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2017年07月04日
集団指導を利用していますか?
栄養食事指導には大きく分けて二種類あります。
それは、個別栄養食事指導と集団栄養食事指導です。
メジャーなのは個別栄養食事指導なので、
主治医から言われて指導を受けたという方は多くいらっしゃると思います。
ぜひ集団栄養食事指導も活用して糖尿病の理解を深めて欲しいと思います。
(ここでいう集団栄養食事指導とは「糖尿病教室」などという名前で開催されているものです。)
それぞれにメリットとデメリットがあります。
個別栄養食事指導であれば、自分の病状に合わせた指導をしてもらえますしプライバシーも保たれます。
ただし、同じ糖尿病の方の話を聞く機会がなく他の糖尿病の方とのつながりはありません。
一方、集団栄養食事指導だと他の糖尿病の方との関わりを持って、
普段困っていることを相談しあうなどの話し合いの場がもてます。
個別栄養食事指導のように自分の病状に合った指導はしてもらえませんが、
糖尿病の一般的な内容の説明は受けられます。
糖尿病とは永く上手にお付き合いしていかなくてはなりませんので、
頑張り過ぎて息切れしないように、
他の糖尿病の方との良い関係を築いていけるといいのではないかと思っています。
そのために、個別栄養食事指導だけではなく、ぜひ集団栄養食事指導も活用してみてくださいね。
「糖尿病教室」だけではなく、
「糖尿病バイキング」など実際の食材を媒体として指導をしてもらえる場合もあります。
実際の食材を扱うとイメージがつきやすいと思うので、
ぜひ積極的に参加してみてくださいね。
このブログでも実際の食材で説明が難しいので、宅配食の紹介をしています。
実際に私が食べた感想をブログにアップしていますので、見てみてくださいね。
それは、個別栄養食事指導と集団栄養食事指導です。
メジャーなのは個別栄養食事指導なので、
主治医から言われて指導を受けたという方は多くいらっしゃると思います。
ぜひ集団栄養食事指導も活用して糖尿病の理解を深めて欲しいと思います。
(ここでいう集団栄養食事指導とは「糖尿病教室」などという名前で開催されているものです。)
それぞれにメリットとデメリットがあります。
個別栄養食事指導であれば、自分の病状に合わせた指導をしてもらえますしプライバシーも保たれます。
ただし、同じ糖尿病の方の話を聞く機会がなく他の糖尿病の方とのつながりはありません。
一方、集団栄養食事指導だと他の糖尿病の方との関わりを持って、
普段困っていることを相談しあうなどの話し合いの場がもてます。
個別栄養食事指導のように自分の病状に合った指導はしてもらえませんが、
糖尿病の一般的な内容の説明は受けられます。
糖尿病とは永く上手にお付き合いしていかなくてはなりませんので、
頑張り過ぎて息切れしないように、
他の糖尿病の方との良い関係を築いていけるといいのではないかと思っています。
そのために、個別栄養食事指導だけではなく、ぜひ集団栄養食事指導も活用してみてくださいね。
「糖尿病教室」だけではなく、
「糖尿病バイキング」など実際の食材を媒体として指導をしてもらえる場合もあります。
実際の食材を扱うとイメージがつきやすいと思うので、
ぜひ積極的に参加してみてくださいね。
このブログでも実際の食材で説明が難しいので、宅配食の紹介をしています。
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2017年07月03日
糖尿病の知識は十分ですか?
前回に引き続き、チェック項目を試してみてください。
糖尿病の知識は十分ですか?
このブログでお話して来たことも沢山あるので、
良く分からない時は過去の記事もみてみてくださいね。
【チェック項目】
・糖尿病とはどんな病気で、糖j尿病の典型的な症状は何かを理解していますか?
・糖尿病を診断するまでの手順とそのために必要な検査について理解していますか?
・糖尿病コントロールのための検査と合併症の検査にはそのどうなものがあるのかを理解していますか?
