人生徒然

こんにちはマッサンです。

今日親戚から急に近々葬式を開く予定だからと連絡があり、しばらくバタバタしそうです。そのため今週の更新は今回で最後になります。

私が転職する年は必ずと言っていいほど身内の不幸が重なります。これって結構精神的負荷がでかいんですよね・・・

特にここ2年は年明け直後に葬式があるのでブルーな気持ちで新年がスタートします（汗）

オレの転職は死神を呼ぶのか〜

単なる偶然だとは思いますが3年連続で転職と葬儀が重なると流石に偶然とは思えないですね。

では本編へ・・・
昨日はデイサービスに臨時出勤でした。その時のポジションと言うのが「フリー」というもので、要はその日は何でも屋で仕事をするということです。ただ、まだ仕事が完全に板についてきたわけではないので考えながら動くというのが本当に大変です。朝から、パジャマの利用者さんをベッドから起こすことから始まり、園について席に誘導していたら意識失って倒れる人もおりバタバタしたスタートでした。原因は低血圧らしくすぐ復活したのですが、高齢者は何が起きるかわからないうえにうちの園は前にも話した通り重症な人も多いのでフロアで浴槽で倒れる人は結構います（汗）

介護職ができることは限られていて看護師にベッドに運んだらバトンタッチするくらいしかできることはありませんのである意味見慣れた光景になってしまいました。

水曜日の「フリー」の仕事は午前中が機械浴で全員で10人くらい入浴する人がいてそのうち半分近くが全介助の植物状態の人なのでとにかくトランス（移乗）をたくさんすることになります。大柄の人が多く大変なので大体が男性ということで私一人でトランスをすることが多く、疲労が普段より蓄積されました（汗）

そしてくたくたなまま午前が終わったころに「マッサン！！午後一面談するよ」と統括に言われました。いきなりでしたがなんとなく予想していました。私が出勤する曜日は大体人手不足の日なのに逆に人手が足りている水曜日での臨時出勤の要請、統括が2人そろっている、以前上司からマッサンは早めに面談するかもと言われたこと。おそらく水曜日に面談来るなと思っていたので退職届も事前に書いて懐に忍ばせておりました。

詳細は省きますが、面談の内容は引き止めと特養の正社員への提案でした。特養の正社員は前にも言った通り夜勤バリバリの常時実働9時間、1ヶ月で5人辞める地獄への片道切符。迷うことなく退職の意志を示したわけです。

当然反論されるのが「マッサンは自分の信念・意思が無い」「石の上にも三年」（要は我慢が大事）と言われたわけですが今までの職場でも辞める時に同じことを散々言われた言葉です。本当に日本人て信念だの我慢だの大事にしますよね？（まぁ私も日本人ですが・・・）

それで我慢して改善されるなら我慢しますが介護職は給料は安い、そんな職場環境が変わるわけではなく組織の長は高い鯉を買ってきて、大金払って運動場を作って財政厳しいから外国人を採用すると言っているのに我慢できるわけがありません。

今までの会社でも石の上にも三年なんてやっていたら石の上で肉体的にか精神的にか死んでいたと思います。
おそらくこんな感じで石の上で悟りを開きながら安らかに・・・


でも今回の面談でわかったのが「給料が安いから辞める」というのは介護業界では辞められる決め手にはならないんですね。上層部は百も承知なので仕事への熱が冷めたのか問われるわけです。私はこの際正直に今の職場に就いた経緯を説明しました。過去の記事に書いているのでここでは割愛しますが前職で退職日の交渉に使われて自分から望んで入ったわけではないこと話したわけです。

そしてすっと私が差し出した「退職届」・・・ガラス張りの会議室なので、外からは見えないような角度で出しました。ただ、会議室の外では帰宅願望が強い利用者さんが閉じ切ったデイサービスのフロアから抜けだしてニマニマ笑いながら手を振っていたのを見て重い空気がすっ飛んでいきましたが(笑)

一応昨日の日付で届を出してこちらの意志は示しましたが、やっぱり保留されました。3月末までまだ早いということと面談で時間をかけすぎてしまったからかもしれません。

ただ、今回は人事部が同じ建物内にあるので報告しないわけにはいかないでしょうし、なにかあればすぐに直接言えるので若干安心はしています。前職は人事部のある本社は県をまたがっていましたし本社の人はめったに来ないので現場長が退職届を抱え込んで話が前に進みませんでしたから・・・郵送で同じ届を本社に送り付けていればよかったと今では思います。

しごとの環境に恵まれた方は信念を持って我慢することは大事だと思います。ただ、どうあってもブラックな所にしか行けない方は信念だの我慢だのは家畜のえさにでもして捨てるしか生き残る術はないと思います。

もちろん「副業では絶対稼ぐ」という信念が私にはあるのでそれは曲げるつもりはないですが、本業に対する信念や我慢はもう家畜に食わせる量すら残っていません(笑)

面談の後、海千山千の主婦のパートさんたちには「マッサン、面談長かったじゃない？」と言われおそらく退職を悟られたかもしれませんが、ここまで来たら突っ走るつもりです。