2018年01月17日
ラス・トゥナス チーム史上初の決勝進出決定 グランマとの東部同士の対決に キューバ野球リーグ
Radio Rebelde、2018年1月17日、Rodolfo Durán記者
ラス・トゥナスがインドゥストゥリアレスとの第七戦で10対0と7回コールド勝ちし、第57期キューバ野球リーグ王座をかけたグランマとの決勝戦進出を決めた。
キューバ野球リーグの歴史上初めて、東部地域のふたつのチームがリーグ王者の座を争う。
ラス・トゥナスは今週水曜日(1月17日)、左腕ルイス・アンヘル・ゴメスが素晴らしい投球を見せ、打撃陣は2本塁打を含む12安打を放ち、インドゥストゥリアレスに勝利した。
二次ラウンド以降ラス・トゥナスへの補強選手のひとりである左腕ゴメスは、7回をわずか5安打の無失点に抑えた。
3回に4番打者ヨスバニ・アラルコンの中堅への適時打で2点を先制したラス・トゥナスは、5回にアセベイ遊撃手とマジェタ一塁手の失策による2点と、アラルコンとラファエル・ビニャーレス一塁手による2本の本塁打で4点を加え、フリオ・アントニオ・メジャ球場の大観衆を前に勝負を早々と決定付けた。
第六戦までは26打数4安打と不調だったヨスバニ・アラルコン捕手は、きょうの決定的な試合では4打数4安打、1本塁打、1二塁打、3打点と打撃陣を牽引した。アレクサンデル・アヤラ遊撃手が4打数3安打でこれに続いた。
これまでキューバ野球リーグで二度の6位が最高で、準決勝で2回敗退しているラス・トゥナスは、昨年王者のグランマと王座を争うことになる。グランマは準決勝でマタンサスを5試合で下している。
試合後のダネル・カストロ インタビュー
試合後のアンドレス・キアラ インタビュー
試合フル動画
Final oriental en el béisbol cubano Las Tunas –Granma
http://www.radiohc.cu/noticias/deportes/152850-final-oriental-en-el-beisbol-cubano-las-tunas-%E2%80%93granma
ラス・トゥナスが逆転勝利 最終戦に持ち込む キューバ野球リーグ準決勝第六戦
最後はホセ・アンヘル・ガルシア(右)が抑えた
Radio Rebelde、2018年1月17日、Guillermo Rodríguez Hidalgo Gato記者
ラス・トゥナスがインドゥストゥリアレスに6対3で勝利し、激しい戦いが続けられてきた準決勝にさらに彩りを加えた。当地で長い間語り継がれるであろう逆転劇をふたたび演じた。
この勝利はラス・トゥナスのプレーオフ3勝目であり、3回目の逆転勝利でもある。1回目は同じフリオ・アントニオ・メジャ球場で3対7からの逆転。2回目はあのラティーノアメリカーノ球場で7回を終わって0対3と負けていた試合での逆転。
今回の第六戦で先制したのは地元のラス・トゥナスだった。4回の先制点はいつもは失策などしないフランク・カミロ・モレホンが失策した。一塁に悪送球し、ホルヘ・ジョンソンが本塁に返った。5回にはチームの精神的支柱ダニエル・カストロが適時打で2点目をあげ、球場に集った大観衆を歓喜させた。
試合がラス・トゥナスの流れになっていたとき、インドゥストゥリアレスの逆襲が始まった。ピナールからの補強ブラディミール・バーニョスに2死をとられたあと、アレクサンデル・マジェタとスタイレル・エルナンデスが連続安打を放った。
ここでビクトル・メサ監督はヤヤボ・オルランド・アセベイに代えて同じくサンクティ・スピリトゥスからの補強エリエル・サンチェスを代打で起用した。その打球は暗闇のなかに消え本塁打となり、ラス・トゥナスのスタンドを沈黙させた。冷水を浴びせられるとはまさにこのことである。
追う立場となったラス・トゥナスは8回裏に4連打で猛攻した。アレクサンデル・アヤラがブラディミール・ガルシアから同点打となる適時打を右翼に放った。次いで、ここまでプレーオフでは1打点しかあげてなかったレギュラーシーズンの打点王ラファエル・ビニャーレスが勝ち越し打を放った。さらにヨルダニス・アラルコン三塁手が2打点を追加した。
インドゥストゥリアレスの先発ミサエル・ビジャ(アルテミサからの補強)はふたたび好投した。7回を投げ、自責点は1点のみだった。
今週水曜日(1月17日)、両チームにとって今季最も重要な試合がおこなわれる。勝者はグランマと王座を争うことになる。敗者は今季リーグ敗退となり、来季に向けて備えなければならない。
第六戦のスコア
フリオ・アントニオ・メジャ球場(ラス・トゥナス)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 C H E
IND 0 0 0 0 0 3 0 0 0 3 10 3
LTU 0 0 0 1 1 0 0 4 X 6 10 0
勝利投手:ホセ・アンヘル・ガルシア (プレーオフ1勝0敗、今季通算5勝3敗)
敗戦投手:ブラディミール・ガルシア (プレーオフ0勝2敗、 今季通算9勝8敗)
本塁打:エリエル・サンチェス
ラス・トゥナス勝利の瞬間、マウンドに駆け寄るメンバーたち
ラス・トゥナス3勝3敗のタイに持ち込む
アレクサンデル・マジェタ(インドゥストゥリアレス)、あわや本塁打の当たり
エリエル・サンチェスの本塁打でインドゥストゥリアレスは決定的な打撃を与えたかに見えたが、ラス・トゥナスは甦った
57 SNB: Habrá séptimo juego en el Mella
http://www.radiorebelde.cu/noticia/57-snb-habra-septimo-juego-mella-audio-20180117/