・糖尿病による合併症と糖尿病があるとかかりやすい併発症について理解していますか?
・糖尿病合併症の発症と進展を阻止するためには、
まず合併症の予防のための目標としてHbA1c7.0%未満に保つことが大切だというこを理解していますか?
・低血糖の症状の種類とその対処方法を理解していますか?
・シックデイとはそのような日か、シックデイの時にはどうすればよいかを理解していますか?
・糖尿病の基本となる治療が食事療法と運動療法であり、どうしてこれらが重要かを理解していますか?
・糖尿病の薬物療法には経口薬療法とインスリン療法があり、現在服用中の薬物が何かを理解していますか?
・過去に服用した経口血糖降下薬やインスリンの種類、量、期間などについて理解していますか?
・スルホニル尿素(SU)薬には二次無効があり得ることを理解していますか?
・民間療法の中には有害なものがあるので、
実施を考えた場合は、医師に相談する必要があることを理解していますか?
いくつ当てはまりましたか?
全部理解している方は、糖尿病について真面目に勉強された方だと思います。
これからも最新情報を収集し、血糖コントロールを良好に保っていきましょう。
当てはまらなかったという方は、このブログを少し目を通していただければ幸いです!!
糖尿病の知識は十分ですか?
このブログでお話して来たことも沢山あるので、
良く分からない時は過去の記事もみてみてくださいね。
【チェック項目】
・糖尿病とはどんな病気で、糖j尿病の典型的な症状は何かを理解していますか?
・糖尿病を診断するまでの手順とそのために必要な検査について理解していますか?
・糖尿病コントロールのための検査と合併症の検査にはそのどうなものがあるのかを理解していますか?
・糖尿病による合併症と糖尿病があるとかかりやすい併発症について理解していますか?
・糖尿病合併症の発症と進展を阻止するためには、
まず合併症の予防のための目標としてHbA1c7.0%未満に保つことが大切だというこを理解していますか?
・低血糖の症状の種類とその対処方法を理解していますか?
・シックデイとはそのような日か、シックデイの時にはどうすればよいかを理解していますか?
・糖尿病の基本となる治療が食事療法と運動療法であり、どうしてこれらが重要かを理解していますか?
・糖尿病の薬物療法には経口薬療法とインスリン療法があり、現在服用中の薬物が何かを理解していますか?
・過去に服用した経口血糖降下薬やインスリンの種類、量、期間などについて理解していますか?
・スルホニル尿素(SU)薬には二次無効があり得ることを理解していますか?
・民間療法の中には有害なものがあるので、
実施を考えた場合は、医師に相談する必要があることを理解していますか?
いくつ当てはまりましたか?
全部理解している方は、糖尿病について真面目に勉強された方だと思います。
これからも最新情報を収集し、血糖コントロールを良好に保っていきましょう。
当てはまらなかったという方は、このブログを少し目を通していただければ幸いです!!
2017年07月02日
自己管理(セルフケア)チェック項目
糖尿病の自己管理についてチェックしてみましょう。
【チェック項目】
1.食事療法をする(節酒・禁酒する)
2.運動療法をする
3.禁煙をする
4.過労・ストレスを避ける
5.服薬またはインスリン注射をする
6.血糖自己測定(SMGB)をする
7.体重管理をする
8.低血糖の予防と応急処置ができるようになる
9.昏睡の予防と応急処理ができるようになる
10.定期的受療(眼科健診を含む)
11.足の管理をする
12.歯の管理をする
13.皮膚の管理をする
14.ホームドクターと専門医間の連絡
15.必要な社会資源の利用
16.自己の病状を関係他社に理解してもらう工夫
17.治療に伴うストレスの軽減
いくつ当てはまりましたか?
