に、彼が私のことを愛している、というところまで。というのは、もっと大きな関係が存在するということを理解する人でなければならない。私の場合はそれが音楽。私の第一の愛は音楽。他のことはすべてその二の次。

- 愛について話しているけど、きみはファーストキスを覚えている?

私のファーストキスは・・・早い時期だったわよ、7年生のとき、11歳だった。私は保育園にも行かなかったので、お絵かきがうまく出来ない、粘土で遊べない、破れない。一年生から登校しはじめたとき、つねに私は教室でいちばん小さな女の子だった。

中学が始まるとき、私はサン・アントニオ・デ・ロス・バーニョスで奨学金を得た。そこで私より大きな男の子と、一年生の終わりに。それはとても素敵な恋の物語で、私はとてもよく覚えている。

- 特に記憶に残っている誰かのことを話すとしたら?

フアン・フォルメルのことを話そうかな。彼はあるインタビューで大きな光を私に与えてくれた。彼は私について話していて、私自身が気づいてなかった私の芸術の要素を教えてくれた。それでとても覚えているのは、そのとき彼は私のことを詩人だといってくれたの。それはつねにとても私の支えになった。とりわけ彼の歌「マリルー」の歴史にかかわることで。

私の母は若いころトロピカーナのダンサーで、クラシック・バレエを夢見ていた彼女はフォルメルに頼んだの。もっとゆっくりしたテーマを書いてくださいって。そこから母のソロが生まれる。そのずっとあとに、期待はせずにカバーさせてと頼んだら、私の好きにさせてくれて驚いたけど、それはとても大きな挑戦になった。

- テルマリー、きみは身体的のみならず精神的にとてもエネルギーがある人だ。それはどこからくるの?

そのエネルギーは母が私に与えてくれてるものだと思う。天国の母とコミュニケーションをとり続けている。母が若くして亡くなったとき、私は小さな女の子で、妹は9ヶ月だった。でも私を見守っていて、私を世話していることが心の奥深くで私はわかっている。母は私のやってきたことを誇りに思っていて、私はステージに上がるたびに母のことをとても感じるの。


Interactivo Marilu (Live @ Karl Marx, la Habana)

Telmary: Mi primer amor es la música
http://www.radiorebelde.cu/de-cuba-y-de-los-cubanos/telmary-mi-primer-amor-musica-20180129/
posted by vivacuba at 20:03| Comment(0) | TrackBack(0) | cuba

ヨスバニ・アラルコン インタビュー 決勝戦第七戦最終回盗塁失敗の場面を振り返る

yosvani-alarcon-playoff.jpg
ヨスバニ・アラルコン

Tiempo21、2018年1月29日、 Adialim López Morales記者

先日終わったリーグでもっともメディアの注目を浴びているのがラス・トゥナスの主将ヨスバニ・アラルコン・タルディオであることは少しも疑いの余地がない。

なぜか? それは決勝戦最終の第七戦の9回、3対0と昨季王者グランマにリードされていたラス・トゥナスが反撃を試みたときのことだ。

この回先頭のユニエスキ・ラルドゥエトが安打で出塁し希望をつなぎ、続くジョンソンが三塁打でチーム初得点をあげ、メジャ球場は歓喜で沸いた。ダネルの凡退のあと、アラルコンがタイムリーを放ち、一塁に出塁した。

ヨスバニのコメントを聴いてください
http://www.ivoox.com/declaraciones-yosvani-alarcon-audios-mp3_rf_23424182_1.html

ここまではすべてが順調だった。ラス・トゥナスの選手たちはよく反応し、ファンの皆が同点または勝ち越しでリーグ制覇という希望を持った。

ここでアラルコンはほとんど予期せぬ急なスタートで二塁盗塁に動いた。しかしその手は二塁ベースに先にたどりつかず、観客席は沈まりかえった。決勝戦で最も議論を呼ぶアウトがメジャ球場のグラウンドに出現した。

是非を判定する者もいれば、ラス・トゥナスの4番打者に克服のメッセージを送る者もいる。何らかの形人びとは、推測したり、勝手なプレーだと非難したりしている。その一方で、自身とチームの夢がひとつのプレーで壊れたのを目の当たりにしたラス・トゥナスの捕手は、地に足をしっかりつけている。

