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2021年10月22日

一番乗りの会社で

会社には一番乗りだ。
コロナ禍のフレックス勤務、7時半から16時半。オフィスに入るとブラインドを開ける。
こんなことは後から来る若い子にやらせればいいのだが、昨年定年退職した一番乗りの人がやっていたから仕方なくやる。

重労働だった。ブラインドの数は16個。
普通の人は簡単だ、ただ面倒くさいだけ。紐を持って下へ送り出すという簡単な動作が可動の悪い左腕にはキツかった。
それもリハビリだと思ってやっている。今日、そんなことを想いながらブラインドを開けていたが、前よりもずいぶん早くなった。手の送り出しがスムーズになったのだ。
いやいや、普通の人よりは下になった左腕を素早く上に上げることは遅いかもしれないが、前はもっと手間取っていたのだ。

ブラインドを上げ終わったらコーヒーの準備。デリンギのマシンの水補給と皿の溜まった水を捨てる。
人のためではない、自分がすぐに飲みたいのだ。
そういう朝の作業が15分くらいかかる。仕方なくやっていることだが、それらを動作のリハビリと考えたら確実に上達している。

受傷後、実際の生活においてやらなくていいことはやらなくなった。
それは思うように身体が動かないからだ。必要最低限のことだけだ。ブログを書き始めて鮮明に覚えているのが扇風機の組み立てだ。苦労していたこととタイトルを鮮明に覚えている。
https://fanblogs.jp/shigenon/archive/188/0?1634859275
3年前の状態を読み返すと今は身体の可動がかなり良くなったのだと思う。
良く感じたり悪く感じたりする神経の症状は繰り返しだ、それをもって症状固定というコトバは正解なのだろう。

身体の可動が変わることが生活の質を変える。
痛い・痺れるといった症状さえもある程度コントロールできる。
「症状固定」にとらわれ、イタイイタイ、シビレルシビレルと言っているだけでは何も進まない。
posted by shigenon at 08:45| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ
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2014年クリスマスイブのプレゼントは最悪でした。 「頸髄損傷」というケガなのか病気なのか・・その症状との戦いの記録と現在の日々をアップします。 (2018年4月追加) 不全の頸髄損傷は「健常な人」に見えます。“ふつうに見える”様に努力をしています。が、反面、「もう良くなったんだ」と思われがち。 骨折とは違い、中枢神経の損傷は完全回復はしないという現実。 「健常に見える」「もっと良くなるよう努力する」「もう治っているんでしょ」の狭間で何とか毎日を過ごしています。
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