自己管理の成果は短期的に得られるものではないので、
何度も繰り返し行って習慣化していくことが重要です。
【チェック項目】
1.食事療法をする(節酒・禁酒する)
2.運動療法をする
3.禁煙をする
4.過労・ストレスを避ける
5.服薬またはインスリン注射をする
6.血糖自己測定(SMGB)をする
7.体重管理をする
8.低血糖の予防と応急処置ができるようになる
9.昏睡の予防と応急処理ができるようになる
10.定期的受療(眼科健診を含む)
11.足の管理をする
12.歯の管理をする
13.皮膚の管理をする
14.ホームドクターと専門医間の連絡
15.必要な社会資源の利用
16.自己の病状を関係他社に理解してもらう工夫
17.治療に伴うストレスの軽減
いくつ当てはまりましたか?
自己管理の成果は短期的に得られるものではないので、
何度も繰り返し行って習慣化していくことが重要です。
2017年07月01日
糖尿病関連疾患〜「骨粗鬆症」〜
今日は、糖尿病と骨粗鬆症の関係についてお話します。
骨粗鬆症は、骨呼吸と骨形成のバランス破綻による骨量減少と
酸化ストレスの蓄積等による骨質劣化とがその原因といわれています。
閉経・加齢以外にこのような病態を惹起する原因がに止められる場合を、続発性骨粗鬆症を言います。
糖尿病は持続性骨粗鬆症の代表的疾患の一つとされています。
T型糖尿病では、骨密度・骨強度いずれも低下し、骨折リスクが高まります。
一方、U型糖尿病では骨密度はむしろ保たれていますが、
骨質劣化により骨折リスクが増加すると言われています。
血糖管理が不十分な糖尿病では骨材質特性の変化で骨強度が低下すると考えられています。
治療薬としては、ビスホスホネート、選択的エストロゲン受容体モジュレーター、
副甲状腺ホルモン誘導体、活性型ビタミン製剤があります。
予防には、血糖コントロールの他、
食事療法によるカルシウム・ビタミンD不足の防止が大切です。
また、適度な運動療法が骨量の維持に有効です。
食事療法と運動療法を合わせて行い、骨粗鬆症を予防しましょう。
骨粗鬆症は、骨呼吸と骨形成のバランス破綻による骨量減少と
酸化ストレスの蓄積等による骨質劣化とがその原因といわれています。
閉経・加齢以外にこのような病態を惹起する原因がに止められる場合を、続発性骨粗鬆症を言います。
糖尿病は持続性骨粗鬆症の代表的疾患の一つとされています。
T型糖尿病では、骨密度・骨強度いずれも低下し、骨折リスクが高まります。
一方、U型糖尿病では骨密度はむしろ保たれていますが、
骨質劣化により骨折リスクが増加すると言われています。
血糖管理が不十分な糖尿病では骨材質特性の変化で骨強度が低下すると考えられています。
治療薬としては、ビスホスホネート、選択的エストロゲン受容体モジュレーター、
副甲状腺ホルモン誘導体、活性型ビタミン製剤があります。
予防には、血糖コントロールの他、
食事療法によるカルシウム・ビタミンD不足の防止が大切です。
また、適度な運動療法が骨量の維持に有効です。
食事療法と運動療法を合わせて行い、骨粗鬆症を予防しましょう。
2017年06月30日
糖尿病関連疾患〜「糖尿病白内障」〜
今日は、糖尿病と白内障の関係についてお話します。
高血糖により水晶体の変性が起こり白濁するため、
早期に視力が低下し、霧視などが出現します。
純粋に糖代謝異常により糖尿病白内障が発症する場合と、
老人性白内障が早期に発症する場合があります。
眼科的治療としては、超音波水晶体乳化吸引術、眼内レンズ挿入術などが行われます。
予防には、やはり血糖コントロールが重要になります。
高血糖を放置せずに、血糖値の改善を目指しましょう。
