アフィリエイト広告を利用しています

2024年02月26日

愛知県名古屋市熱田区 「草薙剣」を祀る熱田神宮を訪ねる 2021年3月9日

IMG_3821.jpg

「三種の神器」のひとつ、「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」が眠る熱田神宮(あつたじんぐう)です。

IMG_3820.jpg

神社仏閣の数が全国で最も多い愛知県。
愛知県下の名古屋市にあって、天皇や高祖神を祭神とする、神社の最高ランクに相当する神宮が「熱田神宮」だ。
早朝、東京から新幹線のぞみに乗り込み、名古屋駅で降りる。
現地の天気は曇り空。
今にも泣き出しそうな空を見上げながら、地下鉄を乗り継ぎ歩き、40分ほどかけて熱田神宮 正門(南門)に到着する。
閑散とした駐車場の前に、木目が美しい、風格を漂わせる大鳥居がひっそりと佇む。
静けさに包まれた杉林が広がる神域へ、姿勢を正し、足を踏み入れる。

IMG_3828.jpg

正門である第一鳥居をくぐり、第二鳥居、第三鳥居を通り抜けると、本宮が目の前に現れる。
東京ドーム5個分に相当する、広大な境内を持つ熱田神宮。
白砂利を踏みしめ、参道を10分ほどかけて拝殿にたどり着いた。
参拝者が吸い込まれるように集まる中、神社参拝のしきたりである、二礼二拍手一礼を捧げる。
拝殿の先に望めるのは、本殿だ。
一番奥に、最も高く見える千木・鰹木の屋根が本殿で、「草薙剣」を依代とする熱田大神が鎮まっている。
皇位のしるしとして、歴代の天皇が代々継承してきた、「三種の神器」のひとつに当たる「草薙剣」。
天孫降臨の際、皇室の祖であるニニギのミコトが天照大神に授けられたのが、「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」「八咫鏡(やたのかがみ)」「草薙剣」の3点セットであった。
「三種の神器」は、天皇でさえ、実物は目にできないという。
歴史ロマンをかき立てられる、「三種の神器」。
やはりその実体が気になる。

IMG_3825.jpg

拝殿前より、本殿に向かって右側に構える社殿が、神楽殿だ。
拝殿の東に、授与所に並んで建ち、石と木が調和した豪壮で美しい佇まいを見せる。
神楽殿では、毎年5月1日に平安時代から伝わる舞楽神事が開催されている。
印象的なのは、遠くからでも一際目立つ、白い紋様が染め抜かれた青地の幕。
神楽殿で目にする熱田神宮の神紋「五七桐竹紋(ごしちきりもん)」は、神宮を象徴する景観としての役目も果たし、観光案内でも青い幕に目が奪われる写真や映像がよく使用されている。

IMG_3838.jpg

熱田神宮をあとにして、次に向かったのが、同じ名古屋市に構える「名古屋城」だ。
名古屋城は、名古屋のシンボルとして、天守閣を飾る金のシャチホコでも有名な城である。
訪問した本日は、実に16年ぶりに金のシャチホコが地上に降ろされた日の、翌日に当たる。
新型コロナウイルスの猛威で打撃を受けている観光業界支援を目的に、名古屋市内に展示されるらしい。
金のシャチホコは18金が使われており、北側と南側で雄雌一対となっている。
絢爛豪華な金のシャチホコはなぜ必要だったのか。
1612年(慶長17年)、史上最大の延床面積を誇る天守閣の完成の際、徳川家康の支配力や尾張徳川家の権威を誇示するために金のシャチホコが載せられたようだ。
シャチホコは、頭が龍または虎で胴が魚の想像上の生き物だが、観光客を呼び込むその現実的価値は計り知れない。

IMG_3842.jpg

名古屋観光を終え、新たな旅先へ向かう。
鉄道に乗り込む前に、名古屋駅で駅弁を買い求める。
名古屋といえば、味噌カツが有名だ。
名古屋で老舗の駅弁屋 松浦商店が提供する「松浦のみそカツ」を手に、車内の窓際席へ移動する。
名古屋の味に舌鼓を打ちながら、豪華絢爛のイメージで訪ねた名古屋の観光名所を思い返す。
次の目的地に向け、電車が走り出した。
このあとには、どのような感動体験が待っているのだろうか。

詳しくは以下のリンクを参照してください。
初えびす 七五三 お宮参り お祓い 名古屋 | 熱田神宮 https://www.atsutajingu.or.jp/
名古屋城公式ウェブサイト https://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/
株式会社松浦商店 / TOPページ https://www.obento-matsuura.co.jp/

2024年02月21日

京都府京都市 京都 厳選5つの名所を訪ね歩く 2021年5月6日来訪

IMG_4476.jpg

1日で巡れる、京都で一度は訪れたい名所 厳選5つです。

IMG_4429.jpg

千年を超える歴史があり、世界的にも観光地として人気がある日本の古都 京都市内を、限られた1日の時間で巡る。
無数にある魅力的な観光名所の中から、気になるスポット5つを選んだ。
最初に訪れたのは「京都御所(きょうとごしょ)」。
言わずと知れた、天皇が東京に移られる前まで住まわれていた場所で、起源は桓武天皇による794年の平安京遷都に求められる。
1331年に光厳天皇が即位してから1869年に明治天皇が即位するまで、実に500年以上もの長い間、天皇のお住まいとして利用されてきた。
JR京都駅から烏丸通(からすまどおり)を北へ3.5qほど進むと、右手に京都御苑の広大な敷地が広がる。
その中で、築地塀により取り囲まれている場所が、京都御所だ。
御所と御苑を切り分ける塀の周りには赤外線センサーが仕掛けられ、出入する門には皇宮警察が張り付く。
天皇が不在の御所ではあるが、皇室ご臨在の面影を未だ色濃く残す。
明治、大正、昭和と3代に渡り天皇の即位式を執り行ってきたのが、京都御所にある正殿の紫宸殿(ししんでん)。
今現在の京都御所は、皇室文化を発信するという、重要な新しい役目を担っている。