「きょうはいつもより少しは落ち着いているんだ。別のプレーができていればこんなことにはなっていないのに、とまだ考えて続けてはいるけど。自分自身に対して気分が悪いんだ、ものすごく。でもファンの皆が数多くのメッセージを、あらゆる方法で送ってくれている。自宅に手紙を送ってくれた人までいる。家族の愛情やそれらのおかげで、私はすこしずつ癒されている。」

ヨスバニは視線を落とした。ラジオ・ビクトリア(ラス・トゥナスのラジオ放送局)を通じて彼に詩やアドバイスや支援の声が寄せられ、彼の目はしばしうるんだ。彼を知る人たちは、彼が謙虚で、見事にシンプルな男であることを知っている。

- なぜ二盗を狙ったのですか

「グランマの選手たちが投手のところに集まっていったとき、パブロ(監督)がトレーナーを伝達として送ってきて、もし盗塁のチャンスがあればそれを逃すなと伝えてきたんだ。」

「二塁に走れと直接指示されたわけでは実際ないんだが、そのアイデアを聞いて投手の動きを探り始めた。はじめの3球を投げる間、マウンドの投手は私のほうを一度見ただけで、打者への投球をおこなっていた。私が走りだしたときは、彼が私のほうを見て、さらに動きが緩慢だったので、それで私は前進した。」

「危険なプレーだったが、人生は危険に満ちているものだ。もしあれがうまくいっていたら、その反応はファンにとってもチームにとっても同じにはなっていないと確信している」

「しかしそれは失敗した。私は責任を負う。全人生をかけて耐えるべき重荷だとはわかっている。しかし私は前進しなければならない。人生は続いていくのだから。わたしが全身全霊をかけて勝利を望んでいたということは確かなことだ」

ホセ・マルティのことばを引用しよう。太陽に黒点がみられるとき、恩知らずな者たちは黒点のことばかり話すが、感謝を知る者たちはその光について話す。

ラス・トゥナスはこの数ヶ月、ファンに喜びを与えてきた。失敗を認めること、その失敗から学ぶことをやめてはならない。しかしチームの、そして一人の選手の功績である活躍を無にするまでに至ること、それは不公正と不信に陥ることである。願わくば、歴史がヨスバニ・アラルコン・タルディオの価値を証明するに至らんことを。


プレーオフ最終戦、ラス・トゥナス9回の攻撃

Yosvani Alarcón: La vida es de riesgos
http://www.tiempo21.cu/2018/01/29/yosvani-alarcon-la-vida-riesgos/
posted by vivacuba at 17:53| Comment(0) | TrackBack(0) | beisbol

リバン・モイネロは疲れていなかったのか? キューバ代表選考批判 CubaSi

livan-moinelo-caribe.jpg
リバン・モイネロ

Cuba Si、2018年1月29日、Lemay Padrón Oliveros記者

月曜日(1月29日)の番組「ボーラ・ビバ」のなかで、来たるカリビアン・シリーズでのリーグ王者チームの補強として選ばれることを目指して、何人かの野球選手がラティーノアメリカーノ球場でトレーニングをおこなっている、と報じられた。

ここまでは、何の問題もない。しかし私がひじょうに驚いたのは、それらの選手たちのなかにリバン・モイネロの名前があったことだ。

まず彼は、シーズンを通してキューバでも日本でも酷使され、その数ヶ月に及ぶ活動のあとで、自ら休養を申し出た選手である。それがいまなぜ急に、代表候補に出てくるのだろうか?

もしかしたらトレーニングしている選手たちは誰もカリビアン・シリーズの補強として考えられていないのかもしれない。それは王者チームの監督がその必要性に応じて決めることである。しかし少なくとも私には、モイネロの参加は誤ったメッセージを送ることになると思える。

まず、キューバで投げるれる状況になかったのであれば、どのようにしていま王者チームに加わる準備ができるというのだろうか。しかも、シーズンを通して汗を流したほかの選手たちを犠牲にしてである。

誠実ではないと私には思える。「敬意」というものがあるべきだ。まずファンに対してである。なぜなら、プレーオフに参加した4チームとそのファンたちは、その自身の活躍によって出場権利を勝ち得たほかの投手陣たちとともに、モイネロがユニフォームを着てくれることを望んだと私は確信しているからだ。

