2018年02月05日
チェ・ゲバラのボリビア日記 最新増補版 ボリビアからキューバに贈呈
Radio Rebelde、2018年2月5日、PL
ボリビアの図書館二百周年プロジェクト(PBB)によるチェのボリビア日記のより完全な版がきょう(2月5日)、ハバナ市内のマルティアーノス研究センター(CEM)でキューバ側に贈呈された。
この書物は、ボリビア政府の事業である同プロジェクトによる最新版のひとつであり、その容量は過去に前例がなく、同国の過去と現在への理解を基本的な目的としている。
この書物には、日記のページのより鮮明な画像、チェが作成した通信文5点(過去に発表されたのは1967年5月1日にコチャバンバの日刊紙プレンサ・リブレ紙上の1点のみ)、地図、いくつかのノートのカバー、ゲリラ構成員たちの伝記概要、などが含まれている。
駐キューバのボリビア大使フアン・ラモン・キンタナは、今回の贈呈について、キューバ国民とボリビア国民にとって、チェが表現したすべてのことに深い意味があった、と述べた。
われわれのなかには、チェのような人道主義者かつ国際主義者の精神が宿っており、それは国民の利益となる社会的プログラムにおける経済開放プロセスや、健康・教育分野における達成と、密接に関連している、と大使は強調した。
また大使は、エボ・モラレス政権によるここまでの12年間の歴史が、他国による支配や先住民の疎外、ホワイトハウスの書斎で書かれたマニフェストが示す運命を克服した国家的勝利といえるならば、その勝利は、他の成果とあわせて、エルネスト・ゲバラ司令官に負っている、と語った。
大使はまた、日記のさまざまなファクシミリや、チェが記したいくつかのノートも、キューバ側に贈呈した。
キューバ人歴史家で研究者のフロイラン・ゴンサレスは、国家英雄ホセ・マルティの生誕165周年を祝うさなかにおけるこの贈呈に感謝を示した。
エンリケ・ホセ・バローナ教育科学大学および教育科学中央学院の倫理学博士でもあるゴンサレスは、キューバでの1968年のチェのボリビア日記の出版は、米国中央情報局(CIA)にとって激しい打撃となった、と回想した。
CIAは筆跡学者のグループを事前に用意していた。というのはチェの筆跡を真似て、事実と異なる情報をその文章に混ぜようと企んでいたからだ。
「日記」は単に読むための本ではなく、そのゲリラ活動に対するボリビア国民の本当の支持を知り、研究し、解釈するためのものである、とゴンサレスは話した。CEMセンター長のアナ・サンチェス・コジャソと、チェの人生と業績に関するキューバ人専門家のひとり歴史家のアディス・クプールが、キンタナ大使とゴンサレスに同伴した。
ハバナ国際ブックフェア2018で15点以上の書籍を発表するボリビアの図書館二百周年プロジェクト(副大統領直属)は、ボリビアについて又はボリビアの思想の収集と、ボリビアの現在と将来にわたる世代の読書促進を目指している。
En Cuba, edición más completa del Diario del Che en Bolivia
http://www.radiorebelde.cu/noticia/en-cuba-edicion-mas-completa-diario-che-bolivia-20180205/
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