前回の続きからで、とある施設での地獄の訓練中盤編をお送りします。
だんだん訓練に体が馴染んできましたが、私たちは当時まだ大学生であり学生気分が残っていました。
そこを強烈な非日常な生活に身を置くことで身体的にだけでなく脳ミソレベルでタフな社会人になる事を求められました。
そのためここでの生活はどれだけ早い時期に思想ややり方に染まれるかが重要になりますので洗脳という表現を使いました。
普通に会社に入ったとしてもその会社の環境にどれだけ早く馴染めるかが出世やコミュニケーションの肝になることが多いのではないでしょうか?
ただ私は一時染まってもすぐ自我が出て洗脳が解けてしまうのでここでの生活に苦労しました。
訓練も半ばになってくると、この施設の中でも1つの名物になっている「40km夜間行進」というものがあります。
夕方4時くらいから日付変わるくらいの真夜中まで山の上にある施設からスタートして、下山しながら多少の集落を通りまた山中登って、途中にいくつかあるBOXにカードを入れてゴールするというものです。
持ち物は夕食用におにぎり2個とたくあん、水筒が全員に渡され、リーダーには大雑把な地図とコンパス、懐中電灯1つ、あとは保健係に救急セットが与えられるというとてもシンプルな装備でした。
ちなみに水筒がまたビックリで昔の人が使っていたこんな感じもものです。
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