もしその基準が技術的なものであるなら、私の考えは変わらない。誰も彼の質を問題にはしていない。しかし、1ヶ月以上も休養していた彼が、リーグを終わったばかりの、あるいはまだ王座を争っている者たちのなかで、万全の状態にいれるのだろうか。私にはそうは思えない。

くりかえすが、これはおそらく単純なトレーニングなのかもしれない。しかしこれは形式の問題であり、形式はときおり内容よりも重要である。若き選手を休ませよ。そして彼の帰還を急ぐのではなく、日本でふたたび成功したシーズンを迎えるために準備させよ。休養は彼が正当に受けるに値するものである。そしてキューバリーグでのパフォーマンスによって、カリビアン・シリーズでの代表チームの抑え投手としての座を占めるにふさわしい選手もいるのである。

¿Moinelo no estaba cansado?
http://cubasi.cu/cubasi-noticias-cuba-mundo-ultima-hora/item/73154-%C2%BFmoinelo-no-estaba-cansado
posted by vivacuba at 05:16| Comment(0) | TrackBack(0) | beisbol

2018年01月28日

アルフレド・デスパイネ キューバ選手唯一の5大会全出場 カリビアン・シリーズ開幕前インタビュー

alfredo-despaigne-caribe2018.jpg
アルフレド・デスパイネ

Trabajadores、2018年1月28日、 Joel García León記者

カリビアン・シリーズ復帰後のキューバ代表5チームすべてに参加する唯一のキューバ人選手がグランマのアルフレド・デスパイネである。この5大会全出場は、グランマとのキューバ野球リーグ王者、ソフトバンク・ホークスとの日本プロ・リーグ制覇、に並ぶ偉業である。

- これまでの各チームでの自分の出場をどう評価していますか。

どのチームともうまくいったよ。もちろん2015年に王者になったピナール・デル・リオのときと、去年のグランマのときはいちばん楽しめたけど。去年われわれはすぐれたパフォーマンスを発揮したものの、準決勝では0対1で敗れて決勝には進めなかった。ビジャ・クララのときは、復帰後初出場であり、多くの人が大会のレベルを過小評価していた。シエゴ・デ・アビラはすぐれたチームだったが、好機に打てず、投手陣が崩れた。

- 出場への特別なモチベーションはなんですか。というのはあなたは日本でのシーズンが終わってからほとんど休んでいませんよね。

この大会にはカリブ地域の王者チームがすべて参加し、キューバはつねに一定の力を持っている。彼らはそのことを知っているし、われわれをリスペクトしている。おそらくこの大会復帰直後しばらくは、それまでこのような大会に長い間出場していなかったことが全選手に支障をきたしていたかもしれないが、いま最大のモチベーションは、出場するごとに改善していき、王座を争うということだ。

- カリブの野球とアジアの野球とであなたが重要だと考えるもっとも顕著な違いはなんですか。調整は難しいですか。

カリブの野球はとても力強く、打棒にすぐれ、選手自身の生来のパワーがある。すぐれた投手陣と守備陣がいる。日本では得点をあげるための戦術と知性が支配的だ。また一般的にアジアのリーグはより組織化されていて、技術戦術の思考がよりすぐれている。バッターボックスでの調整は日々の試合や大会の進捗とともに学ぶものだ。6試合というのは時によってはあっという間だが、そこがプロ選手の力の見せ所だ。

- 意識している記録は何かありますか。グランマは今大会勝てるでしょうか。

特に記録は何も考えていない。ただチームの結果が出ることだけを考えている。去年はわれわれが勝てるというところを見せた。カリビアン・シリーズが採用している大会システムでは、一次ラウンドで2勝し、そのあと準決勝では負けないことが不可欠だ。今年はさらに上に進む。

-----------------------------------------------------------------------------------------

カリビアン・シリーズ復帰後のキューバ代表チーム

ビジャ・クララ、2014年イスラ・マルガリータ大会(1勝3敗)5位

捕手: Ariel Pestano y Yulexis La Rosa.

内野手: Ariel Borrero, Ramón Lunar, Andy Sarduy, Yandrys Canto, Yeniet Pérez, Danel Castro, Yordan Manduley, Yulieski Gurriel y José Miguel Fernández.

