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2017年05月29日

「ヤヌスの鏡」杉浦幸、山下真司、大映テレビ、

1985年のテレビ放映された宮脇明子原作の「ヤヌスの鏡」は多重人格をテーマにした

創作物のはしりともいえる作品である。

おとなしく祖母のいいなりに生きる小沢裕美(杉浦幸)が、実ももうひとつの凶悪な人格である


大沼ユミとの相克で苦しみ様々な事件を起こすストーリーである。

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製作はこの手の出生の秘密や訳ありのドラマを描いたら天下一品の大映テレビである。

題名のヤヌスは古代ローマの神ヤヌスが二つの顔を持っていたことに由来する、

主人公の小沢裕美は都立緑ヶ丘高校に通うおとなしい美少女だったが、祖母の期待にこたえる

ため勉強に稽古事に忙しい毎日を送っていた。

しかし祖母初枝(初井言榮)の教育は激しく、裕美が言いつけを守らないと暴力にうったえて

折檻する虐待に近いものだった。

裕美は祖母におびえ毎日のプレッシャーで胸が張り裂けそうだった。

だが初枝が裕美に厳しく接するのは理由があった。裕美の実に母(杉浦幸 二役)由紀子は

高校時代付き合っていた男に捨てられて海に飛び込んで自殺したのだった。


初枝は由紀子の二の舞になることを恐れて裕美を人一倍厳しく教育したのだ。

そして裕美には幼いころ自分がいなくなるという経験があった。そのことは久しく起こることは

なかったのがある日祖母に激しく叱責されたことから記憶がなくなり別の人格が出現したのだ。

裕美のもうひとつの人格は大沼ユミと名乗り夜の六本木に出没して、地元を根城にした

不良少女グループ六本木野獣会と対立し血の抗争を繰り広げるのである・・・

主演の杉浦幸はこの作品がデビュー作であり最初のころはぎこちない演技だったのが、回を重ねる

につれてうまくなっていく。

二重人格という難しい演技を当時16歳の杉浦はよく演じていたと思う。

裕美は見守り地獄から救い出そうと奔走する熱血教師堤邦彦に山下真司が扮している。

山下真司は同じ大映テレビの「スクールウォーズ」でも教師を演じていてお手の物だったろう。

「ヤヌスの鏡」は多重人格者ビリーミリガンが話題になる前の作品であり、そういった意味で

斬新的な作品だったと言える。次の更新では引き続き、このドラマについて触れていきたい。

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posted by ハヤテ at 16:21| テレビドラマ
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