視力に異変を感じたら、すぐに主治医に相談することが重要です。
高血糖により水晶体の変性が起こり白濁するため、
早期に視力が低下し、霧視などが出現します。
純粋に糖代謝異常により糖尿病白内障が発症する場合と、
老人性白内障が早期に発症する場合があります。
眼科的治療としては、超音波水晶体乳化吸引術、眼内レンズ挿入術などが行われます。
予防には、やはり血糖コントロールが重要になります。
高血糖を放置せずに、血糖値の改善を目指しましょう。
視力に異変を感じたら、すぐに主治医に相談することが重要です。
2017年06月29日
糖尿病関連疾患〜「認知症」〜
実は糖尿病と認知症も関連があると言われています。
高齢の糖尿病の認知症の方はm糖尿病のコントロールを悪化させるとともに、
ケアの上でも大きな問題となっています。
認知能力の低下は、高年齢例、HbA1cの高値な症例、ADLの低下した症例で顕著であり、
血糖コントロールはその予防のためにも重要です。
高齢糖尿病患者の認知症のリスクは、
アルツハイマー型認知症および脳血管性認知症ともに非糖尿病の方の2〜4倍と言われています。
介護保険などの社会サービスを利用し、内服管理やインスリン注射を行うことも重要です。
高齢の方の低血糖発作は、典型的な自覚症状を欠くことがあり、
認知機能低下やうつ状態といった非定型的な症状を呈することもあるので、注意が必要です。
さらに、インスリン・経口血糖降下薬による低血糖の頻度の増大が脳に不可逆的な障害をきたし、
脳機能障害の原因になることが指摘されています。
糖尿病の方が認知症の場合、ご家族の協力が得られる場合は良いですが、
そうでない場合は、サービス等の利用を検討する必要が出てきます。
周囲の人がしっかりサポートできる体制を整えていくことが重要です。
高齢の糖尿病の認知症の方はm糖尿病のコントロールを悪化させるとともに、
ケアの上でも大きな問題となっています。
認知能力の低下は、高年齢例、HbA1cの高値な症例、ADLの低下した症例で顕著であり、
血糖コントロールはその予防のためにも重要です。
高齢糖尿病患者の認知症のリスクは、
アルツハイマー型認知症および脳血管性認知症ともに非糖尿病の方の2〜4倍と言われています。
介護保険などの社会サービスを利用し、内服管理やインスリン注射を行うことも重要です。
高齢の方の低血糖発作は、典型的な自覚症状を欠くことがあり、
認知機能低下やうつ状態といった非定型的な症状を呈することもあるので、注意が必要です。
さらに、インスリン・経口血糖降下薬による低血糖の頻度の増大が脳に不可逆的な障害をきたし、
脳機能障害の原因になることが指摘されています。
糖尿病の方が認知症の場合、ご家族の協力が得られる場合は良いですが、
そうでない場合は、サービス等の利用を検討する必要が出てきます。
周囲の人がしっかりサポートできる体制を整えていくことが重要です。
2017年06月28日
糖尿病関連疾患〜「歯周病、う歯」〜
糖尿病と歯も大きく関連しています。
今日は、糖尿病と歯周病についてお話します。
歯周疾患は歯肉炎と歯周炎とに大別されます。
歯周疾患で最も高頻度にもられるのは、辺縁性歯周炎です。
史主演は病変が歯肉に限局せず、歯根膜、歯槽骨、セメント質にまで進行し、
それらの破壊が生じている状態です。
主たる原因は、歯垢、特に歯肉あるいは歯周ポケット内の歯垢中に存在する細菌です。
高血糖状態では、免疫力が低下するため。
口腔内細菌の増殖が促進され歯周炎が拡大します。
糖尿病患者では、唾液および歯肉溝液中のブドウ糖の上層と唾液分泌量の減少により、
歯垢形成が助長されるとともに、
