「分かる! 英作文 〜中学基礎文法〜」と、「英語deガイド」の2つのiOS無料アプリをリリースしています。
これら2つのアプリは、英会話をするために必要な基礎力と、実践力を見につけるために開発しました。いずれも口頭英作文(瞬間英作文)をすることにより、日本語⇒英語の回路を作ることを目的にしています。
「48 so, very, too」
※アプリと表記が異なるので、一部加筆修正しています(アプリでは日本文をタップすると英語が表記されるので、口頭英作文はアプリで練習することをお勧めします)
「とても」を意味するso, very, tooは、後ろにくる形容詞、副詞の意味を強調する「副詞」の働きをします。
tooは「過剰」を意味しますが、soとveryは意味がだいたい同じなので、使い分けに迷うところです。よく、「veryをsoに換えても同じ意味」と説明されることも多いですが、言葉なのでニュアンスの違いはあります。
明確な線引きができない場合も多いですが、基本的には上の表を頭に入れて英作文するとよいでしょう。
※言葉のニュアンスの違いは辞書や文法書などではあまり細かく書かれていないことがほとんどなので、今回の英文は、ネイティブに会話で使うことを前提として、soとveryの使い分けを踏まえた上で校正してもらっています。
◆ このバッグはとても重い! ※soを使って
→ This bag is so heavy!
補足:気持ちが入る場合や、カジュアルな場合はsoを使うことが多い
◆ a) 手伝いましょうか? b) このバッグはとても重いですよ。※veryを使って
→ a) Can I help you? b) This bag is very heavy.
補足:単なる情報として伝える場合や、フォーマルな会話ではveryを使うことが多い
◆ 重すぎる!
→ It’s too heavy!
補足:「過剰」で持て余す場合はtooを用いる
soは、so〜that SVの形で「とても〜なのでSVだ」と前から訳していくことができます。
◆ そのバッグはすごく重かったので、腕が疲れた。
→ The bag was so heavy that my arms got tired.
補足:so~that SVの文は主節と従節の間に因果関係がある【〜なので(原因)、SVだ(結果)】 ※thatは省略される時がある
tooは、too〜(for 人) to doの形で「あまりに〜すぎて(人が)doできない」という意味になります。
◆ このバッグは私にとって持ち運ぶには重すぎる。
→ This bag is too heavy for me to carry.
補足:「for 人」の人が意味上の主語。「このバッグは重すぎる、私が運ぶには」と前から訳せる
◆ 私はさっき彼を見たが、とても疲れているように見えた。
→ I saw him a while ago, and he looked very tired.
補足:新情報を伝える場合はveryを使うことが多い。a while agoは「さっき」。「〜が」につられてbutとしない(逆接ではない)
◆ 私は今日とても忙しかったので、とても疲れてる。
→ I am so tired because I was very busy today.
補足:気持ちが入るsoと、事実として伝えるvery
so〜that構文、too〜to構文の英作文をやってみましょう。
◆ 私はとても疲れていたので、夕食前に寝てしまいました。
→ I was so tired that I fell asleep before dinner.
補足:I was so tired と言ってからその結果をthat節で表している ※会話の時thatは省略されることがある
◆ 私は疲れすぎて歩けなかった。
→ I was too tired to walk.
補足:to walkするにはtoo tired(疲れすぎていた) → 結果としてcannot walkを意味する。I was so tired that I couldn’t walk. と書き換え可能
◆ その美術館はとても混雑していた。
→ The museum was very crowded.
補足:単なる情報の場合はveryを使うことが多い
◆ その美術館はとても混雑していたので、我々は入場するのに2時間待たなければならなかった。
→ The museum was so crowded that we had to wait two hours to enter.
補足:The museum was so crowded と言ってからthat節で結果を表している
◆ その美術館はあまりに混雑していて入れなかった。
→ The museum was too crowded to enter.
補足:too crowded(混みすぎていた) → to enterできなかった
so〜that構文は主節と従節に因果関係(原因と結果が明瞭)がある場合に使われるので、因果関係が薄い場合はso〜that構文にはなりません。次の2つはso〜that構文にはならない文です。
◆ 私は彼女の誕生日を忘れるなんて、とても愚かでした。
→ I was so stupid for forgetting her birthday.
補足:原因→結果となっていないのでso ~ that構文にならない。仮に「忙しすぎて(原因)誕生日を忘れた(結果)」ならso ~ that構文
◆ 彼は年の割にとても若く見えるよね。
→ He looks so young for his age.
補足:soは話し相手との共感があるイメージ
soは話し手の気持ちが入ったり、話し相手との共感があるので、カジュアルな会話でよく使われます。
Focusのコーナーは、今後も項目を増やしていく予定です。
これまでの説明で分かりにくかったところがあればご意見いただけましたら、今後、改善をしてアプリに反映いたします。また、加えて欲しい項目のご提案があれば同様にご意見いただけたら検討してまいります。
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