私ペンギンも、着校以来忙しく外出もできずに過ごしていました。
しかし初めての休日外出が許可されることになりました。
伝統により江田島で下宿を借りることになります。
そんな江田島での下宿事情についてお話したいと思います。
(前記事):【海上自衛隊】海自幹部候補生になったペンギンのお話その2(総短艇編)
(次記事):【海上自衛隊】海自幹部候補生になったお話その4(給料編)
\こちらもご参考に!/
(1)「おまいら、下宿はどうする?(分隊長)」
海上自衛隊幹部候補生学校に着隊してから暫くの間は、学校内で居住となり土日も過ごします。
しかし、ひと段落すると土日について「上陸(外出)」が許可されることになります。
確か、3週間ぐらい経過してようやく「上陸(外出)」が許可になるとのこと!
『やったあ〜!!』と喜んでいましたが、最初の上陸については下宿設定だけとのこと!
『えっ、下宿って言っても、江田島のこと何もわからないんだけど・・・』
(分隊長)
『下宿を設定しないと「上陸(外出)許可」が出ないぞ」
(2課程候補生)
『えぇ〜〜〜〜』
(分隊長)
『しゃーない、下宿について俺の紹介するところに入りたい奴挙手!』
(分隊員)
『ノノノノノノノ・・・・』(十数名が挙手)
1課程(防大出)はたいてい先輩からの申し送りで下宿を決めていますが、2課程については全く何も分からずに探すことになります。
私の場合は、分隊長が候補生学校時代から利用していた店から紹介されました。
結局分隊員30人中13人がその下宿にお世話になることに・・・
その下宿はほとんど分隊用下宿となりました。
下宿での生活もまた、江田島の良い思い出になりました。
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(2)恐怖!外出員整列の苦闘!
海上自衛隊幹部候補生学校では、上陸(外出)する前に「外出員整列」という点検があります。
「上陸(外出)」に際してその服装容儀に乱れはないか整列して点検を受けます。
図1 外出員整列時のイメージ(こんな感じになります)
引用URL:http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-38-08/koisuru_kameraman/folder/866570/12/11532212/img_3?1269683711
この時「幹事付A(赤鬼)」「幹事付B(青鬼)」の厳しい目が光っています。
この点検をクリアしなければ、いつまでたっても上陸ができません!
私の最初の「外出員整列」は、午前9時に点検が開始され、何度も「やり直し!」が出て、点検終了時刻は「午後2時」でした・・・
それぐらい外出員整列の点検は厳しいものです。
しかし、要領とポイントを押さえてくると1発合格ができるようになります。
(半年ぐらいかかったけどね・・・)
これでようやく上陸出来ます!
(3)江田島ではフェリーが生活の足だよ!
ようやく上陸することができ、下宿で私服に着替えて遊びに行こう!
しかし江田島の中にはあまり遊べるところもないのが実情・・・
そのため、遊びに行くとなると呉市や広島市に行くのが定番でした。
そのためによく利用したのがフェリーや高速船です。
図2 江田島と呉をつなぐフェリー
引用URL:http://www.takeshitamokuzai.jp/blog/PIX/1237779665_P1020075.jpg
図3 江田島から広島宇品港への高速船
引用URL:http://livedoor.blogimg.jp/ticket4_ta/imgs/9/4/94756fd7.JPG
この2つの船に乗って遊びに行くのがいつもの定番でした。
フェリーや高速船に乗るといつもいろんな思いがめぐります。
江田島に帰るときの憂鬱感や、遊びに行く時の潮の爽やかさなど。
これらの船に乗るのも、候補生学校の思い出の一つです。
3.1 江田島の呼び方豆知識!
ちなみに江田島は「えたじま」と呼びます。「えだじま」じゃないです!
江田島市に市制移行となるときに呼び名で大モメしました。
(海軍のころに「えだじま」と呼んだ名残があったため)
ホント「上陸」するだけでも地獄だぜええええ!!!!
(次記事):【海上自衛隊】海自幹部候補生になったお話その4(給料編)
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