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菌類
ロボットアニメ歴は20年くらい、ただし休止期間長が長く初心者以上上級者以下。
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2021年02月28日

10年代も終わったので10年代のロボットアニメを振り返る@まずは純粋に振り返る、10年代という時代はどんな時代だったのだろう

10年代を振り返る
10年〜19年が10年になります。とりあえずまずは振り返ってみようと思います、しかし振り返ってみた気がついたのですが振り返るのが難しかった。なのでその理由を考えてみたいと思います。

代表作なき10年代
10年代は代表作が見当たらない時代です。00年代もぶっちゃけ代表作はなかった時代ですが、10年代に入ると更に代表作が消えていきます。要は派手にヒットした作品が無くなった時代、でしょうか。
ぶっちゃけ代表作挙げるとシンカリオンが一番じゃねと私も思ってしまうくらいには代表作が思い浮かばない状態なんですよ10年代。

正直振り返るのが難しい時代
10年代のロボットアニメを振り返ると、正直傾向がイマイチ見えてこない。お互いがお互いにあんまり影響し合ってないと言いますか。
例えばボトムズってめっちゃ80年代前半の作品なんですよ、時代性がとても強い。そういう時代の個性が見えない時代と言いましょうか。

傾向・方向性が曖昧
10年代のロボットアニメを1年毎にチョイスしてみました。

10年:UC、TF顎、スタドラ、ブレイクブレイド
11年:ダン戦、AGE、ギルクラ
12年:鴨川、エウレカAO、TFプライム、エヴァQ、ジャイロゼッター、ギアスアキト、ダン戦W、アクエリオンEVOL
13年:ヴヴヴ、マジェプリ、ガルガン、BF、ダン戦ウォーズ
14年:ノブフー、バディコン、ダイミダラー、シドニア、アルドノア、アルジェヴォルン、Gレコ、BFT、黒餡
15年:ファフナーEXODUS、ガンダムオリジン、TFA、アクエリオンロゴス、鉄血、サンボル
16年:マクロス凵Aレガリア、ヘボット
17年:ドライブヘッド、ナイツマ
18年:シンカリオン、マジンガーINF、ゾイドワイルド、フルメタ、ガンダムNT
19年:エガオ、グランベルム、ガンダムリライズ

傾向として見えてくるのの
・続編、シリーズ物の比率が高い
・キッズ向けが毎年1本くらいはある
・作風的にはなにかの問題にあまり踏み込まないものが多い
・作風に統一感はない

全体的に傾向が見えないです、70年代のスーパー系、ロボプロ、80年代のシリアス化、リアル化、80年代後半から90年代初頭のヲタ路線とキッズ路線の分裂、90年代後半以降のセカイ系、00年代の厨二路線、全部足して割った感じの傾向ですが、逆に言うと10年代ならではの作風がイマイチわからないです。

10年代はロボットアニメに限らず全体的にトレンドが薄い時代
10年代のロボットアニメに共通して言えるのはトレンドの不在でしょう。10年代の作品にはトレンドや方向性がイマイチ見てこなかった。これは多分アニメ以外のほぼ全てのジャンルに言えることだと思います。形式が所謂なろう系くらいしか無く、ほかは10年代のサブカルのトレンドといえるものは海外産のバトロワゲーくらいでしょう。今鬼滅の刃が大ヒットしていますが、多分トレンドを形成するには至らず単発のヒットで終わるでしょう。

ヒット作が出るとトレンドができるというのが00年代前半までの時代で、10年代に入ると娯楽トレンドが見えなくなってくるんですよ。

例えばマジンガーのヒットでロボットアニメが、ガンダムのヒットでリアル系が、エヴァがヒットするとセカイ系がジャンルとして形成されるみたいな、そういうのがあったんですが、今の時代はそれが見えない。
なろう系とバトロワゲーの共通点はどっちも日本の商業トレンドではないこと、前者はただの投稿作品、後者は海外産、なので日本の商業作品はトレンドを形成出来ないという問題があるのではないかと考えてしまいます。当然ロボットアニメも含まれます。

10年代の特徴・シリーズやコンテンツ、プラットフォームの時代
では10年代の特徴はなんだろうと考えると、ジャンルが衰退してシリーズやコンテンツが幅を利かせる時代だと私は考えています。

逆にロボットアニメ含むジャンルは衰退傾向で、似たような属性を持つ作品群、つまりジャンルよりも、むしろ多種多様な属性を内包するコンテンツのほうが優先させる時代になっているということです。
つまりロボットアニメ寄りガンダムの時代なんですよ、商品やコミュ的に。だからガンダム潰して新しいロボットアニメを立ち上げる論はほぼ不可能なんです。次々と新規作品が立ち上がっては消えていった時代は多分00年代前半、漫画でいうとガッシュが流行ってた時期が最後なんだと思います。
00年代後半になると古い作品でもネット民に気に入られれば定番入りする可能性が出てくる等環境が変わってきましたから、新作は一部のラノベIPみたいな立ち上げても最初から局地的で終わるか、もしくは任天堂のタチジェネシリーズみたいな飽きやすい大衆に受けて飽きられて終わるかの両極端で、ガンダムのようなミドル層を中心に形成されるタイプのコンテンツはすっかり出てこなくなりました。

すでにシリーズ、コンテンツの時代である10年代は、ポケモン、遊戯王、デュエマ、ニチアサキッズタイム、ウルトラマン、ゴジラ、SW、モンハン、こんな感じで大量のコンテンツやシリーズが混在している状態ですね、その中にガンダムも居る時代。これらは大体70〜90年代か00年代前半までに産声を上げたコンテンツばっかりです、例外もありますが少数。アニメ映画もバーロー、クレしん、ドラえもん、ポケモン辺りの定番が強いです、ポケモンは映画は最近かなり衰退しましたが。

ソシャゲはこの辺り少し曖昧なんですよね、モンストとか利益は半端ないですがコンテンツとしてみると少々地味だったりしますし、今挙げた連中のような代表的キャラやグッズ展開などは弱い。FGO?あれも元が一応00年代前半までに立ち上がったコンテンツなので問題なし。

例外的なのがなろう系ですね、あれだけはある意味古い似たような属性を持つ別作品が大量にあるので。ただなろう系も小説家になろうというプラットフォームに掲載されているという共通点があります。プラットフォームはプラットフォームでSteamなどが成長していることを考えると、そういったプラットフォームへの客の囲い込みの時代でもあるんだと思います。

私が毎回この手の記事でロボットアニメの生存戦略とガンダムの生存戦略は別のものとして考えているのはこれが根拠です。ジャンルであるロボットアニメが死んでも、ガンダムはコンテンツとして生存可能という考え方。ただし結局ガンダムもロボットなのでロボットアニメの勢いがガンダムにもダイレクトに影響を与えているのも事実。
先にGoogleTrendsで調べるとガンダムのTrendがここ6年で急速に衰退、というよりは13年頃までは一応00時代の水準をギリギリ維持していたのが、16年になるとその時期の半分程度で安定していることを書きましたが、まさに近年のロボットアニメの傾向を受けているとも考えられます。

ジャンルとコンテンツの違い
これは毎回同じことを言っているのですが、何度でも言います。例えばガンダムの場合ガンダムBFはコンテンツとしてはガンダムに相当します、そしてジャンルとしてはロボットアニメではあっても所謂ホビーアニメに相当します、つまりベイブレードやミニ四駆、カブトボーグと同一のジャンルでもあります。

もう1つ、話題性の時代
10年代のもう1つの特徴は話題性の時代ということだと思います。ネットが発達した結果、バズるか否かが全ての時代に良きにせよ足期にせよなってしまった。結果的に思いがけない作品がバズったり、気合い入れた作品がコケたりが寄り派手になってしまった。
今の時代はそれこそ情報を食う時代、私なんてラーメンハゲに言われるまでもなく情報食ってる自覚があり、ラーメンハゲを見て正直「何をアタリマエのことを言っているんだ」という感想でした。正直情報を食ってる層が多いんですよ、だからバズるか否かで勝負が決まる世界、情報過多の時代。
反面バズった作品というのはファンの主張が強い傾向にあります、なので下手なことをすると即死します、ファン側はワシが育てたという意識があるためです。

また情報過多のため作品よりも外野の情報(レスバ)の比率が増える時代でもあります、なのでコンテンツの場合ガンダムで言うと種時代、ぶっちゃけ作品を楽しむことよりもレスバすることが本命になって作品消費時間よりもネットでレスバする時間のほうが長いという事態が極めて発生しやすい。特にFFとか遊戯王はこれがやばくなってる、遊戯王なんてもう議論のほうがハッスルしてて「ガノタみたい」と言われる惨状だった時期がありますし。

10年代という時代
ジャンルが衰退してコンテンツやシリーズ、プラットフォームが存在感を示す時代でしょう。全体としてはジャンルが消えていった時代。90年代におけるSFの衰退は今思うと21世紀以降のコンテンツの拡大とジャンルの衰退を先んじて体現した結果だと私は考えています、SFの場合シリーズ、コンテンツという意味では大規模な作品がなく、多くがSFというジャンルの範囲内で消費されていました、それが今の時代と相性が悪かった。

SFの場合プラットフォームに相当するものも結局SFマガジンという専門誌なので、私のようなオタクっぽいけど結構フラフラしている層が入り込む機会がなかった感じです。
更にSFの場合ネット以前のある程度情報を長文で流す時代の作品なので、ネット時代の短文でバズらせる時代との相性が悪かったのも敗因な気がします。

90年代って思い返すと今に続くシリーズやコンテンツがたくさん出てきた時代なんですよ、反面ジャンルという目線だと90年代末期くらいから目に見えて衰退していた時代でもあります。あの時代ってポケモン、遊戯王、ワンピースと本当に色々誕生した時代です。80年代はそれに先行してDQFFやDBなどが誕生しています。
所が60〜70年代になると3大特撮等とガンダムとかがあるものの長寿コンテンツとして見るとそれ以降の時代と比べると低調、ガンダムもバズったのは80年代ですし。

最近の子は架空戦記がウケないとか言っている発言を最近聞きましたが、これも架空戦記という「ジャンル」が受けないというのが正しいと思うんですよ。今でも架空戦記を人気にするのは不可能じゃないと思いますが、正直人気架空戦記が産まれても架空戦記内の人気シリーズ〜が流行る可能性は十分にありますが、それで架空戦記全体が元気になるかと言うとならない時代が今なんだと思います。

これはRPGでもわかります、DQファンはもうDQしかやってない、FFファンも似たようなものという時代ですから。せいぜい別の人気ゲームのファンがついでに有名だから手を出す、もしくはそれらのファンが別の有名ゲーに手を出すことはあっても他のRPGはやらないという時代。

今後のロボットアニメ
ぶっちゃけ私はこういう認識なのでロボットアニメをロボットアニメとして復活させるには海外で売るとかそういう路線のほうがまだ現実性があると思います、正直。ジャンルで売っているものは多くが日本単独では採算が取れなくなって海外でも売るとなんとかなるみたいなものも多いですし。ただ海外と言っても欧米寄りアジアになりそうですが。

