レクサスNXで”F SPORT”と"version.L"に標準装備されているヘッドアップディスプレイ(HUD)の表示に関する情報です。
新型NXのHUDは、大きさも適度なちょうどよいぐらいの大きさですし、輝度が高いため従来型よりもかなり見やすくなっていますよね。
ただ、残念なのが当初「3段階の切替式」ということで、様々な情報が表示されることを期待していましたが、実際は「フル」、「ノーマル」、「ミニマム」ということで、表示量が異なるだけで、自分の好きな情報を表示させたり、組み合わせることはできませんでした。
(そのため、実際は常時「フル」で使用している方が多いのでは?と思います)
今回は、ヘッドアップディスプレイに「HEVメータ」(NX350h/NX450h+)またはタコメータ(全車種)を表示できるというもの。
ただ、動作にはちょっと特殊な、以下の条件が必要です。(以下の操作であれば「Pレンジ」でも可能でした)
■1)レーンディパーチャーアラート(LDA)をオフにする。
→タッチディスプレイ等で設定
または設定画面から選択。
■2)レーントレーシングアシスト(LTA)をオフにする。
→ステアリング右の物理スイッチ(下)ボタンで切り替え
■3)走行支援モードにてクルーズコントロールモードに設定する
(レーダークルーズコントロールモードではない)
→ステアリング右のタッチトレーサーの「下」ボタンで切り替え
■4)ヘッドアップディスプレイの表示は「フル」に設定
→設定またはステアリングスイッチで選択。常に「フル」の人が多いと思いますのであまり意識する必要はなさそうです。
■5)クルーズコントロールモードがオフ(Pレンジではオフ状態)
→ステアリング右の物理スイッチ(上)ボタンで切り替え(Pレンジでは切り替え不可)
これで、HUD上に通常表示されている「走行レーンや前車の状態」を表示しているおなじみのものとは異なる表示が行われました。
ドライブセレクトモードスイッチが「ECO」、「NORMAL」「CUSTOMIZE」の場合は、ハイブリッドメーターが表示。
「SPORTS」または「SPORTS+」の場合はタコメーターを表示。
つまり、スピードメーター内の表示に連動する、という仕組みのようです。
注意点としては、先進予防安全装備の1つである「レーンディパーチャーアラート」が「オフ」になっていること。
そして、「レーダークルーズコントロール」(レーントレーシングアシスト)も使用不可、という条件に限定して表示されるということです。
一般道で馴染みの道を走行するときはこれらを「OFF」でも特段問題ないでしょう。ただ、高速道路を走行するには、もともと備わっている機能をオフにするのでちょっと不安な点がありますよね。
それにしても「HUD」の表示がもう少し自由に選択できれば良いのですが・・・
普通に先進予防安全装備がフルの状態でも、「HEVメーター」や「タコメーター」を表示したいという方も結構いらっしゃるのでは、と思います。
あとは、ハイブリッドの「電池容量」をHUDに表示したいんですよね、私は・・・
しかし、今回のこのHEVメーターとタコメーターをHUDに表示する操作は「取扱説明書」にもでてませんよね(たぶん・・・)?
せっかくHUDにこのような表示設定があるのにもかかわらず、通常に使用しているとほぼお目にかかれないような設定になっているのはもったいないと思います。特にLDAをオフにすることはほぼないでしょうし、レーダークルーズではない通常のクルーズコントロールに設定することはほとんどの人が無いのでは…。
このあたり将来的なアップデート(OTA)で常時タコメーターやHEVメーター表示ができるように改善されればよいのにと感じます。
情報をいただきました匿名様、ありがとうございました!
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