歯の自浄性も低下してくると考えられています。
う歯の発生機序は、歯垢内の口腔常在菌がショ糖を代謝して産生するグルカンを基質として形成される
有機酸によるう蝕が原因です。
歯周病はさらに、心筋梗塞などの動脈硬化性疾患や感染性心内膜炎、呼吸器疾患、
低体重児出産などの誘因となる可能性も指摘されています。
歯を健康に保ち、よい状態を維持するためには、
十分な血糖コントロールとブラッシングを行いましょう。
また、歯科医の定期的健診による歯石の除去などにより口腔内を清潔に保ちましょう。
今日は、糖尿病と歯周病についてお話します。
歯周疾患は歯肉炎と歯周炎とに大別されます。
歯周疾患で最も高頻度にもられるのは、辺縁性歯周炎です。
史主演は病変が歯肉に限局せず、歯根膜、歯槽骨、セメント質にまで進行し、
それらの破壊が生じている状態です。
主たる原因は、歯垢、特に歯肉あるいは歯周ポケット内の歯垢中に存在する細菌です。
高血糖状態では、免疫力が低下するため。
口腔内細菌の増殖が促進され歯周炎が拡大します。
糖尿病患者では、唾液および歯肉溝液中のブドウ糖の上層と唾液分泌量の減少により、
歯垢形成が助長されるとともに、
歯の自浄性も低下してくると考えられています。
う歯の発生機序は、歯垢内の口腔常在菌がショ糖を代謝して産生するグルカンを基質として形成される
有機酸によるう蝕が原因です。
歯周病はさらに、心筋梗塞などの動脈硬化性疾患や感染性心内膜炎、呼吸器疾患、
低体重児出産などの誘因となる可能性も指摘されています。
歯を健康に保ち、よい状態を維持するためには、
十分な血糖コントロールとブラッシングを行いましょう。
また、歯科医の定期的健診による歯石の除去などにより口腔内を清潔に保ちましょう。
2017年06月27日
糖尿病関連疾患〜「皮膚疾患」〜
今回は、糖尿病関連疾患である皮膚疾患についてお話します。
糖尿病に特異的な皮膚病変として、糖尿病浮腫性硬化症、デュプイトラン拘縮、黄色種、
糖尿病水泡症、皮膚感染症、糖尿病顔面紅潮などがあります。
浮腫性硬化症は、U方糖尿病患者の後頚部・肩甲部に特徴的にみられます。
デュプイトラン拘縮は、手掌・足底に生じる皮下索状硬結で、
進行して屈曲拘縮をきたします。
糖尿病性水泡症は、下腿の無痛性の水疱あるいは血疱で、
破裂して感染を伴うと糖尿病壊疽の発展します。
皮膚感染症としては陰部・爪・指カンジダ症、足白癬、細菌感染があります。
その他、湿疹・皮膚炎がみられ、感染を伴いやすいと言われています。
下腿前面に診られる円形の色素斑は、前脛骨部色素斑と呼ばれています。
皮膚病変を防止するためには、まず適正な血糖を維持すること、
皮膚の清潔を保つことが重要です。
皮膚病変が軽度であっても早期に見つけて、主治医に相談するようにしましょう。
糖尿病に特異的な皮膚病変として、糖尿病浮腫性硬化症、デュプイトラン拘縮、黄色種、
糖尿病水泡症、皮膚感染症、糖尿病顔面紅潮などがあります。
浮腫性硬化症は、U方糖尿病患者の後頚部・肩甲部に特徴的にみられます。
デュプイトラン拘縮は、手掌・足底に生じる皮下索状硬結で、
進行して屈曲拘縮をきたします。
糖尿病性水泡症は、下腿の無痛性の水疱あるいは血疱で、
破裂して感染を伴うと糖尿病壊疽の発展します。
皮膚感染症としては陰部・爪・指カンジダ症、足白癬、細菌感染があります。
その他、湿疹・皮膚炎がみられ、感染を伴いやすいと言われています。
下腿前面に診られる円形の色素斑は、前脛骨部色素斑と呼ばれています。
皮膚病変を防止するためには、まず適正な血糖を維持すること、
皮膚の清潔を保つことが重要です。
皮膚病変が軽度であっても早期に見つけて、主治医に相談するようにしましょう。
