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2023年05月14日

ニッサン セレナ C26 オルタネーター(サブスターター&ジェネレーター)交換したけど 今更ならが リコールだそうです

ゴールデンウィークも終わり 暴飲暴食していたのが仇になったのか
右耳が突然聞こえなくなっていました
色々調べてみたんですがどうも「突発性難聴」なんだとか...
左耳は普通に聞こえるんですが 来週にでも病院に行ってみます

さて このブログの最後にちょくちょく載せているんですが
YouTubeの動画があります
ブログは言葉ですが YouTubeは動画なんで
そっちの方が分かりやすかったりもします
でも 自分がアップする動画の内容ってのが
だいたい1年〜2年くらい前に作業した作業を
編集してアップしています
なのでYouTubeの方には 夏にヒーターの修理動画や
冬にクーラーの修理動画がアップされたりします
んで 今回も そんな感じの動画になるんですが

ニッサン セレナ C26
アイドリングストップ車両のオルタネーターを交換しました!
しかし 交換したのが令和4年の5月頃
今になってバタバタ動画を見つけ出し バタバタ編集して
バタバタアップしたのには 訳があります
それは この作業内容が「リコール」になったからです
新型のセレナはC28なんで C26と言えばもう2世代前のセレナ
それが今更「リコール」とは...っと業界ではちょっとびっくりしました
まあ「リコール」を隠すよりかは「リコール」にしてくれた
ニッサンさんの対応は素晴らしいと思いますけどね〜...

ただ このオルタネーターの不良は件数的にも
全国的に あり得ないくらい壊れていまして
「もう有償で交換しちゃったよ!」って方も多いんです
ですが 今もその修理したセレナにお乗りで
修理した請求書や領収書があれば
申請して1〜2ヶ月程で返金してくれるとの事
なので もう交換しちゃった方は 修理してもらった
整備工場さんに相談されてくださいね〜

なので今回はブログにするか迷ったんですが
どんな感じで交換しているのか参考のために
ブログにもTouTubeにもアップする事に決めました
この作業をやっている時は「リコール」のリの字も知らない事を踏まえ
見てやってください

IMG_3220.jpg

「エンジンルームからゴロゴロと異音がする」っと
ユーザーさんがご来店
異音ってどこからしてるか難しんだよね〜っと思いきや
それはそれはゴロゴロっと凄まじい音がなっています

IMG_3223.jpg

とりあえず エンジン本体からの異音なのかを確認するために
ベルトを外してみましょう!
このMR20のエンジンは ちょっと面倒なんですが
SSTを使うと比較的簡単に外せます
でも そんなSSTはうちにはありませんので

phonto 2のコピー.jpg

オートテンショナーに19インチの六角の突起物があります
そこにソケットを取り付けてクランク側にエクステンションで延長させ
ベルトを取り外します

phonto 3.jpg

アンダーカバーを外すと見えますが これですね〜
まあ テンショナーも固いんで気合を入れてベルトを外します

IMG_3224.jpg

ベルトを外した状態で エンジンを始動すると
ゴロゴロとした異音がなくなりました
って事はベルトで回されているものになります
確認した所 オルタネーターからゴロゴロと異音が発生していました
おそらくベアリングの音でしょうね〜
ただ 上側からはクーラーの配管やインマニが邪魔していますので
ウォッシャータンク側に隙間がありますので そこから抜きたいと思います

IMG_3225.jpg

って事でバンパーとヘッドライトを外しました
あとウォッシャータンクも

IMG_3226.jpg

オルタ自体はボルト2本で取り付けられていますが
その前にアイドラーを外します

IMG_3227.jpg

これで ボルトにアクセスできます
ボルトを緩めましょう!

