2018年08月20日
元ルンバー海賊団 音楽家兼剣士(後に船長代理) ブルック
ワンピース 元ルンバー海賊団 音楽家兼剣士(後に船長代理)→麦わらの一味・音楽家 ブルック 異名は「鼻唄のブルック」「ソウルキング」
生年月日:4月3日
年齢:88歳→90歳
懸賞金:3300万ベリー(戦死前)→8300万ベリー(ドフラミンゴ失脚後)
ONEPIECEのスリラーバーク編で、モンキー・D・ルフィ率いる「麦わらの一味」に加わりルフィの8人目の仲間。
非常に陽気でおおらかな、大抵のことは笑って許せる器の大きい人物。
登場当初は『紳士な骸骨』と紹介されていたが、その本質は仁義に生きる侠客のそれであり、非常に義理堅く人情味溢れる人格者。
フランキーに「男」と言わしめている。
生前の仲間達との別れや、ラブーンとの約束の事もあり、命を粗末に扱う者は絶対に許さない。
生前からの陽気さで時々空気を読まずに白骨死体の自虐ネタ『スカルジョーク』をぶち込む。
一見チャランポランな印象を受けるが、これは約50年間、陽も射さない霧の海で彷徨い続けた孤独を紛らわすために培ったものでもある。
むしろ己の目的を諦めず、発狂しなかっただけでも凄いことだろう。
麦わらの一味の中では最年長(と言うよりおそらく現役の(人間の)海賊全体の中でも最高齢クラス)だが、仲間は基本的にさん付けで呼び、(後述する部分以外は)最も礼儀正しく行動する。
楽器なら一通り扱うことができ、戦うことをあまり好かないが、いざとなったらサーベル片手に果敢に相手に立ち向かう。
見た目通り骨の体なので、少々のダメージなら牛乳を飲めば直る。(ちなみにルフィも牛乳を飲んで歯が治った。)
また、サンジ同様美人に目が無い。
生前は西の海のとある王国の護衛船団の団長、そこからルンバー海賊団に入団して音楽家兼剣士として海賊団の主要メンバーとして活躍していた。
鼻唄のブルックと恐れられる剣豪であり、仕込み杖から放たれる居合の一閃は達人級の腕前を誇った。
この頃に群れからはぐれた仔クジラを拾い、ラブーンと名付けて懐かれることとなる。
大いなる航路(グランド・ライン)に入るとき、ラブーンを双子岬の灯台守であるクロッカスに預け、再び帰ってくることを約束した。
しかし流行り病で船長・ヨーキが航海より脱落。
船長代理となり、そのしばらく後に「魔の三角地帯(フロリアン・トライアングル)」に迷い込み、そこで他の海賊団との交戦した際に相手が武器に仕込んだ毒を受け、ルンバー海賊団は全滅してしまう。
だが、生前に食べた悪魔の実「ヨミヨミの実」の力で、彼のみ黄泉の国から帰還。
そのまますぐに戻れれば生前となんら変わらない姿を保てたはずが、三角地帯の濃霧のために自身の遺体の発見が遅れ、結果、骸骨の姿で復活を遂げる。
以後、実に49年間もの間、ただ一人で魔の海域を彷徨い続けていた。
麦わらの一味と出会う5年前にスリラーバークに迷い込み、そこでゲッコー・モリアから影を奪われてしまう。
影を奪還しようとその後ゾンビから恐れられるほどの大立ち回りを演じるも、自分の影を仕込まれたサムライ・リューマに敗れ、再び影を取り返す機会を待つことになる。
そして麦わら海賊団と出会い、彼らとともにスリラーバークを攻略。
影もゾロがリューマを破ったため奪還することに成功した。
そして祝勝会の席でラブーンの生存を知らされ、約束を果たすべくルフィの勧誘を快諾。以後、麦わら海賊団の音楽家として在籍している。
骸骨となってからも生前からのトレードマークであったアフロヘアーだけは死守している。
これは、ラブーンとの再会時、最早骸骨となってしまった自分でもラブーンに本人だと分かってもらえるためだという、亡き海賊団の仲間たちの遺志を守り続ける彼の信念の表れとも言える。
ブルックは既に白骨化しているため、髪は失うともう二度と生えて来ないらしい。
超人(パラミシア)系悪魔の実「ヨミヨミの実」の能力者。
二度の人生を約束された「復活人間」。
一度死ななければ能力が発揮されないという、数ある悪魔の実の中でもとりわけ異質な能力。
命が尽きた後、魂を黄泉の世界から呼び戻し、元の自分の肉体にその魂が戻る事で再び立ち上がる事ができるという。
ところがブルックの場合、前述のように「魔の三角地帯」に立ち込める霧に阻まれて肉体を見失ってしまい、死亡から復活までに1年もの時間を掛けてしまった。
その結果が現在のガイコツ姿である。
白骨死体でも蘇ってしまう点が悪魔の実の能力の異質さの表れであるともいえる事例である。
なお、内臓も筋肉も失われてしまっているが、運動や飲食は普通にできるし、排泄もするし、涙も屁もゲップも出る。なぜ出来るのかは作中でも最大の謎。
バイタル的には一般の人間と何ら変わりない。骨だけの体になったためか、カルシウムを摂取すると大体の損傷はあっという間に直る。
当初はヨミヨミの実に戦闘に関する能力はなかったが、新世界編に突入するまでの二年間で、ブルックは隠されていた能力の本質に気付き、いくつもの新能力を発見、研ぎ澄ましている。
まず「死した魂を現世に呼び戻す」という自然に反する現象を実現させるため、ブルックの魂は限りなく実体に近い強力なエネルギーの塊となっており、骨の体が繋がり、動けるのは魂のエネルギーによるもの。
このため、体(骨)そのものが傷つかない限りは例え首を切り落とされようともダメージを受けず、それどころか切り離された関節を魂のエネルギーでくっつけて復活できる強力な再生能力を獲得している。
また、魂だけの姿となって自由に体から抜け出す、つまりは幽体離脱も可能となった。
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