IMG_4434.jpg

日本人の威厳を保ち、日本を象徴する場所であり続けた京都御所をあとに、向かったのが「龍安寺(りょうあんじ)」。
龍安寺は、質素ながらも不思議と魅了される白い石庭が有名で、世界的にも観光名所としての評価が高い。
白砂が表す流れる水面に、石が表す大小15の島が浮かぶ。 
縁側に座って、庭園に静かに向き合う。
いくら眺めても、決して飽きることのない景観に心が奪われ、時が止まったような錯覚を覚える。
およそ75坪の枯山水庭園である龍安寺石庭の作者は不明だ。
わびさびを感じさせる、禅の美を極めた独特のデザインに、作者はどのような意図を込めたのだろうか。

IMG_4460.jpg

龍安寺を出て15分ほど歩くと、迎えてくれるのが、にらみを利かせる阿吽の仁王像2体。
左右に金剛力士像を安置する、立派なたたずまいの「ニ王門」は、桜の名所としても有名な「仁和寺(にんなじ)」の正門だ。
仁和寺は、龍安寺と同様、17の寺社と城で構成される世界遺産「古都京都の文化財」のひとつとして名高い。
広大な境内には国宝の「金堂」をはじめ、重要文化財の「五重塔」「御影堂(みえいどう)」「観音堂」や、御殿内の「遼廓亭(りょうかくてい)」「飛濤亭(ひとうてい)」などがある。
正門をくぐって左手に見えるのが「御殿(ごてん)」。
拝観料を納め、風光明媚な庭園の景観を、回廊を通ってさまざまな角度から堪能する。
趣深い庭園の姿に魅せられ、感嘆の声が漏れる。
2021年3月26日に、京都市指定から国指定名勝「仁和寺御所庭園」となった同庭園。
高い評価獲得には十分うなづける名庭園だ。

IMG_4469.jpg

2つの寺院でお寺の魅力を堪能したあと、神社の魅力を堪能するべく、選んだ訪問先が「八坂神社(やさかじんじゃ)」。
全国に約2,300社ある八坂神社、祇園(ぎおん)信仰神社の総本社である八坂神社は、やはり、祇園祭(ぎおんまつり)が有名だ。
日本三大祭のひとつである祇園祭は、歴史・伝統・規模とも日本一を誇り、豪華絢爛な山鉾巡行(やまほこじゅんこう)が毎年注目を集める。
東西に長く伸びる四条通(しじょうどおり)を東に進むと、遠くからでも一際目立つ、鮮やかな朱色の建物が近づいてくる。
祇園交差点に面して構える八坂神社の西楼門(にしろうもん)だ。
祇園祭の神輿が出発するのは、南側に位置する南楼門(みなみろうもん)で、こちらが正門に当たる。
重厚な石鳥居をくぐって南楼門を抜け、表参道を進むと、舞殿(ぶでん)が見えてくる。
沢山の提灯が奉納される、舞殿の先に構えるのが、「祇園さん」と呼ばれ親しまれる八坂神社の御本殿だ。
八坂神社の本殿は、拝殿と共にひとつの大屋根で覆われており、ほかに類を見ない八坂神社独自の建築様式となっている。
神社本殿建築としては最大規模であり、2020年12月に国宝に指定。
祇園祭の舞台である八坂神社に、地元民の魂を結集させる、底知れないエネルギーを感じてやまない。

IMG_4484.jpg

最後に訪れたのが、こちらもパワースポットとして名高い「伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)」。
全国に約30,000社ある稲荷神社の総本社である伏見稲荷大社は、やはり、無数に連なる朱色の鳥居「千本鳥居」が有名だ。
伏見稲荷大社は、京都で初詣に訪れるスポットの中で、参拝客数の多さが、2位の八坂神社をしのいで毎年1位を誇る。
旅での感動を心に刻み続ける中、気がつけば日が高さを失い、夕暮れを迎えようとする時間。
麓の本殿参拝から山道に入り、朱色の鳥居が幾重にも重なる参道を進む。
歩を進めるたびにくぐり抜ける、無限に続く数の鳥居は、神域への入り口が永遠に続くかのように思わせる効果がある。
神様への畏怖が、永続的に参拝者の心に残るのだ。
稲荷山(いなりやま)の最高峰、標高233mの一ノ峰(いちのみね)を経由して本殿に戻るまでの一周時間は、少なく見積もっても2時間以上かかるらしい。
険しい勾配をたどる、約4qの道のりはなかなか厳しい。
夜の帳が下り、心霊スポットを思わせる不気味な空気が辺りに立ち込め、意気消沈して踵を返す。
やはり神社参拝は朝方が相応しいようだ。
特に奥まった参道を進む、「お稲荷さん」のような山道では。

