前回は最後の方で汚い話をしてすみません。また補足で、私が絶食系男子と言っても「二次元バンザイ!!」とか「ガチホモです!!」というわけではありません(笑)とにかく学生時代の友人は別として人間関係の付き合いを極力少なくしたいという結果できたスタイルです。
今回のお話はとある番組でやっていた心理学的なお話になります。
まず「認知的不協和」という言葉を知らない方のためにざっくり申しますと、自分の中で、行動と事実に矛盾が生まれたときに人はストレスを感じるその状態を認知的不協和と言い、人はそれを変えるためにどちらかに(特に自分の都合いい方に)感情を傾けることによって解消すると言うモノです。
「???」まぁこれだけ聞けばチンプンカンプンですよね?それとブラック企業がどう結びつくのかもわかりません。
では番組でやっていた具体例を挙げながら説明すると・・・
AとB二つのグループに分けて両方に輪ゴムを数珠つなぎ上に結んでいく単調な同じ作業を一時間させる。違いは、
A:時給3000円 B:時給500円
するとAは退屈だったという感想はあるものの見合った以上の報酬が与えられるため自分の行動と報酬と言う事実に不満はなく認知的不協和は起こりません。
ところがBは退屈だったうえに、報酬も少ないという受けれがたい行動と事実が生まれてしまいストレスを感じてしまう認知的不協和が生じます。その時、どうにか自分の考えを納得させようと「退屈だった」という考えを変えて「実はやりがいのある作業だった」と認識させ、結果「少ない報酬でも満足」という考えに変化すると言うモノでした。おそらく報酬と言う事実を変えるのはできないため自分の行動の方を正当化しようとした結果でしょう。
実験の結果、Aの人よりBの人の方が満足度が高い結果になるということです。
ブラック企業で当てはめれば、労働者は「給料安い・休みない」という現実と「でも自分で選んだ会社」という負い目を比較してしまい、結果「でも自分で選んでしまった」ことを優先して考えを歪曲させ「やりがいがあって楽しい」という感情になってしまうということです。
これは男女関係なく起こり、私自身も経験していますし、脳ミソをだましながら働いていました。ブラック企業がこんな巧妙なことされたら気付かないじゃん!!と思われるかもしれませんがご安心ください!!
私の経験上ブラック企業はこんな洗脳だけで動かしているほど単純じゃありません、認知的不協和を吹っ飛ばすほどの激務が待っています(笑)その兆候をとらえればいいのです。例えば散々過去の記事で書いていますが、どう考えても見合わない賃金(未払いの残業がどう考えても多い)、辞める人が異常に多いなどこれらは明らかな事実として突きつけられるのでそこに自分の行動を疑って脳ミソをだます余地は発生しません。
そうは言ってもただ受け身なだけでは流石に社蓄として完成してしまうので、自分で情報を集めたり、自力で解決難しそう、流されそうというときは他者に相談することもいいでしょう。
また、この手のやり方は入社前研修で過酷なことを強いたり、カルト宗教で入門するときなどかなり前もっての段階から仕掛けられることも多いのでそこを注視するのも良いと思います。
別にそこまで論理的に意識して使っているブラックな組織もないかもしれませんが、自然とこの事象が効力を発生してしまう環境が怖いわけで、注意するに越したことは無いと思います。
ぜひ脳が騙される前に事実に目を向けた行動を起こしましょう!!
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