2017年11月23日
批判をするなら自分が説得力のある人間になろう
こんにちは、こじょです。
久しぶりの投稿になりますが、投稿を休ませていただいている間にもブログを読んで下さる方々がいらっしゃってくれ、とても感謝・感動をしています。
今回表題のタイトルにしたのは、ブログを休んでいた数か月の間に色々と思う事があり、ストレングス&コンディショニングコーチとして、パワーリフターとして、このタイトルのブログを書きたいと思ったからです。
私がたいそうな人間ではないので説得力があるか微妙ですが、小言にお付き合いください。
@トレーニングを批判する人
最近よく会うんです、「あの人のトレーニングはだめだ」「俺の方がいいトレーニングをしている」っていう人。
実際そのような感じに見えたり、確かに批判している人の方が身体が大きかったりすることが多いです。
例としては、ベンチプレスをバウンドさせていたり、ハーフスクワットをやっているような人、そのような人たちを見て「あれじゃ筋肉はつかないな」「ハーフスクワットじゃあ効果はないな」などと言うような感じです。
まあ身体が自分より小さいわけですから、自分に自信があるからつい出てしまった言葉だったり、冗談めかして言ってるくらいだったらわかります。
問題は、本気で言っている方(批判している方)です。
ベンチプレスはバウンドさせてはいけない。
ハーフスクワットでは効果がない。
果たして本当にそうでしょうか?
例えば、ベンチプレスをバウンドさせている方は、もしかしたら爆発力を高めるために行っているかもしれません。
ウォームアップの一環として、神経を促通させているのかもしれません。
そのトレーニングの後に、ストリクトにベンチプレスを行うのかもしれません。
筋肉では無く、その動作を鍛えているのかもしれません。
で、その批判している方にそのトレーニングをしてはいけない理由を聞くと、
「筋肉にキカナイから」
「筋肥大しないから」
といった理由を話してきます。
筋トレ=筋肥大でしょうか?
大体その部分で話は行き詰ってしまいます。
筋トレに対する知識が浅いんですよね、批判する人って。
批判が出来るのは、マーク・リピトーのように本当に知識がある方だったり、デイブ・テイトのようにものすごく強い人たちだと思います。
今回の例は少し極端な例でしたし、実際バウンドしないでベンチプレスした方がいい人も多いと思います。(上半身だけ鍛えてホソマッチョになりたいとか言っている人とかね)
でもストレングス&コンディショニングコーチなら、もっとトレーニングをいろんな視点で見て、それから批判をしてほしいなと思います。
A自分が出来ない事を批判する人
「ここのトレーナーはテーピングが上手くありませんね」
といった人。
話を聞いていたら
「僕はストレングス系なのでテーピングはまけないんです」
という話。
衝撃を受けました。
なぜそんなに上から目線なの?
なぜ頑張っている人に尊敬の念を抱けないの?
大体、下手くそだと思うんなら上手くなる方法を教えるんがスジでしょ、周りの人がいやな気分になるだけよ。
サッカー選手が大工さんに「くぎの打ち方がへただよ」と言っているようなもので、なんの説得力もありませんし、それを言われた側も納得なんてできません。
私見ですが、歳の若いトレーナーさんにこういう批判をする人、多い気がします。
最近は若いうちから数週間の研修でお金をいただいて指導をしている人が多くなってきています。
一昔前だと、お金をもらわず師匠に教えを乞う期間、いわゆるインターンや修行の期間があって、そこで力を認められてから一人前になると言う流れがありました。
そのため、自分が師匠や凄いトレーナーさんに比べるとまだまだという意識が残り、お金を頂くようになっても謙虚なトレーナーさんが多かったように思います。
しかしその経験の少ない人たちが、経験豊富なトレーナーさんに偉そうにトレーニングの事を語るのは少し違う気がします。
B要するに自分が出来ているのかできていないのかわかっていないレベルだから、それがわかるまでトレーニングをひたすらやってもらう
これが今のところの自分の答えの一つです。
「マシンのメーカーによる特徴の違いがわからないんです」⇒「わかるまで20セットでも30セットでもやってごらん」
「デッドリフトは腰を痛めるから高重量ではやらないんです」⇒「腰を痛められるくらい限界までやってごらん」
そんな感じです。
決してわざと怪我をしろと言うわけでは無く、わからないことがわかるようになる努力をもっとやれということです。
そうすると大体
「トレーニングの効率が…」「疲労が溜まり過ぎて…」
と言い訳をしますが、自分の限界すらわからないのに効率のいいセット数なんてわかりません。
まずは批判できるくらい自分が強くならなければいけないと思います。
最後に…
批判は批判を生みます。
結局こじょも今回批判をしてしまっていますが、自分では気が付かないものなのです。
皆さんもテストステロンに負けず、批判する方には優しく接してあげてくださいね。
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