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2021年03月13日
今日の東京の感染状況
新型コロナウイルス感染対策に役立っていた日本のマナーやエチケット
この1年間は、新型コロナウイルスの感染拡大によって、生活のいろいろなことが制限されたり、在宅勤務やリモートでの講義や会議も一般的に行われたりするなど、暮らしが大きく変わりました。相変わらず、感染予防には努めている日々ですが、そんな中でふと考えると、昔からの日本の生活は、感染予防に役立っていることがいっぱいあったようです。
まず、欧米では仕事上の相手でも、しばしば握手をします。親しみの表現として軽く抱き合うハグも普通によく行われます。しかし、これらは新型コロナウイルス感染のリスクにもなるということで、昨年からは他国でも自粛すべきあいさつ行為となっています。握手の代わりに、各自が手を握ってグーを作り、お互いにグーを突き合わす「グータッチ」が行われたりしています。成功を喜ぶとき、健闘をたたえ合うときなど、「グータッチ」となるのです。
日本では、握手やハグではなく、お辞儀をする機会が日常生活でも頻繁にあります。あいさつのとき、お礼を言うとき、おわびをするとき、などなど。お辞儀は上半身を前傾させます。そのため、対面で人と向かい合うときは、お辞儀をすることを前提にして立ちます。2メートルまでは離れないかもしれませんが、およそ1.5メートル離れて立つでしょう。つまり、自然とソーシャルディスタンスを取っていたのです。
言葉でも違いがあります。イタリア語や中国語をはじめ他国の言葉に多い「パッ」「チュッ」「シェッ」などの破裂音が、日本語には比較的少なく、飛沫(ひまつ)が飛びにくいと思われます。そして、会話の途中で笑うときなども「ハッ、ハッ、ハッ」と、手で口元を隠します。女性では、あらかじめ手にしていたハンカチで、口を覆うしぐさも見かけます。このときのハンカチは、まさに、簡易マスクの役割です。手で口元を隠すのは、欧米人から見ると違和感があるらしいですが、飛沫を飛ばさないためには効果的とも思われ、感染予防には役立つ行為とも言えます。
訪問先の家に入るときは玄関のベルを押す前に、コートを脱いで畳んで手に持ち、玄関では靴を脱いで入ります。これも、そこに来るまでの間に、人混みや公共交通機関でウイルスが外套(がいとう)や靴に付着していた場合、家の室内にウイルスを持ち込まないことにつながります。ウイルスのみならず、花粉やホコリを家に持ち込むことも防げます。
玄関にはマットが敷いてあって、靴を脱いだら、まず、そのマットの上に上がり、用意されていたスリッパを履くことが多いでしょう。玄関のマットも、そこで屋外や足裏に付着していたウイルスを少しでも落としてくれるでしょう。そして、スリッパを履くことで、靴下などに付着していたウイルスを、訪問先の家のあちらこちらにまかないことにつながるかもしれません
そして、訪問先のお宅で部屋に通されると、花器に花が生けてあることもあります。花器は、花瓶よりも水面の面積が広いので、室内が乾燥しているときは、保湿に役立ちます。美しいお花が生けてある室内はすてきですが、健康面でもプラスになることがあるのです。
訪問先では、お絞りとお茶とお菓子など出されることがあります。海外でもお茶やお菓子などを出すことはあるでしょうけれど、お絞りが用意されることは少ないでしょう。お絞りで手を拭くだけでは、十分なウイルス対策とは言えません。でも、お絞りで丁寧に手を拭くことで、手に付着したウイルスを全部ではないでしょうが、多少は除去できます。招いた家の人にとっても、ウイルスがいっぱい付着した手でテーブルなどを触られるよりは、感染リスクを軽減できるというわけです。
すでに分かっていることとして、インフルエンザウイルスに対しては、緑茶に含まれるカテキンのエピガロカテキンガレードは、感染予防に効果があると言われています。もしかすると新型コロナウイルスの感染予防にもエピガロカテキンガレードは関わるのではないかと想像しています。これからの研究に期待したいです。
最近では、食生活もインターナショナルになって、いろいろな料理を食べる機会があります。しかし、日本の昔からの食事は、箸で食べる和食。一人ひとりの小皿が並ぶ食事が基本です。外食の割り箸は、地球環境を考えると課題もあるとして、何年か前には「マイ箸を持参」が、はやったことがありました。でも、最近はマイ箸を持ち歩く人は、かなり少数派でしょう。割り箸は、使い捨てですから衛生面ではメリットもあり、感染予防には良いことです。お客さまを迎えるときも、割り箸を用意することもあります。
大皿から取り分けるときは、取り箸が添えられています。これも感染予防には大切です。