詳しくは以下のリンクを参照してください。
京都御所[参観案内] https://sankan.kunaicho.go.jp/multilingual/kyoto/index.html
大雲山龍安寺|Ryouanji http://www.ryoanji.jp/smph/
世界遺産 真言宗御室派総本山 仁和寺 https://ninnaji.jp/
八坂神社について|八坂神社 https://www.yasaka-jinja.or.jp/about/
伏見稲荷大社 https://inari.jp/

2024年02月16日

岐阜県大野郡白川村 世界遺産 白川郷で日本昔話の主人公になる  2021年3月10日来訪

IMG_3913.jpg

残雪の景色が美しい 早春の「白川郷(しらかわごう)」です。

IMG_3852.jpg

白川郷の玄関口に当たる高山市に、名古屋駅からJR特急ワイドビューひだを使い、2時間20分揺られて到着する。
最初に訪れたのが、「高山陣屋」。
JR高山駅から歩いて10分の距離にある高山陣屋は、江戸幕府の直轄領時代に、飛騨を統治するための拠点となった代官・郡代所だ。
明治維新以降、昭和44年(1969年)まで県の事務所として実際に利用されており、代官・郡代所跡としては唯一主要建物が現存するものになる。
入場料420円を支払って場内に足を踏み入れると、江戸時代に舞い戻ったような感覚に包まれる。
建物の中では、観光客を待ち構えた地元のボランティアガイドが、館内の貴重な歴史的遺物について丁寧に説明をし始める。
青海波(せいがいは)、真向兎(まむきうさぎ)、嵐山の間、大広間、御白州(おしらす)、御蔵(みくら)。
ほかではなかなか目にできない遺物の数々は、旧幕時代を知る上で必見だ。
高山に来たら、是非とも訪ねたい。

IMG_3866.jpg

時間は昼下がり。
高山市街を散策する。
懐古的な風情ある通りに、観光客向けの飲食店や土産物店が立ち並ぶ。
外壁が墨色で統一された数あるお店の中、気になる土産物店の暖簾をくぐる。
箸にお椀に重箱など、吸い込まれるような色合いの工芸品が揃う。
飛騨高山の伝統工芸といえば「飛騨の春慶塗り漆器」が有名だ。
日本三大春慶のひとつにも数えられる飛騨春慶塗りは、高山市で作り続けられている塗り物で、木材の王者といわれる木曽ヒノキで作られている。
色漆を使わず絵付けをしない透漆による塗り上げは、透明感ある艶やかな色合いを放ち、天然の木目を美しく引き立たせる。

IMG_3887.jpg

世界遺産に登録され、世界的にも日本らしい風景で人気を集める白川郷へ、高山濃飛バスセンターからバスで移動する。
時は春を迎え、暖かい風を感じ始める季節。
東京から出発してたどり着いた山奥の集落には、長い長い冬の面影がしっかりと残っていた。
放射冷却で下がった気温が、白銀の世界を歩く身体を硬直させ、新たな季節到来の意識を遠ざける。
小高い森林に覆われた丘、「城山天守閣展望台」へは、観光者用送迎車の利用が可能だ。
合掌造りが寄せ集まる白川郷全体を一望できる、絶好のスポットに立つ。
ここから見える景色は、感動が胸に押し寄せるあまり、観る者の言葉を失わせる。
溶け切れない雪が作る白い大地が、日本の美しい原風景を幻想的に浮かび上がらせる。

IMG_3908.jpg

合掌造りの内側、住人の生活ぶりも気になる。
「明善寺(みょうぜんじ)」では、白川郷への観光客向けに生活空間を観覧できるよう、資料館として開放してくれている。
浄土真宗の古刹として知られる明善寺は、本堂や庫裡、鐘楼が合掌造りのまま残されており、大変貴重な江戸時代後期の建築。
館内1階には囲炉裏の間が広がり、2階には農具や木工家具、炊事用具などの生活用品などが展示されている。
かつての暮らしぶりをうかがい知れる白川郷の名所 明善寺には、是非とも足を運んで拝観したい。

IMG_3916.jpg

残雪を踏みしめながら、日本昔話の主人公さながらの気分に十分浸ったあと、最後に「白川郷 お食事処 いろり」を訪ねる。
白川郷バスターミナルからも近い「いろり」では、合掌造りの中で、白川郷の郷土料理を頂ける。
やはりお目当ては観光客に人気の飛騨牛だ。
お土産店も併設され、訪れる客へのホスピタリティが感じられるお店の中に、引き戸を開いて足を踏み入れる。
お店の名前にも使われている囲炉裏がアクセントになり、店内は趣きある温かい雰囲気に満ちていた。
合掌造りの中で、疲れた身体を癒し、空腹を飛騨牛で満たす。
歯ざわりの良い飛騨牛の旨みを堪能しつつ、白川郷が生み出す数々の絶景シーンを回想する。
旅を締めくくるにはふさわしい店「いろり」。
しばし、至福の時間に酔いしれた。

詳しくは以下のリンクを参照してください。
高山陣屋 https://jinya.gifu.jp/
飛騨高山観光公式サイト https://www.hidatakayama.or.jp/
一般社団法人 白川郷観光 https://shirakawa-go.gr.jp/
白川郷 お食事処 いろり https://www.shirakawagou.jp/

