その多くは人間関係の不満であるとも言われています。
上司との関係性やパートナーとの関係性といったところでも
お互いの中にあるルールという制約があることによって
そこで息苦しくさせてしまっているところがあるのかもしれません。
そうした意味では
「私達は演繹の中で生きて、演繹で悩んでいる」と言えるものですよね。
会社で今月の売り上げのノルマを達成しなければならない、というのも
株主への還元を最大化するために
部門で決められたノルマに対して
個々に落とし込まれた目標値を達成する必要がある、ということで
上位から決められた演繹からくる制約の中で
生きて、悩みを生み出している、ということになります。
極端な話で言えば、空気を読めというのも
そんな組織体系からくる力関係の上下に基づき
自分の判断であったとしても
制約に従わなければならないことを意味しています。
そうした制約の中で生きやすくするためには
いったん、その制約があることを認めたうえで
自分の立場よりもつねに1つ上の視点で
自分はどう動いていけば良いのだろうか、と
立ち位置を作っていくことから解決策も見え始めてきます。
課長であれば、部長の視点でみる。
部長であれば、役員の視点でみる。といった具合に
抽象度の階層性の視点を行き来させてみるというのも
自分の立ち位置となる制約を客観的に見つめ直すことで
ポジショニングを作りあげていくことも出来るでしょう。
このように人生の不満に対しては
つねに制約があることを知ったうえで
その制約の1つ上の視点で決められている制約を
どのように解釈していくのか、によって
人生も切り開かれていくものだと感じさせられます!
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