2017年06月26日
糖尿病関連疾患〜「感染症」〜
今日は、糖尿病関連疾患である「感染症」についてお話します。
糖尿病があると感染症に罹患しやすく、重症化しやすいと言われています。
また感染症により血糖コントロールが増悪し、
ひいては糖尿病昏睡の原因となることもあります。
糖尿病患者の易感染性に関する因子としては、
好中球・免疫担当細胞機能低下、血行障害、神経障害などが挙げられます。
一般に血糖コントロールが不良なほど、易感染性が高まる傾向にあり、
血糖値が250r/dL以上になると好中球貪食能は急速に低下するとされています。
高頻度にみられる感染症としては、尿路感染症、呼吸器感染症、胆道感染症、
皮膚感染症、歯牙・歯周疾患などが挙げられます。
糖尿病の方が手術を受ける際には十分な感染症対策がのぞまれます。
【尿路感染症】
糖尿病患者の感染症の中では最も頻度が高いです。
原因菌の大部分は大腸菌やクレブシエラなどです。
真菌、カンジダによる尿路感染症も少なくありません。
膀胱炎は糖尿病の方の約5%、女性だと約10%にみられ、
健常人の2〜5倍ほど細菌尿の頻度が高いと言われています。
神経障害は排尿障害・残尿を招きやすく、暴行感染慢性化の原因となります。
さらに膀胱尿管逆流現象が起こり、腎盂感染と進行することもあります。
【呼吸器感染症】
糖尿病患者の呼吸器感染症では、死亡率の増加、重症化の傾向がみられます。
原因菌は、黄色ブドウ球菌・クレブシエラ・肺炎球菌が多くみられます。
インフルエンザ等のウイルスによる上気道炎の発症リスクもあります。
肺炎は大部分は病巣が拡大しており、MRSA肺炎も起こしやすく、難治性と言われています。
肺結核も稀ではなく、再発時には糖尿病だと耐性菌による場合が多く、予後不良です。
【胆道感染症】
糖尿病患者では、神経障害に伴う胆汁うっ滞、高コレステロール血症を伴う胆石を合併し易く、
その結果として胆道感染症も多いと言われています。
このように糖尿病と感染症は密接に関連しています。
普段から感染症予防対策をしっかりと行い、
血糖コントロールを良好にしておくことで予防するように心掛けましょう。
糖尿病があると感染症に罹患しやすく、重症化しやすいと言われています。
また感染症により血糖コントロールが増悪し、
ひいては糖尿病昏睡の原因となることもあります。
糖尿病患者の易感染性に関する因子としては、
好中球・免疫担当細胞機能低下、血行障害、神経障害などが挙げられます。
一般に血糖コントロールが不良なほど、易感染性が高まる傾向にあり、
血糖値が250r/dL以上になると好中球貪食能は急速に低下するとされています。
高頻度にみられる感染症としては、尿路感染症、呼吸器感染症、胆道感染症、
皮膚感染症、歯牙・歯周疾患などが挙げられます。
糖尿病の方が手術を受ける際には十分な感染症対策がのぞまれます。
【尿路感染症】
糖尿病患者の感染症の中では最も頻度が高いです。
原因菌の大部分は大腸菌やクレブシエラなどです。
真菌、カンジダによる尿路感染症も少なくありません。
膀胱炎は糖尿病の方の約5%、女性だと約10%にみられ、
健常人の2〜5倍ほど細菌尿の頻度が高いと言われています。
神経障害は排尿障害・残尿を招きやすく、暴行感染慢性化の原因となります。
さらに膀胱尿管逆流現象が起こり、腎盂感染と進行することもあります。
【呼吸器感染症】
糖尿病患者の呼吸器感染症では、死亡率の増加、重症化の傾向がみられます。
原因菌は、黄色ブドウ球菌・クレブシエラ・肺炎球菌が多くみられます。
インフルエンザ等のウイルスによる上気道炎の発症リスクもあります。
