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2018年01月04日

E疾患・病態別栄養ケア・マネジメント【ポイント】

今日は、「疾患・病態別栄養ケア・マネジメント」のポイントをお話します。

【手術、周術期の栄養アセスメントと栄養ケア】
〇術前
 術前の栄養状態は、手術後に侵襲からの回復を左右する条件として極めて重要です。
 一般に、手術を受ける患者は、食欲減退による食事摂取量の減少、消化・吸収機能の低下、
 消化管出血などによって低栄養状態いある場合が多いです。
 術前の低栄養状態は、手術侵襲からの回復の遅延、創部離開、縫合不全、
 術後感染症などを招きやすくなります。
PNI.jpg
〇術後
 術後2〜3日で経口摂取が可能となる場合や、
 絶食期間が1週間以内でかつ術前に低栄養状態でなかった場合は、
 水分・電解質の投与で十分です。
 術後、長期の絶食期間が必要な場合や術前から低栄養状態にあった場合は、積極的な栄養管理が必要です。

【クリティカルケアの栄養アセスメントと栄養ケア】
〇侵襲後の生体の回復過程
回復過程.jpg
〇侵襲下の栄養代謝
栄養代謝.jpg
〇熱傷
広範囲熱傷では、全身性炎症反応症候群(SIRS)、播種正血管内凝固症候分(DIC)、創感染が起きやすく、
血管透過性の亢進により浮腫が急激に進行します。
熱傷.jpg
〇全身炎症反応症候群(SIRS)
感染症、敗血症.jpg



次回、問題を出題します。
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食品会社で勤務しながら、半年間の独学を経て管理栄養士の国家試験に合格。その後、管理栄養士として勤務するために病院へ転職。6年間で3つの病院を経験。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削を行っています。 <取得資格>管理栄養士、栄養教諭、糖尿病療養指導士、病態栄養認定管理栄養士、NST専門療養士
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