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2017年08月10日

食品交換表を活用した外食の単位数 〜すし編〜

今日は、外食料理の単位数 〜すし編〜 についてお話します。
下記に平均値を載せていますので、参考にしてみてください。
合計単位に80kcalをかけるとエネルギーが算出出来ます。

表1は穀類、表3は肉・魚・卵・大豆製品、表5は油脂類です。
外食はこれらに偏っていることが分かりますね。

〇すし
  食品名      合計単位    表1     表3     表5     調味料
・巻きずし(太巻き) 6 〜8    4.0〜5.5   0.5〜1.0    0      0.5〜1.0
巻き寿司.jpg

食品名      合計単位    表1     表3     表5     調味料
・いなりずし(1人前) 5〜9    2.5〜4.0   1.5〜3.0    0      0.6〜1.4
いなし寿司.jpg

食品名      合計単位    表1     表3     表5     調味料
・ちらしずし 6 〜8    4.0〜5.0   1.0〜2.0    0〜0.5   0.5〜1.0
ちらし寿司.jpg

食品名      合計単位    表1     表3     表5     調味料
・にぎりずし(並) 5 〜7    3.0〜4.0   1.5〜2.5    0      0.4〜0.5
寿司.jpg

食品名      合計単位    表1     表3     表5     調味料
・鉄火巻(1人前) 3 〜6    2.0〜4.0   0.5〜2.0    0      0.2〜0.5
鉄火巻.jpg

2017年08月09日

食品交換表を活用した外食の単位数 〜丼物編〜

今日は、外食料理の単位数 〜丼物編〜 についてお話します。
下記に平均値を載せていますので、参考にしてみてください。
合計単位に80kcalをかけるとエネルギーが算出出来ます。

表1は穀類、表3は肉・魚・卵・大豆製品、表5は油脂類です。
外食はこれらに偏っていることが分かりますね。

〇丼物
  食品名      合計単位    表1     表3     表5     調味料
・牛丼         6〜9    4.0〜5.5   1.0〜3.0   0〜0.5    0.2〜0.3
牛丼.jpg

  食品名      合計単位    表1     表3     表5     調味料
・親子丼        7〜8    4.0〜5.0   2.0〜3.5    0     0.3〜0.5
親子丼.jpg

  食品名      合計単位    表1     表3     表5     調味料
・天丼         8〜11    4.5〜6.5   0.5〜2.0   1.0〜2.5    0.3〜0.5
天丼.jpg

  食品名      合計単位    表1     表3     表5     調味料
・カツ丼        9〜12    4.5〜6.0   2.5〜3.5   1.0〜2.0    0.3〜0.5
カツ丼.jpg

  食品名      合計単位    表1     表3     表5     調味料
・中華丼        7〜9    4.5〜5.5   1.0〜2.0   0.5〜1.0    0〜0.1
中華丼.jpg

  食品名      合計単位    表1     表3     表5     調味料
・鉄火丼        6〜7    4.0〜5.0   1.5〜3.0    0     0〜0.3
鉄火丼.jpg

  食品名      合計単位    表1     表3     表5     調味料
・うな重        7〜9    4.0〜5.0   2.5〜3.5    0     0.4〜0.5
うな重.jpg

2017年08月08日

食品交換表を活用した外食の単位数 〜ご飯物編〜

昨日お話したように、外食料理では自分で単位数を計算するのが困難ですので、
日頃から食品の量や単位を意識付けた食生活を送る必要があります。

今日は、外食料理の単位数 〜ご飯物編〜 についてお話します。
下記に平均値を載せていますので、参考にしてみてください。
合計単位に80kcalをかけるとエネルギーが算出出来ます。

表1は穀類、表3は肉・魚・卵・大豆製品、表5は油脂類です。
外食はこれらに偏っていることが分かりますね。

〇ご飯物
  食品名      合計単位    表1     表3     表5     調味料
・カレーライス     7〜9    4.5〜5.5   0.5〜1.5  0.5〜1.0    0.1〜1.5 
カレーライス.jpg