ロボットアニメの強みは日本でかつてロボットアニメが普及したのとある意味同じ理由で、設定次第では人間の犠牲者を出さずに展開できること、要は規制回避、現実的な話ですが。

ただガンダムになると話は別で、先に書いたようにコンテンツとして売り込める余地があります。ガンダムは過去作の充実度は最強クラスなので、新作を如何にバズらせるかという勝負になると思いますが、近年はそれがうまく行ってない。一定のプラモの売上はあるもののバズってないのが昨日の私が調べた結果です、今のガンダムは小康状態。

2021年02月26日

(番外編)富野由悠季初監督作品である海のトリトンを見る

海のトリトンって?
海のトリトンは知っている人は知っている手塚漫画の1つで富野由悠季初監督作品。非ロボットアニメな上に古い作品なのであまり富野作品絡みの文脈で語られることも殆どないアニメ。
要は主人公トリトンは正義のつもりで戦っていたが敵のポセイドン族はアトランティス人の生贄の一族であり、生き残りのためにアトランティス人の末裔のトリトン族を殺していたという話で終わるというもので、ほぼその部分が有名なアニメ。

なので機会があったのでせっかくだから見てみました、富野作品だけど非ロボットということで番外編扱いです。

ほとんど最終回の善悪逆転のエピソードが富野的である以外一切語られないアニメと言っても過言ではない感じですし、原作も手塚漫画の中ではあまり有名な方ではなく手塚の代表作というわけでもないので正直マイナーな部類ですし。

原作は昔少し目を通しはしましたが、この作品とは全く別物でした。

癖を感じる絵作り
何かトリトン独特の他のアニメでは(他の富野アニメ含む)見られないような独特な動きをするときがあります。これはまだ駆け出し監督だった時期だったので、模索していた時期だったのでしょう。この後一度アニメから離れたそうなのでそれ以降の作品とは開いている感じであります。

雰囲気は暗い・黒さはある
全体的にギスギスムードが強め、ただザンボットやイデオンほどではないか。しかしこれが富野的なものなのか別のものなのかは不明。
そもそも富野独特な感じもあまりなく、所謂富野節らしきものも見られずという感じで。

ただトリトンの使命を授けられるもそんなの知るかと逃げようとするも結局敵の狼藉に居ても立っても居られず怒り戦う下りは富野っぽさを感じました、アムロに近い。後ピピの口悪さやその他の言動は何か富野っぽさがある気がする。

確かにラスト以外はあまり語ることがない
ラストが今までの流れを逆転させる代物なだけに、それまでの流れがあんまり意味が無くなってしまうんです、基本的に各地の海を荒らしているポセイドン族を撃退したり、ポセイドン族の刺客を撃退したりを繰り返している感じですし。

色々伏線っぽいものもあるものの、最後の最後でこっそりひっくり返されるものなので正直気にしても意味がないものが多いですし。

善悪逆転と言っても結構唐突
基本的にポセイドン族自体は悪役なんですよ、悪役として描かれている、例のネタバラシも最後の最後なのでそれまでの流れ的にちょっと細かい描写不足にも感じます。確かに72年基準だったら衝撃度は高かったと思います。

そのせいか、ポセイドンが最後の最後で突然来ないでくれと弱気になるシーンが有り、トリトン自体が「これがポセイドンの言葉なのか」と戸惑うシーンもあります。

一言でいうとイデオン発動篇的な感じの流れ、色々あったけど全部イデの意思という方向でコスモが叫んだのがイデオンですが、トリトンも近い流れ。とにかく今までの戦いのネタバラシを最後の最後で言ってそれで色々破壊されて終わりでその後新しい時代〜的な流れで。

その他の見どころ?
EDが実写パート。


何故トリトンは富野文脈でもあんまり話題にならいか
ザンボット、イデオンの原型ではあるものの内容的にはザンボット、イデオンほどのパワーはなく、ダンバインほどの歴史的な象徴性もなく、ガンダムのような知名度もない、当然ロボットではないからスパロボなどで振り返られることもないという立ち位置になってしまった感じ。
posted by 菌類 at 23:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 番外編

GoogleTrendsから見えるガンダムの衰退

GoogleTrendsって?

Googleが独自に集計しているワードの検索数のデータ。いろんなワードの検索数がわかるので人気がそのままわかる便利サイト。これを見るとそのときにそのコンテンツがどれくらい話題になっていたかがわかるのでとても便利です。例えば今鬼滅と言えるととても高い数字が出ます。

GoogleTrendsから見るガンダムの衰退
GoogleTrendsは04年以降のデータを見ることができる、ガンダムの場合いわば種死時代より後のデータになります。
現在は種死最終回付近の05年を100とすると4分の1の25程度で推移しています。とは言え推移を見ていると00二期からBFまでの時期は緩やかな右肩下がりなものの安定しており、14年7月から急速に落ちているのが見えます。
基本的に新作アニメをやると上がる傾向にはあるが、それも新しいアニメほど挙がらない傾向にある。

各年の7月の推移を見て見よう

7月は見ていくと05年7月が100とピークの数字が出るようなので、7月を選択しました。

4:56
5:100
6:46
7:45
8:56
9:65
10:44
11:45
12:58
13:55
14:44
15:34←この年に初めてトレンドが40切ってそのまま復帰せず
16:32
17:33
18:27
19:25
20:25

こんな推移になります。06年から14年までの8年間は割とトレンドが安定してる傾向にありますが、15年からなにか底が抜けたように落ちていった感じでしょうか。

ガンダムの場合視聴率とトレンドが連動している
ガンダムの場合を見ていくと基本的にそのときにガンダムをやっている時期は高いがやってない時期は低くなる、でもその底も種死と00の間の時期が60ほどだったのに対して今は常に25前後とかなり下がっている事が確認できます。
基本的に種死>00>AGE>鉄血と新作ガンダムが放映されるとトレンドは上がるものの、視聴率に連動するようにトレンドのピークは新作ほど低い傾向にあります。

しかしどのコンテンツも視聴率との連動でも内容で、例えばポケモンはどうだろう、実は視聴率との連動はあまりありません、ポケモンの場合新作が発売、展開されると上がる傾向があり視聴率とは無関係ではないがゲームのほうがより影響があるような動きをします。

そう考えるとガンダムはアニメに依存し、ポケモンはスマホも含めたゲームに依存しています。特に今世代はポケモンは対戦人口が歴代最多になっているので多分検索数にも反映されてそう。

ゲーム系は基本的に新作が発売されると伸びる、そして基本的には新作の売上の大きさが検索数に反映されるようだ。

ガンダムの新規ヒットがない状態

そのコンテンツのトレンドは別に視聴率に連動するわけではない、しかしガンダムはその時のアニメの視聴率がそのまま反映されているかのような推移。04年以前のデータはないもののその時代のデータはネット普及率もあって意味はないと思うので別に問題ないと考えます。

こうなるといずれ怪獣映画末期時代みたいな空気になってしまいそう。怪獣映画末期の空気は私は幼少期だったものの覚えている、何をやってもヒットしない、子供は来ないし大人も来ない、金がかかりすぎて需要があっても作れないとネガティブな評論ばっかりが目立っていた。私自身ももう怪獣映画を見る子供ではなかったので見に行かなかったですし。

多分今度のアナザーガンダムが分水嶺

最近の子はバトルとか残酷な内容はウケないとか言われてきた矢先の鬼滅ブーム、こう考えるとガンダムもワンチャンあると言えばあるかと考えます。なので可能性はありそうなのですが、果たしてどうなるのでしょうか。

ロボットアニメそのものが衰退したと言われてから随分たちますが、ガンダムの例にもれず衰退傾向にあります。古参が淡々とガンプラ買ってくれるので持っている印象なので、しばらく持ちそうなのですが、所謂勢い的なものを感じられなくなってきた印象を受けます。

宇宙世紀は基本的に既存顧客向けの立ち位置ですし、ビルドシリーズは商業的には一定の成果は上がるものの根本的に王道ホビーアニメなので、勢いをつける爆発力とでも言うものにかける印象を受けます。

総合的に言うと
ホビーアニメ→真面目に作れば一定レベルには達するが堅実すぎて爆発力にかける
ギャグアニメ→爆発力はあるが基本的に一部の例外を除いて持続力に劣る(ネタ切れなども理由)、特に子供を純粋にターゲットにしたものはどこかに限界が来る

ガンダム復活の鍵はアニメとプラモ以外にある

このブログで何度も何度も書いてきましたが、私はガンダムは連ジから入ってます。あの時期ってアニメは少なくともキッズ〜中高生向けとしては微妙な時代で、それくらいのライト層にはヒットがでても漫画原作かゲーム原作な時代でした、あの時代(大体Xから種死、場合によっては00辺りの頃)を代表するアニメを見直していくと多くがオリジナルで大ヒットというのはというとほぼジブリ系という時代。特にコンテンツとしてヒットしたものはほぼ原作ものです。エヴァがあたったもののそれ以降は原作ものばっかり。
ポケモン、遊戯王、デジモン、ワンピース、以下略と大体漫画かゲームが絡んでくるものが多いです。

当然ガンダムも厳しい。結構私が見てるとガノタの議論ってこの部分を無視している印象があるんですよね、みんな根本的にアニオタだからアニメ目線でしか評論出来てないと言いますか。
プラモも90年代に入ると市場の成熟化と高齢化が始まるというのはプラモの歴史本みたいなのを読むと大体指摘しています。

その中でアニメとプラモ中心のガンダムというコンテンツをあんまりアニメ見ない層に売り込んでいたのが連ジを始めとするゲーム群。種死までの時期というのはガンダムゲーが元気だった時期です、そんなガンダムゲーがもうだめフラグがたった時期を思い返すと06年の一年戦争なんだなと、当時は気が付かなったですが。

ガンダムの歴史を振り返ってみると、1st時代がガンプラブーム、ZからWまでがSDの時代、起点は不明だが終点としては種死の頃まではスパロボ含むガンダムゲーが結構ガンダムを支えていた部分があったと思います。

正直言いますと現状ガンダムゲーでガンダムを復活させるのがかなり無理ゲーっぽくなっています。これはゲーム売上ランキングとかを見ているとわかるのですが、最近の日本でのゲームのヒットってほぼ任天堂かインディーズか基本無料でしかでてないんですよ不思議なくらい。世界で一番売れて日本でも大ヒットした某ブロックゲームはインディーズですし。

ガンダムの場合任天堂ではないですし、任天堂機との縁もほぼ切れてます、インディーズでも無理です、となると基本無料しか選択肢がない、少なくともガンダム動物園が大復活みたいな展開はあまり想像できない。
スマホで既存IPが復活することも結構あります、サ・ガなんて何出しても売れなかったのにスマホで出したら行方不明になっていた昔のサ・ガファンが群がってきて復活しています。
ではガンダムはどうかと言うとダメっぽいです、ガンダムのスマホゲーの話はあまり聞きませんし。

