2018年03月22日
喫食量アップのために管理栄養士が出来ること
喫食量アップのために管理栄養士は何が出来るのでしょうか?
栄養管理においてベストな食事提供を行っていても患者さんが食べることが出来なければ水の泡。
食べてもらうためには管理栄養士として色々な工夫が必要です。
病院では食欲が低下している患者さんが大勢います。
このまま放置してしまっていては、栄養状態は低下する一方ですよね。
まず私が一番大事にしていることは、「患者さんの思いを傾聴して関係性を築くこと」です。
そして、患者さんの入院前の食習慣や嗜好を把握します。
ご本人が会話が難しい場合は、ご家族が来ている時間を狙うのがポイントでしょう。
【食べられない理由】
@嫌いなものが提供される
誰だって嫌いなものはありますよね。
多少の野菜嫌いであれば対応しなくても良いでしょう。
厨房が混乱するだけですから。
ただし、主食(パンは良いけどごはんは嫌など)や蛋白源(肉魚卵豆腐)などの嫌いなものについては、
対応しないと栄養状態の低下につながるリスクがあります。
禁食を増やすことはバリエーションが減るメニューになりますが、
そのことを説明した上で禁食対応にするのがベストと言えると思います。
A三食出て来ても食べられない
高齢者であれば一日一食や二食という方も多く、三食出て来ても食べられないという方もいます。
まして一日ベット上であればお腹もすくわけありませんよね。
そんな場合は、空き時間に食べることが出来る小包装のものを食事に付けてあげたり、
生活習慣病等がなければ持ち込み食の可否を主治医に相談するもの一つかと思います。
B嗜好が変わった
体調が悪い、抗がん剤の治療を受けているなどがあると良く嗜好が変わることがあります。
暖かいものを受け付けない、こってりしたものがダメ、果物が食べたくなる、
酸味が染みる、強いにおいのあるものがダメ…などが良くあるケースでしょうか。
全て対応することは難しいかもしれませんが、可能な限り個別対応できるとよいですね。
C量が多い
提供栄養量が必要栄養量を大きく上回っている場合があります。
例えば、90歳のおばあちゃんに1700kcalの常食が提供されているなんていう場合…。
食形態も不安ですが、どう見ても量が多いですよね。
そんな場合は、必要栄養量を見直し、主食を減らすなどの対応をしましょう。
おかゆの場合は、特に量が多くなるので減らしたり、
塩分が許すのであれば、佃煮やふりかけを付加することで食べやすくなります。
D味が薄い
年齢と共に味が感じにくくなります。
病院の食事は、自宅の味付けに比べて一般的に薄めのことが多いので食べにくいのですね。
献立の工夫をすることだけでなく、栄養指導などを通して減塩の重要さを理解してもらうことで、
喫食量アップにつながります。
喫食量アップは、管理栄養士の腕の見せ所です。
喫食量アップは栄養状態アップのために欠かせませんよ。
栄養管理においてベストな食事提供を行っていても患者さんが食べることが出来なければ水の泡。
食べてもらうためには管理栄養士として色々な工夫が必要です。
病院では食欲が低下している患者さんが大勢います。
このまま放置してしまっていては、栄養状態は低下する一方ですよね。
まず私が一番大事にしていることは、「患者さんの思いを傾聴して関係性を築くこと」です。
そして、患者さんの入院前の食習慣や嗜好を把握します。
ご本人が会話が難しい場合は、ご家族が来ている時間を狙うのがポイントでしょう。
【食べられない理由】
@嫌いなものが提供される
誰だって嫌いなものはありますよね。
多少の野菜嫌いであれば対応しなくても良いでしょう。
厨房が混乱するだけですから。
ただし、主食(パンは良いけどごはんは嫌など)や蛋白源(肉魚卵豆腐)などの嫌いなものについては、
対応しないと栄養状態の低下につながるリスクがあります。
禁食を増やすことはバリエーションが減るメニューになりますが、
そのことを説明した上で禁食対応にするのがベストと言えると思います。
A三食出て来ても食べられない
高齢者であれば一日一食や二食という方も多く、三食出て来ても食べられないという方もいます。
まして一日ベット上であればお腹もすくわけありませんよね。
そんな場合は、空き時間に食べることが出来る小包装のものを食事に付けてあげたり、
生活習慣病等がなければ持ち込み食の可否を主治医に相談するもの一つかと思います。
B嗜好が変わった
体調が悪い、抗がん剤の治療を受けているなどがあると良く嗜好が変わることがあります。
暖かいものを受け付けない、こってりしたものがダメ、果物が食べたくなる、
酸味が染みる、強いにおいのあるものがダメ…などが良くあるケースでしょうか。
全て対応することは難しいかもしれませんが、可能な限り個別対応できるとよいですね。
C量が多い
提供栄養量が必要栄養量を大きく上回っている場合があります。
例えば、90歳のおばあちゃんに1700kcalの常食が提供されているなんていう場合…。
食形態も不安ですが、どう見ても量が多いですよね。
そんな場合は、必要栄養量を見直し、主食を減らすなどの対応をしましょう。
おかゆの場合は、特に量が多くなるので減らしたり、
塩分が許すのであれば、佃煮やふりかけを付加することで食べやすくなります。
D味が薄い
年齢と共に味が感じにくくなります。
病院の食事は、自宅の味付けに比べて一般的に薄めのことが多いので食べにくいのですね。
献立の工夫をすることだけでなく、栄養指導などを通して減塩の重要さを理解してもらうことで、
喫食量アップにつながります。
喫食量アップは、管理栄養士の腕の見せ所です。
喫食量アップは栄養状態アップのために欠かせませんよ。
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