  食品名      合計単位    表1     表3     表5     調味料
・ハヤシライス     7〜10    4.0〜5.5 1.0〜1.5  0.5〜1.0    1.0〜1.5
ハヤシライス.jpg

  食品名      合計単位    表1     表3     表5     調味料
・チキンライス     6〜8    4.0〜5.5 0.5〜1.5  0.5〜1.0    0.3〜0.6
チキンライス.jpg

  食品名      合計単位    表1     表3     表5     調味料
・オムライス      7〜10    3.5〜5.5 1.5〜2.5  0.5〜2.0    0.4〜0.5
オムライス.jpg

  食品名      合計単位    表1     表3     表5     調味料
・チャーハン      7〜9    4.0〜5.5 1.0〜2.0 1.5〜2.0      0
チャーハン.jpg

  食品名      合計単位    表1     表3     表5     調味料
・ドリア        6〜9     2.5〜4.0 1.0〜1.5  1.0〜2.0     0〜0.8
ドリア.jpg

  食品名      合計単位    表1     表3     表5     調味料
・リゾット       3〜6    2.0〜3.0 0.5〜1.0  0.5〜1.5     0〜0.1
リゾット.jpg

  食品名      合計単位    表1     表3     表5     調味料
・雑炊         3〜4    2.0〜3.0 0.5〜1.5   0〜0.5     0〜0.2
雑炊.jpg

2017年08月07日

食品交換表を活用した外食の摂り方

今日は、食品交換表を活用した外食の摂り方についてお話します。

〇外食時には、食品指示単位数に合わせて計れないので、食べる量を目安で決めることになります。
・日頃から家庭で食品の重量をはかり、食品の1単位の目安量を良く覚えておきましょう。
・自分の食事ごとの指示単位数・量をよく覚えておきましょう。
・外食時には、料理の材料が、食品交換表でどの表の食品か、何単位に相当するかと目安で概算し、
 自分の指示単位から見て何をどれだけ食べればよいか、
 あるいは何をどれだけ残せばいいのかを決めましょう。

〇外食時には、以下のような食べ方の工夫を行うと良いでしょう。
・表1と表5の食品が多く、表6の野菜が少ないという傾向があります。
 表1の食品は指示単位に合わせて食べ、あとは残しましょう。
・油を多く使った料理は少量にしましょう。
・野菜は一品料理をとるか、その日の家庭の食事で補うようにしましょう。
・ほとんどの外食は食塩含有量がかなり多く、注意が必要です。
 調味料を足すといたことは避けましょう。
・丼物、寿司などの単品やご飯物は栄養バランスが偏ります。
 定食など品数の多いメニューを選びましょう。
・麺類など一品料理を選ぶときは具の多いものを選ぶ習慣を身につけましょう。
・最近では、外食店で、エネルギーや成分表示がされている場合が増えていますので、
 それを参考にすることも重要です。

次回は、実際の外食料理の具体的な単位数についてお話します。

2017年08月06日

食品交換表を活用した献立の立て方

では、実際に食品交換表を活用した献立の立て方について考えてみましょう。

【献立のたて方】
〇献立をたてる順序
毎日の食事は、食品交換表の表1〜表6の各表から指示されている単位分の食品を選んで献立を作ります。
まず、朝食・昼食・夕食で食べたいと思う主食(表1の穀物、芋類など)や
主菜(表3の魚介、大豆製品、卵、チーズ、肉)を選び、
副菜(表6の野菜)を添えると献立の骨格が出来上がります。

〇食品交換表をみて各食品の指示単位相当量を決める
朝食・昼食・夕食・間食の各食事で、それぞれどんな食品をどんな料理で食べるのかが決まったら、
食品交換表をみてそれらの食品の指示単位に相当する量を決めます。
例えば、朝食で表1の食品の指示単位が3単位の場合、
これをご飯にするときは、食品交換表の表1をみると、
ご飯は1単位が50gですから、50g✕3単位=150gになります。
他の食品についても、これと同様に、
それぞれどんな食品がのっている食品交換表の表をみて。指示単位に相当する量を決めます。