2021年02月25日

キャッ党忍伝てやんでえ

概要
SD猫忍者とSDカラス忍者が戦うキッズ向けアニメ。時代的に90年ということで当時の流行のSDということで納得。登場キャラは全部SD体型の人形動物で構成されている。

制作会社がタツノコなせいかえらくメタ発言が多くどんどんエスカレートしていく。世界観もタツノコらしくかなり怪しいごちゃまぜの江戸が部隊で、普通にアメリカに研修旅行に行って江戸にピザチェーンがあってしかも宇宙人も居て電話があって東京タワーがあってミサイルがある世界観。

タツノコプロなせいか知らないがヤッターマンなどでおなじみの「説明しよう」が入る、全体的にヤッターマンの90年代バージョン的なセンス。

基本的に誰も死なない、ヤッ太郎が死人が出るわけないと言っていた。

用語
秘密忍者隊ニャンキー
表向きはピザやとして運営している猫ニンジャの集団。幕府の犬(猫)。エドロポリスの平和を守っているが給料安くて激務で報われない。コイツラのやることはだいたい忍法なので「

ピザキャット
ニャンキーの拠点のピザ屋、かなり繁盛しており人手が立ち無くてカラ丸をバイトに雇った時があった。ニャンキーの出撃は出前特急便のための人間大砲を利用している。少なくとも本店以外に深川、両国、佃島、品川支店があるが、品川支店はボロボロで閑古鳥が鳴いている事が判明している。

登場メカ
ニャゴキング:プルルン、スカシー、ヤッ太郎、カラ丸
突然出現した謎の巨大メカ。誰が作ったかもわからないが、ニャンキーのピンチに何故か駆けつける。3人に飛行能力を付与する他、3人で操縦するようだが、実際にはヤッ太郎は毎回乗り遅れるので最終回以外何もしない。モチーフがスフィンクスなせいもあってかかなり某蜘蛛男のロボットに見える。富士山の頂上に鎮座している関係もあって猫だけど寒さ耐性は高い。コーン守のメカはだいたいニャゴキング抜きで退治できるのでニャゴキングの出番はあまりない。飛行メカトリツックンはニャゴキングに搭載されている。
最終回でやっとヤッ太郎はニャゴキングに乗って彗星迎撃に向かった、その際にカラ丸が勝手に同乗していた。

トリツックン
ニャンキー用飛行メカ。

コーン守メカ
毎回出てくるやられメカ。基本的にカラカラ一族のものなのか全てのメカに嘴っぽいパーツがついている。

マックロウ:ザンカア、レッカア、ボンカア、ウォッカァ
闇の四人衆の専用メカ、四人衆の出番が少ない為ろくに出番がない。途中でDXになるが外見はそのままで違いがわからない。

登場キャラ
アニマロイドという動物SDキャラで統一されている。

秘密忍者隊ニャンキー
ヤッ太郎
主人公、口癖はてやんでえ。いつも宅配をサボってはプルルンに怒られる。どう考えてもバレバレなのだが誰も彼がピザキャット店員だということに気がついてない。冒頭で幕府の犬呼ばわりされて猫だと訂正していた。
ちなみに耳は脱着式で外して別のものにつけると盗聴器としても使える、鈴はお助けニンジャを呼ぶときに使われる、しっぽの使いみちは不明。背が低いことを気にしている描写あり。息継ぎが出来ないので25m以上泳げない。
二刀流だが妖刀マサマサは封印状態で、正義の怒りが限界値を越えたとき、妖刀マサマサの封印が説かれて驚くべき力が開放されるそうで、必殺猫べえスラッシュができる、ちなみに海を割る効果もある。

スカシー
一応イケメンキャラ的な立ち位置(と当人は思っているようだ)でヤッ太郎のライバルっぽいポジション。だがヤッ太郎と同レベルの知力、いつも仕事をサボっているのはヤッ太郎と同じである。あるエピソードでヤッ太郎、プルルンと比べて不人気不憫枠だということが判明してしまう。一度深川支店に飛ばされたときにはオカマにモテまくっていた。

プルルン
ニャンキーの紅一点、典型的な暴力怪力女でありニャンキー一のバカ力、その性格もあってかあまり女性扱いされない。御前試合ではマッサージに負けた。
ウサの局の登場時のエピソードでは「プルルンと違って」美しいを強調されていたようにそういうポジションである。サボってばかりのヤッ太郎、スカシーを怒る仕事。声が結構太い。カラカラ一族の作戦で(所謂キチレコやたわけた歌的なアレ)おミツと一緒にアイドルデビューしてしまった事があったが、作戦が阻止されたら洗脳が溶けて一部のマニア以外から忘れられてしまった。

おタマ
ピザキャット本店店長、毎回ニャンキー発射する仕事をしている、当人も出るときは誰もニャンキーを発射する役が居なくなるので犬の親子を第約として立てたことも。プルルンと違って非力で戦闘力もなく巨大ピザを持ち上げるのに難儀していた。いつもニャンキーの給料カットしておりクリスマスプレゼントも新しい電卓だった。実は猫忍一族の元締めで一番偉いのにやったろうはおタマがボスだと言うことに気が付かなった。

ワンコー守
ニャンキーの上司、犬。コーン守の動向を15年前から警戒していた。

ニャンキーお助けメンバー
支店長達、必要に応じて呼ばれる忍者、一度ニャンキーがアホすぎたので支店と本店を入れ替えた事がある。

ゴットン
品川支店長、穴掘りが得意。品川支店は閑古鳥がないててボロい事が判明しているがゴットンは何をしているのだろうか。

リキノシン
両国支店長。両国支店らしく太い。背中に大砲を背負っている。

ミエトル
深川市店長。ニャンキー唯一飛行能力があり初期は貴重な飛行船力として活用された、しかしニャゴキング登場でトリツックンによりニャンキーが飛べるようになったため存在意義が無くなって以降影薄め。

ネッキー
佃島支店長、水中に入れる。毎回水マシンガン撃つシーンが棒立ちでシュール

秘密忍者隊ヤンキー
アメリカ版のニャンキー。マイケル、プリンス、マドンナの3人からなる。

コーン守一味
狐塚コーン守
幕府の偉い人、オカマ口調でしゃべる上に女装趣味がある、一応幕府転覆を企んでおり、最後は世界征服をしたいらしい。歌唱力は某ガキ大将レベル、彼氏にしたくない男ランキング的なネガティブランキングでは常に上位らしい。キレると何故か自爆してしまう、お約束の爆発オチのための機能がついている。
世界中の黒幕がコーン守の親戚で、アメリカ出張では皆似たような外見かつ皆悪巧みしている事が判明している、ちなみにキレると自爆する癖は親戚一同皆同じなので黒幕会議では皆で一斉に自爆して大惨事になっていた。一度カラス忍者と3人で組んで偽物作戦をやったが全然にてないのに何故か皆騙された。サンタクロースにエドロポリスで唯一プレゼントをもらえなかった。

カラス幻ナリ斎
コーン守の手下でカラカラ一族のボス、コーン守の相方のポジションで毎回負けた。悪役という立場を理解しているが、年とともに悪が勝つというパターン破りのやる気すらなくなってきたらしい。彼のぎっくり腰がコーン守に救われたのがコーン守とカラカラ一族がつながるきっかけになっている。

カラ丸
カラス忍者の隊長。苦労人でぶっちゃけ悪の組織業に疲れている感じでやさぐれている。一度あまりにもコーンの守が財政難のためにピザキャットのバイトに雇われた時があり、ヤッ太郎よりはるかに有能だということが判明していた。修行を重ねて新装備虚無僧テクターを装備して一度ヤッ太郎に勝ったこともあった、その後虚無僧テクター装備でおミツと戦って負けていた。ウサ姫に惚れられているが当然嫌がっている、おミツには毎回負けている。

ヤミの四人衆
闇のザンカア、風のレッカア、炎のボンカア、水のウォッカアからなる四人組、一応ニャンキーに対抗できそうな雰囲気があるが、ろくに出番がなく数話程度しか出ておらず、ヤッ太郎に覚えてもらえたときは感動していたレベル。

カラス忍者
モブ、下っ端戦闘員、弱いのであんまり意味がない、その上間抜けである。

将軍一家
徳川イエッイエッ
一応将軍、所謂バカ殿。そっくりさんが居るがそっちもバカ、言動も謎であり、誰も将軍の言動を理解できない。何故かウサの局とは会話できる。ちなみにアメリカ大統領もほぼ徳川イエッイエッほぼ一緒である、どうやって大統領選を勝ち抜いたのかはわからない。

ウサ姫
将軍の一人娘。基本的に天上天下唯我独尊な性格で毎回キレては些細な罪で島流しにしてしまうかなり問題のある姫だが、島流し先のタコ八丈島は島流しにされたメカEDO城の設計者の左金語楼の力によって一大リゾート地に魔改造されており、島流しにされた者たちは結構エンジョイ生活していた。父の徳川イエッイエッよりは頭が良いと思われる。カラ丸に惚れているが超わがまま&鳥頭ですぐ忘れる&とても凶悪とかなりヤバいヤツなのでカラ丸は嫌がっている。コーン守が政略結婚を企てていた時もあったが結婚したらコーン守身がもたないだろう。ちなみに権力はウサ姫>>>>将軍。

ウサ局
世界中旅している。ウサ姫の母親でイエッイエッの妻、親子の感動の再開ではバズーカをブッパしたりプロレス技をかけたりとバトルを始める始末であり、会場を破壊した。下手すると最強キャラ。

町民・その他
おミツ
準レギュラーの町娘、感情が高ぶるとミサイルを発射する癖がある為皆から恐れられている、ミサイルブッパはノルマらしく撃ち忘れたら余った尺でニャンキーにミサイルを撃ち込んだ事も、クリスマスプレゼントもミサイル。ミサイルは毎回詰めているのでたまに忘れる。ミサイルの威力は高いが戦闘力はミサイル便りなので弾切れしたら弱い、ミサイルは威力よりデザインが可愛いかが大事。ヤッ太郎のイメージ映像ですら当たり判定のあるミサイルをブッパしてくる。ミサイルブッパで御前試合では丸干一昼夜とカラ丸に勝利したがヤッ太郎戦で弾切れしたためベスト4止まり。たまにコーン守一味をミサイルで撃退している。最終回ではおみつうれしーと書いた書かれた弾道ミサイルを発射してエドロポリスを破壊した。

犬の親子
毎回ニャンキー出撃シーンを見てコメントしている暇な親子、途中からネタが切れ始めて方向性が変わっていった。その内にライバルが出現して母親が無駄に燃えていた。ニャンキーの発射の代理になった時もあった。ちなみに母親の幼少期はこんな母親みたいになるまいと決意していたが、大人になったら母親そっくりになった。
名前は伊津茂乃母、伊津茂乃子という名前らしい、伊津茂乃と書いていつものと読む。

おカラ
カラ丸の幼馴染。

ナレーター(堀内賢雄)
たまに実写で出演、ナレーションの内容がウサ姫の怒りを買って島流しになった。コーン守が留守にしていたときの幻ナリ斎の行動はナレーターから聞いたらしく、キャラにも存在を認知されているらしい。一度コーン守にナレーションを乗っ取られた時がある。

