2017年08月05日
食品交換表の使い方
今日は、具体的な食品交換表の使い方についてお話しようと思います。
【@1日の指示単位および炭水化物の割合】
〇1日の指示単位
食品交換表では、主治医から指示された1日の摂取エネルギー量を単位で示します。
例えば、指示されたエネルギー量が1600kcalの場合には、
1単位は80kcalなので、1600÷80=20となり、1日20単位となります。
この場合には食品交換表から1日に20単位の食品を選んで献立を作ればよいことになります。
〇炭水化物の場合
食事に占める炭水化物の割合を、あなたの合併症、肥満度、嗜好などにより、
60%、55%、50%より主治医が選択します。
【A1日にどの表から何単位とるか】
〇栄養素バランスのよい食事
食事の献立を作るためには、まず1日に食品交換表のどの表から何単位とるか決める必要があります。
主治医や管理栄養士が、食習慣や嗜好などを聞きながら、
食品交換表の1日の指示単位を表1から表6へ栄養素のバランスがよいように配分します。
例えば、1日の指示単位が20単位(1600kcal/炭水化物55%)の場合、
この20単位を、表1(穀物類、芋など)に9単位、表2(果物)に1単位、
表3(魚介、大豆市製品、卵、チーズ、肉)に5単位、表4(牛乳)に1.5単位、
行5(油脂)に1.5単位、表6(野菜)に1.2単位、調味料に0.8単位を配分すると、
栄養素のバランスがよい食事になります。
【B朝食、昼食、夕食、間食へどのように配分するか】
〇糖尿病の食事療法においては、朝・昼・夕食の量をほぼ均等に配分する。
このように配分された食品交換表の表1の食品(穀物、芋類など)、
表3の食品(魚介、大豆製品、卵、チーズ、肉)、表6の食品(野菜)の1日の指示単位を、
朝食・昼食・夕食の3回の食事にほぼ均等に分けるようにします。
果物や牛乳などは食事に入れるか間食としてとります。
朝食を抜いたり、昼食を軽く済ませて夕食にまとめて食べるようなことは、
食後の高血糖や高中性脂肪血症を招くことになるので避けるようにします。
<朝食・昼食・夕食・間食への配分の原則>
<1日の指示単位20単位(1600kcal/炭水化物55%)の単位配分の一例>
一度決めた内容でも柔軟に調整することができます。
〇表1の食品(穀類、芋など)1日分9単位は、
朝食に3単位、昼食に3単位、夕食に3単位のように分けてとります。
夕食をとる時間が遅い場合は、
食後の高血糖を軽減するために夕食の単位数を減らすなどの工夫をしましょう。
〇表3の食品(魚介、大豆製品、卵、チーズ、肉)1日分5単位は、
朝食に1単位、昼食に2単位、夕食に2単位のように分けてとります。
外食の表3の1人前は、1単位以上の場合が多いので、注意が必要です。
昼が夕食の場合には、「量を調整する」「夕食の単位数を減らす」
などのルールを決めておくとよいでしょう。
〇表6の食品(野菜)1日分1.2単位は、朝食、昼食、夕食に等分になるように、分けて摂ります。
その他、海藻、きのこ、こんにゃくもできるだけ食べるように心掛けましょう。
〇表5の食品(油脂)1日分1.5単位と調味料(味噌、砂糖など)の1日分0.8単位は、
その日の料理の都合で、朝食・昼食・夕食に適宜分けて使います。
〇表2(果物)1単位と表4の食品(牛乳)1.5単位は、
朝食・昼食。夕食・間食の中で適宜とるようにしましょう。
〇どの表から何単位とるか、朝食・昼食・夕食の3食に間食を加えた配分にするのかは、
生活習慣や嗜好を反映した内容にしましょう。
次回は、実際の献立の立て方についてお話します。
【@1日の指示単位および炭水化物の割合】
〇1日の指示単位
食品交換表では、主治医から指示された1日の摂取エネルギー量を単位で示します。
例えば、指示されたエネルギー量が1600kcalの場合には、
