2018年春、56歳の時です。
何をやるにも気が重く、人と会うのも億劫で、「仕事に行かなきゃ・・」「やらなきゃならないことあるし・・」と思うものの、意欲がわかない日々が続いていました。
美容や健康に関する情報収集の仕事柄、サロンオーナーの方や、メーカーの社長とのアポ、イベントへの参加などで連日、人と会うことも多く、とても楽しく、仕事も順調でした。
それがこの時期、数ヶ月前からイベント会場のような大勢の人がいる所には行きたくない、人と会いたくない、朝起きるのが辛い、仕事がしたくないと他人から見たら「誰だってそうだ」「怠けてる」と思うのは当然ですし、現に「でもやらなきゃ」「起きなきゃ」「仕事にいかないと」という思いもあり、葛藤が続きます。体調自体はそれほど辛くはないのですが、精神的な辛さが大きかったです。
この頃は感情の起伏も見られ、落ち込んだ時とテンションが高い時の差が自分でも「おかしい・・・」と感じるくらいでした。「もしかしたらこれはうつ状態かも・・・?」と思い、ネットのサイトなどの簡易診断などを試して見ましたが、ボーダーライン上で判断がつきません。
病院で診てもらった方が良いかも・・。
そう思い近くの精神科や心療内科を調べて電話をしてみると、どこの病院も初診の予約が2ヶ月先です。「こんなにも多くの患者さんがいるんだ」とビックリです。
運よくキャンセルが出て最短で2週間後に予約が取れた病院が見つかり診察を受けることができました。
2018年5月16日、56歳で初めての精神科の受診です。受付を済ませるとまず別室でカウンセリングを受けます。生まれた時の生い立ち、家族構成やこれまでの環境などの質疑応答がありました。
その後、診察室で主治医となる先生から問診を受けます。
『うつ病』です。
ある程度の予想はしていましたが、一方で、なんで俺が、まさか俺がといった気持ちがあったことも否定できません。
でも幸いなことに軽度だったので、薬物療法での治療となりました。
先生の話では、「診察室に入ってきた段階でうつ病とわかりました」とのことでしたから、どうやら表情がうつ病独特の感じだったのだと思います。
睡眠もしっかり取れていないこともあり、「まずは睡眠をしっかりと取るために睡眠導入剤から始めましょう」という治療方針で『ベルソムラ20mg』をまずは2週間服用することになり、うつ病の治療がスタートしました。
(続く)
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