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2016年06月05日

地獄の訓練B

こんにちは、マッサンです。

さてさて前回からの続きで、40km夜間行進が始まったわけですが、これは女性訓練生も行います。女性は別の敷地にある施設で訓練を受けており訓練内容も微妙に違うようでした。

話は戻して私たちは夕方施設を出発して下山し集落を横切りながら地元の人に一声あいさつするのですが、数日ぶりに施設内の人間以外の人に会うのは新鮮な感じでした。

ただ、日が暮れ、夜になると一瞬にして不安が増します。行程的に中盤あたりには完全に日が落ちて真っ暗になります。街灯なんてものはなく、月明かりと先頭の懐中電灯1つだけが頼りの行進。

わずかな食事にトータル早くても8時間以上に及ぶ行進で肉体も精神も限界を迎えることになります。カードを入れるBOXも、けもの道の途中のようなところもあり、今思えば熊とか出たらアウトだなと思います。

最初は景色を楽しみながら意気揚々だったメンバーも疲れと、夜の山道を歩く不安でどんどんテンションが下がっていくのがわかりました。

私は中盤あたりから左足に違和感を感じていました。新品の靴ではなく足にも馴染んだものでしたが靴ズレを起こしていました。だんだん痛みが強くなり、左足庇うように歩いたら右足も痛め、足先だけでなく足全体を痛めていました。

自分が運んできた救急セットも他の人の手当てもしていましたが自分が一番消費していました。(汗)

靴の中がグチュグチュと音を立てながら、ついには自力で歩けなくなりメンバーに両肩を支えてもらいながら歩くというお荷物状態になってしまいました。

そして0時近く、ゴールまで残り2kmという山道でついに肩支えてくれていたメンバーにも限界が見え始め、リーダーは教官と連絡を取り、私はリタイアを選択しました。リーダーはもちろんのこと他のメンバーにも一緒にゴールしようとがんばっていたなかで迷惑をかけてしまったのは今でも申し訳なく思います・・・

他のメンバーは無事ゴールし、私は車道まで出て教官の迎えを待ち、車に乗っけてもらい帰りました。夜1時頃風呂に入って左足首が血だらけになっておりこれが靴がグチュグチュいっていた原因でした。

翌日の訓練は私は半日、下山して病院で治療を受けていました。深刻だったのはふとももの筋繊維が断裂一歩手前で内出血がひどかったことで、肉離れ1歩手前のような感じになっていて足を常に引きずっていて走ることはとてもできない状態でした。のちに1ヶ月くらい大学の卒業式すぎてもこの状態が続きます・・・

ここから後半に入っていきますがまた次回・・・

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