古今東西の人類は、難度海に溺れ潮水飲まされ、
悶え呪い殺し合って苦しんでいます。
親子の間柄でさえそうなんですから、
一体何が本当の人生を本当に幸せにしてくれるものがあるでしょうか。
金を求めて金に裏切られ、地位や財産を求めてそれらに裏切られ、
子供に裏切られて泣いている人はたくさんあります。
そして最後には苦しみの難度海に沈んでしまいます。
結局人生なんてこんなもんでしょう。
私だけじゃない。
こうやって生きてるだけで何か価値があるだろうと五木さんのように諦めるしかありません。
五木寛之の「人生の目的」という本は、
人生に目的はないから苦しいけど生きていきなさいという本でしかありません。
親鸞聖人はそうではないよ、あなたが生きているのは目的があるんです。
人生は苦しむために生まれてきたのではありません。
辛い思いをして生きて、そして最後死んでいくために生まれてきたのではないよ。
幸福になれるんだよ。
生きている今。
それは丸太ん棒にすがってあっぷあっぷしている人生ではいけないのです。
大きな船に乗り込みなさい。
大船があるぞ。
これが、
難思の弘誓は難度海を度する大船だ。
難思の弘誓とは弥陀の本願。
弥陀の本願はこの難度海に苦しむ人を救いあげ、
四方の景色を眺めつつ楽しい人生航海をさせる大船なのだ。
「船があるんだよ。
それを親鸞は知ったんだ。
だからあなたに言わずにおれないんですよ。
それを教行信証の一番最初に書いた。
これが仏教である」
難思の弘誓は難度の海を度する大船
これが親鸞聖人の教えなんです。
それは浄土真宗ともいわれますが、
親鸞聖人の教えイコール仏教です。
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