〇材料を計りながら調理
献立ができたら、あとは料理をつくる時に、もう一度食品交換表をみて、
献立に使った食品1単位のg数を調べ、計りで計って量を確認してから調理すれば、
指示されたとおりの食事ができあがります。

【1日20単位(1600kcal/炭水化物55%)の食事献立(例)】
これから、上記に示した1日の指示単位が20単位(1600kcal/炭水化物55%)の配分例に基づいて、
朝食・昼食・夕食・間食の献立をたててみましょう。

<1日20単位(1600kcal/炭水化物55%の献立例>
〇朝食:合計5.5単位
表1:3単位、表2:0.5単位、表3:1単位、表4:0単位、表5:0.3単位、表6:0.3単位、調味料:0.4単位
<メニュー>麦ごはん、納豆のオクラ和え、きんぴらごぼう、味噌汁、バレンシアオレンジ
朝食.jpg
表1:米と押し麦1:1で麦ごはん150g(3単位)にします。
表3:納豆40g(1単位)と表6のオクラ30gを醤油で混ぜ合わせます。
表6:ごぼう30gと人参10g、こんにゃく10gをきんぴらごぼうにします。
  味噌汁の具にはほうれん草30gとしめじ15gを入れます。
表5:きんぴらごぼうに植物油3g(0.3単位)を使います。
調味料:きんぴらごぼうに砂糖1.5g(0.1単位)、味噌汁(1椀分)に味噌10g(0.3単位)を使います。
表2:バレンシアオレンジ100g(0.5単位)


〇昼食:合計6.3単位
表1:3単位、表2:0単位、表3:2単位、表4:0単位、表5:0.8単位、表6:0.4単位、調味料:0.1単位
<メニュー>ごはん、豚肉の生姜焼き野菜添え(ドレッシング)、卵スープ、さやいんげんの胡麻和え
昼食.jpg
表1:ごはん150g(3単位)
表3:卵スープに鶏卵25g(0.5単位)を入れます。
   豚ロース60g(1.5単位)を生姜焼きにします。
表6:生姜焼きに生姜5gを使います。
   付け合わせにレタス10gとブロッコリー30g、トマト30gを添えます。
   胡麻和えにさやいんげん40gを茹でて使います。
   卵スープの具に玉ねぎ10gとパセリ1gを入れます。
表5:生姜焼きの豚ロースを焼くのに植物油3g(0.3単位)、
   付け合わせの野菜にかけるドレッシングとして植物油3g(0.3単位)を使います。
   胡麻和えに胡麻3g(0.2単位)を使います。
調味料:生姜焼きにみりん2g(0.1単位)を使います。


〇夕食:合計6.2単位
表1:3単位、表2:0単位、表3:2単位、表4:0単位、表5:0.4単位、表6:0.5単位、調味料:0.3単位
<メニュー>ごはん、まぐろとたいの刺身、炊き合わせ、なすときのこの炒め物、きゅうりの三杯酢
夕食.jpg
表1:ごはん150g(3単位)
表3:まぐろ(赤身)60g(1単位)とたい30g(0.5単位)を刺身にしてわさび醤油を添えます。
   生あげ30g(0.5単位)を炊き合わせにします。
表6:さしみにわさぎ5gを添えます。
   さしみのつまにとさかのり20g、大根20g、しその葉1枚、穂じそ1本を使います。
   人参10g、しいたけ10g、さやえんどう5gを炊き合わせにします。
   なす50g、エリンギ20gをオイスターソースで炒めます。
   きゅうりの三杯酢にきゅうり50gを使います。
表5:なすときのこの炒め物に植物油4g(0.4単位)を使います。


〇間食:合計2.0単位
表1:0単位、表2:0.5単位、表3:0単位、表4:1.5単位、表5:0単位、表6:0単位、調味料:0単位
<メニュー>牛乳、りんご
間食.jpg
表4:牛乳180ml(1.5単位)
表2:りんご75g(0.5単位)(皮、芯を除いた重さ)