サンタクロース
コーン守だけにプレゼントくれなかった、等身が高く人間みたいな姿をしておりアニマロイドではない、ある意味一番の謎キャラ。

猫股霊界之介
唐突に登場した博士で350歳。勝手に周囲からニャゴキング開発者に思われていたが実は作ってない、何かすごい人らしいがだいたい勘違いだったりする、ぶっちゃけ割とただのスケベな一般人の爺だった。

黒い武将
ニャゴキングとマサマサを作った謎の人物。

感想など
タツノコ制作&脚本あかほりという感じのアニメで、とにかくメタいアニメ。ギャグが完全にメタ。内容はかなり手堅い真面目?なギャグアニメだった。

2021年02月19日

作品の「わかりやすさ」とは

読み直してみると一番わかりにくいのはこの駄文な気がしてきました…。あるアニメがわかりにくくて少しわかりやすい、わかりにくいとは何か考えてみました。

私の結論・理想的なわかりやすさとは
アニメというよりはゲーム脳なので、ゲーム目線で考えるとゲームというものは「わかりやすい・にくい(とっつきやすい・にくい)」と「底が深い・浅い」に分割可能なんです、でもって人気があるゲームの多くが、わかりやすくて底が深いゲームになっています、例を挙げればマインクラフトなど。

逆にわかりにくくて底が深いゲームは人気はないけど濃いファンがついている、例を挙げれば格ゲー、そしてわかりやすくて底が浅いゲームは一部の例外を除いて短命化しやすい、わかりにくくて底が浅いゲームは話題にもならない。

わかりやすくて奥が深いのが一番理想なんですが、これが一番難しい。

わかりにくいとされる要素
1専門用語が多い
2人間関係が複雑
3話の展開が激しい、情勢が何度も変わる
4純粋に情報量が多い、キャラが多い
5情報が多い割に情報の仕分けがされていない
6客が基本的なことを理解している事前提

大体私が感じたわかりにくい要素はこんな感じです。少し考えてみましょう。

1専門用語が多い
これは本当にわかりやすい。ロボットアニメの場合ロボットを特別な呼称で呼ぶパターンが多いです、これはお約束ですね。これは専門用語でも客が常識を共有している、例えばロボットアニメのロボットは専門の呼ばれ方があるということを理解していればそれは専門用語にならないんですよ。

2人間関係が複雑
これも説明不要ですね。特に寝返りがあるとか親友の仲違いとか離婚とかそういう人間関係の変化イベントが多いと更にややこしくなります。

3話の展開が激しい
これヨーロッパ中世史なんかがモロにこれです。勢力ごとの関係性が流動的で昨日の敵は今日の友、昨日の友は今日の敵みたいな流れが多く、理解するにはコツがいります。
そのためか西洋の作品は日本のものと比べてこの点わかりにくい作品が多い感じです、多分文化的な背景なんだと考えます。

4純粋に情報量が多い、キャラが多い
これはよくあります。一気に情報が流れてくると混乱するんですよ。ゲームなんかは少ない操作で面白さがわかるような方が理想的です。うまいゲームは少ない操作で面白さを理解できるけど上手い人の操作量は凄まじいってものになります。

5情報が多い割に情報の仕分けがされていない
例えば勧善懲悪は善と悪に仕分けされています。例えば〜部所属の〜さんとか、〜出身の〜さんとか、部長の〜さんみたいな感じでわかりやすい情報がついているとわかりやすい。
わかりにくいと言われる作品を見るとそのキャラやモノが何なのか、どこに所属しているのか、何を目的としているのかなどが曖昧なまま放置されているモノが多いと思う。

6客が基本的なことを理解していること前提で客が理解していない
私なんかは歴ヲタなのですが、歴史なんかはこれが難しい、1回史料に出てきて終わりみたいな人物が極めて多い世界なので。
とは言え例えばちょうど大河でホットな「本能寺の変」は日本人全員が知っている事前提になります。こういったみんなわかってるよねのラインが人によって違うのでそのラインを引き違えるとわかりにくいになります。
SFや格ゲーなんかはこの問題で死んだ部分があります、クリエーターやファン層が考えるみんな理解している範囲と一般人が理解している範囲の差が激しい。

複数のわかりにくさが同時にくる作品はわかりにくい
例えば世界観はすごく複雑なんだけど人間関係はすごく単純みたいな作品は結構わかるんですよ、理解力を世界観だけに全振りすればいいから。
ダグラムなんかはクリンの仲間は最初から最後までほとんど変動がないんです、だから世界観やシナリオの割にかなりわかりやすい。
逆に複雑な世界観設定、絡まった人間関係、豊富な専門用語、整理されていない情報、これらが同時に来るととてもわかりにくい。

アニメのわかりやすさとゲームのわかりやすさの違い
ゲームってアニメと違ってたくさんのキャラクターを簡単に理解できるんですよ。ZガンダムはMSのデザインが陣営ごとに統一されていないからわかりにくいと言われたそうですが、ゲームだとエゥティタでは陣営でMSが色仕分けされているのでデザインで仕分けされていなくてもわかるんですよ。

勧善懲悪は何故わかりやすいか
基本的に世界の全てを「いい人」「悪い人」にわけられるから。どんな複雑な設定があっても絶対にどっちかのタグが付くからタグ検索が楽。敵味方、善悪、光闇とざっくりわけられる。
TFなんかはキャラの多いものの大半がサデ軍のどっちかに別れているのでその範囲を理解すれば後は簡単ですね。勧善懲悪はわかりにくい5の情報の仕分けという点を善悪に分けるからわかりやすいわけです。

「視聴者の常識だより」が通じない時代に生きている私達
近年、具体的に言うとここ15年位は共有された常識というものが消えていっているように感じます。理由はシンプルにテレビの衰退、例えば視聴率50%を超えるおばけ番組が有ればみんなその番組を見ていると考えてもいいんですよ。60年代から00年代半ばまでの40年以上に渡って流行の発信源だったテレビの神通力がだんだん減ってきたんです。

所が近年はネットが発達したせいでテレビに代わる巨大な情報源が誕生してしまった、結果的に単純に流行の発信源がTVとネットに別れます、更に流行は若年層から産まれる、TVの視聴者は大きく分けて高齢者とガチ幼児、そのガチ幼児も最近はYou Tubeという時代です。

例えば1stガンダムは視聴者が他のロボットアニメを視聴した経験があることを前提に作られています、また多少の戦争知識も求められ、さらにSFに対するもやっとした認識も求められる、その最低限の前提を他のテレビ番組を見た事でクリア出来ます。今の時代はそれが難しいんですよ。

潮流としての流行が見えない時代
去年は鬼滅の刃が大流行しましたが、ここでポイントがあります。流行ったのは鬼滅であって鬼滅系じゃないんですよ。進撃の時も結局ポスト進撃は現れないまま消えました。

例えばマジンガーZが流行ったら数年後にはロボットアニメが多数作らえ、その中からガンダムが出てきてガンダムが成功したらリアルロボット系が流行り、エヴァが流行したらセカイ系が流行りました、ドラクエが流行したらJRPGが流行りました、スト2が流行ったら格ゲーが流行りました、そういう流行の潮流が近年、具体的な時期は不明ですが、少なくともここ十数年見られなくなっています。

だから流行に乗れば流行に乗ってる勢は理解してくれるというのがとてもやりにくくなっています。

ネクスト戦記EHRGEIZ

概要
長らく地球圏で戦争が続く時代にSという暴走した超兵器を巡って地球連邦軍、地球革命軍、ネクスト同盟軍(コロニー同盟)の3勢力が争う中で廃コロニーに住み着いて運び屋を襲撃する元軍人の集団があり、その集団がネクスト同盟軍に利用される形でS退治に参加するという話。

カプコンのゲームサイバーボッツのアニメ化企画だったそうだが、肝心のカプコンの許可がおりなくてオリキャラになったらしい。

私的な話ですが私はこの作品はついこの間知りました。というのもグーグルの検索数が4万(銀色のオリンシスですら30万位、マイナーロボット中のマイナーロボットの思春期美少女合体ロボジーマインは1万切ってるのでそれよりは多い)ほどで、マイナーロボット度はかなり高い。ピクシブも調べた結果実質2作品だったのでやっぱりマイナーでしょう。

あらすじ
元軍人ジェイは廃棄ネクストであるネクスト7に住み着いて他の元軍人らとともに調達と称して運び屋から物資を略奪しながらその日暮らしをしていた。
その頃ネクスト同盟軍の新型MVであるSが暴走して暴れまわる、その力は強大で各地の勢力がそのSを求めて行動を開始する、ジェイ達もそのSに関する騒動に巻き込まれていくことになるのだった。

登場メカ
MVと呼ばれて勢力ごとにデザインに差はあるが、それぞれの名称などはSを除くと特にない。テラのMVは太めの旧式という設定がある。

登場キャラ

ネクスト7の住民
戦争で破壊された廃コロニーにそのコロニーでの戦闘に参加した兵数人と生き残った戦災孤児が住み着いて構成されている。一応大気はあるのだが、物資などは生産できず各地に展開している運び屋を襲撃して物資を調達している。

ジェイ・ストライカー
元ネクスト同盟軍軍人でありネクスト7に住み着いて宇宙海賊的な生活をしていた、ハル曰く心に光しかない、要は何も考えてない悩まない性格。

ケン
戦災孤児、ネクスト7の戦いの生き残りでありバルザックに救われてそのままネクスト7で生活していた。

アン
ケンの妹、メカの扱いには幼い割には長けているが、幼いのでトラブルメーカーでもある。

バルザック
元軍人でありかなり知名度がありハルはバルザックにあって感銘を受けていた。

キャメル
過去がわからない人物、クールかつ一歩引いた立ち位置。

ゴード
元連邦軍人。

ロディ
元連邦軍人。

ネクスト同盟
スペースコロニーに相当するネクストの同盟、戦力には軍と治安局があるらしくそれぞれに縄張りがあるらしく関係は良くない。

アカネ・アオイ
軍人、S捕獲作戦を指揮している。

Mr.アーノルド
サイボーグらしくS.A.C.には彼の生体組織が使われている。

カール
アカネの部下、ジェイたちを運び屋に追い出されたとして騙す、その後戦死。

地球革命軍
通称テラ、一応大義っぽいことは言っているがイマイチどういう組織で何を目的しているのか何と戦っているのか曖昧。装備は貧弱かつ旧式ばっかりでありジェイに呆れられていた。

ハル
テラの指導者、超能力者で人の心を読める他Sと精神を同調可能、しかしSと意識を同調した結果やたら攻撃的な正確になって暴走した。

ガルブレイズ
ハルの側近、ハルに対しては信仰心的な感情を抱いている。

地球連邦
一応地球の政府と思われるが、描写は殆どない、モブ軍人とモブ兵器しかいないので


感想など
正直…感想にこまる作品。

12話と短い話なのに勢力が5つ(暴走兵器S、盗賊やってる主人公一味、NEXT同盟、地球連邦、地球革命軍)あり、ポセイダル陣営が分裂気味だったエルガイムの最終1クールの話を少しわかりやすくしてやっているような感じ。結果的にほとんどの要素が消化不良、掘り下げ不足、盛り上げ不足のどれかになってしまった印象があります。