外野手: Andy Zamora, Yuniet Flores, Lázaro Ramírez, Edilse Silva, Yordanis Linares y Alfredo Despaigne.

投手: Freddy Asiel Álvarez, Robelio Carrillo, Yasmani Hernández, Yosvany Pérez, Alaín Sánchez, Diosdany Castillo, Irvin del Río, Jonder Martínez, Norge Luis Ruiz, Vicyohandri Odelín e Ismel Jiménez.

ピナール・デル・リオ、2015年サン・フアン大会(3勝3敗)、1位

捕手: Yosvani Alarcón, Frank Camilo Morejón y Yosvany Peraza.

内野手: Alexander Malleta, William Saavedra, David Castillo, Luis Yander la O, Lourdes Gurriel, Luis Alberto Valdés, Dainer Moreira, Yulieski Gurriel y Donal Duarte.

外野手: Frederich Cepeda, Alexei Bell, Giorvis Duvergel, Roel Santos, Yadiel Hernández, Alfredo Despaigne y Osniel Madera.

投手: Yosvani Torres, Erlis Casanova, Norge Luis Ruiz, Freddy Asiel Álvarez, Yoanni Yera, Vladimir Gutiérrez, Jonder Martínez, Liván Moinelo y Héctor Mendoza.

シエゴ・デ・アビラ、2016年サント・ドミンゴ大会(1勝4敗)、4位

捕手: Osvaldo Vázquez, Yosvani Alarcón y Frank Camilo Morejón.

内野手: Yorelvis Charles, Ariel Borrero, Raúl González, Yorbis Borroto, Yeniet Pérez, Yulieski Gurriel, Yordan Manduley y Yurisbel Gracial.

外野手: Yoelvis Fiss, José Adolis García, Alfredo Despaigne, Stayler Hernández, Guillermo Avilés y Lourdes Gurriel.

投手: Vladimir García, Yander Guevara, Dachel Duquesne, Yunier Cano, Miguel Lahera, Wilber Pérez, Liván Moinelo, Vladimir Baños, Yaifredo Domínguez, Yoanni Yera y José Ángel García.

グランマ、2017年クリアカン大会(3勝2敗)、4位

捕手: Frank Camilo Morejón y Osvaldo Vázquez.

内野手: Guillermo Avilés, William Saavedra, Carlos Benítez, Yunior Paumier, Lázaro Cedeño, Osvaldo Abreu, Yuslán Milán, Alexander Ayala y Yordan Manduley.

外野手: Alfredo Despaigne, Roel Santos, Yoelkis Céspedes, Denis Laza y Víctor Víctor Mesa.

投手: Lázaro Blanco, Leandro Martínez, Yanier González, Cesar García, Miguel Lahera, Freddy Asiel Álvarez, Vladimir García, Liván Moinelo, José A. García, Vladimir Baños, Noelvis Entenza y Yoalkys Cruz.

Despaigne, de 5-5
http://www.trabajadores.cu/20180128/despaigne-5-5/
posted by vivacuba at 18:38| Comment(0) | TrackBack(0) | beisbol

ホセ・マルティ生誕165周年を祝う キューバ

Jose-marti-165.jpg

Radio Habana Cuba、2018年1月28日、Maite González Martínez記者

キューバは今週日曜日(1月28日)、国家の英雄ホセ・マルティの生誕165周年を記念し追悼する。ハバナ市内の3月13日公園では、米国人彫刻家アンナ・ハイアット・ハンティントンによる乗馬彫像のレプリカが正式公開される。

この日には、ハバナ市内で、第一回若き殉教者たちの国際会議も閉幕する。この会議ではメキシコやエクアドル、パナマ、コスタ・リカ、ブラジル、ニカラグア、エル・サルバドル、モザンビーク、シリア、パレスチナの代表者たちがホセ・マルティの遺産へのコミットメントを再確認する。

金曜日(1月26日)にマルティアーノス研究センターで開幕したこのイベントには、ルイス・トレド・サンデ博士やフランシスカ・ロペス・シベイラ博士、エリエル・ラミレス・セニャード博士、そしてプログラマ・マルティアーノ事務所のホルヘ・ロサノ・ロス顧問ら、研究者たちが出席した。