1単位は80kcalなので、1600÷80=20となり、1日20単位となります。
この場合には食品交換表から1日に20単位の食品を選んで献立を作ればよいことになります。
〇炭水化物の場合
食事に占める炭水化物の割合を、あなたの合併症、肥満度、嗜好などにより、
60%、55%、50%より主治医が選択します。
【A1日にどの表から何単位とるか】
〇栄養素バランスのよい食事
食事の献立を作るためには、まず1日に食品交換表のどの表から何単位とるか決める必要があります。
主治医や管理栄養士が、食習慣や嗜好などを聞きながら、
食品交換表の1日の指示単位を表1から表6へ栄養素のバランスがよいように配分します。
例えば、1日の指示単位が20単位(1600kcal/炭水化物55%)の場合、
この20単位を、表1(穀物類、芋など)に9単位、表2(果物)に1単位、
表3(魚介、大豆市製品、卵、チーズ、肉)に5単位、表4(牛乳)に1.5単位、
行5(油脂)に1.5単位、表6(野菜)に1.2単位、調味料に0.8単位を配分すると、
栄養素のバランスがよい食事になります。
<「一日の単位」の配分(例):1600kcal/炭水化物55%>
1日の指示単位:20単位
→表1 9単位、表2 1単位、表3 5単位、表4 1.5単位、表5 1.5単位、表6 1.2単位、調味料 0.8単位
1日の指示単位:20単位
→表1 9単位、表2 1単位、表3 5単位、表4 1.5単位、表5 1.5単位、表6 1.2単位、調味料 0.8単位
【B朝食、昼食、夕食、間食へどのように配分するか】
〇糖尿病の食事療法においては、朝・昼・夕食の量をほぼ均等に配分する。
このように配分された食品交換表の表1の食品(穀物、芋類など)、
表3の食品(魚介、大豆製品、卵、チーズ、肉)、表6の食品(野菜)の1日の指示単位を、
朝食・昼食・夕食の3回の食事にほぼ均等に分けるようにします。
果物や牛乳などは食事に入れるか間食としてとります。
朝食を抜いたり、昼食を軽く済ませて夕食にまとめて食べるようなことは、
食後の高血糖や高中性脂肪血症を招くことになるので避けるようにします。
<朝食・昼食・夕食・間食への配分の原則>
<1日の指示単位20単位(1600kcal/炭水化物55%)の単位配分の一例>
一度決めた内容でも柔軟に調整することができます。
〇表1の食品(穀類、芋など)1日分9単位は、
朝食に3単位、昼食に3単位、夕食に3単位のように分けてとります。
夕食をとる時間が遅い場合は、
食後の高血糖を軽減するために夕食の単位数を減らすなどの工夫をしましょう。
〇表3の食品(魚介、大豆製品、卵、チーズ、肉)1日分5単位は、
朝食に1単位、昼食に2単位、夕食に2単位のように分けてとります。
外食の表3の1人前は、1単位以上の場合が多いので、注意が必要です。
昼が夕食の場合には、「量を調整する」「夕食の単位数を減らす」
などのルールを決めておくとよいでしょう。
〇表6の食品(野菜)1日分1.2単位は、朝食、昼食、夕食に等分になるように、分けて摂ります。
その他、海藻、きのこ、こんにゃくもできるだけ食べるように心掛けましょう。
〇表5の食品(油脂)1日分1.5単位と調味料(味噌、砂糖など)の1日分0.8単位は、
その日の料理の都合で、朝食・昼食・夕食に適宜分けて使います。
〇表2(果物)1単位と表4の食品(牛乳)1.5単位は、
朝食・昼食。夕食・間食の中で適宜とるようにしましょう。
〇どの表から何単位とるか、朝食・昼食・夕食の3食に間食を加えた配分にするのかは、
生活習慣や嗜好を反映した内容にしましょう。
次回は、実際の献立の立て方についてお話します。
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