〇食品を交換して献立を変えてみましょう。

食品を交換して変化にとんだ食事を楽しみましょう。
・この献立の朝食の納豆1単位を好みに応じて、表3の生揚げ1単位60gに変えるも良いでしょう
・朝食をパン食にする場合は、ごはん3単位のかわりに同じ表1の食パン3単位90gにします。
 朝食んもパン食に合わせて納豆1単位を同じ表3のロースハム1単位40gに交換します。
 そして、納豆、みそ汁、きんぴらごぼうに含まれていた野菜約100gをサラダや野菜炒めにします。
・このようにして、昼食、夕食、間食でも、この献立で使った食品を
 同じ表の中の食品と同じ単位数で交換して、献立を変えてみてください。

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2017年08月05日

食品交換表の使い方

今日は、具体的な食品交換表の使い方についてお話しようと思います。


【@1日の指示単位および炭水化物の割合】

〇1日の指示単位
食品交換表では、主治医から指示された1日の摂取エネルギー量を単位で示します。
例えば、指示されたエネルギー量が1600kcalの場合には、
1単位は80kcalなので、1600÷80=20となり、1日20単位となります。
この場合には食品交換表から1日に20単位の食品を選んで献立を作ればよいことになります。

〇炭水化物の場合
食事に占める炭水化物の割合を、あなたの合併症、肥満度、嗜好などにより、
60%、55%、50%より主治医が選択します。


【A1日にどの表から何単位とるか】

〇栄養素バランスのよい食事
食事の献立を作るためには、まず1日に食品交換表のどの表から何単位とるか決める必要があります。
主治医や管理栄養士が、食習慣や嗜好などを聞きながら、
食品交換表の1日の指示単位を表1から表6へ栄養素のバランスがよいように配分します。
例えば、1日の指示単位が20単位(1600kcal/炭水化物55%)の場合、
この20単位を、表1(穀物類、芋など)に9単位、表2(果物)に1単位、
表3(魚介、大豆市製品、卵、チーズ、肉)に5単位、表4(牛乳)に1.5単位、
行5(油脂)に1.5単位、表6(野菜)に1.2単位、調味料に0.8単位を配分すると、
栄養素のバランスがよい食事になります。

<「一日の単位」の配分(例):1600kcal/炭水化物55%>
1日の指示単位:20単位
→表1 9単位、表2 1単位、表3 5単位、表4 1.5単位、表5 1.5単位、表6 1.2単位、調味料 0.8単位



【B朝食、昼食、夕食、間食へどのように配分するか】

〇糖尿病の食事療法においては、朝・昼・夕食の量をほぼ均等に配分する。
このように配分された食品交換表の表1の食品(穀物、芋類など)、
表3の食品(魚介、大豆製品、卵、チーズ、肉)、表6の食品(野菜)の1日の指示単位を、
朝食・昼食・夕食の3回の食事にほぼ均等に分けるようにします。
果物や牛乳などは食事に入れるか間食としてとります。
朝食を抜いたり、昼食を軽く済ませて夕食にまとめて食べるようなことは、
食後の高血糖や高中性脂肪血症を招くことになるので避けるようにします。

<朝食・昼食・夕食・間食への配分の原則>
朝食、昼食、夕食、間食への配分の原則.jpg

<1日の指示単位20単位(1600kcal/炭水化物55%)の単位配分の一例>
1日の指示単位20単位の単位配分の一例.jpg


一度決めた内容でも柔軟に調整することができます。

〇表1の食品(穀類、芋など)1日分9単位は、
 朝食に3単位、昼食に3単位、夕食に3単位のように分けてとります。
 夕食をとる時間が遅い場合は、
 食後の高血糖を軽減するために夕食の単位数を減らすなどの工夫をしましょう。

〇表3の食品(魚介、大豆製品、卵、チーズ、肉)1日分5単位は、
 朝食に1単位、昼食に2単位、夕食に2単位のように分けてとります。
 外食の表3の1人前は、1単位以上の場合が多いので、注意が必要です。
 昼が夕食の場合には、「量を調整する」「夕食の単位数を減らす」
 などのルールを決めておくとよいでしょう。

〇表6の食品(野菜)1日分1.2単位は、朝食、昼食、夕食に等分になるように、分けて摂ります。
 その他、海藻、きのこ、こんにゃくもできるだけ食べるように心掛けましょう。

