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2018年12月17日

食品の計り方

糖尿病では、「計量」が非常に重要になってきます。
今日は、食品のはかり方についてお話したいと思います。

【計量の大切さ】
最初の内は、食品交換表の各表に示してある目安量に頼らずに1単位の重量を実際に計測して、
食品の単位数を正しく把握することが食事療法をスムーズに進めるコツです。
何回も食品をはかっていると目安量がわかるようになり、
目安量で料理できるようになります。
少し慣れてきたら、週末や1か月に1回程度、食品を測って料理し、
目安量が間違っていないかどうかを確認することが見積りの精度を高めます。
普段、料理ができない、外食が多い、という場合には、
よく食べるメニューなどで、このプロセスを踏まえて量をはかり、
できあがった料理から自分の食べる量を見積もるようにします。

【計量器具とはかり方】
〇はかり、計量カップ、計量スプーン
はかりは、少量でも正確に計量できるように、目盛りが1g単位の料理用のものを選びましょう。
実際に食べる量をはかりますので、容器ごとはかる場合は、
はかった後に容器の重さを差し引くことを忘れないようにしましょう。
風袋(茶碗、皿、ボールなどの容器の重さ)引きの機能があるはかりは、
はじめに0(ゼロ)あわせをして使いましょう。
計量カップや計量スプーンには、色々な形や材質のものがありますが、
正確にはかれるものを選びましょう。
計量カップは200mlまたは250ml、計量スプーンは大匙が15ml、小匙は5mlです。
計量アップではかる時はカップをたたいたり、手で押し込んだりしてはいけません。
計量スプーンではかる時は、たっぷり山盛りにすくいとりヘラなどで平らにすりきります。

【料理前に計量する】
食品は、蒸す、焼くなどの料理によって水分が減り、重さも10〜30%減ってしまいます。
また、カレーやシチューなどのような煮込み料理に入れる肉は、30〜50%も重さが減ってしまいます。
ですから、食品は料理前にはかる習慣をつけることが大切です。
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食品会社で4年間勤務後、管理栄養士として総合病院で6年間勤務。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削っています。
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