土曜日(1月27日)の夜には、ハバナ市内で伝統のたいまつ行進がおこなわれた。ラウル・カストロ国家評議会議長が主宰し、他の政府幹部たちも参加した。

この巡礼では、数多くのさまざまな学年の学生たち、若者たち、一般人たちが、キューバの使徒ホセ・マルティの思想への忠実を示し、キューバ革命の歴史的指導者フィデル・カストロを追悼しながら行進した。

「その思想の光とともに」というスローガンのもと、ハバナ大学大階段を出発し、フラグア・マルティアーナまで行進した。フラグア・マルティアーナは、サン・ラサロ採石場があったところで、マルティが16歳のとき投獄されたところだ。

Jose-marti-165-2.jpg

Jose-marti-165-3.jpg


たいまつ行進の様子

Cuba honra a José Martí en aniversario 165 de su natalicio
http://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/153703-cuba-honra-a-jose-marti-en-aniversario-165-de-su-natalicio
posted by vivacuba at 02:12| Comment(0) | TrackBack(0) | cuba

2018年01月27日

カリビアン・シリーズ代表選考基準に物申す ティエンポ21紙

beisbol-cuba.jpg

Tiempo21、2018年1月27日、Tiempo21編集部

ニュース・サイトCubaSiが2018年1月25日午前9時28分に次の記事を掲載した。「2月2日から8日にかけて開催されるカリビアン・シリーズに向けて7選手がラティーノアメリカーノ球場でトレーニングを行う。彼らはリーグ王者になるグランマかラス・トゥナスの補強となる」

記事にはこうある。「ラジオ・ハバナ・クーバによると、この7選手のなかには、リバン・モイネロ(ソフトバンク・ホークスで今季日本リーグ王者)、ミゲル・ラエラ、ヨアンニ・ジェラの各投手と、フランク・カミロ・モレホン捕手が含まれている」

「7選手の残りは、ユリスベル・グラシアルとフアン・カルロス・トリエンテの両内野手、フレデリク・セペダ外野手である。セペダは、キューバが同大会に55年ぶりに復帰したあと王座を奪還した2015年サン・フアン大会のMVPである」

私は、スポーツファン特に野球が好きな者として、キューバ野球連盟のとる決定が理解できないことがたびたびある。

このような決定は多くの場合、才能ある若者の国外流出や、一年中リーグでしのぎを削ってきた選手のモチベーション低下を招くものである。カリビアン・シリーズにはリーグ王者チームが行くべきであり、補強選手は投手陣のみにすべきである。

現在決勝に進んだ両チームを分析すると、ラス・トゥナスもグランマもすぐれた二塁手パウミエルとベニテスがおり、控えめに考えても、トリエンテを必要とする理由が私にはまったくわからない。捕手でいうと、グランマにはユレクシス・ラ・ローサ、ラス・トゥナスにはヨスバニ・アラルコンとビニャーレスがいる(モレホンは何のため?あああフランクはインドゥストゥリアレスだ)

三塁:グランマにはラウル・ゴンサーレスとセデーニョが、ラス・トゥナスにはアラルコンとパウミエル(ユーティリティーとして)がすでにいる(グラシアルはマタンサスが王者になったときに行くべきだ)

セペダについては外野手ではなく指名打者になるだろう。そのためラス・トゥナスにはダネル、グランマにはデスパイネがいる。

私はモイネロが、疲れているから起用しないようにと首脳陣に懇願したのなら、このチームで何をするのかわからない。メキシコに行くには疲れていないというのだろうか? 恥を知るべきだ。

ここで私は自問する。カリビアン・シリーズに行くべきなのは、リーグ王者チームだろうか、それともキューバ代表チームだろうか。

ラス・トゥナスもグランマも、カリビアン・シリーズで立派な役割を果たせるチームだ。この2チームが最終的に決勝戦にたどり着いたのはたまたまではない。カリビアン・シリーズ出場はリーグ王者に対するインセンティブであるべきだ。

¿Campeón o equipo Cuba a la Serie del Caribe?
http://www.tiempo21.cu/2018/01/27/campeon-equipo-cuba-la-serie-del-caribe/
posted by vivacuba at 19:16| Comment(0) | TrackBack(0) | beisbol
検索
最新記事
カテゴリーアーカイブ
タグクラウド
<< 2018年01月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
写真ギャラリー
ファン
最新コメント
プロフィール