2024年02月11日

島根県出雲市 特急「やくも」で行く日帰り出雲満喫旅 2023年2月10日来訪

IMG_9999.1.JPG

特急「やくも」で行く、出雲を満喫する日帰り旅です。

IMG_9883.1.JPG

JR岡山駅から、特急「やくも」に揺られること約3時間。
今回の目的地である出雲市駅に到着する。
まずは、腹ごしらえ。
やはり、島根名物の出雲そばが食べたい。
訪れたのは、江戸時代から続く老舗(しにせ)のそば屋「出雲そば 荒木屋」だ。
出雲そばは、黒っぽい見た目が特徴で、つゆを直接そばにかける食べ方がおもしろい。
赤い漆器に入った割子そばを注文。
香り高いそばに上品な味わいのつゆをかける。 
シンプルな中に奥深さを感じる美味が、口の中に広がる。

IMG_9900.1.JPG

続いて向かった先は、出雲大社の西方1qほどにある海岸、稲佐(いなさ)の浜。
国譲りや国引きの神話の舞台で、パワースポットとしても知られている場所だ。
なかでも、弁天島の岩上にそびえ立つ鳥居が神聖な雰囲気を醸し出している。
弁天島の社へ参拝したあと、ご利益にあずかるために御砂を採取。
稲佐の浜で頂いた御砂と、出雲大社にある素鵞社(そがのやしろ)にある「お清めの砂」を交換すると、お守りや厄除けになるという信仰がある。

IMG_9918.1.JPG

御砂を手に、今回の旅、一番の目的地である出雲大社へ。
出雲大社へ続く参道の入り口では、宇迦橋(うがばし)大鳥居が、立派に存在感を放つ。
現在、補強工事中でくぐり抜けられず、鳥居を外側より拝見しながら歩を進める。
遠くからでも望める白い鉄筋コンクリート造りの巨大鳥居は、出雲大社本殿に向かって4つ鳥居がある中で、最初の鳥居に当たる。
「石」「鋼」「鉄」「銅」4つの鳥居をくぐると、拝殿や御本殿を迎える。
参拝を終え、先ほど頂いた御砂を、素鵞社のお清めの砂と交換させていただく。
出雲大社といえば、印象的なのはやはり、大きなしめ縄だろう。
その巨大なしめ縄がある神楽殿にも参拝。
大しめ縄の大きさは長さ13.6m、重さ5.2t。
真下から見上げると、龍のようにも見えるその荘厳な佇まいには、ただただ圧倒される。

IMG_9951.1.JPG

出雲大社をあとにし、次は島根ワイナリーへ。
島根ワイナリーでは、島根県産のぶどうを使った「島根わいん」を始め、オリジナルのブランドワインが作られる。
ワインの製造工程を観るために、無料の工場見学に参加。
一通り見学したあと、ワインやぶどうジュースの無料試飲を体験する。
ワインは、ぶどうの味が濃くて飲みやすい。
気に入ったワイン1本をお土産に購入した。
出雲大社周辺は、特に生食用ブドウの名産地として知られている。
数ある商品の中から、お好みのワインを探すのも良いだろう。

IMG_9993.1.JPG

最後は、地域で採れる名産を使った料理が味わえる、居酒屋「ツバメヤ」へ。
島根和牛のステーキや、十六島(うっぷるい)で採れた岩ノリの天ぷらなどが、口の中を幸せにしてくれる。
出雲市は日本酒発祥の地と言われており、豊富な地酒に、ついつい晩酌がすすむ。
シメに頼んだのは、コシヒカリ・出雲國 仁多米(にたまい)で作ったおむすびと、島根県産しじみがたっぷり入ったしじみ汁。
格別な味が、一日歩き回って疲労した身体に染みわたる。

次回は、全国の神様が集まる神聖な神在月(かみありつき)に、出雲を訪れてみたい。

改稿・編集 HT

詳しくは以下のリンクを参照してください。
出雲観光ガイド(荒木屋) https://www.izumo-kankou.gr.jp/1640
出雲観光ガイド(出雲そば) https://www.izumo-kankou.gr.jp/3188
出雲観光ガイド(稲佐の浜) https://www.izumo-kankou.gr.jp/213
出雲大社 https://izumooyashiro.or.jp/
しまね観光ナビ https://www.kankou-shimane.com/
島根ワイナリー https://www.shimane-winery.jp/
ツバメヤ http://tinyurl.com/y6z24vrj


2024年02月06日

京都府長岡京市 サントリー「天然水のビール工場」を見学 2023年2月25日来訪

IMG_0269.1.JPG

「ザ・プレミアム・モルツ」を製造している、サントリー「天然水のビール工場」見学ツアーです。

IMG_0270.1.JPG

サントリーを代表するビール、「ザ・プレミアム・モルツ」。
「華やかな香りと深いコク」が魅力な人気のビールだ。
プレミアムモルツが製造されている、京都府長岡京市の「天然水のビール工場」を訪れる。
阪急西山天王山(にしやまてんのうざん)駅から10分ほど歩き、工場に到着。
目の前には、高さ20mほどの巨大なタンクがそびえ立つ。
まさに「ザ・工場」という出で立ちに胸が高鳴る。

IMG_0274.1.JPG

工場にて、製造工程のガイド付き見学と試飲がセットになった、予約制の無料見学ツアーに参加する。
ツアーの始まりは、プレミアムモルツづくりのこだわりについて学べる、ムービーを鑑賞。
そのあと、実際に製造している現場を訪れ、ビールづくりの過程を見学する。
釜が立ち並ぶ「仕込み」のエリアでは、タンクの中で仕込む様子や煮沸する様子などを、覗き窓から観察できるのがおもしろい。