後キャラが多い+尺が短い+キャラが全体的にやや特殊かつ掘り下げ不足(特に善人要素のあまりない真面目な?無法者、電波受信してる変な革命家、出世欲の強い女軍人、感情の薄いサイボーグ)なせいもあってか感情移入しにくくかつキャラに愛着が出る前に終わってしまったのと、ロボットアニメとして見るとリアルロボット故のメカの個性薄さのせいでメカ面での特徴が見れないせいで残念感が。

2021年02月17日

宇宙戦艦ティラミス

概要
一見イケメン主人公のロボットアニメ風のコックピット引きこもり青年によるギャグマンガのアニメ化。原作はWEBマンガ。

基本的にキャラデザこそ普通の真面目な深夜アニメ風だけど終始ギャグ、宇宙移民船が突如地球侵略を開始したという流れからの地球の危機らしいが、その実コックピット引きこもり主人公がコックピットで起こすグダグダなギャグの連発、毎週絶妙にくだらないギャグがてんこ盛り、ツッコミどころ満載。毎回予測不能のよくわからないギャグがたくさんある。そしてこの手の作品にあるあるのパロディ満載。

一応宇宙戦争中だがティラミス内での生活はツッコミどころ満載、幽霊は出るわティラミスのコックピット内にはレンジがあってチンできるわ、椅子の下に冷蔵庫が付いてるわ、主人公はよく脱ぐわ、兄も色々グダグダだわでとてもカオス。10分アニメという事もあってテンポは良く、毎回いろんなネタで笑わせてくる。

そして2・5次元版もある。

登場メカ

地球連邦

デュランダル:スバル・イチノセ
一応主役メカ、スバルがコックピット引きこもりなのでスバルの聖域になっている。一応スバルの専用機らしく、専用機なのをいいことにスバルに色々されている。コックピット内の居住性は良く、ある程度の生活も可能でレンジがあってご飯をチンできる。スバルに電飾されたり家出用に使われたり犬の散歩に使われたりとてもカオス。

Fデュランダル:スバル・イチノセ他
デュランダルの新型、量産機かつ可変機らしい。スバルが渡されたマニュアルは下巻だけしかなく2画面から戻せなかったりと散々だった。

ネオデュランダル:スバル・イチノセ、パッカー、ネクサス2000
スバルの父が開発した新型、ユニヴァース感覚じゃないと操縦できない。

パトロイド
警察用、あくまで軍用ではなく警察用なのでそれらしく巨大な対象を押さえつけるビームさすまたを装備しているはいいのだが宇宙空間でさすまたがあっても押さえつける壁がない為スバルは40分近く壁を探して敵機を押しつつける羽目になった。

旧型(名称不明)
スバルが自機が出せないときに急遽搭乗した旧式、見るからにロートルでボロボロ、色も茶色でとにかくコックピットが臭い、レバーもベトベト、起動すると古い歌が流れてくるという代物。

Dライザー:ロメオ・アルファ
支援機、ガンダムで言うところのGディフェンサーみたいな扱いだが欠陥品で砲撃ごとにシートが熱くなる上にトリガーを引くタイミングが合わないとビームがそれる欠陥品。

宇宙戦艦ティラミス
一応母艦、タイトル名の割には出番は少ない。あんまり特徴のない白い四角い乗り物。しょっちゅういっくん大佐らに侵入されておりサイバトロン軍基地並のザル警備。

アシガラ
補給艦、艦内には自由意外はなんでもある的なことをスバルが言っており、コンビニみたいな店がある。

メトゥスの民
ケリュケイオン:イスズ・イチノセ
イスズの専用機、コックピットがとても広く普通に部屋としてスバルとイスズが普通に生活できそうな広さがある。

ケリュケイオン2:イスズ・イチノセ、マイバッハ・ヴィルヘルム他
3人でプラグインして操縦するはずなのに肝心のいっくん大佐がプラグイン手術をビビってしなかった。

デュランダル・ツヴァイ
一応スバルのコピー人間のスバルBの搭乗機、黒色、コックピットが広い。何故か鍵屋の支店が機体内にあり、キーとじ込みをしてしまったときにはすぐさま鍵屋を呼べた、しかしキッズがガムを鍵穴に押し込んでいた事が判明して扉ごと交換するはめになったため一度帰っていった。

ヘカトンケイル:エスカレド・キャデラック
総帥が家庭裁判所を破壊するために持ち出した超兵器、超高性能だが実は外側にファミコンっぽいコントローラーがついておりそれで自爆コマンドを起動できるためスバルに自爆させられて終わった。

量産機
名称不明、スバルにとっては割とカモでよく落とされている。

登場キャラ
全体的に変な人しか居ない。

スバル・イチノセ
主人公、集団生活に馴染めないコックピット引きこもりの19歳、童貞。コックピット引きこもりなのはいいのだがコックピットを私物化しており1話から早々にコックピットで串カツを食べようとして失敗してそのまま出撃してコックピットを汚しまくっている。
コックピットへのこだわりは凄まじく大気圏突入で乗機を失ったときにはコックピットが消えた為その辺のコックピットっぽい椅子に座って平常心を保とうとしていたり、その後ネオデュランダルが与えられた際にはコックピットが汚れたときに焦りまくっていたりといろいろおかしい。こんなやつだが一応エースパイロットではあるらしく腹いせに敵機20機位落としている。
ユニヴァース感覚に覚醒しており、途中から更にネオユニヴァース感覚にランクアップしている。ちなみにその能力でネオデュランダルを使ってカップ焼きそばの湯切りが出来たりファミコンのコントローラーっぽいコントローラーを動かしたりすることもできる。
ちなみに地球連邦本部のお土産屋には彼のグッズが売っておらずショックを受けていた、一応デュランダルの玩具にパイロットとして付属するが全くにてないので発狂していた。しかも中日ファンで豊田市出身という設定もある。

ロメオ・アルファ
新人パイロット、シミュレーターの成績でスバルを上回ったせいでスバルに嫉妬された挙げ句スバルがシミュレーターに引きこもる原因になる。霊感のある家系の生まれで宇宙で幽霊を見たり、Dライザーに乗ってみたは良いが欠陥があって砲を発射するたびにケツがアツい目にあったりしている。

ヴォルガー・ハマー
スケベいけおじのベテランパイロット、スバルにしょっちゅう絡むためスバルからは煙たがられているが、アホ揃いのティラミスキャラの中ではかなりまともな人。

シゲルコ・ホンダ
シゲコさん、メカニックのおばちゃん。めちゃくちゃ普通のおせっかいな中年で勝手にコックピットを掃除した挙げ句スバルの秘蔵DVDも勝手に整理する。

リージュ・ルロワ
艦長の娘、胸が大きい、一時期スバルからデュランダルを奪ってスバルに自分の専用機に載せたこともある。それ以降はやや影が薄い。

ヴェンチュリー・ルロワ
ザ・艦長という感じの顔をしたティラミス艦長、イスズの共闘案をイスズがろくに喋ってない状態で受諾して無駄に長い現行を書いてきたイスズを困惑させた、というのも週刊誌にすっぱ抜かれていたためである。舞台版のほうが出番が多い。

コーディ
1期に登場するいつもコックピット引きこもりのスバルと通信で会話している人物、一見常識人系レギュラーっぽい雰囲気だったが実はスバル以外誰も彼のことを知らない。実は兄であり敵のイスズイチノセだということが判明する。割と強くティラミスクルーを1人で壊滅させていた、普段のグダグダっぷりとは大違い。

パッカー
お手伝いロボット、性格のつまみが最悪になっており更にそれが錆びついて動かせない、それ故にスバルに嫌がらせをした挙げ句スバルに財布を盗んだ濡れ衣を着せようとする。その後はシゲコさんが修正して性格がよくなった。後は頭だけになってデュランダル内でスバルの話し相手になっていた。頭だけになっても短い手足があってそれで動く。内面は小2の夏休み前程度。ちなみに訳あり中古品返品不可。

ネクサス2000
ネオデュランダルのAI、スバルに対する愚痴満載でステッカーを貼られまくったことをパッカーに愚痴っていた。

陰毛
こいつもキャラ、スバルの陰毛、スバルがユニヴァース感覚に目覚めた為しゃべる事ができるようになった。しかも何故か妻も居る、しかしパッカーのプラグを抜こうとしたときに切れてしまい絶命した。

ソウイチロウ・イチノセ
スバルとイスズの父、デュランダルの開発者であり優秀だが架空請求に振り回されている、それをイスズに救われた事もあった。

メトゥスの民
宇宙移民船に乗って地球を離れたがホームシックになって帰ってきた集団。

イスズ・イチノセ
別名いっくん大佐。一応スバルの兄で一応スバルのライバル。実は初期にデュランダルに通信を送っていたモブっぽいオペレーターは彼の変装だった事が1期終盤で判明している。
しかし何度もティラミスに潜入する等一見有能そうな割には弟以上にグダグダで、意味深な眼帯を付けているがただの飾りでなんの意味もなくすぐにティラミスに置き忘れて弟を呆れさせる、メカの鍵をなくして焦って探すがバッグのそこに入っていたことを弟に指摘される、部下が皆改造手術を受けているのに当人は怖いから受けてない、とにかくケチで女の前でも割り勘、一応イケメンライバルぶっているが少し焦るとすぐに地が出て喋り方が訛って右往左往する等おおよそライバルとはいい難いおもしろキャラ。しかも部隊内で唯一ユニヴァース感覚に目覚めてない。

マイバッハ
イスズの副官、ユニヴァース感覚に覚醒している、イスズが色々アホなのでお守役みたいな感じになっている。汚いデブなおっさん。

フェイ・キャラウェイ
イスズがシャアならララァポジのキャラで設定的にもララァ的な雰囲気がある褐色の女性。人工ユニヴァース感覚の保持者、イスズを慕っているが、イスズのアホっぷりに振る舞わされてもいる。

エスカレド・キャデラック
一応総帥、声もシャア(総帥)。妻に離婚を切り出された結果発狂してヘカトンケイルを持ち出して地球の家裁を攻撃しようとした結果両陣営の共闘の原因を作ってしまう。ユニヴァース感覚の持ち主だがそれでいつも宝くじのスクラッチを削っている等能力の無駄遣いも酷い。

モブ
結構濃い人たちが多い。

少年
避難船に乗っていた避難民の少年。勝手に祖母と一緒にデュランダルに乗り込んで来て勝手にデュランダルを操縦してバルカン発射したり変形したりしてスバルを困らせたただの子供。後に連邦の踊る死神と呼ばれることになるらしい。明らかに20年くらいは後っぽい老け込み方しているのだが、その時期まで戦ってるのか連邦はって思いました。

