「分かる! 英作文 〜中学基礎文法〜」と、「英語deガイド」の2つのiOS無料アプリをリリースしています。
これら2つのアプリは、英会話をするために必要な基礎力と、実践力を見につけるために開発しました。いずれも口頭英作文(瞬間英作文)をすることにより、日本語⇒英語の回路を作ることを目的にしています。
「分かる! 英作文 〜中学基礎文法〜」をアップデートしました!
「49 so, such」
※アプリと表記が異なるので、一部加筆修正しています(アプリでは日本文をタップすると英文が表記されるので、口頭英作文はアプリで練習することをお勧めします)
「Focus」の項目に、「so, such」を追加しました。
soとsuchは混同しやすいですが、soは「so+形容詞・副詞」の形で「とても」と強調し、suchは「such+(a)+(形容詞)+名詞」の形で「そんなに」と強調します。
実際にどのように活用するかを確認しましょう。
◆この映画はとても面白い。
→ This movie is so interesting.
補足:「so+形容詞」の形
◆これはそのように面白い映画なんです。
→ This is such an interesting movie.
補足:「such+a(an)+形容詞+名詞」の語順に注意
◆今日はとても蒸し暑くない?
→ Isn't it so hot and humid today?
補足:humidは「湿気の多い」
◆今日はこんなに蒸し暑い日なんですね!
→ It's such a hot and humid day today!
◆彼女はとても素敵ですね。
→ She is so wonderful.
◆彼女はそんな素敵な方なんです。
→ She is such a wonderful person.
◆うなぎはとても高価になっている。
→ Eel has become so expensive.
補足:Eelは「うなぎ」(不可算名詞)。徐々に高くなって現在に至るので現在完了
◆うなぎはそのように高価な食べ物になっている。
→ Eel has become such an expensive food.
補足:「such+a(an)+形容詞+名詞」の形に
so、suchの文を発展させ、so〜that構文、such〜that構文で「〜なので…だ」と結果を表す英作文をしてみましょう。so〜that構文は既に出てきましたが、such〜that構文もこれと似た活用の仕方をします。
◆円がとても安くなってきているので、私は海外旅行をあきらめなければならなかった。
→ The yen has become so cheap that I had to give up traveling abroad.
補足:徐々に円が安くなって現在に至るので現在完了。so~that SVの文は主節と従節の間に因果関係がある【〜なので(原因)、SVだ(結果)】。abroadは副詞なのでtravel to abroadとしない
◆LINEはとても有用なので私は通話し放題のプランを必要としません。
→ LINE is so useful that I don't need an unlimited calling plan.
補足:an unlimited calling planは「無制限通話プラン」
◆LINEはこのような便利なアプリなので私は通話し放題のプランを必要としません。
→ LINE is such a useful app that I don't need an unlimited calling plan.
補足:usefulの発音は【júːsfl】なので不定冠詞はa (jは子音)、unlimitedは【ʌnlímitəd】なので不定冠詞はan (ʌは母音)
◆新しいアップルウォッチがとても魅力的だったので私は買うよりほかなかった。
→ The new Apple Watch was so attractive that I had no choice but to buy one.
補足:have no choice but to~で「〜するよりほかない」
◆新しいアップルウォッチはそのようにすごい時計だったで私は友達に買うよう勧めた。
→ The new Apple Watch was such a great watch that I recommended my friend to buy one.
補足:recommend A to doで「Aにdoすることを勧める」
so that構文には「so〜that」の形の他に「SV so that S’V’」の形があり「 S’V’の(目的の)ためにSVする」という意味になります。この構文もあわせてやっておきましょう。
例えば「@今は懸命に勉強すべきだ」「Aそうすれば試験に合格できる」の2文ではAが目的です。この場合、@+so that+A(目的)という順番で作ります。
◆あなたは試験に合格できるよう今は懸命に勉強すべきだ。→「@今は懸命に勉強すべきだ、A(目的)そうすれば試験に合格できる」と訳す
→ You should study hard now so that you can pass the exam.