〇表5の食品(油脂)1日分1.5単位と調味料(味噌、砂糖など)の1日分0.8単位は、
 その日の料理の都合で、朝食・昼食・夕食に適宜分けて使います。

〇表2(果物)1単位と表4の食品(牛乳)1.5単位は、
 朝食・昼食。夕食・間食の中で適宜とるようにしましょう。

〇どの表から何単位とるか、朝食・昼食・夕食の3食に間食を加えた配分にするのかは、
 生活習慣や嗜好を反映した内容にしましょう。

次回は、実際の献立の立て方についてお話します。

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2017年08月04日

糖尿病の食品交換表

これまでも糖尿病の食品交換表についてはお話してきましたが、
ここでまた復習しておきたいと思います。
今回始めて記事を読んで下さった方にも理解いただけるように、基本的な内容からお話します。

【食品交換表とは】
食品交換表では、私たちが日常食べている多くの食品を多く含まれている栄養素によって
6つの食品グループと調味料に分けてあります。
それぞれの表から、どのように栄養素が摂取できるのかを知っておきましょう。

6つの食品グループ.jpg

<表1>
・炭水化物の内でんぷんを多く含む食品です。
・たんぱく質も少し含んでいます。
・穀物水、芋類やその加工品、かぼちゃなどの野菜、くりやぎんなんなどの種実類、
 大豆以外の豆類がこの表の仲間です。

<表2>
・炭水化物の内果糖やブドウ糖を多く含む食品です。
・食物繊維やビタミンC、ミネラルも多く含みます。
・果物類(アボガドを除く)がこの表の仲間です。

<表3>
・良質のたんぱく質を多く含む食品です。
・脂質も比較的多く含みます。
・ビタミンB群やミネラルの供給源でもあります。
・魚介、大豆製品、チーズ、肉がこの表の仲間です。

<表4>
・カルシウムを多く含む食品です。
・良質のたんぱく質を多く含む食品です。
・炭水化物の内、乳糖を多く含む食品です。
・脂質も比較的多く含みます。

<表5>
・脂質を多く含む食品です。
・油脂や脂質の多い種実、肉の脂身、アボガドなどがこの表の仲間です。

<表6>
・エネルギーとなる栄養素はほとんど含みません。
・食物繊維やビタミン、ミネラルの供給源となります。
・野菜、海藻、きのこ、こんにゃくがこの表の仲間です。

<調味料>
・糖質やたんぱく質、脂質などが含まれるものがあります。
・味噌、みりん、砂糖の市販のルウ(カレー、ハヤシ)などがこの表の仲間です。

【食べる量をはかるものさし…1単位=80kcal】
・食品交換表では、1単位を80kcalと決めています。
 その理由は、日本人が日常んぼ生活で良く食べる量が80kcalかその倍数になっているためです。
 例えば、ご飯は茶碗軽く1杯(100g)が2単位、食パンは1均6枚切りの1枚(60g)が2単位、
 白身魚は1切れ(60g)が1単位などと分かり易くなっています。
・各表の1単位に含まれる栄養素量の平均を示す食品分類表をみると、
 表1のご飯100g(50g✕2単位)には、18g✕2単位=36gの炭水化物が含まれていることが分かります。
・表1、表2、表3、表4、表5、表6、調味料の悪評にのっている食品について、
 それぞれ食品の1単位(80kcal)にあたる量が重量(g)で示してあります。
 ただし、表6の野菜は色々な種類をとり合わせて300gが1単位です。
・果物や魚などでは、可食部分(皮や芯など、頭や骨などを除いた食べられる部分)の重量で
 示してあります。
1単位の量.jpg

【食品の交換 〜2つの原則〜】
食品交換表を用いるメリットは、違う表との交換を避けることで、
栄養素の調整を考えなくても自然と栄養素のバランスがとれる仕組みになっていることです。
このメリットを生かすために、
「同じ表の食品とは交換できるが、違う表の食品とは交換しない」という原則を守るように心掛けます。

