2018年02月10日
フレデリク・セペダ カリビアン・シリーズ総括インタビュー
フレデリク・セペダ、キューバ野球で最もすぐれた選手のひとり
Granma、2018年2月10日、Aliet Arzola Lima記者
今世紀のキューバ野球の歴史は、フレデリク・セペダ・クルースを栄誉ある座に抱えている。記憶に残るもっとも絶対的な打者のひとりであるセペダは、もっとも厳しい場面で最高のパフォーマンスを発揮できることを、毎年示してきている。それはまさに今回のハリスコでのカリビアン・シリーズで為した通りである。
「短期のトーナメントでは、始動の悪さに影響を受けずすぐに回復できるように、精神面でのしっかりした準備が必要になる。大会では打席ごとに時間をかけずに調整をしなければならない。」、とセペダは本紙に説明した。3位に終わったグアダラハラでのカリビアン・シリーズからグランマチームのメンバーたちとキューバに戻ってわずか数分後のことだった。
カルロス・マルティ率いるチームは、昨年に引き続き準決勝で敗れた。この試合ではチームのあらゆる面が崩れ、数名の選手だけが期待に見合った働きをした。そのうちのひとりがセペダだった。その打席のほぼ半分
で出塁を果たし(出塁率.474)、打率(.400)、長打(4本)、長打率(.867)、打点(4打点)はすべてチームトップだった(打点はラウル・ゴンサーレス、ユリスベル・グラシアルと同数)。
このような個人的成功にもかかわず、サンクティ・スピリトゥスのスイッチヒッターはそれほど満足していない。「いいイベントだったが、目指していた目標は達成しなかったし、敗退して帰国するのは心苦しい。キューバ国民は野球の代表チームにとても要求が高いし、つねに第一位を求める。われわれはここ数年直面している低迷から復活し、堂々と前進しなければならない。人生は続くのだ。」
カリビアン・シリーズのような舞台でトップに立つことは夢物語ではない、とセペダも考えている。「しっかり調整されたライバルチームと対戦する。米大リーグでの経験者もいれば、有望な若手選手もいる。しかし一般的な意味では、それらのエリートに対してわれわれはしっかり、リラックスし、鋭い打撃をし、うまく守った。われわれはこのような野球を毎日プレーする必要がある。そうすれば、レベルが上がり、選手たちの競争力も高まるだろう。」
「今回われわれに競争力がなかったという意味ではない。すべてのチームの活躍は評価と賞賛に値するものだと思う。しかし、うまくやらねばという思いから生じるプレッシャーに打ち勝つためにさらに多くの武器を持ってこれらの大会に臨むためには、選手をもっと成長させなければならないという点でわれわれは一致している。」、とセペダは主張した。
最後にセペダは、キューバ野球の質の向上はあらゆる段階での真剣な取り組みを必要とする、と言った。「われわれが改善を望むのであれば、私のささやかな見解によると、キューバ野球リーグ(セリエ・ナシオナル)を強化し、すぐれた試合を提供しなければならないが、それには各県の土台で同じエネルギーを持って、将来にキューバ野球の威信を支えるという課題に挑戦する新しい世代の野球選手たち、もっとも若い選手たちに焦点を当てる必要がある。」
Frederich Cepeda: Necesitamos jugar esta pelota todos los días
http://www.granma.cu/serie-del-caribe-2018/2018-02-10/frederich-cepeda-necesitamos-jugar-esta-pelota-todos-los-dias-10-02-2018-01-02-32
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/7306129
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック