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2023年04月20日

「分かる! 英作文 〜中学基礎文法〜」 51 because, so


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分かる! 英作文 〜中学基礎文法〜 51 because, so

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※アプリと表記が異なるので、一部加筆修正しています(アプリでは日本文をタップすると英語が表記されるので、口頭英作文はアプリで練習することをお勧めします)


因果関係(原因と結果)を表す主な接続詞、because, so, as, sinceのうち、会話でよく使うbecause, soを中心に学習します。

従位接続詞のbecauseは、上の表のとおり、主節の内容を受けて、because節で「なぜなら」とはっきりとした理由を説明します。
その流れから、because節はたいてい主節の後ろに置かれます。
もしbecause節を前に置くときは主節の前にカンマが必要です。


Q1 今日は頭痛がするので学校に行けません。

【解答】I can't go to school today because I have a headache.
【注釈】「今日は学校に行けない、なぜなら頭痛がするから」と整理して英訳する。「頭痛がする」は have a headache ※痛みは数えられるものとして取り扱う → 不定冠詞がいる


等位接続詞のsoは、前の説明に続いて、その後に「だから」「そういうわけで」と結果や結論を述べます。この場合、通例soの前にカンマを置きます。先ほどの文をsoで言い換えてみましょう。


Q2 今日は頭痛がするので学校に行けません。

【解答】I have a headache today, so I can't go to school.
【注釈】「今日は頭痛がする、だから学校に行けない」と整理して英訳する


先ほどの要領でbecause、soの文をそれぞれ作ってみましょう。


Q3 私は昨日最終電車に乗り遅れたので、タクシーを使わなければならなかった。※becauseを使って

【解答】I had to take a taxi yesterday because I missed the last train.
【注釈】because節で主節の理由をはっきりと説明している。missは「乗りそこなう」。「タクシーを使う」をuse a taxiとしない


Q4 私は昨日最終電車に乗り遅れたので、タクシーを使わなければならなかった。※soを使って

【解答】I missed the last train yesterday, so I had to take a taxi.
【注釈】soの節で「そういうわけで」と、前の節の結果を説明している


Q5 私は地球温暖化の研究をしたいので、大学に行くことを決めました。※becauseを使って

【解答】I decided to go to college because I want to do research on global warming.
【注釈】researchは動詞の意味もあるが、会話ではdo researchが一般的。onは「〜に関する」(aboutより専門的な内容)。global warmingで「地球温暖化」


Q6 私は地球温暖化の研究をしたいので、大学に行くことを決めました。※soを使って

【解答】I want to do research on global warming, so I decided to go to college.
【注釈】因果関係を示すsoは「だから」「そういうわけで」の意味


Q7 (私は)眼が悪いので、コンタクトをつけています。※becauseを使って

【解答】I wear contacts because my eyesight is bad.
【注釈】コンタクトは、contacts(複数形。contact lensより一般的)。身につけるので動詞はwearを使う。eyesightは「視力」


Q8 (私は)眼が悪いので、コンタクトをつけています。※soを使って

【解答】I have bad eyesight, so I wear contacts.
【注釈】My eyesight is bad, so…でもよい


Q9 (私は)昨夜は腰痛がひどく、よく眠れませんでした。※becauseを使って

【解答】I couldn't sleep well last night because my back pain was really bad.
【注釈】腰痛は、back pain又はbackacheが一般的


Q10 (私は)昨夜は腰痛がひどく、よく眠れませんでした。※soを使って

【解答】My back pain was really bad last night, so I couldn't sleep well.


becauseと同じように理由を表す接続詞にas, sinceがあります。それぞれ用法に違いがあるので、確認しておきましょう。

because節は「なぜなら」とはっきりと明確に理由を示し、その理由は相手にとって知らない情報(新情報)なので、文末に置かれることが一般的です。※英語では意味の焦点が文末に置かれることが多い

一方、as, since節では、相手が既に知っている情報(旧情報)を軽く伝えるのが一般的です。since節は「ご承知かもしれませんが」と旧情報を伝え、as節は理由を軽く添える程度なので、文頭にくることが多くなります。※重要でない旧情報は前にきやすい


Q11 昨日は雪が降っていたので、一日中家にいました。

【解答】Since it was snowing yesterday, I stayed home all day.
【注釈】この時のhomeは副詞なのでatは不要(go homeなどの使い方と一緒)。会話では、”It was snowing yesterday, so I stayed home all day.” とした方が自然


Q12 私は家族が多いので、食費がすごく高いです。

【解答】Since I have a large family, food costs are quite high.
【注釈】会話では、”I have a large family, so food costs a lot.” とした方が自然 ※この時のcostは動詞で「(費用が)かかる」。解答文のcostは名詞の「費用」


Q13 私たちの子どもたちはまだ小さいので、ファミレスによく行きますね。

【解答】As our children are still small, we often go to family restaurants.
【注釈】会話では、”Our children are still small, so we often go to family restaurants.” とした方が自然


上記3つの英文では、いずれもas, because, sinceに置き換えできますが、このうち因果関係を最も強く表すのはbecauseです。
日常会話ではso, becauseがよく使われ、since, asを使った表現は少しかたいので文書でよく用いられます。

もう一つ、原因を表すときに使う、becauseとbecause ofの違いを確認しておきましょう。
becauseは接続詞なので後ろにS+Vがきますが、because ofは前置詞句なので後ろに名詞相当語句がきて「〜のため」という意味を表します。

こうした前置詞句は他に、due to, on account of, thanks toなどがあります。
併せて学習しておきましょう。


Q14 今日は頭痛で学校に行けません。※because ofを使って

【解答】I can't go to school today because of a headache.
【注釈】because ofは原因・理由を表す前置詞句の中で最も一般的に使われる。接続詞を使った ”I can't go to school today because I have a headache.” との違いをよく確認しておく


Q15 そのフライトは台風の影響により遅れています。※due toを使って

【解答】The flight has been delayed due to the typhoon.
【注釈】due toはややかたい表現。on account ofともできるが、こちらはよりかたく、後ろには困難な理由がくることが多い


Q16 あのチームは彼の偉大なパフォーマンスのおかげで勝ち続けている。※thanks toを使って

【解答】That team keeps winning thanks to his great performance.
【注釈】thanks toは「お陰で」といった感謝を表すが、皮肉に使うこともある。例:That team lost the game, thanks to his poor performance.(あのチームは負けたよ、彼の不調のお陰でね)


Q17 オンラインイベントが一般的になりましたね、パンデミックのおかげで。※thanks toを使って

【解答】Online events have become common, thanks to the pandemic.


原因・理由を表す接続詞とともに、前置詞句の使い方も一緒に覚えておきましょう。


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2023年03月20日

英作文のpoint 5 主語の選択

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「分かる! 英作文 〜中学基礎文法〜」アプリに掲載した「英作文のpoint」の最終回です。
「主語」の選択

※この項の英文は中級レベルの文法です。

英語では、主語・述語である「誰(何)が〜する(どうだ)」をどう伝えるかが大事でしたね。
なかでも、英作文において最も大事なのは主語の決定です。
これにより、述語と文の構成が決まるとともに、相手に伝わる印象も変わってきます。

具体的に確認していきましょう。
最初は「何を伝えたいか」で主語を選択する例です。

例えば、「この店では美味しい魚料理を食べられます。」と伝えたい時に、どのように英訳するとよいでしょうか?

よく見られるのが、述語の「食べられます」を見て、隠れた主語は「あなたは」と考え、「あなたは、この店で美味しい魚料理を食べることができます。」と整理し英訳する例です。

@ You can enjoy delicious fish dishes at this restaurant.

では、この他にも表現方法がないかを考えてみましょう。

日本人が英文を作るときは、「誰が〜する(だ)」というように「人」を主語にすることが多いのですが、それではどうしても表現に限界が出てきてしまうときがあります。

そんな時、人以外の「物」や「事」を主語にできないかを考えてみると、違った表現方法が見えてきます。もう一度、原文を見て考えてみましょう。

「この店では美味しい魚料理を食べられます。」

先ほどの@では、「あなたは」を主語にして「あなた」に焦点を当てましたが、例えば、この主語を「料理は」にしてみると、どうでしょうか?

「この店の魚料理は美味しいです。」とすれば、原文とは少し違っても、十分に意図は伝わりますね。

A The fish dishes at this restaurant are delicious.

さて、もう一度原文を見返して、他にも主語にできるワードがないかを考えてみます。

「この店では美味しい魚料理を食べられます。」

「この店はいい料理を出す」とすれば、「店は」を主語にしても文が構成できそうです。
和文整理すると、「この店は美味しい魚料理を提供します。」とできますね。

B This restaurant offers delicious fish dishes.


@〜Bは、どれもほぼ同じ内容ですが、ニュアンスが少しずつ異なります。@〜Bを見比べてみましょう。

@ You can enjoy delicious fish dishes at this restaurant.
A The fish dishes at this restaurant are delicious.
B This restaurant offers delicious fish dishes.


@の主語+述語は「あなたが+楽しめる」で、主語の「あなた」に焦点があたります。
Aは「料理が+美味しい」で、主語の「料理」に、Bは「お店が+提供する」で、主語の「お店」にそれぞれ焦点があたります。
例えば、友人や旅行者にお勧めするなら、@の表現を選ぶかもしれませんし、お店や魚料理を評価するなら、AやBの表現を選ぶかもしれません。

このように、主語を選択すると、その時の状況や、伝えたい内容で表現を適切に選ぶことができるようになります。

物・事主語の文は客観的

次に、「どのように伝わるか」の観点で主語を考えてみましょう。

主語には名詞相当語句がくるので、「人」、もしくは「物・事」が主語になります。
人を主語にすると、当然ですが、その「人」が関係する言い方になります。先ほどの「あなたが+楽しめる」もそうでしたね。

一方、物・事を主語にすると、「人」が出てこないので、客観的な表現にすることができます。先ほどの「料理が+美味しい」も客観的でした。

違う例で考えてみましょう。
英語で「ビーチまではどのくらいの時間がかかりますか?」と聞かれたとします。
もし、「車で10分です。」と答えたい場合、どのように伝えるとよいでしょうか?

次のQ1-Q3の英訳にチャレンジしてみてください。

Q1 そのビーチへは車で10分で着きます。※ Youを主語にし「Youが着ける」と作る

【解答】You can get to the beach in ten minutes by car.
【注釈】「あなたは車で10分後にそのビーチに着ける」と和分整理。get to(〜へ着く)はreachでもOK。10分後はin ten minutes(afterやlaterは現在や過去基準で使い、現在から見た未来はinを用いる)


Q2  そのビーチへは車で10分で着きます。※ A 10-minute driveを主語にし「A 10-minute driveが連れて行く」と作る

【解答】A 10-minute drive will take you to the beach.
【注釈】「10分のドライブ(道のり)があなたをそのビーチへ連れて行くでしょう」と和分整理。”10-minute” のようにハイフンで繋ぐと形容詞化できる(この場合、nimuteは複数形にしない)。この時のdriveは名詞で「道のり」


Q3 そのビーチへは車で10分で着きます。※ The beachを主語にし「The beachは離れたところにある」と作る

【解答】The beach is a just 10-minute drive away.
【注釈】「そのビーチはほんの10分のドライブ(道のり)だけ離れたところにある」と和分整理。この時のawayは副詞で「〜だけ離れて」「〜のところにあって」


Q1は人主語で、Q2、Q3は物・事主語ですね? 英語ではこうした人以外の「物・事」をよく主語にします(無生物主語と言う)。

Q2、Q3の物・事主語の文は、日本語にすると少し不自然な感じを受けるかもしれませんが、英語では自然です。「物・事が〜する(だ)」という英語的発想の表現と言ってもよいかもしれません。

Q1の主語は「あなた」で、人主語です。主語の「あなた」に焦点が当たるので、「あなたはそこに行くことができる」、つまり、「あなたはできる」と言っています。

一方、Q2、Q3は、主語が物・事なので、人に焦点を当てていません。人を主語にしないこのような文は、客観的な表現になります。

日本語でもそうですが、親しくない人には、例えば「車なら10分くらいですかね。」のように、簡潔で客観的な言い方をしますよね?

英語でも同様です。英語の場合は主語を原則省きませんので、Q1の形でも問題ありませんが、親しくない人が相手なら、Q2、Q3の表現の方が無難な言い方になります。
※言い方次第でもあるので、Q1が失礼な言い方というわけではありません。

簡潔な文構成に

さて、主語の選択により与える印象の違いを、もう少し考えてみましょう。
次からの文を、指示に従って英訳してください。


Q4  飲酒運転すると100万円の罰金です。※ youを主語にし「罰金になるよ、もしyouが飲酒運転で捕まると」と作る、「飲酒運転」はdrunk driving

【解答】You will be fined one million yen if you are caught drunk driving.
【注釈】和文和訳は「もしあなたが飲酒運転で捕えられると、あなたは100万円の罰金が科せられるでしょう」。fineは「〜に罰金を科す」


Q5 飲酒運転すると100万円の罰金です。※ The fine(罰金)を主語にし「The fineは100万だ」と作る

【解答】The fine for drunk driving is one million yen.
【注釈】「飲酒運転の罰金は100万です」と和文整理。文の骨格は、The fine(S) is(V) one million yen(C).


何ごとも言い方で受ける印象が変わりますが、Q4は主語の ”You” を強調すると、警告調になります。
一方、Q5は「人」を主語にせず、「罰金は100万」という事実だけが述べられるので、客観的な表現になっています。

また、人主語のQ4は節が2つあり、単語数が13で構成されていますが、物・事主語のQ5は節が1つ、単語数が9で構成されています。※節とはSVを含む文のこと。

Q5の文の方が、単語数が少なく、節が1つになので文が簡潔になり、内容が明瞭に伝わります。
このように、物・事主語の文は、構成が比較的簡潔になったり、「何が+どうだ」という因果関係が分かりやすくなる傾向があります。


Q6  私はこの曲を聴くと高校生の頃を思い出す。※ Iを主語とし「私がこの曲を聴くといつでも…」と作る。

【解答】I remember my high school days whenever I listen to this song.
【注釈】和文整理は「私はこの曲を聴くといつでも、高校の日々を思い出す」


Q7 私はこの曲を聴くと高校生の頃を思い出す。※ This songを主語とし「This songは思い出させる」と作る。

【解答】This song reminds me of my high school days.
【注釈】和文整理は「この曲は私に高校の日々を思い起こさせる」。remind 人 of 〜で「人に〜を思い出させる」


人主語のQ6は節が2つ、単語数が12ですが、物・事主語のQ7では節が1つ、単語数が9で、文構成がシンプルになりました。


Q8  このIDカードがあればこの部屋に入ることができます。※ youを主語とし「もしyouがIDカードを持てば…」と作る

【解答】If you have this ID card, you can enter this room.
【注釈】和文整理は「もしこのIDカードを持っていれば、あなたはこの部屋に入ることができます」


Q9 このIDカードでこの部屋に入ることができます。※ This ID cardを主語とし「IDカードが入るのを許す」と作る

【解答】This ID card allows you to enter this room.
【注釈】和文整理は「このIDカードはあなたがこの部屋へ入るのを許す」。allow 人 to doで「人がdoできるようにする」


人主語のQ8は節が2つ、単語数が11で、物・事主語のQ9は節が1つ、単語数が9です。
Q9の文は、例えば誰かに部屋への入り方を説明する時だったとしたら、Q8の ”you can…” という文より、客観的ですね。

このように、物・事主語は、簡潔で因果関係を明瞭な文にすることができますが、反面、客観的で端的な表現は、人主語に比べ少しかたい表現になりがちです。
そうした点で、物・事主語を使った表現は、文書やビジネスなどでよく使われるほか、あまり親しくない人との会話などで使われる傾向があります。

一方の人主語を使った表現は、いくぶん冗長的になりますが、「あなた」に問いかけるので、親しい人との会話などのほか、「あなた」にメリットがあるようなメッセージ等でよく使われます。

こうしたそれぞれの特徴を踏まえ、状況に応じて主語を選択し、表現方法を使い分けることができると、より円滑なコミュニケーションが行えるようになります。

客観的表現で相手を気遣う

英語には日本語のような敬語はありませんが、物・事主語で客観的な表現にすることにより、相手を気遣う言い方にすることができます。

次の問題でそうした例を確認しましょう。


Q10 なぜ、あなたは日本に来たのですか? ※ youを主語にし「youはなぜ来たか?」と作る

【解答】Why did you come to Japan?


Q11 なぜ、あなたは日本に来たのですか? ※ Whatを主語にし「何があなたを連れてきたか?」と作る

【解答】What brought you to Japan?
【注釈】又は ”What brings you to Japan?”。和文和訳は「何があなたを日本に連れてきたのか?」


Q10は「あなた」に理由を尋ねる直接的な表現で、言い方によっては歓迎されていない印象を相手に与えます。
なぜなら、私たちが外国に行ったとき、現地の人に、「あなた、何でここに来たの?」と素っ気なく言われたら、「来てはいけなかったのかな?」と感じてしまうかもしれません。

一方、Q11は「何があなたをそうさせたの?」と、日本に来るに至った状況を尋ねるので、相手を思いやった丁寧な言い方です。


Q12 なんでこの伝統工芸に興味を持ったのですか? ※ Q11を参考に、Whatを主語として

【解答】What made you interested in this traditional craft?
【注釈】使役動詞makeは「S+make(V)+O+C」の形で「SがOをCにさせる(V)」→「何があなたに伝統工芸への関心を持たせたか?」。この文のinterestedは形容詞「関心がある」


ちなみに、Q12を人主語にすると “Why are you interested in this traditional craft?” とできます。
失礼な言い方ではありませんが、少し直接的ではあるので、親しくない人には、“if you don't mind me asking. (私が尋ねても気を悪くされないなら)” などのクッション言葉をこの質問の後に付けると、より丁寧になります。

ただし、何においても言い方次第の面がありますので、相手に失礼のないようにと文の構成を気にし過ぎる必要まではありません。
外国人が少し間違った日本語で話してきたとしても、私たちが目くじらを立てることはありませんよね?

語学は、多少間違ってもよいくらいの勢いで会話した人の方が、たいてい上達も早いです。
会話では、表情や声のトーンでも思いが伝わりますので、細かい表現方法や間違いを気にして話すのをためらうよりも、発話することの方がより大切です。

学習上の効果

さて、ここまで無生物主語を中心に、主語を選択した場合の効果についてご説明してきました。

もう一つ、主語の選択を考えることには副次的な効果があります。
それは、このプロセスが英語力の向上に役立つことです。

実際の英会話において、言いたいことが言えないもどかしさは誰もが経験します。
そんな時でも、主語の選択により英語での表現方法を広げられると、別の伝え方ができるようになります。
表現方法はたくさんあるということを前提に、英作文の時は、主語を何にするかを考えてみてください。

とは言っても、どんな表現方法があって、どんな構文があるのかを知らないと、どのように英作文してよいかは分からないものです。
そのため、本アプリで文法力を強化するほか、普段から英文記事などを読んで、使えそうな表現を見つけたらストックし、それらを活用して表現を増やすことなどにより、英語の運用力を高めるようにしてください。


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外国人と話をすると、思いのほか日本のことを話すことが多いことに気がつきますが、意外に知らない日本のこと。それらを話せれば、ネイティブとの会話も弾み、英会話の運用力も向上します。
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2023年02月23日

英作文のpoint 4 伝わる表現に

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「分かる! 英作文 〜中学基礎文法〜」アプリに掲載した「英作文のpoint」の続きをアップします。
順次、内容を更新していきますが、アプリには全文を掲載していますので、続きを先にご覧になりたい方はアプリを参照ください。

表現方法はたくさんある

日本語で言いたい内容を全て英語に置き換えて訳していくのは、相当の英語力があっても難しいことです。

ましてや、表現方法が違う英語と日本語なら尚更です。そのため、英語を母国語としない私たちは、たいてい限られた英語知識のなかから言いたいことを伝えなければなりません。
テストの問題として英作文が出されたときは、その和文を忠実に英訳していく必要がありますが、日常会話なら意味が伝わればOKですよね?

例えば、自己紹介で “My hobby is listening to music.” (私の趣味は音楽鑑賞です。) と言いたいときに “hobby(趣味)” が思い浮かばなかったとしたら、どう伝えたらよいでしょうか?

これは言い方を代えて、”I like listening to music.” (私は音楽鑑賞が好きです。) と言っても伝わりますね?
また、I’m good at playing tennis. (私はテニスが得意です。) と言いたいとき、”be good at~” (〜が得意) が思い浮かばない時はどうでしょう?

そのときは、”I’m a good tennis player.” と言っても伝わりますね。日本語だと「私は上手なテニス選手です。」と言うのは少しはばかられますが、英語では自然な表現です。

このように、会話では全くイコールに訳す必要はなく、伝えたい内容を相手にわかってもらえれば必要な意思疎通ができます。

また、会話の流れも大切なので、思い出せない表現を探したり、自信のない表現を使ったりするより、得意な言い回しで表現してしまうのもテクニックの一つです。
このように、伝えたい内容を自分の英語力の範囲で言える表現に変えたり、難しい表現をやさしい表現に変えたりすることで、コミュニケーションができる可能性が高くなります。

「やさしい日本語」に変換

難しい表現を伝わりやすくするコツは、小学生にも通じる「やさしい日本語」を作ることです。

例えば、「この部屋は土足禁止です。」と言いたいとき、「土足禁止」を英訳するのは大変です。この場合は、「靴を脱いで」と言い換えてもよいですよね?

「靴を脱いでね、この部屋に入るためには」と整理すればできそうです。

Q1−1 「靴を脱いで」を英訳してみましょう。

【解答】Take off your shoes.
【注釈】take offで「〜を脱ぐ」。”You take off your shoes.” のYouを省いて動詞(原型)から始めると命令形になる


Q1-2  Q1-1の解答文に「この部屋に入るために」を英訳して加えてください。

【解答】Take off your shoes to enter this room.
【注釈】to不定詞の副詞的用法。to以下を省いても文が成立するので副詞的用法と判断できる(副詞は修飾語)


他にも言い方はあります。「この部屋では靴は許されていません。」としても良いですよね。


Q2-1 「靴は許されていません。」を英訳してみましょう。※靴を主語にした受動態で

【解答】No shoes are allowed.
【注釈】直訳は “Shoes are not allowed.“ だが、言いたいことは ”No shoes” なので、最初に否定してしまう(英語的な表現)


Q2-2  Q2-1の解答文に「この部屋では」を英訳して加えてください。

【解答】No shoes are allowed in this room.
【注釈】「この部屋では」→「この部屋(の中)で」→ “in this room”。Q1-2のように ”to enter this room” としてもOK


例えば、買い物で「どちらにしようか迷っています。」と言いたい場合、「迷っている」という英語表現はなかなか適当なものが見当たりません。
そうした場合、その時の状況から「決められません!」と言ってしまうのも一つの方法です。

「私は決めることができません!」と和文整理して英訳してみましょう。


Q3-1 「私は決めることができません!」を英訳してください。

【解答】I can’t decide!
【注釈】decideは、自動詞(心に決める)、他動詞(〜を決める)の両方の用法があるが、ここでは自動詞


Q3-1も、次のように言葉を付け足すことで意味を明確にできます。


Q3-2  Q3-1に「どちらにすべきか」を加え、 「私はどちらにすべきか決められません。」を英訳してください。

【解答】I can’t decide which one to choose!
【注釈】この時のdecideは他動詞で、which以下全てがdecideの目的語。“one” は「やつ」を意味する不特定なものの代名詞。“I can't decide which one I should choose” としてもよい


「雪の影響で電車が運転を見合わせている」と伝えたい場合、やさしい言い方の一例では、「雪のために電車が停まってる。」としてもよいですね。


Q4-1 「電車が停まってる。」を英訳してください。 ※「電車は停められている。」と訳す。

【解答】The trains have been stopped.
【注釈】いくつかの電車が停まっているので複数のtrainsに。どの電車(路線)かが明らかなので特定のtheを付ける。電車は「停められている」という受動態の表現を用い、過去から現在まで継続しているので現在完了にする


Q4-2  Q4-1の解答文に「雪のため」を英訳して加えてください。※「〜(原因・理由)のため」は “because of~” を用いる。

【解答】The trains have been stopped because of the snow.
【注釈】“because of~” は前置詞句で「〜」には原因・理由を表す名詞相当語句がくる。「この雪で」と特定しているのでsnowにはtheがつく。“because it’s snowing” としてもよい


「雪のために電車が走っていない。」とすることもできます。


Q5 「雪のために電車が走っていない。」を英訳してください。※「雪のため」はQ4-2参照

【解答】The trains aren’t running because of the snow.
【注釈】現在完了進行形でもよい。現在進行形は現在走っていないことを表し、現在完了進行形は、過去から現在まで継続して走っていないことを表す


「この雪が電車を停めている。」という言い方もできますね。日本語ではあまり言いませんが、英語では自然な表現です。


Q6 「この雪が電車を停めている。」を英訳してください。※現在完了を使って

【解答】This snow has stopped the trains.
【注釈】「誰(何)が〜する(だ)」と表す英語らしい構文。現在完了を使うことでしばらくの間、停まっていることが伝わる

英訳は主語を決めることが大切

Q4、5は「電車」を主語にして文を構成しましたが、Q6では「雪」を主語にしました。そして、これにより、文の構成が変わっています。

英訳をするときに大事なのは、主語を決めることです。
もしかしたら、主語を変えると英訳しやすく、伝わりやすくなるかもしれません。
主語を変えて英文が構成できるかどうか、都度考えることで英語力が向上します。とても重要なので、point 5で掘り下げてご説明します。

曖昧な表現は明確に

英作文で気を付ける点として、できるだけ英語的発想で考えるということがあります。
英語圏の人はYes, Noをはっきりする傾向があり、日本人的に物事を曖昧にするような表現や、遠慮した物言いは良しとされません。

例えば、“Would you like to go shopping this weekend?” (今週末買い物に行きませんか?) と誘われて、”Maybe I think I can go.” (多分行けると思います。) と答えたら、相手からすると「どっちなんだ?」となります。
“maybe(多分)” は50%程度の確率ですし、さらに「思う(I think)」と曖昧にしたら余計に相手を戸惑わせます。
日本的な考え方を一旦横に置いて、行くつもりなら「行く」と言い切ってしまいましょう。行けなくなったら、理由を言って断ればよいのです。もしNoなら、その理由も伝えましょう。

基本的に言い切る

日本人はよく「〜と思います」「〜と考えています」を使いますが、英語表現では本当にそれらが必要かを考えなければなりません。

例えば、「将来は医者になりたいと思っています。」と言う時に “I think” は要りませんね。
「なりたい。」と自分が願うことに「思う」を付ける必要はありません。“I want to be a doctor in the future.” と言い切りましょう。※そもそもwantには「〜をしたい(と思う)」というカッコ内の意味も含まれます。

「買い物に行こうと思うけど。」は、本当に思案しているなら “I'm thinking of going shopping.” でよいですが、行くつもりでいるなら ”I’m going shopping.” と言い切ります。
日本人はとかく予防線を張って、中庸な表現を選びがちですが、英語では基本的に自分の考えをはっきり言います。

挨拶でも “How are you?” (調子どう?) と聞かれると、日本人は「まあまあ」を意味する ”So-so.” と答えがちですが、相手からしたら “Why so-so?” (なぜ、まあまあ?) とモヤモヤします。
日本語の「まあまあ」は「悪くはない」「それなりに良い」を意味しますが、”so-so” はどちらかというと平均以下という印象で、決して “good” に近い表現ではありません。
日本の感覚で「まあまあ」の調子なら、”I’m good, thanks.” と言い切りましょう。

「等」はあまり使わない

いくつかの例を出したいとき、「〇〇や△△、××等」という言い方をよくしますね。
英語で「〜等」は、“and so on”、“etc.” と習いますが、使われる頻度はそう高くありません。

では、どう表現するかというと、such as、like、for example、including などを使って具体例をいくつか示します。
例えば、”Western foods such as bread and pasta are very popular in Japan.” (パンやパスタなどの欧米の食品は日本でとても人気です。) のようにします。
パンやパスタの後ろに英語で etc. をつけても、あまり大きな意味を持ちませんよね?

なんとなく漏れがあってはいけないと「〜等」を付けがちですが、いくつか例示すればよい場合がほとんどです。そして、具体例の方がよく伝わります。

以上のような日本的な発想は一旦忘れ、英語的な発想を取り入れていくことが英作文のポイントの一つです。


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2023年02月20日

英作文のpoint 3 日本語の整理

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曖昧な日本語表現の整理


主語は、一般的に「〜は」や「〜が」にあたるものですが、日本語で「この車が欲しい。」という場合の主語は「この車が」ではありませんね?
「この車が欲しい。」は、「私はこの車が(を)欲しいと思う。」という整理をしないと “I want this car.” とできません。

同様に、「今日は疲れた。」の主語は、「今日は」ではありません。
これも、「私は今日は疲れた。」と整理し、”I am tired today.” とします。
”tired” は形容詞なので、英文を構成するときは「be+形容詞」の形にするのでした。

英会話(英作文)をするときには、このような曖昧な表現の日本語を、頭の中ででも整理することが必要になります。

こうした日本語の整理をして英訳する練習をしてみましょう。実際に会話する場面をイメージして、主語が何か、述語をどう表現するか等を考えて英訳してみてください。


Q1 「冬は好きではないです。」を英訳してください。

【解答】I don’t like winter.
【注釈】「私は冬が(を)好きではない」と整理する。I(S) don’t like(V) winter(O). の第3文型。O(目的語)は動詞の動作の対象となるもので、日本語では「〜を、〜に」に当たるもの。「好きではない」ものの対象は「冬」← 動詞の目的語(O)


Q2 「彼女はとっても親切。」を英訳してください。

【解答】She is very kind.
【注釈】「彼女=親切」→ 述語はbe動詞と判断できるので和文は「彼女はとても親切です」と整理。形容詞のkind(親切な)は、“be+kind” で表す


Q3 「これ欲しい?」を英訳してください。

【解答】Do you want this?
【注釈】話し相手(あなた)に尋ねるので主語は「あなたは」。「あなたはこれを欲しいと思う?」と整理。Do(V) you(S) want(V) this(O)? の第3文型。動詞「欲しいと思う」の対象は「これ」← 動詞の目的語(O)


Q4 「兄が2人います。」を英訳してください。

【解答】I have two brothers.
【注釈】主語は話し手である「私」と想像できるので、「私は2人の兄を持つ」と整理。家族やペットがいる場合の「いる」にあたる英語の動詞は “have” → 和訳する時は「いる」とする。haveの目的語は「2人の兄」


Q5 「このパソコン使っていい?」を英訳してください。

【解答】Can I use this PC?
【注釈】「私はこのパソコン(PC)を使うことができるか?」と整理。useの目的語は「このPC」。パソコンは和製英語なので、”computer” 又は ”PC” とする(PCはpersonal computerの略)


Q6 「宿題が終わった。」を英訳してください。

【解答】I finished my homework.
【注釈】「私は私の宿題を終えた」と整理。「宿題」は誰の宿題かを明示する。※英語では名詞に冠詞が付くかどうかを都度考える。“I’ve finished my homework.” と現在完了にすると、しばらくやっていて終わった、という意味になる


Q7 「今日はとても楽しかったよ。」を英訳してください。

【解答】I had a great time today.
【注釈】隠れた主語「私」を見つける。文意を「素晴らしい時間を過ごした」として和文和訳。「時間を持つ」も動詞haveを用いる。haveの目的語は「素晴らしい時間」


さて、このくらい短い文章だと整理しやすいですが、少し長い文章になるとどうでしょうか?

文章は、前にもご説明したとおり、「文の骨格+修飾語」で構成されますが、修飾語がたくさんあると、文の骨格が見えにくくなるときがあります。

そうした、少し長い文章を英訳するときは、文の骨格を探し、そこから肉付けしていきます。その手順で英訳してみましょう。

まず、修飾語を省いて「誰が、何を、どうした。」のようなシンプルな文を日本語で考えます。
英語の5文型で考えられればベターですが、慣れていなければ、自分が作れそうなシンプルな文で結構です。
以下、例題をやってみましょう。


例-1 「数学は毎日2時間勉強してますよ。」→ 修飾語を省いて、シンプルな和文に整理してください。

【解答】私は数学を勉強する。
【注釈】主語は「私は」。「勉強してますよ」は「勉強する」でよい。普段の習慣であって、今進行中の動作ではないので進行形にはしない → 語尾に惑わされない。「毎日2時間」は修飾語


例-2 例-1の解答文(整理した和文)を英訳してください。

【解答】I study mathematics.
【注釈】文の骨格は、”I(S) study(V) mathematics(O).” の第3文型


例−3 例-2の解答文(文の骨格を英訳したもの)に「毎日2時間」を英訳して加えてください(例-1の和文の英訳を完成させる)。

【解答】I study mathematics for two hours every day.
【注釈】forは継続した時間・期間を表す前置詞。everyは「毎」を表し、後ろにつく名詞は単数形。every day、every weekなどの表現の時は前置詞は要らず、文末等に置く(副詞的役割)


慣れないうちは文の骨格が見つけられないかもしれませんが、英文法の基礎を学ぶとだんだん整理がつくようになります。
では、先ほどの要領で演習してみましょう。


Q8−1 「今、彼女が学校の門のところであなたを待ってるよ。」→ 修飾語を省いて、シンプルな和文に整理してください。

【解答】彼女は待っている。
【注釈】「今」「学校の門のところで」「あなたを」は修飾語。「あなたを」は一見目的語に見えるが、「待つ」は自動詞(自らの動作のみ)で目的語を取らないので「あなたを」は目的語ではなく修飾語になる


Q8−2 Q8-1の解答文を英訳してください。

【解答】She is waiting.
【注釈】She(S) is waiting(V). の第1文型。「待っている」は進行中の動作なので進行形にする


Q8−3 Q8-2の解答文に「あなたを」を英訳して加えてください。

【解答】She is waiting for you.
【注釈】“wait for~” で「〜を待つ」。目的語を取らない自動詞(wait)の後ろに名詞等の修飾語を置く場合、この文のように前置詞を伴う(目的語を取るのは他動詞)


Q8−4 Q8-3の解答文に「学校の門で」を英訳して加えてください。

【解答】She is waiting for you at the school gate.
【注釈】学校の門というポイント的な場所を示す前置詞は「地点」のat。「学校の門」は会話相手も知っている場所なので、特定を意味するtheを付ける


Q8−5 Q8-4の解答文に「今」を英訳して加えてください。

【解答】She is waiting for you at the school gate now.
【注釈】時を表す副詞(now)はたいてい文末に置く(副詞には前置詞を伴わない)



Q9−1 「去年初めてカナダを訪れてみました。」→ 修飾語を省いて、シンプルな和文に整理してください。

【解答】私はカナダを訪問した。
【注釈】「訪れてみた」は「訪れた」ということ。日本語的な曖昧表現は素直な表現に


Q9−2 Q9-1の解答文を英訳してください。

【解答】I visited Canada.
【注釈】I(S) visited(V) Canada(O). の第3文型。visitは後ろに目的語を取る他動詞なので、visited to Canadaなどとしない。※goの場合は自動詞なのでwent to Canadaとtoを入れる必要がある


Q9−3 Q9-2の解答文に「初めて」を英訳して加えてください。

【解答】I visited Canada for the first time.
【注釈】「初めて」は ”for the first time” (決まり文句なのでこのまま覚える)


Q9−4 Q9-3の解答文に「去年」を英訳して加えてください。

【解答】I visited Canada for the first time last year.
【注釈】「去年」はlast year。英文の黒字は修飾語(文の意味を詳しく説明する役割)なので省いても文が成立することが確認できる



Q10−1 「うちの子どもたちは庭でボール遊びしてるところ。」→ 修飾語を省いて、シンプルな和文に整理してください。

【解答】私たちの子どもたちは遊んでいる。
【注釈】「ボール遊び」は「ボールで / 遊んでいる」→ 「ボールで」は修飾語


Q10−2 Q10-1の解答文を英訳してください。

【解答】Our children are playing.
【注釈】Our children are playing.Our children(S) are playing(V). の第1文型。進行中の動作を表すので進行形にする


Q10−3 Q10-2の解答文に「ボールで」を英訳して加えてください。

【解答】Our children are playing with a ball.
【注釈】「ボールで(とともに)」は ”with a ball”。playは自動詞と他動詞とがあり、「遊ぶ」の意味では自動詞。自動詞の場合は基本、修飾語を「前置詞+名詞」等で付加する


Q10−4 Q10-3の解答文に「庭で」を英訳して加えてください。

【解答】Our children are playing with a ball in the garden.
【注釈】「庭で」は広い空間のイメージの前置詞 ”in” を使ってin the garden。場所・日時等を表す「前置詞+名詞」はたいてい修飾語になる



Q11−1 「彼は将来オーストラリアで働くために一生懸命英語を勉強している。」→ 修飾語を省いて、シンプルな和文に整理してください。

【解答】彼は英語を勉強している。
【注釈】「将来オーストラリアで働くために」「一生懸命」は、なくても文が成立する修飾語。「〜のため」はto不定詞を使えると考える


Q11−2 Q11-1の解答文を英訳してください。

【解答】He has studied English.
【注釈】目的のために過去から継続して勉強していると考え現在完了にする。※現在進行形は今まさに継続中の動作を表すので、この文ではそぐわない


Q11−3 Q11-2の解答文に「一生懸命」を英訳して加えてください。

【解答】He has studied English hard.
【注釈】「一生懸命」は様態を表す副詞hardで、動詞studyを修飾している。基本、修飾する動詞の直後に置く


Q11−4 Q11-3の解答文に「オーストラリアで働くために」を英訳して加えてください。

【解答】He has studied English hard to work in Australia.
【注釈】“to work~” は不定詞の副詞的用法で「〜のため」を意味する(副詞的用法のto以下は全て修飾語)


Q11−5 Q11-4の解答文に「将来」を英訳して加えてください。

【解答】He has studied English hard to work in Australia in the future.
【注釈】「将来」は “in the future” で決まり文句。「前置詞+名詞」で時を表す副詞句は、たいてい文末に置かれる



Q12−1 「今手を振っている女の人が私の友達。」→ 修飾語を省いて、シンプルな和文に整理してください。

【解答】(その)女性が私の友達です。
【注釈】「今手を振っている」が修飾語と判断できれは、「女の人が友達」という骨格が見つかる


Q12−2 Q12-1の解答文を英訳してください。

【解答】The woman is my friend.
【注釈】womanには「その」を意味するtheを付ける。The woman = my friendになる第2文型


Q12−3 Q12-2の解答文に「今」「我々に手を振っている」を英訳して加えてください。

【解答】The woman waving at us now is my friend.
【注釈】"The woman (who is) waving at us now” のカッコ内が省かれて分詞になっている。「手を振る」は wave。atは地点(ポイント)を表し、まさに私たち(us)に向けて手を振っているイメージ



少し難しく感じたものもあるかもしれませんが、英語のルールに照らし合わせて文の骨格を見つける練習をしていくと、どんどんできるようになります。

そして、そうした和文の整理がうまくできてくると、英作文のコツが分かってきますよ。


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2023年02月03日

英作文のpoint 2 表現方法の違いA

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〜@からの続き

一般的に、there is構文は、話し相手が知らない新たな情報(新情報)を伝える時に使い、既に話し相手が知っている情報(旧情報)では、there is構文を使いません。

これは、英語が一般的に新しい又は未知の情報(新情報)は文の後ろの方に、古い(又は)既知の情報(旧情報)は前の方に置かれる傾向があることと関係しています。

具体的には、「あなたの辞書が机の上にある」なら、「あなたの辞書」は話し相手が知っている旧情報なので、”Your dictionary is on the desk.”となり、“Your dictionary” が前に置かれた通常のbe動詞の構文を用います。

「(誰のか分からないけど)辞書が机の上にある」なら、話し相手が知らない新情報なので、”There is a dictionary on the desk.” と “a dictionary” を少し後ろに置いた there is構文を用います。

定冠詞 “the” や所有格の人称代名詞 ”your” などがつく人や物は、どんなものか、誰のものかが特定されているので、既知の情報、すなわち旧情報と判断できます。

このような特定された人や物が主語のときには、there is構文を用いません。

一方、不定冠詞 ”a” や ”some” などがつく人や物は不特定を意味するので、未知の情報、すなわち新情報と判断できます。
こうした不特定の人や物が主語のときに、there is構文を用います。
「存在する」= there is構文と公式的にとらえず、使い分けを意識してください。

ところで、”There is a dictionary on the desk.” の主語・述語は何でしょうか?

正解は、主語が ”dictionary”、述語が ”is” です。
主語が複数なら、”There are(V) some dictionaries(S) on the desk.” のように主語の前に置かれたbe動詞が変化します。
There自体に意味はなく、訳しません。
There V+Sの特殊な構文ですが、第1文型に分類されます(There V+Sの後ろには修飾語のみが置かれます)。

こうしたルールが分かると、使い方に迷わないようになり、発言にも自信を持てるようになります。
英文法を理解していくと、会話集や文例などの表現を一部変えて、自分なりの表現にしていくこともできるようになります。

表現の仕方の違い


例えば、「頭痛がする。」という英語の言い方は、”I have a headache.” です。
直訳すると、「私は頭痛を持っている。」となり、日本語では不自然な表現となりますね?

しかも、頭痛を意味する ”headache” に ”a” が付いています。
これは、英語では「頭痛」が可算名詞(数えられる名詞)であることを意味します。
そもそも、名詞があったら、”the” か ”a” か、もしくは無冠詞かを考えなければいけないところから日本語と表現方法が違うわけですが、痛みが数えられる名詞であるという扱いにも、不思議な感じがするかもしれません。

こうした、日英の表現の違いを感じる英訳をやってみましょう。
ヒントですが、次からの問題で使う動詞は、日常会話でよく使われる ”have” か “get” のどちらかを使います。


Q1「私は喉が痛い(ヒリヒリする)。」を英訳してください。※「ヒリヒリする」は形容詞の ”sore”、喉は ”throat”

【解答】I have a sore throat.
【注釈】直訳だと「私はヒリヒリする喉を持っている」→ 痛みがある


Q2「風邪を引いている。」を英訳してください。 ※「風邪」は “cold”

【解答】I have a cold.
【注釈】「痛み」と同様に可算名詞で、直訳では「風邪を持つ」。coldは「寒い、冷たい」という形容詞のほか、「風邪」という名詞としての意味がある


Q3「彼は怒った。」を英訳してください。

【解答】He got angry.
【注釈】“He is angry.” で怒っている状態。getにすると平常状態から「怒る」への変化を表す


Q4「外は暗くなってきた。」を英訳してください。※「外(側)に」は ”outside”(副詞)

【解答】It is getting dark outside.
【注釈】天気や寒暖、明暗を表す時の主語は、非人称の “it” を用いる →「それは」と訳さない。getで「なる」という変化を表し、be gettingで「なってきている」を意味する

Q5「この猫は青い目をしている。」を英訳してください。

【解答】This cat has blue eyes.
【注釈】直訳は「この猫は青い目を持つ」。目は2つあるのでeyes


Q6「私はTOEIC700を取った。」を英訳してください。

【解答】I got 700 on the TOEIC.
【注釈】 getの原義は「(努力して財産等を)獲得する」→ ここでは「〜を得る」の意味。この時のonは「〜に関する」で、about(〜について)より専門的な時に使う


Q7「私は明日散髪するつもり。」を英訳してください。

【解答】I am going to get a haircut tomorrow.
【注釈】“get a haircut” で「散髪する」。”have a haircut” で「散髪してもらう」。getとhaveには多様な意味と活用がある


Q8「この部屋には窓が一つしかない。」を英訳してください。

【解答】This room has only one window.
【注釈】「ある」を意味するthere is構文もあるが、「何が(主語)〜だ(述語)」の構文の方が英語らしい表現。「部屋が窓を持つ」という言い方は日本語ではしないが、英語では自然


Q9「この部屋には窓が一つもない。」を英訳してください。

【解答】This room has no windows.
【注釈】直訳すると「1つもない窓を持っている」。英語では否定でこのような表現をよくする。 noの後ろにつく名詞は、通常複数あるものなら複数形にする


Q10「どうやって空港まで行ったの?」を英訳してください。

【解答】How did you get to the airport?
【注釈】「どのように空港に到着しましたか?」ということ。goは日本語の「行く」とイコールではなく、今いる場から離れる時に用い、到着点に着く意味ではgetを用いる。get to~で「〜に着く」


Q11「このパソコンにはマイクが付いていません。」を英訳してください。

【解答】This computer does not have a microphone.
【注釈】「パソコンがマイクを持っている」でマイクを装備しているという意味になる。パソコン、マイクは和製英語


いかがでしたか?
どれも日常的によく使う表現ですが、日本語の述語表現から英語の述語を何にするかのイメージがつきにくいものが多かったのではないでしょうか?

日本語では、「猫が青い目を持っている」「部屋が窓を持っている」という表現は不自然ですが、英語ではこのような「誰(何)が〜する(だ)」という因果関係がはっきりした表現がよく用いられます。
どちらが良い悪いではなく、言語の違いが現れていますね。

次も、英語の表現方法を意識しないと、英訳しにくい例です。
次からの問題の述語はすべて「なる(なった)」ですが、英語ではどのような述語を使うと良いでしょうか?


Q12「彼は医者になるだろう。」を英訳してください。

【解答】He will be a doctor.
【注釈】“He will become a doctor.” でもよいが、未来に向かって「なる」はbeが一般的


Q13「彼女は先生になった。」を英訳してください。

【解答】She became a teacher.
【注釈】「〜(の状態)になる」は become。「なった(過去)」の意味ではbe動詞は使えない


Q14「急に寒くなった。」を英訳してください。※「急に」は ”suddenly”(副詞)

【解答】It suddenly got cold.
【注釈】天候、寒暖などの時の主語は非人称のitを用いる。”It is cold.” は寒い状態 → “It got cold.” とgotを使うことで「寒くなった」と変化を表す


Q15「春になった。」を英訳してください。

【解答】Spring has come.
【注釈】季節が移り変わって「春が到来した」ことを現在完了で表す。今まさに春だ!という時は “It’s spring!” などとしてもよい


Q16「もうすぐ20歳になります。」を英訳してください。

【解答】 I will turn 20 soon.
【注釈】「回る」「向きを変える」という意味のturnには「(ある状態に)なる」という意味もある。”I'm almost 20 years old” (もう少しで20歳)など色々な言い方がある


Q17「とても勉強になった。」を英訳してください。

【解答】 I learned a lot.
【注釈】「とても勉強になった」ということは「多くを学んだ」ということ。英語では素直に表現する


Q18「なんで(どうして)こうなった?」を英訳してください。

【解答】How did this happen?
【注釈】happenの語源は「(偶然に)なる」で、意味は「起こる、生じる」。「どうしてこのようなことが起こったのか?」が英語の表現方法


「なる」は “become” だから…と、単語単位で訳していくのではなく、シチュエーションに応じて英訳していく必要性が分かりますね?

このように、日本語と英語とでは表現方法の違いがあるということを踏まえて英作文をしていくことが大切です。



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2023年01月20日

英作文のpoint2 表現方法の違い@

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英作文のpint2 表現方法の違い@
英語と日本語の表現方法の違い

日本語では、意味が通じれば主語が省かれることも多いですが、英語では、命令文などの一部を除き、主語は省けません。
例えば、日本語で「忙しい」と言えば、話し手が忙しいとわかるので主語の「私は」がよく省かれますが、英語では “I am busy.” と、主語 “I” を省けません。

日本語で「忙しい」と言った時の主語は「私は」で、述語は形容詞の「忙しい」になりますが、一方の英語では、 “I am busy.” の主語は ”I” で、述語はbe動詞の “am” です。形容詞の “busy” ではありません。
日本語の「忙しい」も英語の “busy” も形容詞ですが、前者は述語になり、後者は述語になっていないのです。

実は、日本語では述語に形容詞を置くことができるのですが、英語では述語に動詞しか置けないので、形容詞の “busy” を述語に置くことができません。そのため、”I busy.” とはできないのです。

では、英語ではどう表現するかというと、状態を表すbe動詞を用いて “be動詞+形容詞” の形にし、“I am busy.” として「忙しい(状態) 」と表します。

「海が / きれい(形容詞)」も同様に、”The sea beautiful.” とはできないので、”The sea is beautiful.”とします。
ここで、次のような疑問が浮かんだ人がいるかもしれません。

『 “I am busy.” は「私は(I) / 忙しい(busy) / です(am)」を並び替えたものではないのか?』、『「です」がbe動詞として述語に置かれているだけではないのか?』

でも、日本語では「私は / 忙しい」で文が成立しますよね? これを英訳すると “I am busy.” となり、「です」があってもなくても英文では同じ表現になります。

これは、どのように考えると良いでしょうか?

「です」= be動詞?

英語を学ぶ際、be動詞は、よく「です」と教わります。
しかしながら、「私は英語が好きです」を英訳すると ”I like English.” となり、「です」に相当するようなbe動詞は見つかりません。
この時の述語は、あくまで “like” という動詞で、「〜が好きである」、「〜を素敵だと思う」という意味です。「です」はどこにも出てきません。

日本語の「です」とは、断定を意味する丁寧な表現の助動詞で、動詞の意味に少し変化を加える役割を持っていますが、動詞ではありません。

動詞と助動詞の役割について、英語で例をあげると、”swim” (泳ぐ)が動詞で、”can” が助動詞です。

“can(できる) + swim(泳ぐ)” →「泳げる」

助動詞 ”can” が付くことで動詞 “swim” から意味が少し変化していますね?
では、「です」はどうでしょうか?

もう一度、助動詞「です」の役割を説明すると、「断定を表すことと」「丁寧な表現にすること」です。
そのため、先ほどの「私は忙しい」という文に、「私は忙しい+です」と助動詞の「です」を付けても、文の意味が変わるわけではないのです。「私は忙しい」という事実を断定し、丁寧な表現になっただけです。

日本語では、「忙しい」という形容詞のみでも、「忙しい+です」という形容詞+助動詞でも述語になります。
一方、述語に動詞のみを置くという英語のルールでは、「忙しい」を意味する形容詞の “busy” に、「誰が」を表す主語 ”I” と、状態を表すbe動詞 “am” を組み合わせて文を構成します。

英語と日本語では、このような文構造の違いがあるほか、表現の仕方が異なることがよくあります。
そのため、単語単位を単純に訳して並べ替えるのではなく、英語の表現方法に沿った英作文をしていく必要が出てくるのです。

be動詞は「状態」「存在」を表す

be動詞は、助動詞ではなく動詞なので、そもそもの役割が助動詞の「です」とは異なることをご説明しました。
まず、be動詞の基本的な意味については、「状態・様子」「存在・所在」を表すと考えてください。
そして、be動詞には主語になる人(物・事)がどういう人(物・事)であるか、どういう状態・様子であるかなどの情報を提供する働きがあります。

例えば、”I am a student.” は「私は学生(という状態)だ」で、主語 “I” は学生であるという情報を提供していますね?
”He is in the library.” は「彼は図書館(の中)にいる(存在)」。
“She is kind.”は「彼女は親切(な様子)だ」。
同様に先ほどの ”I am busy.” は「私は忙しい(状態)」で、いずれも主語がどういう状態であるか等の情報を提供しています。

「状態・様子」を表す場合のbe動詞はイコールの役割に似ています。つまり ”I am a student.” は、”I = a student”、”She is kind.” は、”She = kind” というような関係になります。
「存在」を表す場合は、”He = in the library” が等価を意味するイコールで結ばれているとは言えませんが、「彼=図書館の中に」、つまり図書館の中に「存在」しているのだな、と分かりますね。

この “=“ の役割を、英語から日本語に訳すとき、存在を表すときは「いる」「ある」に、状態・様子を表すときは「〜だ」「です」にするのが自然です。
そうした理由もあって、be動詞 =「です」等とされるわけですが、その役割についてはイコールではないということと、基本的な意味は「状態・様子」「存在」だとおさえておくことが大切です。

では、これまでの説明を踏まえ、演習を通じてbe動詞の意味や使い方をもう一度確認しておきましょう。

※アプリでは問題文をタップすると解答が表示されます。また、アプリでは文構造が確認が確認できるよう主語、述語、目的語、補語の文字色をそれぞれ変えて表示していますが、本ブログでは一色表示になります。予めご理解ください。


Q1「彼は先生です。」を英訳してください。

【解答】He is a teacher.
【注釈】 ”a teacher” であるという情報を提供している → He = a teacher。職業を表す不特定の名詞には不定冠詞 ”a” が付くことが多い


なお、先生につく ”a” などの冠詞も厳密には修飾語ですが、”a teacher” などのように単語の集まりで一つの意味を成すものは、まとまり(句)として取り扱います。


Q2「彼女は17歳です。」を英訳してください。

【解答】She is seventeen years old.
【注釈】She(S) is(V) seventeen years old(C). の第2文型。彼女は17歳という状態であり、She = 17 years old


Q3「私の父は医者です。」を英訳してください。

【解答】My father is a doctor.
【注釈】My father(S) is(V) a doctor(C). の第2文型。父は “a doctor” という状態であり、My father = a doctor。第2文型はS=Cの関係になるのが特徴。C(補語)は主語のことを説明する


Q4「彼女は弁護士になるでしょう。」を英訳してください。

【解答】She will be a lawyer.
【注釈】「彼女は弁護士(という状態)になるだろう」。「なる」はbecomeもあるが、将来に向かって「なる」のはbe動詞を用いることが多い


Q5「静かに!」を英訳してください。

【解答】Be quiet!
【注釈】「静か(な状態)に!」。命令形は、元の文 “You are quiet.”から主語Youを省き動詞を原型にする。be動詞の命令形は、後ろに状態を表す形容詞や名詞がきて「〜(な状態)になれ」という意味。例:Be patient.(忍耐強く)、Be careful.(注意して) など


Q6「この絵はとても美しい。」を英訳してください。

【解答】This picture is so beautiful.
【注釈】This pictureはbeautifulな状態(be)ということ。soは形容詞(beautiful)を強調する副詞(veryでもよい)


Q7「私の父は怒っている。」を英訳してください。

【解答】My father is angry.
【注釈】My fatherはangryな様子である(be)ということ


Q8「彼女は図書館にいる。」を英訳してください。

【解答】She is in the library.
【注釈】inは広い場所、空間の中を表す前置詞。図書館の中にSheが所在している(be)イメージ


Q9「彼は今東京にいる。」を英訳してください。

【解答】He is in Tokyo now.
【注釈】inは地名や広い場所に付く前置詞なので、東京という広い場所の中に彼が所在している(be)イメージ


Q10「私の鞄はどこにありますか? そこにあります。」を英訳してください。

【解答】Where is my bag? It is there.
【注釈】この時のbeも所在(ある)を表す


ところで、「ある」という存在を表すときには、 there is構文を使うのではないかと思われるかもしれません。
それは間違いではないのですが、be動詞自体に存在を表す「ある・いる」の意味があるので、there is構文との使い分けをする必要があります。

(Aに続く)


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2023年01月10日

英作文のpoint1「英語のルールA」

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これら2つのアプリは、英会話をするために必要な基礎力と、実践力を見につけるために開発しました。いずれも口頭英作文(瞬間英作文)をすることにより、日本語⇒英語の回路を作ることを目的にしています。

「分かる! 英作文 〜中学基礎文法〜」のアップデートが完了しました!
こちらにもアプリに掲載した「英作文のpoint」の続きをアップします。
順次、内容を更新していきますが、アプリには全文を掲載していますので、続きを先にご覧になりたい方はアプリを参照ください。


英作文のpint1 英語のルールA
「文の骨格+修飾語」を意識する


このイメージをつかむために、英文を段階的に作ってみましょう。
なお、目的語、補語などは今、分からなくとも、ここでは文の骨格+修飾語のイメージをつかんでもらえればよいです。この後、基礎文法を学ぶと、より明確に理解できるようになります。

最初は例として、「昨日、私は彼と一緒にテニスをした。」を英訳してみましょう。

英訳するときには、日本語の段階で英語にするイメージを持って日本語整理をすると、訳しやすくなります。
例えば、この文を英単語(文節)単位で区切ると、次のとおりになります。

◆「昨日、/ 私は / 彼と / 一緒に / テニスを / した。」

このうち、英語にしたときの文章の骨格はなんでしょう?

正解は、「私は / テニスを / した。」です。
「昨日」「彼と一緒に」は修飾語です。
英語では、これらの修飾語は無くても文が成立しますが「私は / テニスを / した。」の単語はいずれかを省くと文が成立しません。
この文を構成するための最もシンプルな単語の集まりが文の骨格です。

「私は / テニスを / した。」を英訳すると、”I played tennis.” です。
”I(S) / played(V) / tennis(O).” で、SVOの第3文型と呼ばれます。
※S:主語、V:述語、O:目的語

日本語では「私は(S) / テニスを(O) / した(V)」でも、「テニスを(O) / 私は(S) / した(V)」でも、どちらでも自然ですよね?

一方の英語では、単語の並び順で意味を読み取るので、語順を ”I(S) / played(V) / tennis(O).” のようにSVOとしなければいけません。
これが英語のルール(文法)の一つです。

次に、文の骨格である “I played tennis.” に、どのように修飾語で意味を補足していくのかを考えてみましょう。

※アプリでは問題文をタップすると解答が表示されます。また、アプリでは文構造が確認が確認できるよう主語、述語、目的語、補語の文字色をそれぞれ変えて表示していますが、本ブログでは一色表示になります。予めご理解ください。

Q1-1 “I played tennis.” に、「彼と一緒に」を英訳して加えてください。

【解答】I played tennis with him.
「〜と一緒に」は同伴のwithを用いる

Q1-2 Q1-1の解答文に「昨日」を英訳して加えてください。

【解答】I played tennis with him yesterday.
【注釈】時を表すyesterdayのような副詞(修飾語)はたいてい文末にくる

この要領でいくつかやってみましょう。最初はなんとなくでよいので、「文の骨格+修飾語」の構成を意識してくださいね。

Q2-1 「先週、 / 彼が / ここに/ 来た。」から修飾語を省き、骨格だけの和文にしてください。

【解答】彼が来た。
【注釈】「先週」「ここに」は修飾語

Q2-2 Q2-1の文の骨格を英訳してください。

【解答】He came.
【注釈】He(S) came(V).でSVの第1文型

Q2-3 Q2-2の解答文に「ここに」を英訳して加えてください。

【解答】He came here.
【注釈】hereは場所を表す副詞(修飾語)

Q2-4 Q2-3の解答文に「先週」を英訳して加えてください。

【解答】He came here last week.
【注釈】last weekは時を表す副詞句(修飾語) ※句とは単語の集まりで意味をなすもの

ルールに沿って順に英作文をすると、そんなに難しくないのではないでしょうか?

ちなみに、副詞とは、時(昨日、来週等)、頻度(時々、いつも等)、場所(ここ、そこ等)、様態(懸命に、早く等)を表す品詞です。

副詞を理解するだけでも、英作文のモノモヤが少し取れますので、ざっとご説明します。

副詞は、動詞や形容詞、他の副詞などの様々な品詞を修飾します。
日本語でいうと、「彼は早く走る。」という文では、「早く」が様態を表す副詞で、動詞の「走る」を修飾していますね?

修飾とは、「飾り立てること」、「くわしく説明すること」という意味です。

副詞には ”to” や “with” などの前置詞をつけず、原則、修飾する語の近くに直接、置きます。
例えば、“He came here. ” は “came” を修飾する副詞 ”here” が直後に置かれます。 「彼が “ここに” 来た」と動詞の「来た」を修飾していますね。

この場合、“He came to here.” は誤りで、前置詞 “to” は不要です。副詞の “here” は「ここに」という意味で、前置詞の役割を含んでいます。

一方、”from here to there(ここからあそこまで)” のようなときの使い方の ”here” は、副詞ではなく名詞の用法なので前置詞 “from” が要ります。
このときの “here” は動詞や形容詞等を修飾する副詞の役割はなく、「ここ」「この地点」という名詞の役割です(ちょっと誤解しやすい点なので気をつけましょう)。

また、2つ以上の単語が集まって副詞の役割をする場合もよくあります。
Q2-4の ”He came here last week.” では、文末の “last week” がその例です。「彼は “last week” に来た(came)」と、動詞 “came” を修飾していますね。

こうした複数の単語の集まりで意味を成すものを「句」と言うので、こうした副詞の役割をする句を「副詞句」と言います。
“in the garden(庭に)”、”on the table(テーブルの上に)” なども副詞句です。このような「前置詞+名詞」の多くは副詞句を形成します。

なお、副詞だけが英語では珍しく語順がある程度柔軟です(一定のルールはありますが厳格には決まっていません)。例えば、”Last week, he came here.” と言っても、”He came here last week.” と言ってもOKです。
さて、副詞を例にとってご説明しましたが、こうした1つ1つのルール自体はそんなに難しいものではありません。

ルールがたくさんあるので複雑に感じますが、逆にこれらが分からないと、理解ができなくなって面白くなくなり、英語の勉強が続かないことがあります。
1つ1つ理解しながら進めていくと、何度も出てくるので、そのうち頭に定着していきます。

最初はちょっとした英訳でも、ルールの確認に時間がかかるかもしれませんが、慣れてくると、英文の組み立てがどんどん楽になり、パッと頭の中で素早くできるようになります。
そうすると、コミュニケーションもできるようになるので、英語学習は楽しくなってきます。

(point 2に続く)


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2022年12月22日

英作文のpoint1「英語のルール@」

「分かる! 英作文 〜中学基礎文法〜」と、「英語deガイド」の2つのiOS無料アプリをリリースしています。


これら2つのアプリは、英会話をするために必要な基礎力と、実践力を見につけるために開発しました。いずれも口頭英作文(瞬間英作文)をすることにより、日本語⇒英語の回路を作ることを目的にしています。


さて、現在、「分かる! 英作文 〜中学基礎文法〜」のアップデート作業をしています。
具体的には、「英作文のpoint」を新たに掲載予定です。
「基礎英文法」の説明欄にも英作文を意識したTips(助言)を入れていますが、基本的には瞬間英作文をすることで英文法を体得していただくことが本アプリのコンセプトなので、細かい説明は入れられませんでした。
今後、Menu画面からこの記事を参照できる画面に遷移できるよう、作業を進めています。
アップデートが完了しましたら、またお知らせいたしますが、このHPでも、少しずつになりますが内容をご紹介していきます。


英作文のpint1 英語のルール@
英作文はルールを知ればできる


英作文は苦手という人でも、例えば「私は英語を勉強する」という文を、「私」は ”I”、「英語」は ”English”、「勉強する」は ”study” と教われば、"I study English.“ と作れると思います。

このくらいの単語数だと、なんとなく並べればできるけれど、長い文章になると…という方であっても、単語の並べ替えのルール、すなわち、英語のルールが分かれば、誰でも英作文はできるようになります。

文の構成は「文の骨格+修飾語」


日本語も英語も、文章は基本的に主語・述語などの文の骨組みになる語と、文の意味を補足する修飾語からできています。

主語とは「誰々(何々)は」にあたるもので、述語とは「〜だ、〜する」にあたるものです。
例えば、「私は英語がとても好きだ。」の主語は「私は」で、述語は「好きだ」ですね。
英語では、” I like English very much.” で、主語は “I”、述語は “like” です。
日本語、英語のいずれも、主語、述語が含まれ、そこに他の語が加わって文章ができているのがわかります。

日本語の場合は、「私は英語がとても…」と前段で説明してから「好きだ」という結論を述語で述べています。
述語は最後にきますが、それ以外の語順はかなり柔軟で、「私は / 英語が / とても」は一部を入れ替えても通じますね。
一方、英語では、“I like(私は好きだ)” と、「誰が+どうだ」という結論を最初に述べてから、その後に説明を補足しています。
具体的には、”like” の対象が “English” であると説明し、それがどのくらいの程度かを “very much” で説明しています。
英語の語順は日本語に比べると厳格で、この文では、語順の入れ替えはできません。

英語は語順で意味を読み取る


日本語の文は、主語、述語に修飾語を加えてできます。基本的に最後に述語がくるというルール以外は語順に決まりはなく、助詞を使って文を柔軟に作れます。
一方の英文は、主語S、述語V、目的語O、補語Cの4つを組み合わせてできた骨格と、修飾語Mを加えてできます。
※ S、V、O、C、Mは、それぞれ、Subject: 主語、Verb: (述語)動詞、Object: 目的語、Compliment: 補語、Modifier: 修飾語の頭文字

修飾語を除いた英文の骨組みの語順は、@SV、ASVC、BSVO、CSVOO、DSVOCの5つで、語順が明確に決まっています。

これを5文型と言いますが、まず、英語はこの語順から意味を読み取る言語だと言うことを理解しておいてください(重要)。
もちろん、言葉なので全てがきれいに分類できない場合もありますが、基本はこの5つだけです。
そして、この5つは全てSVの順が同じですよね? 基本の英文は、必ず主語+述語から始まるのです。
言い換えると、まず主語Sと述語Vを考え、あとはSVの後ろの語順を意識すればよいわけです。

最もシンプルな文章は、@のSV、つまり、主語+述語のみの要素でできます。
例えば、”He(S) swims(V).” (彼は泳ぐ) です。
このSVの骨格に修飾語が足されて、情報が詳しく説明されます。
“He swims.” に「どこで」の説明を加えると、”He swims at the beach(ビーチで).” となり、「いつ」を加えると、”He swims at the beach in the summer(夏に).” のようにどんどんと情報が足されていきます。
この文の骨格づくりを学び、さらに修飾語の加え方が分かれば、多様な表現の文が作れることになります(このルールが文法です)。

(Aに続く)


「分かる! 英作文 中学基礎文法」iOSアプリ

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「英語deガイド」iOSアプリ

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外国人と話をすると、思いのほか日本のことを話すことが多いことに気がつきますが、意外に知らない日本のこと。それらを話せれば、ネイティブとの会話も弾み、英会話の運用力も向上します。
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2022年11月14日

「分かる英文法〜中学基礎文法」iOSアプリ「50 時の表現」

「分かる! 英作文 〜中学基礎文法〜」と、「英語deガイド」の2つのiOS無料アプリをリリースしています。


これら2つのアプリは、英会話をするために必要な基礎力と、実践力を見につけるために開発しました。いずれも口頭英作文(瞬間英作文)をすることにより、日本語⇒英語の回路を作ることを目的にしています。


「分かる! 英作文 〜中学基礎文法〜」をアップデートしました!

「50 時の表現」
50_timeExpressions.jpg


※アプリと表記が異なるので、一部加筆修正しています(アプリでは日本文をタップすると英文が表記されるので、口頭英作文はアプリで練習することをお勧めします)


「Focus」の項目に、「時の表現」を追加しました。


会話では日にちや時間の表現を使うことがよくありますね。そうした表現を覚えておくと便利です。
※本項目では米国表現で統一します


◆私の誕生日は8月7日です。
 → My birthday is on August 7th.
 補足:または、I was born on August 7th. とも言える


◆ a) あなたは17日の午前10時のご都合はいかがですか? b) それなら大丈夫です。
 → a) Would you be available on the 17th at 10:00 a.m.? b) That would be fine.
 補足:be availableで「会える、体があいている」。Would you〜は丁寧な尋ね方


◆ c) (あなたは)今週末は(予定が)空いてる?
 → Are you free this weekend?
 補足:Are you free…? は少しカジュアルな尋ね方。this weekendは副詞的用法なのでonなどの前置詞は不要


◆ d) 私はこの土曜日なら空いるけど、日曜日はダメかな。
 → I am free this Saturday, but not Sunday.


◆ c) (あなたは)来週はいつが空いてる?
 → When are you free next week?
 補足:next weekは副詞的用法なので前置詞は不要


◆ d) 私は木曜日なら終日、金曜日の朝が空いてるよ。
 → I am free all day Thursday and on Friday morning.
 補足:all dayは副詞句で「一日中」


◆ c) 24日木曜日の午後はどう?
 → How about the afternoon of Thursday, the 24th?
 補足:”How about in the afternoon on Thursday, the 24th?” などでもOK


◆ d) あ、ごめん。ちょっと予定表を見たら、木曜日は他に予定があったわ。
 → Oh, sorry. I just looked at my schedule, and I have other plans on Thursday.
 補足:otherは「その他の」の意味


◆ c) 金曜日の午前10時頃はどう? d) その時間は良さそうだね。
 → c) How about Friday around 10:00 a.m.? d) That time sounds fine.


◆ e) (あなたは)次の金曜日に飲みに行きたいですか?
 → Would you like to go out for a drink next Friday?
 補足:go out〜は「外出する」→ go out for a drink で「飲みに出る」


◆ f) 今度の金曜日という意味ですか?
 → Do you mean this coming Friday?
 補足:例えば月曜日にnext Fridayと言われた場合、その週の金曜か次週の金曜かの両方の可能性があるため、this coming(今度来る、今週の)かを尋ねて確認する


◆ e) 今週の金曜ではなく、その次の金曜です。
 → Not this Friday, but the following Friday.  
 補足:この場合、the following Friday はthis coming Friday(今週金曜)に続く翌週金曜を表す


◆ g) もし私がこれから30分以内に立ち寄ったとしたら、ご都合悪いでしょうか? h) 大丈夫ですよ。
 → g) Would it be inconvenient if I came by within the next half hour? h) That will be fine.
 補足:仮定法を使って丁寧に依頼する表現。come byで「(途中で)立ち寄る」


◆私が最後に彼と会ったのは、昨年の夏でした。
 → The last time I saw him was last summer.