手で食べるパンを主食にする食事より、洗いはしますが多数の人が使うスプーンやフォーク使用より、使い捨ての割り箸は、感染リスクが少ないはずです。
最近では、食事中に楽しく会話をしながら食べることが多いと思われますが、かつては「食事中は余計なおしゃべりはしないで、黙って食べる」と指導されていた地域や家庭もありました。これも食事中のおしゃべりでの飛沫感染を予防することには役立っていたはずです。コロナ禍で広く使われるようになった言葉はいろいろありますが、「黙食」もその一つです。黙って食べるとか、一人で食べるのは寂しいイメージがありますが、感染予防には、それらもお勧めの食事形式と言えます。
新型コロナウイルス感染対策という一つのことを通しても日本の生活や文化は、いろいろ興味深いところがあるのです。昔の人々が生活の中で考え、行い、伝えてきた行為の一つ一つに意味があったり、病気から守るための理由があったりすることも多いのです。お家時間が増えたこの頃、もう一度、暮らしを見つめ直して、健康的で快適な暮らしのためにできることはあるか、忘れていることはないか、考える機会にしたいものです。(了)
(時事メディカルより引用)
日本の習慣は素晴らしいですよね🤗
これも先人の知恵なのかもしれませんね🤔
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まず、欧米では仕事上の相手でも、しばしば握手をします。親しみの表現として軽く抱き合うハグも普通によく行われます。しかし、これらは新型コロナウイルス感染のリスクにもなるということで、昨年からは他国でも自粛すべきあいさつ行為となっています。握手の代わりに、各自が手を握ってグーを作り、お互いにグーを突き合わす「グータッチ」が行われたりしています。成功を喜ぶとき、健闘をたたえ合うときなど、「グータッチ」となるのです。
日本では、握手やハグではなく、お辞儀をする機会が日常生活でも頻繁にあります。あいさつのとき、お礼を言うとき、おわびをするとき、などなど。お辞儀は上半身を前傾させます。そのため、対面で人と向かい合うときは、お辞儀をすることを前提にして立ちます。2メートルまでは離れないかもしれませんが、およそ1.5メートル離れて立つでしょう。つまり、自然とソーシャルディスタンスを取っていたのです。
言葉でも違いがあります。イタリア語や中国語をはじめ他国の言葉に多い「パッ」「チュッ」「シェッ」などの破裂音が、日本語には比較的少なく、飛沫(ひまつ)が飛びにくいと思われます。そして、会話の途中で笑うときなども「ハッ、ハッ、ハッ」と、手で口元を隠します。女性では、あらかじめ手にしていたハンカチで、口を覆うしぐさも見かけます。このときのハンカチは、まさに、簡易マスクの役割です。手で口元を隠すのは、欧米人から見ると違和感があるらしいですが、飛沫を飛ばさないためには効果的とも思われ、感染予防には役立つ行為とも言えます。
訪問先の家に入るときは玄関のベルを押す前に、コートを脱いで畳んで手に持ち、玄関では靴を脱いで入ります。これも、そこに来るまでの間に、人混みや公共交通機関でウイルスが外套(がいとう)や靴に付着していた場合、家の室内にウイルスを持ち込まないことにつながります。ウイルスのみならず、花粉やホコリを家に持ち込むことも防げます。
玄関にはマットが敷いてあって、靴を脱いだら、まず、そのマットの上に上がり、用意されていたスリッパを履くことが多いでしょう。玄関のマットも、そこで屋外や足裏に付着していたウイルスを少しでも落としてくれるでしょう。そして、スリッパを履くことで、靴下などに付着していたウイルスを、訪問先の家のあちらこちらにまかないことにつながるかもしれません
そして、訪問先のお宅で部屋に通されると、花器に花が生けてあることもあります。花器は、花瓶よりも水面の面積が広いので、室内が乾燥しているときは、保湿に役立ちます。美しいお花が生けてある室内はすてきですが、健康面でもプラスになることがあるのです。
訪問先では、お絞りとお茶とお菓子など出されることがあります。海外でもお茶やお菓子などを出すことはあるでしょうけれど、お絞りが用意されることは少ないでしょう。お絞りで手を拭くだけでは、十分なウイルス対策とは言えません。でも、お絞りで丁寧に手を拭くことで、手に付着したウイルスを全部ではないでしょうが、多少は除去できます。招いた家の人にとっても、ウイルスがいっぱい付着した手でテーブルなどを触られるよりは、感染リスクを軽減できるというわけです。
すでに分かっていることとして、インフルエンザウイルスに対しては、緑茶に含まれるカテキンのエピガロカテキンガレードは、感染予防に効果があると言われています。もしかすると新型コロナウイルスの感染予防にもエピガロカテキンガレードは関わるのではないかと想像しています。これからの研究に期待したいです。