井上
オールスターに出るほどの中日ドラゴンズのプロ選手、スバルが倒れていたときに慰問に来てイスズのモノローグを邪魔した挙げ句ボールを置いていった。

生協の人
イチノセ一家が集結して騒いでいるときに突然現れたただの生協の配達員。ユニヴァース感覚に覚醒しており、イスズと違いネオデュランダルを覚醒させてしまった。

アパレル店の店員ロボ
しつこくてうざい店員ロボ。

感想等
正直この作品は文章で表現しても仕方ないので有無を言わず見ろとしか言いようがないです。ロボットのコックピットというよくわからない題材でここまで良く毎回グダグダな話を思いつくなと、正直お腹痛かったです。歴史に残る傑作ってほどでもないですが、正直ここまでふざけた展開はなかなか見られないと思います、おすすめ度高し。

正直シナリオのレベルはこれでかなり高いと思います、シナリオの作り方がギャグ展開ではあってもクソ展開にならないようにちゃんと展開を考えているような描写が結構あります、意外なほどしっかり

正直最近見たロボットアニメ?で一番面白かった…何故だ。なんで毎回こんなんで笑うんだと。

2021年02月15日

ロボットアニメ300本以上みたバカが選ぶ「意外と面白かったロボットアニメ」

要は超有名所は外してある程度マイナー気味の作品を中心にチョイスしました。タイトルの300本は数えたことはないですが、記事にしていない作品も結構あるので相当数見たはずなので300本は越えているはずです、例えばガンダムシリーズはほぼ見ています、記事にするのがめんどくさいのでしていないだけで。

1ブロッカー軍団Wマシーンブラスター
意外と面白かった作品の代表、主人公がガッツリ不良系の作品で優等生的でもなければ気弱でもなく使命感もないという不良が主人公で、その主人公が特殊能力のためにロボットに選ばれるという形で、普通といえば普通なんだけど割と例が少ないタイプの作品。

2ゴワッパーファイブゴーダム
メインパイロットが女の子で、実は初という作品。タツノコプロが調子が良かった頃の作品なので総合的に完成度が高く、派手な要素こそないものの全体的に良くできている。

3レッドバロン
特撮番組のレッドバロンのリメイクとして作られたが別物になっていたアニメ。意外と面白かった。同時期にGガンダムがあったから空気化したけど多分Gガンダムが無くても空気だった気がする作品。主人公がムエタイの名手で勢い任せで戦いまくる馬鹿なのでテンポよくガンガンバトルを繰り返すので見てて楽しい、ただ追加1クール分は間延びしてしまったせいもあってテンポのいいバトルが売りだった本作としてはやや残念。

4銀河旋風ブライガー
ここに挙げるほどマイナーでもないんですが一応。商業的な都合で強引にロボットアニメにされた作品なれど、作画の悪さを補うべく気合の入ったノリのいい脚本と音楽が売り。そして敵勢力が戦闘力は低めで毎回コズモレンジャーJ9に瞬殺なれど組織力がめちゃくちゃ高いので割と頑張って敵、強いロボットvs巨大組織という面で落とし所は面白い。

5機甲戦記ドラグナー
ガンダムから始まったリアルロボット系最後の作品。ぶっちゃけ衰退期の作品+戦争ものでギャグ路線という宿命もあって評価は高くないが、無双でもタイマンでも無く、仲良し三馬鹿によるそれぞれに強みのあるメカ3機の連携で敵を突破していく展開は見ていて面白い。

6アストロガンガー
マジンガーZより少し速く放映された事と、某止まらないオルガの肉体&チャー研のキャラデザとしてはすごく有名なマイナーロボット。特別派手な要素はないマイナー作品なれど、作画、脚本ともに丁寧に作られている。ただし打ち切りでラストは残念で伏線は投げっぱなし。

7メダロット
ゲーム原作のホビー系ロボットアニメ、テンポのいいロボトルと抑えるところはしっかり抑えたシナリオ、この手のアニメにしては主人公がゴリ押しではなく真面目に戦っている所が好感だったりする。
ただメダロットの特徴であるパーツ換装はあまり活用されておらず、この辺りがゲームとアニメの文法の差を感じてしまう。

8ナイツ&マジック
所謂なろうの掲載作品。ロボヲタがロボットが存在する異世界に異世界転生してロボットを開発してウハウハという感じの話。昔流行った悪の博士系の作品に近い作品で、毎回ノリノリで新型メカを開発していく様は見てて楽しい。太郎騒動直前の昨日なので太郎呼びからギリギリのタイミングで逃げられた感あり。

正直書き出しておいてなんですが、思ったより挙げられなかったなぁという感想。日によっては20本位挙げられた気がするのですが、今の気分だとこの程度。

posted by 菌類 at 22:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 解説等

2021年02月14日

メダロット(アニメ)

概要
GBで発売されたゲームシリーズ「メダロット」のアニメ化作品。メダロット全盛期とでも言うべき2〜4のシナリオをベースにしている。内容は王道ホビーバトルアニメそのもの。

96年にポケモンがヒットしたせいか、90年代末期は所謂2バージョン商法のゲームが大量発生していた時期であり、メダロットもその一つ。なのでカブト、クワガタの2バージョンで発売されている。
アニメでは2以降のエピソードをアニメ化している。思ったより好調だった(ゲームの売上はポケモン便乗路線では貴重なミリオン越えを達成した)ため延長され、続編も制作された(が続編は不評だった)。
漫画はボンボンにて連載、メダロットが元気だった頃がボンボンが存在感があった最後の時代とも言われていたりした。

近年もコレクションが発売されている&アニメも配信されているので原作にふれるのは比較的容易である。

あらすじ
子どもたちの間に流行する遊び、メダロット。しかし天領イッキは未だにメダロットを買えずにいた。そのイッキは1枚のメダルを拾う、後はティンペットとパーツを買えば良いのだが、お小遣いをはたいても買えるのは旧式のKBT型だけであった。
しかしヒロインのアリカのピンチに結局そのポンコツを購入、しかし起動しない、キレてメダロットを罵るイッキだったが、それにキレてポンコツメダロットのメタビーは起動、敵を撃退した。
そしてイッキとポンコツメダロットのメタビーの生活が始まったが、メタビーはイッキの言うことを全然聞かないで喧嘩ばっかりなのだった。
その内にメダロットを使って悪戯をする集団ロボロボ団や、不良メダロッターチームのスクリューズや、超金持ち学校のメダロッター辛口コウジ、謎の怪盗レトルト等様々なメダロッターが関わるなか、イッキはロボトルを繰り返していき、話はレアメダルやメダロットの起源へと拡大していくのだった。

登場メカ
メダロットは、人格に当たるメダル、骨格に当たるティンペット、筋肉や武器に当たるパーツからなる。レベルはメダルに依存して、パーツが装備になる、ティンペットは性別を決める。
メダルは人格だが性別ではないので、ティンペットが変わると性格もそっちの性別っぽくなってしまう、ただしアニメ内では言及される程度であまり厳密に描写はされていない。
メダルは能力があり、得意不得意がある、相性が悪いパーツの組み合わせだと力を発揮できない。そもそもがゲーム原作なので種類は膨大、全種類登場は50話ではとても無理である。


メタビー:天領イッキ
旧型のKBTタイプのメダロット、伝説のメダロッターアガタヒカルがが世界大会に出ていた頃からのものなので相当な年代物。名前はコンビニ店員が付けた。既にかなり旧式化しており、イッキにディスられまくった挙げ句、アリカにあんなカッコ悪メダロット買ったら絶好だからねと言われてしまう。キクヒメたちにもディスられ悪役からもディスられている…が冒頭だけでそれ移行その手の要素は無くなった。
イッキとよく喧嘩しているイッキの喧嘩友達ポジション。気は強くメダロットでありながら良くッキに逆らうので変わり者扱い。

ブラス:甘酒アリカ
アリカのメダロット、機種名はセーラーマルチであり、ブラスは個人名、おとなしくていい子だがそれ故にやや地味なポジション。アリカと違っておしとやかな性格。戦闘メンバーではないので出番が多い割に影が薄く、この手のアニメのヒロイン要員が不遇になるパターンに入っている気がする。アニメ版と原作でセーラーマルチのデザインが結構違うのでわかりにくい。

スクリューズ
ペッパーキャット:キクヒメ
悪ガキトリオのスクリューズのリーダーのメダロット。キクヒメと比べるとレアメダルではない事もあって大人しめ、声もブラスと同じなので声もポジションの割には控えめ。

キースタートル:カガミヤマ
スクリューズのカガミヤマのメダロット。高火力だが鈍足、これは原作でも同じ傾向がある。世界大会編では一応火力だけはあるのを生かしてなんとか勝利していた。カガミヤマが地味なポジションのためか彼も地味め。

シアンドッグ→ブルースドッグ:イワノイ
射撃系メダロットであり、ゲームでは感覚的にはメタビーに近く、カブトメダルにシアンドッグのパーツを付けても問題なく運用できるので特に一部パーツはメタビーのものより性能がいいので換装されることも、脚部パーツのジュウザーのやすさが原作ではとても印象的、貰うと残念な気持ちになる(どうでもいい)。然しこのシアンドッグ、中身がサルメダルなので射撃系との相性が悪い(サル系のメダロットは基本格闘系)、しかし博士が動かしたら普通に強く、メダロッターとしてのイワノイの能力不足も原因である模様。途中で新型のブルースドッグに換装した。

花園学園
超お金持ち学園、めっちゃ広い、広すぎて車、馬車、ヘリなどで登校する。関係者以外入れない、警備は厳重だが無敗のメダロッター伝説のせいで侵入者が結構居る模様。

スミロドナッド:辛口コウジ
花園学園に通う辛口コウジのメダロット。レアメダルではなかったためにメダフォースが使えないのを訓練によりメダフォース破りの必殺技シャドウソードを習得するも今度はそれも破られるが、メダフォースを先祖返りによって習得する。ウォーバニットとは対の関係。ちなみにコウジは日本ランキング2位なので世界大会出場。

セントナース:純米カリン
基本的に回復、防御を得意とするメダロット。攻撃能力はないので単独でのロボトルは無理(このアニメは割と完全なサポート型でも強引にロボトルしているが)なのだが、カリンの星人っぷりによって皆が戦意喪失するために負けなしで、いつの間にか伝説になっていた。世界大会でも宇宙メダロッターXの代理として出場している。
一度ビーストマスターにされた事が有る。

ロボロボ団
ゴーフバレット
飛行型メダロット、ロボロボ団が有る作戦のために大量に投入したりしている。

シンセイバー:サケカース
Drヘベレケによってサケカースに与えられたメダロット、モブ団員も使用している。原作ではチート。新選組。

ゴーベンケー:シオカラ
Drヘベレケによってシオカラに与えられていたメダロット。弁慶型なので歩道橋を占領していた。

ゴクード:サラミ
Drヘベレケによってサラミに与えられたメダロット。悟空。

ハッカード:サラミ
ゴクードとともにサラミが使用、八戒。

サーゴード:サラミ
ゴクードとともにサラミが使用、悟浄。

シーガル
Drヘベレケからもらったスルメのメダロット、辰モチーフ、もう片方のスプライトゥスと喧嘩して自滅。

スプライトゥス
Drヘベレケからもらったスルメのメダロット、虎モチーフ、シーガルと喧嘩して自滅。

ビーストマスター
Drヘベレケが用意したメダロット、市販品より性能が高いらしい。敗北後はメダロット博士の手に渡っていたが、後にコウジを立ち直らせようとしたカリンによってナースのメダルをはめられて復活したことも(メダロットの人格はメダルなので中身別人)。