〇違う表の食品とは交換しない
 違う表のsh公賓とは、含まれている栄養素の種類が違うので、基本的には交換しません。
 例えば、ご飯50gと豆腐(木綿)100gは同じ1単位ですが、
 ご飯は表1、豆腐は表3の食品ですので、中に含まれている栄養素が違います。
 エネルギーが同じでもご飯の代わりに豆腐を食べてしまうと、
 栄養素のバランスを維持することができなくなっていまいます。

〇同じ表の食品は同じ単位ずつ交換できる
 同じ表の食品はどの食品でも1単位中に含まれているエネルギー量と栄養素の種類がほぼ同じですので、
 単位数が同じであれば、互いに交換して食べられます。
 例えば、ご飯と食パンは、いずれも表1の食品ですが、
 ご飯50g1単位を食パン30g1単位にして交換して食べることが出来ます。
 
この本が「食品交換表」と呼ばれるのは、
このようにその人の好みに合わせて交換することができるようになっているためです。

次回以降、具体的な食品交換表の使い方についてお話していきます。

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2017年08月03日

糖尿病神経障害

【糖尿病神経障害】
高血糖の状態が続くと、インスリンがよく働かないため
ブドウ糖が上手く利用されずに別の物質に変えられ、神経にたまります。
同時に神経のまわりの血管も障害されるため、神経に障害をきたし、
神経の信号をすばやく正しく体の隅々まで伝達するという働きが低下します。
この状態を「糖尿病神経障害」と呼びます。
日常診療でよくみられる糖尿病神経障害には次の二つはあります。
@手足の感覚や運動をつかさどる末梢神経が障害される「末梢神経障害」
A胃腸や心臓の働きを調整している自律神経が障害される「自立神経障害」

【末梢神経障害】
末梢神経は痛みや冷たさなどを感じたり手足を動かす指令を出す神経で、
体の隅々まで張り巡らされています。
高血糖の状態が続くと、足の裏に紙を貼ったような違和感があったり、
正座のあとのようなしびれが続いたり、冷えたり、ほてったり、軽い痛み、刺すような痛み、
といった症状が出ます。
これらの症状があったら主治医に伝えて原因を確かめるようにしましょう。
末梢神経障害は、軽い内は血糖のコントロールをよくすることで症状が消えたり、改善されます。
しかし、血糖のコントロールの悪い状態が長く続くと、眠れない程の痛みが足に出ることもあります。
逆に感覚が麻痺して、「靴ずれ」の痛みや「たこ」や「うおのめ」の痛みを感じなくなることもあります。
「たこ」や「うおのめ」の痛みを感じなくなると、手当が遅れ、
場合によっては足の潰瘍や壊疽までし進んでしまうことがあります。
いつも足をみて、清潔に保つことが大切です。

【自律神経障害】
自律神経は、自分の意思と関係なく動いている胃腸、血圧、排尿などを調整している神経です。
自律神経が障害されると、胃のもたれ、頑固な便秘、下痢、立ちくらみ、尿の出が悪いなどの症状が出ます。
例えば、尿の出が悪いのは前立腺の肥大や腫瘍でも起こります。
また、大腸に腫瘍があれば、便秘や下痢を起こすことがあります。
これらの症状があれば、主治医とよく相談しましょう。
心臓も字る津神経によって調整されていますが、
糖尿病で自律神経障害があると心筋梗塞などが起こっても自覚しない場合があります。
糖尿病の方に定期的な心電図の検査が必要な理由のひとつでもあります。
自律神経障害も初期であれば血糖のコントロールをよくすることで改善します。

合併症を予防するためのHbA1cの目標値は7.0%未満です。
初期のうちから血糖コントロ−ルを良好にするように心掛けましょう。

2017年08月02日

糖尿病網膜症

「糖尿病は合併症が怖い」


糖尿病自体は自覚症状がありませんが、糖尿病は合併症がとても怖いんです。

今日は数ある合併症の内、糖尿病網膜症についてお話します。

【糖尿病網膜症とは】
糖尿病で高血糖状態が持続すると、視力障碍が生じます。
糖尿病網膜症は進行威すると失明することもあります。
成人になってからの失明の原因の第2位が糖尿病です。
視力障碍を防ぐためには、早期発見が大切で、
少なくとも年に一回は定期的な眼科の検査を受けて、
合併症の有無をチェックしましょう。
また、糖尿病網膜症と診断された場合には、
網膜症の程度によって1〜2か月に一度、あるいは3〜6ヵ月に一度は
病状の進行をチェックする必要があります。