IMG_0283.1.JPG

ガイドによりひとつひとつ丁寧な説明を受け、見学ツアーに参加している大人全員が、全行程を食い入るように見る。
まさに大人の社会科見学である。
醸造家たちのビールづくりへの熱い想いも、映像を通してうかがい知れる。
普段何気なく飲んでいたプレミアムモルツ。
その奥深さや情熱を知り、感嘆する。

IMG_0287.1.JPG

「貯酒」や「ろ過」などの工程を見学し、最後は「パッケージング」の工程へ。
全ての工程で作業している人が少ない。
機械による自動化が進んでいるようだ。
一通りの見学を終えたあと、用意されていたバスに乗車。
バスでの移動中には、段ボール詰めや樽詰めされたビールが、運ばれていく様子も確認できた。
最初の仕込みから追いかけてきた、本工場内、ビールの製造工程。
商品として出荷していく姿は、なんとも感慨深いものがある。

IMG_0300.1.JPG

そうこうしてプレミアムモルツを飲みたい欲が最大限に高まったところで、お待ちかねの試飲タイムへ。
まずはグラス一杯のプレミアムモルツを味わい、麦芽の試食やホップの香りを楽しむ。
次に、3種類のプレミアムモルツをそれぞれ飲み比べ、味の違いを存分に堪能する。
最後にお気に入りの種類を選び、再び一杯頂く。
これまでの製造過程、ビールづくりの情熱や想いを知って飲むプレミアムモルツは、実に味わい深い。
ほろ酔い気分で、なんとも楽しい大人の遠足であった。

改稿・編集 HT

詳しくは以下のリンクを参照してください。
サントリーホールディングス https://www.suntory.co.jp/factory/kyoto/
京都府観光ガイド https://www.kyoto-kankou.or.jp/info_search/?id=3433&r=1705630975.6851


2024年02月03日

第2回 『旅行記 執筆 友の会』食事会 を開催!

IMG_2927.jpg

第2回 食事会を開催いたしました。
お集まりいただいた会員の皆様、ありがとうございました。

本日は我がサークルの活動指針を以下のように再確認し、食事会での交流を通して、感動体験を共有する仲間意識を深めました。

「執筆者の旅行体験を、本人になり代わって疑似体験する」
「旅行記事を目的化して考え、読むその場で感動体験を共有し、楽しむ」
我々が目指すのは、社会的立場や生活環境を超えた、感動世界の共有です。
だれもが等しく、同じ感動世界の中で生きて喜びを謳歌する、理想世界を提唱します。

また、以下の議題を提起して、話し合いを行いました。
「今の時代背景における ライティングの価値と役割」
「上手に文章を書くために必要な 3つのステップ」

今後も会員の皆様が願われる議題を提起して、話し合いを行っていきます。
よろしくお願いいたします。

今後も我がサークルを共に盛り上げていきましょう。

2024年02月01日

石川県金沢市 冬の金沢でご当地グルメを堪能する 2023年1月20日来訪

IMG_9701.1.JPG

昔ながらの町屋が並ぶ「ひがし茶屋街」を歩き、金沢の味を堪能するグルメ旅です。

IMG_9459.1.JPG

海の幸はもちろん、ご当地グルメが豊富な場所として知られる石川県金沢市。
冬の金沢で、思う存分ご当地グルメを満喫する旅に出た。
加賀百万石といわれる金沢城の城下町には、金沢自慢の名店が集まる。
まず訪れたのは、ハントンライスが食べられるお店「グリルオーツカ」。
ハンガリー料理を参考にして作られたハントンライスの名前の由来は、諸説あるが、ハンガリーの「ハン」とフランス語でマグロを指す「トン」から名付けられたといわれている。
見た目は、タルタルソースのかかった魚のフライが乗っているオムライスのよう。
お店によって魚ではなく唐揚げが乗っていたり、ケチャップライスではなくチャーハンを使ったりするなど、個性が出る郷土料理だ。
グリルオーツカのハントンライスは、とろとろの卵と濃い目のケチャップライス、サクサクのフライが絶妙にマッチしており、なんとも味わい深い。
わりとボリューミーなハントンライスを、ペロリと完食した。

IMG_9531.1.JPG

続いて訪れたのは、白身のトロと称されるのど黒を堪能できるお店「のど黒飯本舗いたる」。
以前一度訪れた時には、あまりの美味しさに感動を覚えた店だ。
ひつまぶしのようにまずはそのまま食べ、次に薬味を乗せ、最後にだし茶漬けで頂く。
脂がたっぷり乗ったフワフワののど黒と、その脂が染みたご飯は、至高そのもの。
だし茶漬けも、口の中にダシとのど黒の香りが広がり、相性抜群。
再訪時の今回も、変わらない絶品の味を楽しめた。

IMG_9537.1.jpg

次は、金沢おでんが食べられる「おでん高砂」。
金沢おでんなるものがあることは、今回の旅で初めて知るに至る。
金沢おでんは、バイ貝やカニ面、車麩、地元で採れた加賀野菜などの食材を使うのが特徴らしい。
お店では、バイ貝や大根、タコ、車麩などを注文。
どの具材も味が染み込んでおり、食べる度にうま味たっぷりのダシが口いっぱいに広がる。
特に気に入ったのは、おでんの具として初めて食べたバイ貝だ。
コリコリとした食感の身と、濃厚な肝が作り出す味はたまらない。