複雑なように見えますが、シンプルな2つの文の組み合わせですね。この文の特徴として、後段のS’V’にはたいてい助動詞が入ります。
◆彼は家族と一緒にドライブできるように、8人乗りの車を購入した。
→ He bought an eight-seater car so that he could drive around with his family.
補足:couldには「〜するかもしれない」という未来の見込みの意味がある。eight-seater carで8人乗りの車(8人シートの車)。この時のaroundは副詞で「あちこちに」
上の文は、和文の段階で「彼は8人乗りの車を買ったよ、そうしたら家族と一緒にドライブできるだろうからね(目的)」と整理することで英訳が容易になります。
◆寝過ぎないよう必ずアラームをセットしてね。
→ Be sure to set your alarm so that you don't oversleep.
補足:「必ずアラームをセットしてね、そうしたら寝過ごさないから」と整理。Be sure to~で「忘れずに(必ず)〜しなさい」
◆あなたにとって何日が都合良いかを私に知らせてくださいね、そうしたら我々はスケジュールを調整できるので。
→ Please let me know what days are convenient for you so that we can coordinate our schedules.
補足:convenientは人を主語にしないので、what days you are convenient としない。 coordinateは「〜をうまく調整する」
◆私は入場パス用のQRコードのスクリーンショットをしたよ、そうしたらすぐにそれを見せられるだろうから。
→ I took a screenshot of the QR code for the entry pass so that I could show it immediately.
補足:for the entry passで「入場パス用の」。take a screenshotで「スクリーンショットを撮る」※take a photoと同様に動詞はtake。immediatelyは副詞で「直ちに」
この項の英訳は少し難しかったかもしれませんが、文法はこれまでの学習範囲内ですので、英訳のスキルアップに向けて、少し難しい和文整理にもトライしてください。
so, suchの構文に限りませんが、英語は前から訳していくのが自然なので、英語の構文に沿った和文の整理をするのが英作文のポイントの一つです。
◆ 私は疲れすぎて歩けなかった。
→ I was too tired to walk.
補足:to walkするにはtoo tired(疲れすぎていた) → 結果としてcannot walkを意味する。I was so tired that I couldn’t walk. と書き換え可能
◆ その美術館はとても混雑していた。
→ The museum was very crowded.
補足:単なる情報の場合はveryを使うことが多い
◆ その美術館はとても混雑していたので、我々は入場するのに2時間待たなければならなかった。
→ The museum was so crowded that we had to wait two hours to enter.
補足:The museum was so crowded と言ってからthat節で結果を表している
◆ その美術館はあまりに混雑していて入れなかった。
→ The museum was too crowded to enter.
補足:too crowded(混みすぎていた) → to enterできなかった
so〜that構文は主節と従節に因果関係(原因と結果が明瞭)がある場合に使われるので、因果関係が薄い場合はso〜that構文にはなりません。次の2つはso〜that構文にはならない文です。
◆ 私は彼女の誕生日を忘れるなんて、とても愚かでした。
→ I was so stupid for forgetting her birthday.
補足:原因→結果となっていないのでso ~ that構文にならない。仮に「忙しすぎて(原因)誕生日を忘れた(結果)」ならso ~ that構文
◆ 彼は年の割にとても若く見えるよね。
→ He looks so young for his age.
補足:soは話し相手との共感があるイメージ
soは話し手の気持ちが入ったり、話し相手との共感があるので、カジュアルな会話でよく使われます。
Focusのコーナーは、今後も項目を増やしていく予定です。
これまでの説明で分かりにくかったところがあればご意見いただけましたら、今後、改善をしてアプリに反映いたします。また、加えて欲しい項目のご提案があれば同様にご意見いただけたら検討してまいります。
「分かる! 英作文 中学基礎文法」iOSアプリ
英会話は口頭で瞬間的に作る英作文です。簡単な英文なのに作り方が分らない。そんな経験がある方は、ぜひ英文の作り方を学べるこのアプリをお試しください。話すために必要な基礎文法を体系的に学ぶことができます。
開発者自らの経験を踏まえ、英語学習者がつまづく「なぜ?」を解決できるよう、分かりやすさにこだわりました。理解して作る、これが結局は英語習得の早道だと考えています。ぜひご活用ください!
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