ゴッドエンペラー
ビーストマスターを更に強化したメダロット。

プリミティベイビー:Drヘベレケ
巨大メダロット、通常のメダロットではどうしようもないくらいのスパロボ。

世界大会各国代表
ウォーバニット:ヴィクトル
ケニア代表ヴィクトルのメダロットだが、完全にヴィクトルの言いなり。ヴィクトルの過去を知っており、それ故にヴィクトルに気を使っている。
魔の10日間にもヴィクトルはウォーバニットを連れており、それが暴走したと回想に有るが、そのウォーバニットとこのウォーバニットの中身が同じかは不明。世界大会決勝は一度流れた後、再びその場でイッキのメタビーと対戦、勝利した(らしい)。

エンプレスパトラ:タワラーマ
エジプト代表タワラーマのメダロット、変化能力を持つ。

ティーピー:ジョー・スイハン
アメリカ代表のジョーのメダロット。転送をロボトル中にもやるというかなり反則っぽいが反則ではない行為を行っている。 

その他
ロクショウ
謎のメダロット、メダロッターがおらず単独で行動している。

アークビートル:宇宙メダロッターX
宇宙メダロッターXのメダロット。カブトメダルかつレアメダル、かつてはメタビーだった模様。然し魔の10日間に置いて暴走しメダルが破壊され、修復後も喋らないらしい。

カネハチまーく2:ナダコ
珍しくモブではないメダロットが2機登場、1機は漁師、もう1機はたこ焼き屋として。漁師用は純正だが、たこ焼き用は純正パーツを使わずたこ焼き焼きように特化したパーツに変更されている。

ナンテツ:校長
校長のメダロット、メダロット名はサムライでナンテツは個体名。かなりのジジイな性格。メダロッターが校長なので生徒が逃げるのでなかなかロボトルが成立しない。

ディグモール:オトコヤマ
オトコヤマのメダロット。オトコヤマが公園用資金として金を貯めていたためにディグモールのパーツに回す金が無かったことが語られている。

登場キャラ
主人公たち
天領イッキ
主人公、メダロット好きなのにメダロットを持ってなかったが拾った謎のメダル&ポンコツティンペットとパーツがメタビーを手に入れてロボトルを開始。メダロットに対する知識は割と豊富、かつ機転が効く為この手の作品の主人公にしては珍しくゴリ押し戦法が少なく、知識と機転両面から攻める為比較的有能。ただし学校の成績は良くない。メタビーとの関係は喧嘩友達である。

甘酒アリカ
ヒロイン1、学級新聞を作るべくいろいろなニュースや噂に首を突っ込みまくる女。いつもブラストともにいろいろなところに出現する。

あがたヒカル
コンビニ店員。ゲーム1作目の主人公でもあったりして、アニメでも原作に近い経験をしているが、そのときに彼のメダルは暴走を止めるために破壊されてしまった事が語られている(原作にはそういった描写は無かった)。
現在は宇宙メダロッターXとしてレアメダルを回収している。冴えない感じだが一応かつての伝説なので強キャラでは有るが、それを見せるシーンはあまりない。

スクリューズ
イッキの学校の不良グループ。

キクヒメ
リーダー、悪ガキで87位の上位ランカー、目つきが悪く校則を守らず悪さばかりしている、他の2人からはおやびんと呼ばれている。が実はお嬢様でバレエなどを習っている事が判明、母親に対してもママ呼び、当然隠していた。

イワノイ
シアンドッグのメダロッター。ランキング最下位、つまりランカーとしては日本最弱らしい。スクリューズの戦績でもイワノイが全敗他全勝みたいになっており、悲しいくらい弱い。
原因はシアンドッグのメダルとパーツの相性のせいなのだが、博士がシアンドッグを使うと強くなるなどイワノイ自体がどうも弱いという表現が随所でなされている。そんな彼も一度宇宙メダロッターXとして世界大会にでたことがある。

カガミヤマ
細目の太めの少年。ギャグキャラとして出番の多いイワノイと比べるとやや地味。宇宙メダロッターXとして世界大会に出たこと有り。

花園学園

辛口コウジ
イッキのライバルの1人で、いわばエリート系、実はかなり真面目かつボケかましも多い。メダルがレアメダルではない為にそれを補うための必殺技シャドウソードの開発を行う、更にスミロドナッドが覚醒してメダフォースを仕えるようになったりと主人公に次ぐ活躍をしてたりする。

純米カリン
ヒロイン2、おっとりした性格、メダロットのセントナースの力出敵の戦意を奪ってきたせいで結果的に負けない(そもそも戦いにならない)メダロッターになっており、それが伝説となって花園学園に大量の不法侵入者を生み出すことにもなった。

ロボロボ団
一応悪の組織。初期にサケカースがリーダーを努めていたが、実は本物のリーダが搭乗した為サケカースはただの団員に、問題はサケカースはなぜ自分がリーダーだと思っていたかという謎が産まれたが最後まで回答はなかった。

サケカース
Drヘベレケが出てくるまでロボロボ団のリーダーらしく、部下からはサケカース様と呼ばれていた。彼はDrヘベレケがリーダーであることをそもそも知らないでロボロボ団のリーダーをやっており、Drヘベレケのことを知っているのはサラミだけだった、つまりサケカースのロボロボ団はロボロボ団のような何かと言うことなんだろうか…謎だ。

スルメ
ロボロボ団幹部の紅一点、サケカースのことは崇拝していた。その後Drヘベレケ登場後は平→四天王。

サラミ
ロボロボ団幹部、おしゃぶりをくわえているほどの幼児だが、すでにあるきまわっており言葉もしっかり話す。割と常識人?でサケカースには呆れ気味。実はDrヘベレケのスパイ?でありロボロボ団員256号。

シオカラ
ガタイのいい幹部、ロボロボ団の全身タイツで隠されているがハゲ。

Drヘベレケ
ロボロボ団真の首領、自ら古代メダロ人の末裔と信じて悪事を働く。最終的に巨大メダロットプリミティベイビーを投入する。

マイケル
Drヘベレケのペットの猫、その正体は古代メダロ人、つまり首輪のレアメダルであり、メダロ人復活のためにヘベレケと暗躍していた。ボディはただの猫らしく、最終回で猫として活動していた。

各国代表
ヴィクトル
ケニア代表。極めて冷酷に戦うクールな男。実は魔の10日間事件で国内のメダロットも暴走、さらに自身のウォーバニット(塗装は別かつ同一メダルかは不明)も当然暴走、更に国も内戦状態になり家族を失い軍に入って食いつないできた過去があり、それ故にメダロットは仕事道具としては利用するが同時に憎しみも抱いていた。

タワラーマ
エジプト代表、古代エジプト風の服装をしている。魔の10日間事件の件もありヒカルのことは良く思っていない。

ジョー・スイハン
アメリカ代表、メダロットをロボトル中に転送するという反則スレスレの方法でイッキを苦しめた。ルールに記載されていないため問題ないらしい。

チャーミング娘
スェーデン代表でかつアイドルグループでも有り、イッキもゾッコン…なのだが中身がロボロボ団のおっさんの変装。実は本物も存在する…らしい。

ルパン3兄弟
フランス代表、名前の通りルパンであり、メダルを盗んで不戦勝を狙う。

テキーラ3兄弟
メキシコ代表。

キャプテン・ジン
カリブ代表。娘を使って日本チームをスパイさせていた。

その他
ヒヨコ売り
いつもヒヨコを売っている謎の人物、いつも都合よく現れていいこと言うだけの仕事。ヒヨコはいつも買ってもらえなくていつの間にかニワトリになっていたことも。

通りすがりのメダロットファン
謎のイケメン、実は宇宙人で節原源五郎教授を保護していた、最終回で正体を表す。

天領チドリ
イッキの母、イッキを起こすためにイッキのベッドに潜り込んだり謎のおっさんを家に上げてしまったりとかなりゆるゆるな性格。

なみしまりんたろう
後半に登場したメダロッター、一応イッキより年上だが幼児っぽい雰囲気。いつの間にかカリンに手懐けられていた。

ナダコ
たこ焼き屋丸ナダの娘、店を立て直すために日本中を回ってたこ焼きを焼きながらロボトルをしている。イッキに惚れたがすぐに謎のイケメンに惚れる。

ミスターうるち
毎回登場するレフェリー、どんなところでも登場する、どんな理不尽なところでも登場するトンデモ人物、しかし彼の力をもってしてもメダロット社への侵入はできなかった。

オトコヤマ
体育の先生でイッキの担任、子供たちに公園を作ろうとしたことも。使用するメダロットはディグモールだが出番はそれほど多くない。

宇宙メダロッターX
レアメダルを集めている怪盗だがボケが多い。その正体はあがたヒカルだが、代理を立てることも多い。前作(アニメ化されてない無印)主人公なので日本1。

用語
メダル
メダロットの魂。性別年齢などの設定は特にない。のだがティンペットの影響で性別が決まり、性格も変わる模様。アニメではそこまで積極的に表現されてはおらず、ボディの入れ替えもマーメイドメダルのひじきをブラスのボディに入れたくらいなので同性なので影響はなかった。他にカリンがロボロボ団のふりをしたときにナースのメダルをビーストマスターに入れていたが、そのときは喋らなかったのでやはり影響は不明。

ティンペット
メダロットのフレーム、性別が有り、使えるパーツが違う。

メダロッチ
メダロットを呼び出したりメダロットを指示したりする腕時計。

ロボロボ団
世界征服を企む秘密結社だロボ、然し中身はイタズラ集団だロボ。語尾にロボをつけるロボ。現在はサケカースがリーダーかと思いきや、実は真の首領としてDrヘベレケがいるロボ。しかしサラミ以外のサケカースの周囲ははその事を知らずあくまでサケカースがリーダーだった当たりよくわからない組織だロボ。サケカースも自分がリーダーと思っていたロボ。
8年前の惨劇を起こしたのも原作ではロボロボ団だロボ。

メダロット社
メダロットを作っている企業、そのまんま。どこかの某ロボット軍団の基地と違って警備は厳重で「あの」ミスターうるちすら侵入できなかったある意味最強の企業。

パーツ
メダロットのパーツ、性別で別れている。メダル+ティンペット+パーツでメダロットが完成する。

純正
そのメダロットになる同じ形式番号のパーツの組み合わせ。メダロットは4つのパーツを組み替える形となり組み合わせは自由だが、例えばシアンドッグの場合リニアカノン、アサルトライフル、スナイプライフル、ジュウザーの組み合わせだと純正。アニメの場合大半がこの純正でくんである。ロボトルに勝つとパーツを奪えるために、メタビーはたまにパーツを奪われて別のパーツで代用している、オチツカー(脚部)を外されバンカランのカランコロンを履いていたりする。また本作では搭乗しないがメダチェンジ(変形)したい場合純正にしないとだめ。

