前回は全財産5万円以内になってしまった話をしました。
そして工場勤務を始めた2つ目の理由が今回の記事にある大けがでした。
悪いことというのは不思議と続くもので、貯金がほぼなくなり実家に戻って1週間くらいしたとある日、自転車で買い出しをした後帰りに通った道が人がほとんどいないそこそこ急な下り坂の砂利道でした。
スピードはあまり出していませんでしたが田舎道で舗装されていないので所々地面にタイヤ1つ分入るくらいのくぼみがありました。砂埃もすごかったのでくぼみを確認できず自転車の前輪がはまってしまって、後輪が浮いての空中大回転!!
※私の場合バイクではないですのであくまでイメージでありますが
体が浮き上がる感覚は覚えています。あとは視界が周ったかと思うと顔から砂利道にダイブし下り坂だったので数m下まで転がり落ちていきました。
3分くらいは何が起こったかわからず、痛みで意識がぼぉっとしていたので起き上がることはできませんでした。
口の中からは砂利と血が大量に出て吐き出しても止まらなかったですし、誰も通らない所だったので自力で動くしかなく、幸い自転車も無事で骨折などしているわけではなかったので近くの公衆便所の洗面台を血で真っ赤に染め上げながらひとまずは砂利を洗い流してから病院に行きました。
結論、口の中を何か所か切り、上の歯の両犬歯が欠けたので研磨、左手はハンドルを放さなかったのですが右手は着地の時に地面についてしまったので右手内に細かい砂利が入っていたので麻酔なしにメスで手のひらの皮を切って砂利をつまみ出してもらいました。
一番ひどかったのは顔面から砂利道にダイブしたのであごの下の傷。ここは縫えないくらいに広範囲にえぐれていたので出血が完全に止まるまで3日間。また砂利をその都度取り出し、膿も出てくるので1ヶ月は通院しました。皮は再生したのですがそこで気付いたのがあごの下縦にピッと切り傷がありそれが一番深い傷だったようで、時間をかければ治るだろうと思っていましたが、医者からは「この傷は一生かかっても完全には消えませんよ」と言われてしまいました(汗)
事故から3年経った今でも傷は薄くはなっていても確かに消える気配は全くないので仕方ないなと思っています。まぁイケメン面というわけでもないので特に気にはしていないのですが問題は治療費・・・
やはり残高2万円では足りず文字通り一文無しになった上にバイトをしようと思った矢先1ヶ月も休養する羽目になったのでホントに普通の仕事の月払いでは追いつかないくらい金を欲していました。
また、顔の傷が完全に癒えたわけではないので顔面にカット絆を貼っていましたし、接客業が好きですがとてもじゃないけどできる状態ではなかったので工場勤務を選んだというのも2つ目の理由としてありました。
最後3つ目の理由で止めを刺されるわけですがこのケガが理由としては一番大きかったように思います。
では3つ目の理由とは何かそれはまた次回・・・
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