IMG_3228.jpg

っと大事な事を忘れてました
オルタについている「B端子」と「カプラ」を外します
「B端子」を外すのでバッテリーのマイナスターミナル切っておきます

IMG_3229.jpg

はい ここで躓くんですがボルトが完全に取り外しできません
フレームに当たってしまい外せません
でも そうゆう構造でしてボルトを外しフレームに当たるくらい
伸長させてオルタを取り外します

IMG_3230.jpg

あとは ウォッシャータンクを外した隙間から
オルタネーターを外していきます

phontoのコピー3.jpg

ボルトを完全に抜かなくても良いのは
取り付け側が Uの字になっているので
オルタが外れる構造なんですね〜
これ知っておかないと いつまで経ってもオルタ外せませんね〜

IMG_3233.jpg

今回は リビルト品と交換です
このオルタネーターは正式名称「サブスターター&ジェネレーター」だそうです
エンジンスタート時は セルモータで作動させ アイドリングストップからの
リスタートは このオルタ自体がベルトを回してエンジンを始動させます
ベルトも結構な張りなので ベアリングに負担がかかり
異音が発生するんでしょうね〜

IMG_3232.jpg

あとは 逆の手順で作業します
もちろん異音はなくなりました
リスタートも静かで滑らかになりました





冒頭でも言いましたが この作業今では「リコール」です
これから作業される方は ディーラーさんでお願いする形になると思います
しかし 現在(令和5年5月)リコールの作業は「暫定作業」と言う形でしか
対応できないとの事
オルタネーターがこれ以上悪くならないようにプレートを取り付けるだけだとか...
なんでも対応のオルタネーターの数が間に合わないとの事
「リコール」を受理した順番に対応はしているとの事ですが
ユーザーさんには 異音がしている状態で乗っていただいているみたい
こんなご時世なんで 分からなくもないですが
それだと 壊れたまま乗っておけ!って事なんで
まあ ユーザーさんは起こるでしょうね〜
実際にご立腹されているユーザーさんが多いみたい
C26のユーザーさんには おそらく「リコール」のハガキ(封書)が届くと思いますので
気をつけられてくださいね〜...



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2023年05月09日

ホンダ ジョルノ AF24 キャブレターを取り付けていきます! 第34回

なが〜いゴールデンウィークも終わりました
GWの前半は 自分のバイクや車をちょこちょこイジってました...
後半に恒例のBBQをやろうと予定していましたが
雨が続いたために BBQする事ができませんでした
まあ いつか休みの日にでも まったりとやろうと思います


さて 1年間 庭に放置していた ホンダ ジョルノ
もちろん不動車なんですが

前回は ウエイトローラー を交換して
エンジンをフレームに取り付けていきました!
今回は キャブレターを車体に取り付けていこうと思います

IMG_2677.jpg

取り付けは逆の手順で行えばOKです
ガスケット やオートチョークのクリップなど
ちょこちょことした部品を忘れがちなので 気をつけてください

IMG_2678.jpg

スロットルを取り付ける時も 無理がないように取り付けましょう
最後に必ずアクセルを操作し
スムーズに動くか 引っ掛かりがないか 確認しましょう!
「アクセルのグリップはちゃんと戻っているのに 回転数が高い」っと
自分で整備した後に言われる方がいますが
キャブの調整の可能性もありますが 大体はここが原因ですね〜

IMG_2681.jpg

次に オイルポンプ を取り付けたいので
オイルタンクを車体に取り付けます

IMG_2682.jpg

分解の時に確認したオイル漏れなんですが
その原因がオイルタンクから来ているホースの劣化でした
オイルポンプ に刺さる口が広がってしまって オイルが滲んで
それが積み重なり オイルが漏れている状態でした
ホースを新品に交換するのが 1番良い方法だと思いますが
今回は 自分のバイクって事で先端部分をちょっとだけ切りました
これでオイルの滲みは止まると思います!

IMG_2683.jpg

んで 自分がよ〜くやってしまう事なんですが
オイルのレベルセンサーのカプラ
どっちがどっちだったっけ
今ではスマホがあるんで 分解時にパシャパシャ撮っておけば
間違いはないと思いますが まあ仮に逆に繋げてしまっても
警告灯が点灯するだけの事なんで あまり心配しなくても良いです
自分を信じて ぶっさしてください!





