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2021年12月4日から17日の間に、陸上自衛隊とアメリカ海兵隊の共同訓練レゾリュート・ドラゴン21が行われました。
図1 オスプレイ
引用URL:https://besthqwallpapers.com/Uploads/29-11-2018/72965/thumb2-bell-v-22-osprey-tiltrotor-us-military-aircraft-us-navy-mv-22b-osprey.jpg
東北・北海道方面の各所にて訓練が行われていますが、ちょっとしたことからMV-22オスプレイとAH-1Zが同一空域で飛行しているところに出くわしました。
初めて生のオスプレイを見て、飛行する音を聞いた感想としてはちょっと重低音が強くない?!てな感じでした。
これって騒音で先に発見されるんじゃないかね〜?
(前回記事):『【防衛省】油槽船ついに進水式!面白そうな船になりそう!』
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(1)生オスプレイ初めて見た〜!!
2021年12月になってから、レゾリュート・ドラゴン21演習にて米海兵隊のMV-22オスプレイが飛行してくるかもしれないということで待ち構えていました。
初めて遭遇したMV-22はド迫力の音量で飛行していきました。
1.1 オスプレイきたー!
演習開始から数日は天候が悪かったので、オスプレイの飛行はありませんでした。
天気が良くなって今日こそは来るかな?と待ち構えていると、なんだかいつものヘリコプターとは違う音が聞こえてきました。
「オスプレイキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
そんな感じで待ち構えていると、オスプレイ2機が飛行してくる様子が見えました。
図2 飛行中
引用wiki
いわゆる飛行モードで、2機が通過していく光景を目にすることができました。
そんでもって、初めてオスプレイを見た感想としては
『飛行ローター音がマジうるさすぎやろ!』
1.2 重低音響きすぎじゃない?
現職時代には、いろんな航空機やヘリコプターの音を聞いたことがあります。
エンジン音がうるさいといわれたMH-53Eも体験した「ペンギン」ですが、そんないろいろな体感を上回る音でした。
「ちょっ!この重低音ヤバすぎでしょ!」
目視距離になる前から、明らかにヘリとは違う重低音が鳴り響き通過時にはもっとローター音が響く状態です。(写真を取り忘れたのが一生の失態です!)
安定して飛行しているので、特に危険と感じるわけではなかったです。
図3 ボンバルディアDCH-8-Q400
引用wiki
なかなかうるさいといわれる、ボンバルディアDCH-8-Q400にも乗ったことがありますがその飛行機よりもうるさい状況でした。
今までに味わったことのない、なかなかの重低音が響いていました。
1.3 AH-1Zも飛んで行ったー!
そんなMV-22オスプレイが飛んでいく中で別のヘリコプターの音が聞こえました。
いつも聞こえるドクターヘリの音ではないので探してみると、
「米海兵隊のAH-1Z攻撃ヘリ飛んでたー!」
図4 AH-1Z
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/FGKX96OVUAAuUn1?format=jpg&name=4096x4096
まさかの米海兵隊AH-1Zヴァイパーが2機編隊で飛行していきました。
1日に2機種も目撃するとは、かなり幸運だったといえます。
しかし、攻撃ヘリ2機が飛んでるのにそれよりもうるさいMV-22オスプレイとはいったい?
なんでこんなにうるさい感じになったのでしょう?
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(2)回転翼ブレードが大きすぎるから?
MV-22を初めて体感した感じとしては、重低音が異常に響く感じがしました。
この騒音の出所はどこからでしょうか?
2.1 ブレードが大きすぎるからかな?
MV-22オスプレイの飛行音が大きすぎる要因の一つとして、回転翼ブレードの大きさがあるといえます。
図5 オスプレイ回転翼
引用URL:https://i.pinimg.com/originals/b0/c0/e2/b0c0e268814cf17e83deb9cfb9457d96.jpg
回転翼については、
@全長:4.9m
A翼幅:87.1cm(付け根)/66.9cm(先端)
という長細いブレードが3枚1組で2つの回転翼となっています。
なんとなくですが、機体に対して1枚のブレードが大きすぎるように思います。
垂直離着陸と水平飛行を両立させるには、大きな揚力を稼ぐためには仕方のなかったことかもしれません。
2.2 ブレード枚数の増加ができないかな?
重低音の解消には、プロペラブレード増加が一番の近道であるものの重量増の問題があります。
固定翼機だとE-2C早期警戒機が4枚羽から8枚羽に換装された例があります。
図6 E-2C
引用wiki
どうにか羽を増やして、騒音を減らす方法がないものか思案のしどころでしょう。
プロップファン(2重反転プロペラ)に換装するというのもありかもしれません。
図7 プロップファン
引用wiki
時たま浮かんでは消える、こんなアンダクテッドファンエンジンとブレードに変更するのもありでしょう。
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(3)接近時に見つからないかな?
現状のところ、V-22オスプレイは垂直離着陸機として一定の完成をしたため米海兵隊などで使用が始まりました。
しかしながら、初めてオスプレイの飛行音を聞いた人間として疑問がわきました。
3.1 MV-22の音はヘリより探知されやすくない?
今回初めて、MV-22オスプレイの飛行音を聞いた身として、
「ヘリコプターより飛行音が大きいと発見されないかな?」
なんて疑問が湧いてきます。
図8 対地攻撃
引用URL:https://www.oyeyeah.com/wp-content/uploads/2021/08/OyeYeah4-1.jpg
アメリカみたく「とりあえず事前に爆撃しときゃ大丈夫だろう!」なんて割り切ることも必要なのかもしれません。
現状の陸自ではどんな考えになっているのか、興味深いところです。
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やはり結構な騒音だったのは、間違いなかったようですね。
私の時は風下で2機編隊で飛んでいくの聞いたので余計騒音が響いて聞こえたのだと思います。
情報をありがとうございます!
航空機の能力をどのように使うかが重要なんですね!特殊部隊の投入・撤収・長距離SARなど従来のヘリではできない分野に投入する機体と考えると、十分使える機体といえますね。
ヘリの延長ではなく、まったく新しい分野の航空機として今後は本邦でも使えるか見守る必要がありそうですね。
おそらく飛行時の条件と距離によって、騒音量は変わるのだと思います。