2024年04月21日
キューバ外務省声明 ハイチからの帰還作戦について
Radio Habana Cuba、2024年4月21日、キューバ外務省
キューバ外務省コミュニケ
2024年4月19日から21日にかけて、ハイチ共和国へ私用で旅行していたキューバ国民248人のキューバへの移送が実施された。これはキューバ当局が、在ハイチのキューバ大使館の支援と、わが国の外務省職員の常時同行によって連携した作戦であった。
3月のはじめから、在ハイチのキューバ大使館は、同国の複雑な政治状況の結果、現地に滞留しているキューバ国民と緊密な連絡を続けていた。またハイチに居住しているキューバ人とも連絡をとり、既存の可能性の範囲内で、その安全に留意し、彼らの不安に対応してきた。
同時に、キューバ外務省の住民サービス事務所と共和国大統領府は、連絡がついていた上記キューバ人の家族や近親者への援助を、対面またはオンラインでおこなっていた。
大使館は、ハイチに向けてキューバ人を運んだ航空会社サンライズ航空との組織的な交渉をおこない、実施する条件が整い次第、同社の航空機でキューバに帰還させる、という選択肢を残しておくことで合意した。
ポルトーフランス市のトゥーサン・ルーヴェルチュール国際空港が閉鎖されているため、同空港を使っての出発は保証できなかった。
キューバ当局は、祖国への安全な帰還を容易にする環境を保証するために、この作戦を実施する最も適した時期を待った。ヘリコプターでの輸送作戦を含む、他の代替案は、関係者の人数増加のために実現可能ではなかった。
キューバ大使館は、国際線の限定的運航が維持されているカパイシャン市までの陸路によるキューバ国民の自発的出発を調整した。
キューバ政府は、この代替策を自発的に受け入れたすべての滞留キューバ人のために、この前例のない作戦の費用を負担した。われらの同胞は、キューバ国民を輸送するという使命を守った航空会社サンライズ航空の航空便6便によって、カマグエイのイグナシオ・アグラモンテと、サンティアゴ・デ・クーバのアントニオ・マセオの両国際空港を通じて、キューバ国内に戻った。
キューバTV(2024年4月21日)
Comunicado del Ministerio de Relaciones Exteriores de la República de Cuba
https://www.radiohc.cu/especiales/exclusivas/352782-comunicado-del-ministerio-de-relaciones-exteriores-de-la-republica-de-cuba
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