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2017年05月27日

栄養補給法〜経口栄養法、経腸(経管)栄養法、静脈栄養法〜

今日は栄養補給法についてお話します。
この内容はひじょーーーうに重要です。
国家試験を受ける際もその後も管理栄養士であれば常識として知っておかなくてはなりません。
前回までお話しした管理栄養士の上級資格を受験する上でも、
筆記試験で「必ず」出題されます。
知らないと就職してから恥ずかしい思いをするので、必ず覚えておいてください。

栄養補給法には大きく分けて経口栄養法、経腸(経管)栄養法、静脈栄養法の3つがあります。
どの栄養補給法を選択するかは消化管が安全に使用できるかどうかがポイントとなります。
「腸管が使用できれば、腸管を使用する」というのが栄養学の基本となっていますので、
腸管が使用できれば、腸管を使用しない静脈栄養法の選択肢はなくなります。
そのあとは、経口摂取が出来れば経口摂取、できなければ経腸栄養という流れになります。
一番生理的なのは経口摂取なので、栄養補給ルートを選択した際に経口摂取が困難であっても、
定期的なモニタリングの中で経口摂取を目指します。

上記でふれた「腸管が使用できれば、腸管を使用する」というワードですが、
栄養の学会に出席すれば、耳にタコというくらい出てくる言葉なので必ず覚えておいてください。
その理由は、腸管(小腸のことと考えてよいです)は使用しないと萎縮してしまうので、
いざ使おうと思った時には使えなくなってしまうからです。
なので、意識がないような重篤な状態であっても消化管が機能しているのであれば、
24時間以内の経腸栄養剤の投与がのぞまれます。

次回以降、経管栄養法と静脈栄養法について詳しくお話していきますね。
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食品会社で勤務しながら、半年間の独学を経て管理栄養士の国家試験に合格。その後、管理栄養士として勤務するために病院へ転職。6年間で3つの病院を経験。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削を行っています。 <取得資格>管理栄養士、栄養教諭、糖尿病療養指導士、病態栄養認定管理栄養士、NST専門療養士
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