肺炎は大部分は病巣が拡大しており、MRSA肺炎も起こしやすく、難治性と言われています。
肺結核も稀ではなく、再発時には糖尿病だと耐性菌による場合が多く、予後不良です。
【胆道感染症】
糖尿病患者では、神経障害に伴う胆汁うっ滞、高コレステロール血症を伴う胆石を合併し易く、
その結果として胆道感染症も多いと言われています。
このように糖尿病と感染症は密接に関連しています。
普段から感染症予防対策をしっかりと行い、
血糖コントロールを良好にしておくことで予防するように心掛けましょう。
2017年06月25日
透析導入基準
糖尿病の合併症である糖尿病性腎症が進行すると、
最終的には腎臓が機能しなくなり、透析導入となります。
透析導入の基準というものが設けられていますので、説明します。
保存的治療では、改善できない慢性腎機能障害、心象症状、日常生活能の障害を呈し、
以下のT〜V項目の合計点数が原則として60点以上になった時に、
長期透析療法への投入適応とします。
T腎機能
血清クレアチニン:8以上→30点
5〜8以上→20点
3〜5以上→10点
U臨床症状
体液貯留、体液以上、消化器症状、循環器症状、神経症状、血液以上、視力障害
これら1〜7小項目のうち3項目以上のものを高度(30点)、
2項目以上を中等度(20点)、1項目を軽度(10点)とする。
V日常生活障害度
尿毒症症状のため起床出来ないものを高度(30点)、
日常生活が著しく制限されるものを中等度(20点)、
通勤・通学あるいは家庭内労働が困難となた場合を程度(10点)とする。
ただし、年少者(10歳以下)、高齢者(65歳以上)あるいは高度な全身血管障害を合併する場合、
全身状態が著しく障害された場合などはそれぞれ10点加点する。
透析導入は上記の基準の元、主治医と相談の上決定します。
検査値だと一般的にCrが3以上になるとそろそろ透析導入も検討するということが多いように思います。
残念ながら腎機能は回復するものではありませんので、
いかにして残された腎機能を維持するのかが重要になっていきます。
その上で食事療法は大きな意味を持つことをご理解いただけたらと思います。
最終的には腎臓が機能しなくなり、透析導入となります。
透析導入の基準というものが設けられていますので、説明します。
保存的治療では、改善できない慢性腎機能障害、心象症状、日常生活能の障害を呈し、
以下のT〜V項目の合計点数が原則として60点以上になった時に、
長期透析療法への投入適応とします。
T腎機能
血清クレアチニン:8以上→30点
5〜8以上→20点
3〜5以上→10点
U臨床症状
体液貯留、体液以上、消化器症状、循環器症状、神経症状、血液以上、視力障害
これら1〜7小項目のうち3項目以上のものを高度(30点)、
2項目以上を中等度(20点)、1項目を軽度(10点)とする。
V日常生活障害度
尿毒症症状のため起床出来ないものを高度(30点)、
日常生活が著しく制限されるものを中等度(20点)、
通勤・通学あるいは家庭内労働が困難となた場合を程度(10点)とする。
ただし、年少者(10歳以下)、高齢者(65歳以上)あるいは高度な全身血管障害を合併する場合、
全身状態が著しく障害された場合などはそれぞれ10点加点する。
透析導入は上記の基準の元、主治医と相談の上決定します。
検査値だと一般的にCrが3以上になるとそろそろ透析導入も検討するということが多いように思います。
残念ながら腎機能は回復するものではありませんので、
いかにして残された腎機能を維持するのかが重要になっていきます。
その上で食事療法は大きな意味を持つことをご理解いただけたらと思います。