IMG_9695.1.JPG

翌日2日目に訪れたのは、石川県発祥の回転寿司チェーン「もりもり寿し」。
観光客だけでなく、地元の人からも愛される行列必至の人気店だ。
のど黒や白えびなどの北陸五点盛りや、カニ、白子などを注文。
もりもり寿しでは何といっても鮮度にこだわっているらしく、ネタは新鮮そのものだ。
数々のネタは、過去口にしたお寿司の中でも、味は群を抜いている。
至福を感じるひとときに、しばし身を委ねた。

IMG_9704.1.JPG

最後は、ひがし茶屋街にある甘味処「不室(ふむろ)茶屋」を訪れる。
店内では、名物である「しら玉生麩」を注文。
しら玉のような形のお麩をきな粉、つぶ餡、みたらしにつけて、食べ比べを楽しむ。
トッピングそれぞれのほどよい上品な甘さと、お麩のモチモチ食感の組み合わせは、まさに絶品。
しら玉生麩は無限に食べられそうだ。
情緒ある落ち着いた雰囲気の中で、心安らぐひとときを提供してくれる不室茶屋。
旅の疲れを癒す場所として、申し分ないお店であった。

グルメに限らず、観光や産業で魅力あふれる石川県。
一日でも早い震災からの復興を心より祈るとともに、再訪するなどして、微力ながらも支援していきたい。

改稿・編集 HT

詳しくは以下のリンクを参照してください。
金沢旅物語 https://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/index.html
グリルオーツカ https://tabelog.com/ishikawa/A1701/A170101/17000706/
のど黒飯本舗いたる http://www.itaru.ne.jp/honten.htm
おでん高砂 http://oden-takasago.com/
もりもり寿し https://tabelog.com/ishikawa/A1701/A170101/17008632/
不室茶屋 https://www.fumuroya.co.jp/shop-list/fumuro-chaya/

2024年01月26日

京都府宮津市 「天橋立」地を走って天に仰ぎ見る 2021年5月7日来訪

IMG_4499.1.jpg

天と地両方の視点から堪能する、日本三景のひとつ、天橋立(あまのはしだて)です。

IMG_4498.1.jpg

天橋立の付け根に当たる場所へは、JR天橋立駅から徒歩5分ほどだ。
近くのレンタサイクル店にて、歩くには距離がある天橋立の移動手段にぴったりの、自転車を確保する。
天橋立への南の玄関口「小天橋(しょうてんきょう)」にて、ここから始まる非日常の景観を期待し、心が躍る。
通称「廻旋橋」と呼ばれる、天橋立入口の小天橋は、船舶が通過する度に90度旋回する珍しい橋。
運良く時間が合えば、橋の旋回を拝見できる。

IMG_4501.1.jpg

小天橋の橋を渡り、次に迎える大天橋(だいてんきょう)の橋を越え、左右に海の香りを感じる絶景サイクリングロードに入る。
天橋立は、幅約20〜170m、全長約3.6kmの砂州(さす)だ。
約6,700本もの松がこの地に生い茂る。
宮津湾の海流と阿蘇海(あそかい)の海流がぶつかり、砂が徐々に堆積し、砂州が形成された。
陸奥の「松島」、安芸の「宮島」とともに、日本三景と称される「天橋立」。
風光明媚な唯一無二の景色を味わいながら、ペダルを漕いでさっそうと風を切る。

IMG_4511.1.jpg

走り始めて20分ほどかけ、天橋立北側の付け根に到着。
目指す先は「傘松(かさまつ)公園」。
ケーブルカーを利用するために府中駅へ足を運ぶ。
乗車して終点、傘松駅を降りると、そこにはお待ちかねの絶景が拝める展望スペースが。
遠くに見下ろす天橋立は、まさに大地と大地をつなぐ陸の架け橋だ。
澄んだ空気が、空や海、山が創る大自然の中、神秘的な陸の橋をくっきりと浮かび上がらせる。
天橋立は、8世紀に書かれた丹後の国の歴史書『丹後国風土紀』の物語が由来となっている。
国を造ったイザナギの神が、天に通うために梯子(はしご)を造った。
天につながる梯子、天橋立が、神の寝こんでいる間に倒れて現在の姿になったという話だ。
日本古来から連綿と語り継がれてきた神話の世界を、目の前の景色に重ねる。
天橋立は、古代に神の創造物といわれた神聖な地なのだ。

IMG_4508.2.jpg

ここへ来たらやりたかったこと。
「股のぞき」はやはり必須だ。
天橋立を股の間から見る股のぞきは、観光客に定着している行為で、傘松公園が発祥の地と言われる。
1900年(明治33年)頃に、傘松公園に展望所を設置した吉田皆三によって広められた。
天橋立に背を向け、両足を広げ、股の間から改めて絶景を望む。
そこには、右肩上がりに勢いよく天へ昇る龍の姿が。
傘松公園から股のぞきで見える景色は「昇龍観」と呼ばれており、大変縁起が良いとされる。
対岸の天橋立ビューランドでは、「飛龍観」と呼ばれる、天から宝を授かり降臨する龍の姿を見れる。