【糖尿病の程度と治療】
血糖コントロールが良くないと網膜症が進行します。
その進行の程度によって次の3段階に分けられます。

〇単純網膜症
網膜の細い血管(毛細血管)の一部に小さな瘤(毛細血管瘤)が出来ます。
また、血管壁から血液が染み出た点状の小出血が起こります。
しみ出した血液の成分による白い斑点がみられるのも特徴です。
網膜にこのような変化が起こっても視力には影響しませんので、
眼の検査(眼底検査)をしないと分かりません。
この段階の網膜症は血糖コントロールを良くすると改善します。
網膜症はこの段階かそれ以前で食い止めることが重要です。

〇増殖前網膜症
単純網膜症の状態で高血糖が続くと、血管が細くなって詰まったり、
血流が悪いところが綿状に白くみえたりします。
大きめの出血斑もみられ、視力の低下を感じることがあります。
増殖前網膜症まで進むと血糖のコントロールだけで改善するのは難しくなります。
レーザー光線で詰まった血管が出血した部分の網膜を焼いて網膜症の進行を止める必要があります。

〇増殖網膜症
さらに網膜症が進行すると、網膜の血流の流れが悪くなり、
酸素が十分に供給されない部分に新しい血管が作られます。
この新しい血管は、とてももろくて出血しやすく、破れると大量出血の原因となります。
症状が進むと、網膜の一部がはがれる「網膜剥離」の状態まで進行します。
こうなると、視力が極端に低下し、場合によっては失明することもあります。
治療には手術が必要となります。

進行を食い止めるのは大変なことです。
発症を防止するためには血糖コントロールを良好にしておきましょう。

2017年08月01日

糖尿病の方を手助けしてくれる団体

種々の団体が新しい治療法を開発したり、
合併症のない豊かな人生が送れるよう糖尿病の方や家族の方を手助けするために活動しています。

【日本糖尿病学会】
1958年に設立された糖尿病に関する学術団体で約16,000人の糖尿病専門家が会員として活動しています。
「年次集会」「糖尿病学の進歩」など学術集会を開催するとともに学術雑誌「糖尿病」を発行しています。
全国7ブロックの地方会でも、年次集会や臨床糖尿病セミナーなどの学術活動が行われています。
中でも、糖尿病に関する学術研究の推進は日本糖尿病学会の主要な活動の一つです。
http://www.jds.or.jp/

【日本糖尿病協会】
1961年に発足し2005年からは特定公益増進法人となった団体で、
糖尿病の治療や予防に関する知識および技能の普及、家族の療養を行うとともに、
糖尿病の調査研究を実施することを目的としています。
糖尿病の方と家族、及び糖尿病医療スタッフなど約100,000人が会員として活動し、
診療所や病院の医療スタッフで作られる「友の会」も約1,500を超えています。
「年次集会」や「小児糖尿病カンファレンス」の開催や「小児糖尿病キャンプ」の後援をしています。
雑誌「さかえ」が月1回発行され、糖尿病の知識の普及のみならず、
会員同士の情報交換も活発に行われています。
https://www.nittokyo.or.jp/

【日本糖尿病療養指導士認定機構】
糖尿病の療養指導は医師・看護師・栄養士・薬剤師・検査技師などの医療スタッフが
チームで協力して行いますが、
その糖尿病療養指導の専門家を育てるのが日本糖尿病療養指導士認定機構です。
現在まで約16,000人の糖尿病療養指導士が認定されています。
本機構では、糖尿病療養指導士の認定だけではなく、
糖尿病療養指導士の資格取得のためのセミナーや、
資格取得後の研修会などを開催しています。
http://www.cdej.gr.jp/
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食品会社で4年間勤務後、管理栄養士として総合病院で6年間勤務。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削っています。
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