これら2つのアプリは、英会話をするために必要な基礎力と、実践力を見につけるために開発しました。いずれも口頭英作文(瞬間英作文)をすることにより、日本語⇒英語の回路を作ることを目的にしています。
※アプリの紹介はこのページの下部にあります。
「分かる! 英作文 〜中学基礎文法〜」の内容をご紹介しています。
分かる! 英作文 〜中学基礎文法〜
「43 関係代名詞」
※アプリと表記が異なるので、一部加筆修正しています(アプリでは日本文をタップすると英語が表記されるので、口頭英作文はアプリで練習することをお勧めします)
関係代名詞は、代名詞と接続詞の両方の働きをします。関係代名詞が導く節(上の表ではwhoの節)は、先行詞(上の表ではa friend)を修飾します。
先行詞は「名詞」なので、関係代名詞に導かれる節は名詞を修飾する「形容詞節」になります(名詞を修飾するのは形容詞でしたね)。
先行詞が人の場合の関係代名詞はwhoかthat、物の場合はthatやwhichです。その他にwhatがありますが、まずはwho(whose)、that、whichを使った文をやってみましょう。
●これは私が20年前に買ったカメラです。
This is the camera that I bought 20 years ago.
This is the camera. I bought it 〜の2つの文をthat(which)がつなぐとともに、目的語itの代名詞として前に出る。目的格(目的語の働き)の関係代名詞は省略可能で、よく省略される
●彼には市役所で働く娘がいる。
He has a daughter who works for the city hall.
He has a daughter. She works 〜の2つの文をwhoがつなぐとともに、Sheの代名詞にもなる。work for〜で「〜に勤めている」
●あれが新宿へ行くバスです。
That is the bus that goes to Shinjuku.
That is the bus, It goes to〜の2つの文をthat(又はwhich)がつなぐとともに、Itの代名詞にもなる。主格の関係代名詞は省略しない
●彼がくれた辞書はとても役に立つ。
The dictionary he gave me is very useful.
The dictionary(S) is(V) useful(C)の(S)に、He gave me it.が関係代名詞whichによってつながれ、itの代名詞になっている
●彼女が作った夕食は美味しかった。
The dinner that she cooked was delicious.
The dinner(S) was(V) delicious(C)の(S)に、She cooked it.が関係代名詞によってつながれ、itの代名詞になっている
●私は服が汚れている男性を見ました。
I saw a man whose clothes were dirty.
I saw a man. His clothes〜の2つの文をwhoseがつなぐとともに、Hisの代名詞にもなる。clothesは通例複数で使う
●今、我々に手を振っている女性がNancyです。
The woman who is waving at us now is Nancy.
The woman(S) is(V) Nancy(C)の(S)に、She is waving at us.がwhoでつながれ、Sheの代名詞になっている。waveは「手を振る」
●母が私に買ってくれたバッグは高そうに見える。
The bag my mother bought for me looks expensive.
The bag(S) looks(V) expensive(C)の(S)に、My mother bought it for meが関係代名詞でつながれ、itの代名詞になっている
次は、whatの関係代名詞です。whatはwhich等と違い、先行詞を含んでいます。具体的に言うと、whatは、the thing which、that whichに相当します。
関係代名詞which等に導かれる節は先行詞(名詞)を修飾する形容詞節でしたが、whatの節はたいてい、名詞節を作り、節全体が主語、補語、目的語になります。
実際にいくつかやってみて、確認しましょう。
●彼が言ったことは正しい。
What he said is true.
What he said(S) is(V) true(C)でwhat節(名詞節)が主部(The thing which he saidということ) → whatは「〜すること」と訳す
●彼がすることは、彼が言うことと違う。
What he does is different from what he says.
What he does(S) is(V) different(C) from what he says(M)で、what節が主部。what he saysは前置詞fromの目的語
●欲しいものを持っていっていいですよ。
You can take what you want.
You(S) can take(V) what〜(O)でwhat節が目的語。この時のwhatはanything thatの意味 → anything that you wantということ(「〜することは何でも」と訳す)
●私は昔の私ではないのです。
I am not what I used to be.
I(S) am not(V) what I used to be(C)でwhat節が補語
what節の文は、慣れるまで、whatをthe thing whichと置き換えられるかを確認すると、理解しやすいかもしれません。
What you saidはThe thing which you said(あなたが言ったこと)に置き換えられますね。そうすると、ここはwhatでよいと確認ができます。
それでは次回!
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