◆彼は明後日、ブラジルに行くつもりだよ。
 → He is going to Brazil in two days.
 補足:明後日は、the day after tomorrowだが、特に米ではin two daysが一般的。「〜日後」は in 〜 days と覚えると便利


◆これは一昨日までにしておくべき(されておくべき)だった。
 → This should have been done two days ago.
 補足:should have doneで「〜すべきであったのに」。一昨日はthe day before yesterdayだが、特に米ではtwo days agoが一般的。「〜日前」は 〜days ago


知らないと出てきにくいけれど、覚えておくと便利な表現もまとめて覚えておきましょう。


◆電車はだいたい15分おきに来ます。
 → The trains come roughly every 15 minutes.
 補足:roughlyは「おおよそ」。「毎〜」はeveryを使って → every day(毎日)、every year(毎年)


◆東京に住んでいた頃は、少なくとも月に一度はライブを楽しんでました。
 → I enjoyed live performances at least once a month when I lived in Tokyo.
 補足:「〜(期間)に○回」の表現は、once a year(年に1回)、twice a week(週に2回)など


◆私はオンライン講座を隔週で受けています。
 → I take an online course every other week.
 補足:隔週は2週に1度のこと。every other dayは「隔日(1日おき)」、every other monthは「隔月(1ヶ月おき)」など


◆そのイベントは5日後に渋谷で開催されます。
 → That event will be held in Shibuya in five days.
 補足:holdは「(会議等)を開く、催す」。in five daysは「5日後」


◆その申請書は1週間以内に提出しないといけません。
 → That application must be submitted within one week.
 補足:applicationは「申請書、応募」。submitは「〜を提出する」。within〜は「〜以内」


◆先日、私は10年ぶりに韓国を訪問したよ。
 → I visited Korea the other day for the first time in 10 years.
 補足:the other dayは「先日」の最も一般的な言い方。「〜年振りに」は、for the first time in 〜 years


◆2022年現在、日本の人口は約1億2,500万人です。
 → As of 2022, the population of Japan is about 125 million.
 補足:as of〜は「〜の時点で」。populationは「人口」


こうした様々な表現は、一度理解しただけではなかなか口から出てきません。例文を覚えてしまうくらい口頭英作文することで頭に定着させましょう。


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2022年10月26日

「分かる! 英作文 〜中学基礎文法〜」iOSアプリ「49 so, such」

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「分かる! 英作文 〜中学基礎文法〜」をアップデートしました!

「49 so, such」
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※アプリと表記が異なるので、一部加筆修正しています(アプリでは日本文をタップすると英文が表記されるので、口頭英作文はアプリで練習することをお勧めします)


「Focus」の項目に、「so, such」を追加しました。


soとsuchは混同しやすいですが、soは「so+形容詞・副詞」の形で「とても」と強調し、suchは「such+(a)+(形容詞)+名詞」の形で「そんなに」と強調します。

実際にどのように活用するかを確認しましょう。


◆この映画はとても面白い。
 → This movie is so interesting.
 補足:「so+形容詞」の形


◆これはそのように面白い映画なんです。
 → This is such an interesting movie.
 補足:「such+a(an)+形容詞+名詞」の語順に注意


◆今日はとても蒸し暑くない?
 → Isn't it so hot and humid today?
 補足:humidは「湿気の多い」


◆今日はこんなに蒸し暑い日なんですね!
 → It's such a hot and humid day today!


◆彼女はとても素敵ですね。
 → She is so wonderful.


◆彼女はそんな素敵な方なんです。
 → She is such a wonderful person.


◆うなぎはとても高価になっている。
 → Eel has become so expensive.
 補足:Eelは「うなぎ」(不可算名詞)。徐々に高くなって現在に至るので現在完了


◆うなぎはそのように高価な食べ物になっている。
 → Eel has become such an expensive food.
 補足:「such+a(an)+形容詞+名詞」の形に


so、suchの文を発展させ、so〜that構文、such〜that構文で「〜なので…だ」と結果を表す英作文をしてみましょう。so〜that構文は既に出てきましたが、such〜that構文もこれと似た活用の仕方をします。


◆円がとても安くなってきているので、私は海外旅行をあきらめなければならなかった。
 → The yen has become so cheap that I had to give up traveling abroad.
 補足:徐々に円が安くなって現在に至るので現在完了。so~that SVの文は主節と従節の間に因果関係がある【〜なので(原因)、SVだ(結果)】。abroadは副詞なのでtravel to abroadとしない


◆LINEはとても有用なので私は通話し放題のプランを必要としません。
 → LINE is so useful that I don't need an unlimited calling plan.
 補足:an unlimited calling planは「無制限通話プラン」


◆LINEはこのような便利なアプリなので私は通話し放題のプランを必要としません。
 → LINE is such a useful app that I don't need an unlimited calling plan.
 補足:usefulの発音は【júːsfl】なので不定冠詞はa (jは子音)、unlimitedは【ʌnlímitəd】なので不定冠詞はan (ʌは母音)


◆新しいアップルウォッチがとても魅力的だったので私は買うよりほかなかった。
 → The new Apple Watch was so attractive that I had no choice but to buy one.
 補足:have no choice but to~で「〜するよりほかない」


◆新しいアップルウォッチはそのようにすごい時計だったで私は友達に買うよう勧めた。
 → The new Apple Watch was such a great watch that I recommended my friend to buy one.
 補足:recommend A to doで「Aにdoすることを勧める」


so that構文には「so〜that」の形の他に「SV so that S’V’」の形があり「 S’V’の(目的の)ためにSVする」という意味になります。この構文もあわせてやっておきましょう。

例えば「@今は懸命に勉強すべきだ」「Aそうすれば試験に合格できる」の2文ではAが目的です。この場合、@+so that+A(目的)という順番で作ります。


◆あなたは試験に合格できるよう今は懸命に勉強すべきだ。→「@今は懸命に勉強すべきだ、A(目的)そうすれば試験に合格できる」と訳す
 → You should study hard now so that you can pass the exam.


複雑なように見えますが、シンプルな2つの文の組み合わせですね。この文の特徴として、後段のS’V’にはたいてい助動詞が入ります。


◆彼は家族と一緒にドライブできるように、8人乗りの車を購入した。
 → He bought an eight-seater car so that he could drive around with his family.
 補足:couldには「〜するかもしれない」という未来の見込みの意味がある。eight-seater carで8人乗りの車(8人シートの車)。この時のaroundは副詞で「あちこちに」


上の文は、和文の段階で「彼は8人乗りの車を買ったよ、そうしたら家族と一緒にドライブできるだろうからね(目的)」と整理することで英訳が容易になります。


◆寝過ぎないよう必ずアラームをセットしてね。
 → Be sure to set your alarm so that you don't oversleep.
 補足:「必ずアラームをセットしてね、そうしたら寝過ごさないから」と整理。Be sure to~で「忘れずに(必ず)〜しなさい」


◆あなたにとって何日が都合良いかを私に知らせてくださいね、そうしたら我々はスケジュールを調整できるので。
 → Please let me know what days are convenient for you so that we can coordinate our schedules.
 補足:convenientは人を主語にしないので、what days you are convenient としない。 coordinateは「〜をうまく調整する」


◆私は入場パス用のQRコードのスクリーンショットをしたよ、そうしたらすぐにそれを見せられるだろうから。
 → I took a screenshot of the QR code for the entry pass so that I could show it immediately.
 補足:for the entry passで「入場パス用の」。take a screenshotで「スクリーンショットを撮る」※take a photoと同様に動詞はtake。immediatelyは副詞で「直ちに」


この項の英訳は少し難しかったかもしれませんが、文法はこれまでの学習範囲内ですので、英訳のスキルアップに向けて、少し難しい和文整理にもトライしてください。

so, suchの構文に限りませんが、英語は前から訳していくのが自然なので、英語の構文に沿った和文の整理をするのが英作文のポイントの一つです。


◆ 私は疲れすぎて歩けなかった。
 → I was too tired to walk.
 補足:to walkするにはtoo tired(疲れすぎていた) → 結果としてcannot walkを意味する。I was so tired that I couldn’t walk. と書き換え可能


◆ その美術館はとても混雑していた。
 → The museum was very crowded.
 補足:単なる情報の場合はveryを使うことが多い


◆ その美術館はとても混雑していたので、我々は入場するのに2時間待たなければならなかった。
 → The museum was so crowded that we had to wait two hours to enter.
 補足:The museum was so crowded と言ってからthat節で結果を表している


◆ その美術館はあまりに混雑していて入れなかった。
 → The museum was too crowded to enter.
 補足:too crowded(混みすぎていた) → to enterできなかった


so〜that構文は主節と従節に因果関係(原因と結果が明瞭)がある場合に使われるので、因果関係が薄い場合はso〜that構文にはなりません。次の2つはso〜that構文にはならない文です。


◆ 私は彼女の誕生日を忘れるなんて、とても愚かでした。
 → I was so stupid for forgetting her birthday.
 補足:原因→結果となっていないのでso ~ that構文にならない。仮に「忙しすぎて(原因)誕生日を忘れた(結果)」ならso ~ that構文


◆ 彼は年の割にとても若く見えるよね。
 → He looks so young for his age.
 補足:soは話し相手との共感があるイメージ

soは話し手の気持ちが入ったり、話し相手との共感があるので、カジュアルな会話でよく使われます。
 

Focusのコーナーは、今後も項目を増やしていく予定です。
これまでの説明で分かりにくかったところがあればご意見いただけましたら、今後、改善をしてアプリに反映いたします。また、加えて欲しい項目のご提案があれば同様にご意見いただけたら検討してまいります。


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苦手だった英語を外資系企業勤務をきっかけに本気で学習し、TOEIC855まで取得するも英語が話せなかったことから、コミュニケーションのための学習を続けているアラフィフおやじです。今は英語学習アプリを開発しています。
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