自分としては犠牲心を持って取り組んできたことでも、周囲に認められなければ、空回りになってしまいます。
とくに組織やチームの中では、創造性を求められることよりも、協調性を重視されるところがあります。
「和を以て尊しとなす」の諺にもあるように、場の空気を読んで行動することが求められてきたかと思います。
自分の意見のほうが正しいと論理的に説明できることであっても、周囲と違うという理由だけで受け入れられないこともあります。
自分のことよりも先に、相手にことを考えるという意味では、まずは空気を読むことは大事なことです。
その一方で、周囲からの理解を得ることに努めているうちに、良い意味でせっかくの尖ったアイデアが丸く収まってしまうこともあり得ます。
空気を読むことが大事なことである一方で、その尖ったものを消されないようにすることが、結果的にプラスに働くことが多いです。
そんな時には、嫌われたらどうしよう、という気持ちが、周囲への同調に傾いてしまうこともあるかと思います。
すべての人に受け入れられるとは限らないし、嫌われる勇気も大切。
相手からしても、こちらの立場を分かったうえで、話をしているのか、という点が、大きな分かれ目になるところです。
譲れないところは、どこまでは残して、手放すことが出来るのか。
まずは自由よりも制約があるからこそ、譲れないポイントを見つめ直す姿勢を大事にしていきたいところですね。
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