英会話は口頭英作文が役に立つ！

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※アプリの紹介はこのページの下部にあります。


本日は「分かる！ 英作文 〜中学基礎文法〜」の内容をご紹介します。


分かる！ 英作文 〜中学基礎文法〜
「8 名詞と冠詞」

※アプリと表記が異なるので、一部加筆修正しています（アプリでは日本文をタップすると英語が表記されるので、口頭英作文はアプリで練習することをお勧めします）

名詞は、人の名前や地名などの固有名詞のほか、消しゴム(eraser)、建物(building)など、物の名称のことですね。
名詞には、不定冠詞a(an)が付く場合、定冠詞theが付く場合と、冠詞が付かない場合とがあります。
よく、theは特定のものに付くと言いますが、特定のものとは何でしょうか？ まずは下の表の「a(an)とtheの使い分け例」でa(an)とtheの違いを確認してみましょう。




例えば、たくさんのリンゴの中から適当に一つ取ったらan appleですが、真っ赤で美味しそうなリンゴを、「そのリンゴ」と指定して取ったらthe appleです。
theは「その」と訳せることが多く、話し相手にthe appleと言ったら、相手が「ああ、そのリンゴか」と分かるという点で「特定されたもの」という意味です。
それでは、名詞と冠詞について、英作文してみましょう。


●私はゾウを見た。　
　I saw an elephant.
　初めて見た象(名詞)なので冠詞はan(elephantの発音はa,i,u,e,oのeから始まるのでan)


●そのゾウはとても大きかった。　
　The elephant was very big.
　既に見た「その象」のことを言うので特定のthe。bigは「大きい」という意味の形容詞、名詞ではないので冠詞は考えない。very「とても」は形容詞等を修飾する副詞


●あなたの弟はエンジニアですか？
　Is your brother an engineer?
　単にengineer（名詞）かどうかを尋ねているだけで、特定されていないのでan(発音がeから始まるのでan)


●私はその絵がとても好きです。
　I like the picture very much.
　絵（名詞）を「その」と指定しているので特定のthe


●窓を開けてください。
　Please open the window.
　窓（名詞）はその場の状況で話し相手がどの窓か認識できるので特定のthe。「その」と意味を補足すると理解しやすい


こうした分かりやすいものがある反面、慣例的にtheが付くもの、付かないものがあります。


●私はギターを弾いた。
　I played the guitar.
　演奏する時の楽器はtheを付けるが、play soccerなどスポーツの時にはtheが付かない


●彼女は学校へ自転車で行きます。
　She goes to school by bike.
　単に学校（名詞）に行くという表現のschoolにはaやtheは不要（ただし「その学校に届け物がある」など特定する時は冠詞がいる）、by bike, by carなど単なる手段としての名詞も冠詞は不要(慣用表現は冠詞が付かないものが少なくない。交通手段の時はby a car, by the carなどとしない)


●彼は午前中走っていました。
　He was running in the morning.
　in the morning（午前中）, in the afternoon（午後）, in the evening（夕方）は1日の中の特定の時間なのでtheが付く


●太陽は東から昇る。
　The sun rises in the east.
　the sea, the sun, the earth, the eastなど、唯一と認識されているものはtheがつく。「東から」は日本語につられてfrom the eastとしない


冠詞は複雑ですね！ でも、今少し分からないところがあっても大丈夫。
これからたくさんtheやaが出てきます。名詞があったら、これはtheかな？ aかな？ と意識して考えることで、だんだん理解が深まりますよ。


それでは次回！



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本日から「分かる！ 英作文 〜中学基礎文法〜」の内容をご紹介します。
1〜6は序章なので「7 名詞と冠詞」の項目から始めたいと思います。

※「分かる！ 英作文 〜中学基礎文法〜」はビギナー向けの内容ですが、中級者の方も知識の整理に役立てて頂けます。
※基本はアプリの内容ですが、記事としての体裁を整えるために加筆修正しています。ただし、アプリで行っている該当品詞の色分けは、本ページでは行っておりません（アプリでは日本文をタップすると英語が表記されるので、口頭英作文はアプリで練習することをお勧めします）


7 名詞と冠詞



最初は、「名詞」と「冠詞」です。

「名詞」は人や物、場所等の名称で、主語になります(名詞は、その他、補語、目的語になります)。
※補語、目的語はもう少し後ろの項で説明します。ここではそういうものだ、くらいでよいです。

日本語にない概念は、名詞を単数か複数か、特定されているか、不特定のものかなどを、都度、判断しないといけないことです。そして、必要に応じて名詞に冠詞(a/an, the)や、所有、数量等を示す語句(my, your, one, two, some, manyなど)を付けます。

日本人には冠詞の概念がないので、とても苦労しますね。
ただ、冠詞は重要ではありますが、細かいことをあまり気にしすぎると話せませんし、そこまで厳密に捉えなくても、たいていは意思疎通ができるものです（ネイティブはたいてい日本人の言いたいことを拾ってくれます）。
全てを完璧に把握するのは容易ではないですが、普段気をつけることである程度の感覚は身に付きます。

どういう名詞にどういう冠詞が付くかなどを確認してください。


●私は兄が2人います。
　I have two brothers.
　家族が「いる」という時の動詞はhave。brother(名詞)が複数なのでsがつく


●彼女はノートを持っています。
　She has a notebook.
　notebookは可算名詞なので冠詞等を考える。一冊か複数かは和文から判断できないので、notebooksとしてもOK。aがあっても「一冊の」とは通常訳さない


●私は英語の本をいくつか持っている。
　I have some English books.
　bookは可算名詞なので冠詞等を考える。someは「いくつかの」の意味 → books(複数形にする)


●私は今日たくさんの宿題がある。
　I have a lot of homework today.
　homeworkは不可算名詞 → sはつかない。a lot of 〜は「たくさんの」← 不可算名詞、可算名詞両方に使える


●私はいくつかのノートとペンを持っています。
　I have some notebooks and pens.
　someは「いくつかの」の意味 → 後ろの可算名詞は複数形になる → notebooks, pens


●コーヒー1杯を欲しいですか？
　Do you want a cup of coffee?
　和文には主語が記載されていないが、「あなた」に問いかけてるので主語はyou(代名詞)。a cup of 〜で「カップ一杯の」 、coffeeは液体で不可算名詞(sは付かない)


●Emiは2杯の牛乳を飲んだ。
　Emi had two glasses of milk.
　glass(名詞)を複数形にする。牛乳は不可算名詞なのでa glass of等で分量を表す。hadはdrunkでもよい


●彼女はリンゴ1つとオレンジ2個を買った。
　She bought an apple and two oranges.
　apple, orangeが名詞なので冠詞をつける。a(an)には「1つの」という意味がある。発音が母音(a,i,u,e,o)で始まる名詞の前に付くのはaではなくan(文字ではなく発音で判断、universityはyで始まる発音なのでaが付く)


●日本人はお米が好きです。
　Japanese people like rice.
　peopleは複数扱いの名詞なので、動詞はlikesではなくlike。riceは不可算名詞なので-sはつかない(この文では単に米が好きかどうかを言うので、分量等を表す必要もない)


名詞があったらa、the、末尾にsがいるかを意識するクセをつけましょう(次の項でもう少し学習します)。

可算名詞か不可算名詞か分からない名詞があったら、辞書を調べると分かります。UはUncountableで不可算、CはCountableで可算の意味です。




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