最近では、食生活もインターナショナルになって、いろいろな料理を食べる機会があります。しかし、日本の昔からの食事は、箸で食べる和食。一人ひとりの小皿が並ぶ食事が基本です。外食の割り箸は、地球環境を考えると課題もあるとして、何年か前には「マイ箸を持参」が、はやったことがありました。でも、最近はマイ箸を持ち歩く人は、かなり少数派でしょう。割り箸は、使い捨てですから衛生面ではメリットもあり、感染予防には良いことです。お客さまを迎えるときも、割り箸を用意することもあります。
大皿から取り分けるときは、取り箸が添えられています。これも感染予防には大切です。
手で食べるパンを主食にする食事より、洗いはしますが多数の人が使うスプーンやフォーク使用より、使い捨ての割り箸は、感染リスクが少ないはずです。
最近では、食事中に楽しく会話をしながら食べることが多いと思われますが、かつては「食事中は余計なおしゃべりはしないで、黙って食べる」と指導されていた地域や家庭もありました。これも食事中のおしゃべりでの飛沫感染を予防することには役立っていたはずです。コロナ禍で広く使われるようになった言葉はいろいろありますが、「黙食」もその一つです。黙って食べるとか、一人で食べるのは寂しいイメージがありますが、感染予防には、それらもお勧めの食事形式と言えます。
新型コロナウイルス感染対策という一つのことを通しても日本の生活や文化は、いろいろ興味深いところがあるのです。昔の人々が生活の中で考え、行い、伝えてきた行為の一つ一つに意味があったり、病気から守るための理由があったりすることも多いのです。お家時間が増えたこの頃、もう一度、暮らしを見つめ直して、健康的で快適な暮らしのためにできることはあるか、忘れていることはないか、考える機会にしたいものです。(了)
(時事メディカルより引用)
日本の習慣は素晴らしいですよね🤗
これも先人の知恵なのかもしれませんね🤔
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デブリ取り出しという難題 福島第一原発の「廃炉
東日本大震災に伴う福島第一原発の事故から10年、廃炉作業は今、溶け落ちた燃料「デブリ」の取り出しという難しい課題に直面しています。
1号機から3号機には溶け落ちた核燃料「燃料デブリ」が900トン近く残っているとみられます。
2号機格納容器下部からロボットアームを使った取り出しが今年中に始まる予定でしたが、来年に先送りになりました。
東京電力は新型コロナで十分な準備ができなかったと説明しています。
取り出しにあたっては、国と東電は格納容器を水で満たして高い放射線量から作業員を守る計画でした。
しかし、格納容器に損傷があって水がためられないことが分かり、計画は見送られました。
原子力規制委員会・更田豊志委員長:「(高い放射線の)遮蔽(しゃへい)が極めて難しい。本当に遠隔ですべてがやれるのかどうか、これは大きな課題だろうと思いますし、遮蔽の問題をどう解決するかは非常に難しいと思います」
デブリの取り出しはスタートラインにすら立てていません。(テレ朝ニュースより引用)
廃炉までの道のりはまだまだ先になりそうですね
廃炉が完了する前に大地震が来たらどうなるのでしょうか?想像しただけで恐怖しかない‥
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1号機から3号機には溶け落ちた核燃料「燃料デブリ」が900トン近く残っているとみられます。
2号機格納容器下部からロボットアームを使った取り出しが今年中に始まる予定でしたが、来年に先送りになりました。
東京電力は新型コロナで十分な準備ができなかったと説明しています。
取り出しにあたっては、国と東電は格納容器を水で満たして高い放射線量から作業員を守る計画でした。
しかし、格納容器に損傷があって水がためられないことが分かり、計画は見送られました。
原子力規制委員会・更田豊志委員長:「(高い放射線の)遮蔽(しゃへい)が極めて難しい。本当に遠隔ですべてがやれるのかどうか、これは大きな課題だろうと思いますし、遮蔽の問題をどう解決するかは非常に難しいと思います」
デブリの取り出しはスタートラインにすら立てていません。(テレ朝ニュースより引用)
廃炉までの道のりはまだまだ先になりそうですね
廃炉が完了する前に大地震が来たらどうなるのでしょうか?想像しただけで恐怖しかない‥
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