2018年01月30日
学生を食い物にしてはいけない
最近愚痴シリーズが続いてしまいます。。。
今回のタイトルは、私がある学校の部活の監督さんから言われた言葉です。
・数年前のことでした。
私はストレングス&コンディショニングコーチとして、母校の職員として勤務をしている監督さんと話をしました。
その方は私の数個上の先輩であり、私が学生時代に数年学年がかぶっていた方でした。
学校を卒業してから、その方はその母校の職員となり、数年後に部活の監督に就任しました。
その方と、私をストレングス&コンディショニングコーチとして雇っていただくという仕事のお話をしていました。
その話の最後の帰り際に、こちらから料金の相談をしたときに「コーチに支払うお金はない。学生を食い物にしてはいけない」という言葉をかけられました。
この言葉に関して、私として感じたことですが…
・ただで効果をだそうと考えないでほしい
体育大学ではなく、スポーツ初心者が集まるような部活で、勝利を目指しているチームで。
他のチームに勝つためには他のチームより何倍もの努力が必要になると思います。
例えば身体を強くするためにはまずトレーニングの知識が必要ですし、スポーツの技術を高めるためには身体を動かす知識が必要です。
知識を得るためには勉強が必要になるわけですが、皆さんは勉強はどのように行いますか?
大多数の方は本を買って勉強を始めると思います。
それから、分からない部分を先輩に聞いたり、強いチームの練習に参加して話を聞いたりすると思います。
我々ストレングス&コンディショニングコーチは、その本の知識や強いチームの知恵をプログラム化したりよりそのチームに合うように洗練する仕事です。(年間プログラムを作成するということです)
そのため、ストレングス&コンディショニングコーチは勉強ためのとてもたくさんの時間と費用を割いています。
まずそのプロフェッショナルへ仕事を依頼するのに、費用という対価を支払わないというのは、普通なんでしょうか?
家を買うときに大工さんにお金を払って、髪を切るときに美容師さんにお金を払って、強くなる時にはストレングス&コンディショニングコーチにお金は払わないのでしょうか?
我々も他の職業の方と同じで、仕事をしているんです。
それで家族を養っているんです。
私の家族の前で「お父さんの仕事はお金を払うに値しないボランティアです」と言えますか?
・監督ならトレーニングの勉強を少しでもしてほしい
昔から、スポーツに必要なものは「心技体」と言われます。
心=メンタルトレーニング
技=普段の練習
体=ストレングス&コンディショニングトレーニング
となるわけですが、この「体」の部分に対する関心が薄いんじゃないかと思います。(誰もがそうと言っているわけではありません)
学生は精神面での成長が大切だからメンタルトレーニングを優先させたい、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし何も効果を感じられずも辛く心身ともに疲労の溜まるトレーニングを続けているときの選手のもやもや感・やらなければいけないしんどさ。
その気持ちを本当にわかっていますか?
それがわかっていたら、自然にまず効果の出るトレーニングを調べたり勉強するようになるんじゃないかと思います。
それが選手の精神面での成長につながるからです。
また勉強をすると、トレーニングは一筋縄ではいかないということが分かると思います。
その苦労をしていただければ、ストレングス&コンディショニングコーチに対する感覚も変わるのではないでしょうか。
・もちろん、自分がストレングス&コンディショニングコーチとして信頼するに値しない力しかもっていないということも考えられます。
でも、そういった話をする前に「学生を食い物にしてはいけない」というセリフが出てきてしまったので、一瞬動揺してしまい強く言えなくなってしまいました。
私は帰宅したときに何とも言えない屈辱感を味わいました。
それから私は学生を食い物にするなどという考えを母校に持ちません。
できればもう少し、ストレングス&コンディショニングコーチの社会的地位が高くなることを願っています。
今回のタイトルは、私がある学校の部活の監督さんから言われた言葉です。
・数年前のことでした。
私はストレングス&コンディショニングコーチとして、母校の職員として勤務をしている監督さんと話をしました。
その方は私の数個上の先輩であり、私が学生時代に数年学年がかぶっていた方でした。
学校を卒業してから、その方はその母校の職員となり、数年後に部活の監督に就任しました。
その方と、私をストレングス&コンディショニングコーチとして雇っていただくという仕事のお話をしていました。
その話の最後の帰り際に、こちらから料金の相談をしたときに「コーチに支払うお金はない。学生を食い物にしてはいけない」という言葉をかけられました。
この言葉に関して、私として感じたことですが…
・ただで効果をだそうと考えないでほしい
体育大学ではなく、スポーツ初心者が集まるような部活で、勝利を目指しているチームで。
他のチームに勝つためには他のチームより何倍もの努力が必要になると思います。
例えば身体を強くするためにはまずトレーニングの知識が必要ですし、スポーツの技術を高めるためには身体を動かす知識が必要です。
知識を得るためには勉強が必要になるわけですが、皆さんは勉強はどのように行いますか?
大多数の方は本を買って勉強を始めると思います。
それから、分からない部分を先輩に聞いたり、強いチームの練習に参加して話を聞いたりすると思います。
我々ストレングス&コンディショニングコーチは、その本の知識や強いチームの知恵をプログラム化したりよりそのチームに合うように洗練する仕事です。(年間プログラムを作成するということです)
そのため、ストレングス&コンディショニングコーチは勉強ためのとてもたくさんの時間と費用を割いています。
まずそのプロフェッショナルへ仕事を依頼するのに、費用という対価を支払わないというのは、普通なんでしょうか?
家を買うときに大工さんにお金を払って、髪を切るときに美容師さんにお金を払って、強くなる時にはストレングス&コンディショニングコーチにお金は払わないのでしょうか?
我々も他の職業の方と同じで、仕事をしているんです。
それで家族を養っているんです。
私の家族の前で「お父さんの仕事はお金を払うに値しないボランティアです」と言えますか?
・監督ならトレーニングの勉強を少しでもしてほしい
昔から、スポーツに必要なものは「心技体」と言われます。
心=メンタルトレーニング
技=普段の練習
体=ストレングス&コンディショニングトレーニング
となるわけですが、この「体」の部分に対する関心が薄いんじゃないかと思います。(誰もがそうと言っているわけではありません)
学生は精神面での成長が大切だからメンタルトレーニングを優先させたい、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし何も効果を感じられずも辛く心身ともに疲労の溜まるトレーニングを続けているときの選手のもやもや感・やらなければいけないしんどさ。
その気持ちを本当にわかっていますか?
それがわかっていたら、自然にまず効果の出るトレーニングを調べたり勉強するようになるんじゃないかと思います。
それが選手の精神面での成長につながるからです。
また勉強をすると、トレーニングは一筋縄ではいかないということが分かると思います。
その苦労をしていただければ、ストレングス&コンディショニングコーチに対する感覚も変わるのではないでしょうか。
・もちろん、自分がストレングス&コンディショニングコーチとして信頼するに値しない力しかもっていないということも考えられます。
でも、そういった話をする前に「学生を食い物にしてはいけない」というセリフが出てきてしまったので、一瞬動揺してしまい強く言えなくなってしまいました。
私は帰宅したときに何とも言えない屈辱感を味わいました。
それから私は学生を食い物にするなどという考えを母校に持ちません。
できればもう少し、ストレングス&コンディショニングコーチの社会的地位が高くなることを願っています。
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