さて次回は オイルポンプ を車体に取り付けていきます
実はこのオイルポンプのエア抜き作業が とても重要なんです
自分はセオリーではない方法でエア抜き作業をやっていますので
参考にならないかもしれませんが
ここでしっかりとエアを抜いておかないと エンジンにダメージがかかり
最悪 エンジンを焼き付かせてしまう事に...
大事な所ではありますので よかったら見てみてください


このホンダ ジョルノ のシリーズは
カテゴリーアーカイブを作っています
興味ある方は 第1回から見てみてください!
まあ どこまで続くかわかりませんが(笑)



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2023年04月27日

ホンダ ジョルノ AF24 ウエイトローラー を交換して エンジンをフレームに取り付けていきます! 第33回

今週末からゴールデンウィーク突入ですね〜
まあ どこに出かけるってわけでもなく
今年も毎年恒例 ペール缶で作ったBBQコンロで
BBQでもやろうかな〜なんて考えてます


さて 1年間 庭に放置していた ホンダ ジョルノ
もちろん不動車なんですが
前回は ジェネレーターを清掃して
エンジンに組んでいきました
今回は ウエイトローラー を交換して
エンジンをフレームに取り付けていきたいと思います

IMG_2665.jpg

エンジンは1人でも何とか取り付けられるんですが
社長がいたんで 手伝ってもらいました!
取り付けはフレームに なが〜いボルト1本と
ショックの1本 合計2本で取り付けられています

IMG_2666.jpg

次にリヤのブレーキを組んでいきます
ちなみにシューはスリット入りの新品を取り付けます
シューの可動部にはグリスアップやっていきます

IMG_2668.jpg

次に 駆動系のフロント側 ドライブプーリーをバラしていきます
中にはウエイトローラー が入っています
バラす時にスライドピースと言うプーリー保護のための
小さな部品が外れることがありますので なくさないように

IMG_2669.jpg

ランププレートを外すとウエイトローラー がお目見えします
ウエイトローラー は基本的に丸いんですが
こちらは一部が削られていますね〜
遠心運動を繰り返しているので 仕方がない事なんですが
交換時期としては1万kmから2万kmと言われています

IMG_2670.jpg

今回はNTBさんのウエイトローラー に交換しようと思います
重さは純正品と同じ11gにしました
ちなみに ウエイトローラー を軽いものに交換すると
加速しやすくなりますが 最高速が出にくくなり
重いものに交換すると 加速しにくくなりますが
最高速が出やすくなるります
ただ 色々とセッティングしないといけませんので
自分は純正品同等で組んでいきます

IMG_2671.jpg

純正品のウエイトローラー は取り付ける向き(方向)がありますので
気をつけてください
自分が用意したウエイトローラー には向き(方向)がありませんでした

IMG_2672.jpg

まあ 取り付けると言っても ただ溝に入れているだけなんですが
人によっては ウエイトローラー にグリスを薄く塗布される方もいます
また ウエイトローラー ではなくプーリーの溝に塗布される方もいます
自分は塗らない派なので このまま組み付けていきます
ランププレートを取り付けて交換完了なんですが
スライドピースが結構ガチガチに劣化している事があります
劣化が激しい場合は 交換しておいてくださいね〜

IMG_2673.jpg

エンジンにドリブン側とドライブ側の駆動系を組み付けてベルト取り付けます
ベルトを取り付ける時は ドリブン側のトルクカムを手で押し開き
ベルトを溝の奥深くまで入れ込むようにすると 簡単に取り付けられます





エンジンがフレームにくっつくと
なんかバイクらしく見えますよね〜
次回はキャブレターを組んでいきたいと思います!


