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2018年03月27日

個別栄養食事指導

栄養食事指導は、管理栄養士にとって肝となる業務です。
しっかり理解しておいて欲しいと思います。
現場では、栄養指導と略されることが多いのですが、
「栄養食事指導」が正式名称なので、覚えておきましょう!

集団栄養食事指導料は、「概ね20分を超える」指導を行うことが条件で、
「200点(2000円)」という規定です。
初回については、別途定められており、「概ね30分以上を超える」指導を行うことが条件で、
「260点(2600円)」という規定です。
この初回か2回目以降かという区分けは、今回の診療報酬改定から新たに加わりました。
頻度は、外来であれば「月1回(ただし、初回の指導を行った月は2回まで可能)」で、
入院であれば、「週1回、入院中2回まで」です。
算定要件は、
・医師の指示に基づき管理栄養士が具体的な献立等によって指導を行う
・患者ごとにその生活条件、嗜好を勘案した食事計画案等を必要に応じて交付し、
 療養のため必要な栄養の指導を行う
・管理栄養士への指示事項は、当該患者ごとに適切なものとし、
 熱量・熱量構成、たんぱく質、脂質その他の栄養素の量、
 病態に応じた食事の形態等に係る情報のうち医師が必要と認めるものに関する
 具体的な指示を含まなければならない。

集団指導のメリットは、個人に合わせた指導が行えることです。
回数を重ねると、患者さんのキャラクターも見えてきて信頼関係も築くことが出来、
性格に合わせた指導もできるようになるはずです。
ただし、個別指導は時間もかかるので、集団指導も合わせて行うと
多くの患者さんに栄養指導を行うことができます。
(集団指導については、明日お話します。)
一回で理解してもらうのはなかなか難しいですし、
食事指導はモチベーション維持のためにも重要なので、
個人栄養指導は、なるべく継続に繋げるようにしましょう。
入院中に指導を行った患者で、退院後も通院するようであれば、
外来でも継続的に指導を行えるように主治医に打診するのも管理栄養士の仕事です。

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食品会社で勤務しながら、半年間の独学を経て管理栄養士の国家試験に合格。その後、管理栄養士として勤務するために病院へ転職。6年間で3つの病院を経験。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削を行っています。 <取得資格>管理栄養士、栄養教諭、糖尿病療養指導士、病態栄養認定管理栄養士、NST専門療養士
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