コンビニ
そのまま、この世界ではメダロットのパーツはコンビニで買う。

魔の10日間
8年前にメダロットが一斉に暴走した事件。原作ではセレクト隊に擬したロボロボ団の仕業だったが、アニメではレアメダルの共鳴現象らしい。そしてヒカルが相棒のメダルを破壊することで暴走は止まったが、それまでに10日かかったために魔の10日間となった。

感想等
リアタイ視聴出来なかったことを後悔する程度には面白い、ロボトルのテンポが良くかつ工夫されており、キャラも立っているし話も面白い、全体的にあまりスキのない良作だと思う。

エガオノダイカ

概要
タツノコプロ創立55周年記念として制作された作品。とは言え評価は低かった。

クラルスという無限エネルギー源が採掘される惑星、そこに移民した地球人の末裔はいくつかの国に分かれて暮らしていた。しかし年とともに食糧生産が悪化、生活基盤が徐々に崩壊を始めていたのだった。

用語
クラルス
無限のエネルギー源だが地面から離れるとエネルギーの供給が絶たれる。実際には環境改善用ナノマシンからエネルギーを回収しており、下手にクラルスを動かすとナノマシンが死んでいき惑星の環境は悪化する、故に惑星は凶作が続き食糧不足気味である。

あらすじ
ある惑星に移民した人類、その惑星の国家の一つソレイユ王国の王女「ユウキ・ソレイユ」は12歳になった、そして幼馴染のヨシュアと今日も遊んでいた。
しかしユウキには伝えられていなかったが国境では帝国との戦争が勃発、ヨシュアは前線に出て戦死してしまう。それを聞いたユウキは落ち込んで政務もできない状態になってしまった。
同時期、グランディーガ帝国では、いつも作り笑いを浮かべる兵士「ステラ・シャイニング」が王国への攻撃に参加していた。そしてある王国の施設への工作を行う事になり、そこで孤児たちに出会う、施設を爆破する際に孤児を救出するが、孤児たちの親を殺したのは帝国軍である、その事実を突きつけられたステラはやりきれない想いを抱くのであった。
そういった人々の想いとは関係なく戦局は進み、ついにソレイユ王国の首都が陥落、ユウキは自らを差し出し降伏を主張するが臣下によって南部に脱出させられる。そして南部に移ったユウキのもとに王都に残った政務官イザナからあるデータが送られてくるのだった…。

登場メカ
テウルギアというのが本作の機動兵器、どちらかと言うとエネルギー源のクラルスのほうが重要であり、メカの方はやや扱いがぞんざい。エネルギー源のクラルスが地表に散布されたナノマシンに頼っているので、地表から離れるとエネルギーが供給されなく成るので空を飛ぶ能力がない。そのことを察知したベルデ皇国はそれで滅びたらしい。

ソレイユ王国

ガルド:ヨシュア他
量産型の通常型のテウルギア。

スクワイア:ルネ・ヴァンキッシュ
近接戦に特化したタイプ。

クリバノフ
遠距離に特化した支援機。

新型砲
試作型の砲、新型クラルスを利用した大火力を持つが、実際には試作型で性能不足なので陽動作戦に使われた。

エクセスアルカ:ジェイムズ
旗艦。

グランディーガ帝国
クレーエ
量産型、1と2がある。

登場キャラ

ソレイユ王国

ユウキ・ソレイユ
ソレイユ王国王女、産まれた年である12年前に両親が崩御して以降ソレイユ王国の指導者。帝国との戦争状態を知らないままヨシュアの戦死の報告を受けることになる。基本的に偽誓を出したくないという精神から戦争に対して乗り切れず、その場しのぎ的な策が多くなりがち。一度は降伏して実を帝国に差し出そうとするも臣下によって脱出させられる。終盤にイザナからのクラルスの情報を聞いて旧ベルデ皇国領に侵入、クラルスを止める装置を起動する。

ヨシュア・イングラム
ユウキの幼馴染で彼女の騎士、一見重用キャラかと思いきや2話で重症を負い3話冒頭に死去する。気合と根性が彼の口癖。

レイラ・エトワール
ユウキの側近、元々帝国の人間だったが王国との新型クラルス共同開発の際に旧公国人が起こしたテロによって家族を失い、そのときにユウキに懐かれたことからそのままユウキに仕えていた。実は娘はステラであり、最後に死亡する際に再会した。

イザナ・ラングフォード
王国の政務官、王都陥落時に王都に残るが、その後新型クラルスについての情報をユウキに届けるも撃たれて死亡する。

ハロルド・ミラー
騎士総長。終盤にゲイルと相打ちになる。

ユニ・ヴァンキッシュ、ルネ・ヴァンキッシュ
騎士、ユニが姉、ルネが弟。

ジェイムズ
旗艦エクセスアルカの艦長。

グランディーガ帝国
ステラ・シャイニング
レイラの娘、事故後死んだと思われていたが、記憶を失いつつ生存、ある家に引き取られたが、その家で子供が産まれ更に家の生活が悪化したため疎まれる、その時から作り笑顔をするようになった。
その後放浪して食うために軍に入る、その後も作り笑顔を続けていたが分隊内で徐々に人間性を取り戻し始める。わずかにソレイユ王国時代の記憶が残っており、ワインの匂いに敏感。

ゲイル・オーウェンズ
分隊長、前分隊長が戦死した為後任として着任した。口数が少なく初期は信用されていなかったが後半になると隊員にも慕われ始める、孤児院をやっており、そこに給料の大半を送金している、後にハロルドと相打ちで戦死する。彼が戦死した後は残された他院が送金をしていた。

リリィ・エアハート
ステラの妹分でステラをステラ姉と呼ぶ、見た目も幼くステラの妹分ということから年はかなり年少。負傷してゲイルに手当されて以来ゲイルを慕う、戦後はゲイルの残した孤児院で働く。

ヒューイ・マルサス
分隊員、口が悪いが所謂ツンデレ的な傾向がある。

ピアース・ソーン
分隊員、負傷したので国に帰る途中で襲撃を受けて戦死した。貧しい農家の子。

ブレイク・ボイヤー
アフロ。隊長戦死後は分隊長代理を努めている。

ガイ・マーレイ
ピアースの補充要員、酒好き。

アイネ・フリート
帝国の参謀長。

皇帝
ほぼモブみたいな扱いでたまにモニターに映ってアイネと会話してる人。

ベルデ皇国
第三の国、すでに滅亡済み。クラルスの正体を見出した為に滅ぼされたらしい。

感想など
すでに酷評されていることを知った上で視聴。そのため私なりに否定意見を前提とした考察を行います。この感想は皆が種死、コードギアスを視聴済みであることを前提として書きます。

1鉄血っぽい?
そうは感じませんでした、どちらかと言うと種死とコードギアスの成分を深夜マイナーリアル系にかけて薄めたような感じの内容。まず対立型W主人公かつ片側を指揮官、片側をパイロットとする、また双方が肉親や愛する人等を失った暗い過去を持ち、それ故に片方が不殺に走る等、何か種死とコードギアス的なものを感じました
多分クラリス関係の描写は「種死化」を防ごうとしたんだと思います。

2クラルス関連の描写の意義
この作品においてクラルスというのは一見無限のエネルギー源だけど実は星の環境維持装置に負担をかけており結果星の食糧問題の原因になっていた、なのでユウキはそれを止める&機動兵器のエネルギー源なのでそれで一応戦争も停止させられるというものだった。

このクラリス描写から環境的なメッセージを読み解こうとした人がいたのですが、環境者にありがちなわかりやすい汚染や飢餓描写は見られなかったので、多分環境的なメッセージはなく、落とし所としてのトンデモ描写、つまり一種のデウスエクスマキナ的な存在として「オチ」のためにクラルスの設定を作ったと私は考えます。
戦争を止めるためにエネルギー停止では角が立つ、だから問題のあるエネルギーにしたという印象を受けました、クラルスの扱い自体は企画段階で考えており後半思いつきで挿入したものではないのは序盤から伏線はあったので理解できます。

3W主人公について
1事で言うと2人の少女が敵対陣営に身をおいて、戦争の中で成長していく、更にそれぞれの立場は敵対陣営の同じ立場ではなく片方は兵士、片方は指導者という形式をとっています。しかし12話で2人の成長を描きつつ、双方を描写するのは無理があったのか、特にユウキサイドが影が薄い。
敵対型主人公という形ですが、2人は接点が乏しく、単に対立陣営に身をおいているだけ以上の関係性が乏しく、一応ユウキの部下の一人がステラの母という設定があるのですが、それもほとんど掘り下げられず。

それぞれに影響を与えた男がおり、ユウキサイドは序盤に死んだヨシュア、ステラは分隊長になっているのですが、ヨシュアサイドは本当に2話で九死に一生を得たと思ったら翌週死んでいたというもので、ユウキに対する影響の掘り下げは最低限。

その上で感想
とにかく「綺麗にまとめようと努力した」が失敗したという感じでしょうか。この作品のダメだった要素はというと、多分根本的な部分。対立型W主人公というめんどくさいテーマをなんとか終わらせようとした事、しかし対立型主人公+戦争というかなり綺麗に終わらせにくい題材を綺麗に終わらせようと努力した、しかしダメだった、それがエガオノダイカなんだと思います。

本作って「最低限度の描写」はあるんですよ、ヨシュアといいクラリスといい。逆に言うと殆どが最低限度。ラストシーンのステラの唐突感はそれ含めてもやっぱり唐突感ありましたし。

あえて別の視点から
本作の弱点を挙げるとすれば多分個性が薄い事、深夜マイナーリアル系の範囲内でほとんどの成分が収まってしまっている、そのため極めて少数の否定意見があるだけで、肯定意見がないというマイナー作品あるあるのパターンに陥ってしまった。

看板キャラが不在と言いますか、この作品ならではの個性が見られないと言いますか、過去のアニメを参考にしつつ修正した感じの内容で、結果的にアニメを見てアニメを作ってはいけない論の体現者になってしまった印象はあります。

どうすれば良かったか
私にもわからん(メタルマン博士)、2クールあれば掘り下げ不足はある程度ごまかせるとは思いますが、そうすると今度は退屈言われそうなんですよね。

で私の感想は?
実を言うとそれなりには楽しんでいた私がいます。そもそも私がアニメ作品をガチで酷評したり嫌ったりすることはまれです、私が文句言うのって大体が「品質狙い」(ロボットが出る段階でこのルートからは大体逸れる)「原作もの」(推しキャラの扱いがクソだった、原作の読み込みが浅すぎて原作ファンとして承服できない等)なので、オリジナルかつ品質とは真逆の立ち位置に居るようなロボットアニメを酷評する事ってそんなにないんですよね…。ゲームだと文句しか言ってないような気がしますけど。
デジモンクロスウォーズも楽しめてしまった私ですし、遊戯王ヴレインズは私でもちょっと評価に困ります。
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