IMG_4519.1.jpg

一生の間に一度は見るべきと言われる日本の絶景、天橋立を堪能したあと、足を伸ばして向かった先が伊根町(いねちょう)の舟屋(ふなや)群だ。
舟屋は切妻屋根を持つ2階建ての民家で、1階部分が船着き場になっている。
海に面する開口部は、下が石組みやコンクリートのスロープで、小さな漁船であれば簡単に出し入れができる。
丹後半島北東部に位置する京都府与謝郡伊根町は、全国でも珍しい舟屋の里。
波風が立たない、穏やかな海面を持つ地形的特徴を生かし、伊根湾には舟屋・約230軒が軒を連ねる。
まるで海に浮かんでいるようにも見える、入り江の波打ち際に、立ち並ぶ舟屋が見せる特異な景観。
漁村として、全国で初めて国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された伊根町の舟屋は、訪れる人を静かに迎え入れる。
天橋立の観光にあわせ、日本の原風景として、こちらにも是非とも足を運んで景色を目に焼きつけたい。

詳しくは以下のリンクを参照してください。
天橋立の概要 https://www.pref.kyoto.jp/tango/tango-doboku/hashitate_gaiyo.html
傘松公園 https://www.amano-hashidate.com/
伊根の舟屋とは|伊根町観光協会 https://www.ine-kankou.jp/funaya

2024年01月21日

東京都八王子市高尾町 高尾山 登山道の紅葉に魅せられる 2023年12月7日来訪

IMG_2453.1.jpg

師走(しわす)に入っても楽しめた、高尾山が見せる今年の紅葉です。

IMG_2474.1.jpg

当日朝8時半。
京王線は高尾山口駅から、まだ人通りの少ない小道を歩き、ケーブルカーの乗車駅に到着する。
天気は快晴。
今夏の酷暑で短く感じた秋も通り過ぎ、季節は冬を迎え、ダウンコートやニット帽が手離せない。
乗車口で、清滝(きよたき)駅から高尾山駅までのケーブルカー往復切符を、950円を支払って購入する。
片道乗車時間は6分ほど。
特徴的なのは、ケーブルカー乗車中に味わう、行きは後ろに帰りは前にかかる強烈なGだ。
なんと、最急勾配が31度18分で、ケーブルカーの線路では日本一の急勾配なのだ。
立っていると倒れ込みかねない、傾斜による重力に、手摺りに掴まりながら必死で耐える。
たどり着く先にあるのは、高尾山駅展望台。
関東平野を一望しつつ、まだ見ぬより標高が高い地点からの絶景を求めて、山頂へと足を向ける。

IMG_2451.1.jpg

山頂へと向かう登山道で、さる園やたこ杉を通り過ぎ、見えてくるのが高尾山薬王院 浄心門だ。
薬王院の名は創建当初、薬師如来をご本尊とした事に由来する。
天平16年(744年)に、聖武天皇の勅令により東国鎮守の祈願寺として、高僧行基菩薩により開山された薬王院。
薬王院に入る山門を抜けると、両脇に灯籠が立ち並び、霊場らしい厳かな空気に包まれる。
何より周囲の紅葉した木々が参道を彩り、灯籠の朱色とあわせ、赤、黄、緑の色が美しく映える。
参道の先では、険しい百八段階段が待ち構えていた。

IMG_2458.1.jpg

急勾配の階段を踏み越えると、たどり着くのが、ご本尊の飯縄大権現(いづなだいごんげん)が安置されている「高尾山薬王院有喜寺(ゆうきじ)」の本殿だ。
朱色の権現造り(ごんげんづくり)の社殿は、紅葉する楓の木との相性が良く、あでやかな景観を創り上げる。
高尾山は天狗信仰の霊山でもある。
飯縄大権現は、白狐に乗った天狗の姿で表されているのが興味深い。
伝説である天狗について、さまざまに思い巡らしながら散策するのも、高尾山登山の楽しみ方のひとつだ。

IMG_2462.1.jpg

ケーブルカーを降りてから40分ほどの時間をかけ、高尾山山頂に到着。
起伏に富んだ登山道を踏みしめ、歩き続けて汗ばんだ体を、「高尾山頂」の山頂標識が迎えてくれる。
その先で拝めるのが、幾重にも連なる山々の絶景だ。
恵まれた天候も手伝い、日本の象徴でもある日本一の高さを誇る山が、白くて美しい顔を遠く彼方に覗かせる。
高尾山登頂で眺められる景色、富士山が、ここまでの労苦を越えた頂上到達を讃えてくれている。

IMG_2477.1.JPG

高尾山を下山すると、時刻は間もなく昼の12時を迎えようとしていた。
自然に包まれて澄んだ空気を味わいながらの運動で、体の新陳代謝が促され、食欲も高まる。
自然の芸術作品で心を満たしたあとは、体の空腹を満たしたい。
向かった先が、山麓に位置した歴史あるそば屋の名店、「橋家」だ。
隠れ家的な雰囲気が漂う歴史を感じる日本家屋に、足を踏み入れる。
照明を落とした店内に入ると迎えてくれるのが、天井を突き抜ける柿の大木。
度肝を抜かれる光景だが、増築時に店前の木をそのまま生かしたようだ。
樹齢160年余になる柿の木を、高橋屋は創業の天保年間(1830〜43年)以来、見守ってきた。
平日でも満席で、賑わいを見せる店内。
数あるメニューの中から、とろろそばを注文。
コシがある歯ざわりの良い蕎麦が、月見とろろを絡め、ツルツルと滑らかな感触で喉を通る。
高尾山の自然を求める人々により、長年愛され続けた蕎麦の味は、登山の旅を幸福で締めくくる食べ物として裏切らない。

