さっそく本題に入りますが、たかだか勤務5〜6時間なのに今の仕事で私が帰宅後ぶっ倒れるように眠るのはわけがあります。
それは今までのサラリーマンの仕事とは違い、一人作業状態なのでゾーンとまではいかずとも勝手に集中力マックスまでもっていってしまうのも一つなのですが、もう一つは予期せぬトラブルも起きるから。
今回はそんな一つのお話。
昨日仕事をしていた時に起きたことで、施術途中で「鼻をかませてください」と言われたので店で用意しているティッシュを差し出しました。
この時期は花粉症もあるし、猫背タイプのお客様は呼吸の気管を狭めてしまっていて、マッサージをされると改善されて急に鼻水が止まらなくなる人もいる。
今回もそのパターンだろうとゴミ箱を用意していたら鼻かんでたお客様が悲鳴を上げるので、何事かと思ったら鼻血が出てきてそれも全く止まる気配も無くてマスクも真っ赤になってしまった…
体勢をどのように変えても10分以上血が止まらなかったので、私からは施術中断の申し入れをお客様にしました。
ヘッドマッサージも頼まれてたけど、まだそこまでいってないのに鼻血が止まらない。そんな強圧をかけていたわけでもない。因果関係が全く読めない。よってこれ以上の施術は責任の負えないと私が即座に判断したため。
当店は料金後払い制なので、短縮分の差し引き調整なんて容易でできる。その辺も話をしました。
相手は年齢若い常連の方でいつも指名無しで120分のロングコースを週に1回ペースで予約してくる方なので、また来てもらえればいいかなと思っていました。
120分中、90分経過したところで起きた事件なのでまだ残り30分もあったし…
ところが私の認識が甘かった…お客様の返答としては
「いや、中断なんてしないでください!むしろ延長してほしいくらい…」
「………責任取れませんよ」とだけ私からは伝えて延長はせずとも最後までやりました。
こういう面倒くさい判断をたびたび迫られるから精神をすり減らすのです…
これは私も経験済みだけど、「介護職」に似てるかな?
相手の体を扱う仕事というのは、PC作業より圧倒的に気を遣うものです。
ある意味失念していたというか、忘れたかっただけなのだけど関東の片田舎である今の職場は他にはない、とてもクレイジーな職場なのを忘れてました…
本部おひざ元の大阪人でさえ、マッサージ180分コースなんて経験ないと言っているのに、こちらでは年末年始は当たり前のように来るし、120分なんて今回の客のように週一で来る人ザラにいる多い。
あ・く・ま・で(無駄に強調するけど)、全国的な標準予約時間は「60分」です!
土日に至っては予約の取りにくさもあってか、何があっても施術してくれなんて根性の人も多い。(いらない根性なのだけど)
これはあまり言うべきことではないのだろうけど、冗談半分とはいえ「マッサージされながらうちの店のベッドの上で死にたい」なんていう客もいますからね…
今回のと同じで、お客様の自己満足のせいでこちらの責任になりかねないようなことは無いように願いたい。
自営になったら絶対こんなロングコース設定はしないですね…のんびりやりたい。ワガママ言う客は出禁にする。
あはき業(あん摩・鍼・灸師)のような、国家資格を持った準医療行為とは違う職業であるのに、もはやそのレベルを求められるうちの店もおかしい…
以前の職場である介護施設でも本来なら介護度低い利用者が多いポジションなのに、施設の方針で要介護5(一番重い)とか平気で来る職場にいたのと似た感じで、スーパー銭湯でモミモミする程度のことでいいレベルのはずが、指で肘でゴリゴリ、プロレス技のようにがっちり固めてストレッチ技かけながら骨盤矯正のようなことまでしなくちゃいけない今の職場がハードすぎる(汗)
医療行為をする病院や整骨院行く前の相談にくるレベルの人もいますからね〜そりゃこちらが疲れるわけだわ…
毎回毎回、業界の常識を覆すような職場に行きつく私って何者なんですかね?ww
そのせいかだんだん用意周到になってきて、替えのマスクや失血した分の水分補給用の飲料は自前のを無料で差し上げて帰しました。
皆様もわがままは言わず、自分の体は大事にしてください!ではまた次回!
一応補足しとくと、マニュアルにのっとり事前に疾患の有無と、施術中にこまめに力加減聞きながらやった結果です。ロングコースは私も疲れるから普段より弱圧でやってます…
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