詳しくは以下のリンクを参照してください。
心のふるさと祈りのお山|高尾山 https://www.takaosan.or.jp/sp/
高尾登山電鉄株式会社 https://www.takaotozan.co.jp/sp/

2024年01月16日

滋賀県近江八幡市 「ラ コリーナ近江八幡」を訪ねて異世界に迷い込む 2023年11月9日

DSC05067.1.jpg

まるでジブリのような景色を楽しめる、「ラコリーナ近江八幡(おうみやはた)」です。

C3602 - frame at 0m6s.1.jpg

「絶品のバウムクーヘンが食べられるよ」
友人からのグルメ情報に期待を膨らませ、訪れた場所が「ラ コリーナ近江八幡」だ。
有名菓子メーカー「たねや」の敷地であるラコリーナ近江八幡では、実に不思議な風景が来客を待ち構える。
駐車場から徒歩で向かう道中、目の当たりにするのが、屋根を草でおおった異様な外観の建物。
まるで異世界の入り口に来てしまったかのような感覚に包まれる。
たねやが創る圧倒的な世界観は、見る者を飲み込み、本来の来店目的さえ忘れさせる。
建物は、ラ コリーナ近江八幡のメインショップだ。
中で客を迎えるのは、たねやの全商品が集まる最大級店舗「たねや」。
栗饅頭や最中などの定番商品のほか、ラコリーナ近江八幡限定商品も販売されているので、是非とも品定めをしてお好みのお菓子を選びたい。

C3604 - frame at 0m0s2.1.jpg

入口正面のメインショップを抜けると、広大な中庭が待ち受けていた。
中庭の中央部にあるのは水田だ。
左手より半円を描くように囲う、草の屋根が特徴的な通路を進む。
「ラ コリーナのへそ」と呼ばれる中庭の中心部に対し、視点を移動しながら見る角度を変え、独特な世界の景色を楽しむ。
現実離れした世界が、見る者の思考を惑わし、時間の概念を忘れさせる。

C3605 - frame at 0m0s.1.jpg

通路を歩いていくと、見えてくるのが扉が付いた不可思議なオブジェ。
扉は、開けたところで何があるわけでもない。
誰が何のために使うのだろうか。
自身の無限に広がる想像力を刺激するこの作品は、藤森照信氏設計の土塔で、人気のフォトスポットだ。
藤森照信氏は、長野県出身で江戸東京博物館の4代目館長を務める日本の建築史家、建築家である。
2020年に、「ラ コリーナ近江八幡 草屋根」で日本芸術院賞を受賞している。
敷地内に点在する小さな扉一つ一つが、「これはなんだろう」と、見る者を思考の迷路に迷い込ませる。

C3606 - frame at 0m2s.1.jpg

草屋根の通路を抜け、水田を右へ回り込むと、銅屋根の存在感あふれる建物が目の前に現れる。
まるでジブリ映画に出てくる飛行船を思わせる形状の建物は、「たねや クラブハリエ」の本社だ。
一般者立入禁止の飛行船を一瞥しながら、左に隣接している建物の中へ足を向かわせる。
外観からは想像できない建物の内部が気になる。

C3607 - frame at 0m4s1.1.jpg

中は、クラブハリエが手がける最大規模の店舗「バームファクトリー」。
宝石店を思わせる装飾が、モダンでオシャレな空間を作り出し、陳列されるバウムクーヘンはまるで宝飾品のようだ。
生地づくりから焼成(しょうせい)、包装まで、バウムクーヘンの製造過程を通路にて見学できる店内では、商品を身近に感じられるようになる。
演出的効果も手伝ってか、販売場所には客が群がる。
バウムクーヘンを買い求める沢山のお客に紛れ、自身も商品を品定めする。
「ちょっとシャレた贈り物」に最適な品である、バウムクーヘン。
お世話になった大切なあの人を思い浮かべて買い求める。
さぞかし喜んでくれるに違いない。

C3610 - frame at 0m18s.1.jpg

色鮮やかなバウムクーヘンが放つ、甘い誘惑には勝てない。
食べられる宝飾品は自身の食欲を刺激し続ける。
高まる欲求が、足を2階にあるカフェへ向かわせた。
円状に広がる、洗練された都会的な造りが印象的なカフェでは、「焼きたてバウムクーヘンmini セット」を注文。
しっとりとした食感のバウムクーヘンが、上品な甘さをともない、口の中を幸せで満たす。
横に添えられた甘さ控えめの生クリームは、バウムクーヘンをより味わい深くしてくれる。
苦みの強いコーヒーも、バウムクーヘンの甘さを引き立てる重要な役目をしっかりと果たす。
友人の言っていた「絶品」の言葉が思い出される。
ジブリを思わせる世界で堪能する絶品スイーツグルメ。
日頃のゴタゴタを忘れ、異次元の世界に没頭できるラ コリーナ近江八幡には、人々を引き寄せる魅力があるようだ。

改稿・編集 HT

詳しくは以下のリンクを参照してください。
ショップ情報 | ラ コリーナ近江八幡 | たねや https://taneya.jp/la_collina/shopinfo/
プロフィール
さんの画像

我がサークルでは読者(会員)を募集しております。 会員による記事の執筆も歓迎いたします。♪  ー会長HTー
プロフィール
カテゴリーアーカイブ
最新記事
最新コメント
楽天トラベル
ファン
検索