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2023年04月13日

ホンダ ジョルノ AF24 ジェネレーターを清掃して エンジンに組んでいきます! 第32回

最近 キャンター・エルフ・キャンター っと
トラックの車検が続き 身も心も疲れ果てています
根本的に重いと 疲れますね〜(当たり前ですが...)


さて 1年間 庭に放置していた ホンダ ジョルノ
もちろん不動車なんですが
前回は クラッチを組んでいきましたので
今回は ジェネレーターを清掃してエンジンに組んでいこうと思います

IMG_2653.jpg

まあ綺麗にするとは言ってますが
汚れやサビをちょっと取る感じですね〜

IMG_2655.jpg

フライホイールの内側をゴシゴシ磨くのは
あんまりしてはいけないとの事...(なんでだろう)
綺麗にする道具は みんな大好き「パーツクリーナー」です

IMG_2656.jpg

コイルのサビが落ちなかったので1000番で綺麗にしようと思ったんですが
なかなかうまくいきませんでした
コイルには縦溝が付いていましたので
真鍮ブラシでかる〜く擦ってみましたが
まあ 1000番よりかは 綺麗になったかな〜っと思います!

IMG_2657.jpg

フライホイールは 内側に付いている
磁石の部分を綺麗にするだけでOKなんですが
外側のサビも酷かったので スコッチブライトで
内側と外側とをゴシゴシしました

IMG_2658.jpg

配線を覆っているビニールテープも綺麗すると
見栄えも良くなりますよ〜





エンジンに取り付けている写真がありませんでした
もし興味ある方は 動画の方を見てみてください!
ボルトの長さが違いますので 間違えないように気をつけてください
あと 締め過ぎにも気をつけてください!
締め付けトルクはあると思いますが 手元の資料がありませんので

次回は エンジンを車体に取り付けて行こうと思います


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2023年04月08日

スズキ エブリィ DA17V ファンベルト・クーラーベルト 交換

桜の花びらが散り すっかり葉桜になってしまいましたね〜
でも 自分はこの葉桜も好きなんです

さて 今回はスズキ エブリィ DA17V
ファンベルト とクーラーベルトの交換でもやってみようかな〜っと思います

phonto.jpg

まずはエンジンのアンダーカバーを外します
ボルトが4本とクリップが4つ外せばOKです
するとベルトカバーが付いてるので外します
ボルトが1本とナットが2個

IMG_3152.jpg

あと カム角センサーのカプラーを外します
これ 意外と見落としガチなんで...

IMG_3153.jpg

カバーを外す時にウォーターホースが邪魔になるので
クランプを外しておきます

IMG_3154.jpg

カバーを反時計回りに回しながら外します
うまくスライドさせながら外しましょう

IMG_3155.jpg

DA17Vのエブリィはクーラーベルトがストレッチベルトです
ストレッチベルトとは 若干伸び縮みするベルトで調整の必要はありません
ただ 取り外すときはストレッチベルト脱着用の専用工具(SST)を使用します
まあ 使わずとも交換する方法はありますけどね〜

IMG_3156.jpg

クーラーベルトが外れました!
次にファンベルトですね〜
ちなみに 自分はファンベルトって言ってますが
別にファンを回しているベルトではありません
多分 昭和人の整備士さんなら「ファンベルト」って言うかもしれません
正式には オルタネーター・ウォーターポンプベルトなのかな?
まあ 今回はファンベルト って事で

IMG_3157.jpg

まずは テンショナープーリーの中央のボルトを緩めます

IMG_3158.jpg

アジャストボルトをスパナを使って緩めます
ここで 回す方向に注意なんですが
普通はボルトを緩めたらベルトも緩まるんですが
このアジャスタボルトは右ネジなので
右回り(時計回り)の方向に回すとテンショナーが緩みます

IMG_3159.jpg

十分にプーリーが動いたらベルトが外れます

IMG_3160.jpg

ここで各プーリーを回し ガタや異音がないか確認しましょう

IMG_3161.jpg

新品のファンベルトを取り付けます
かけ間違いのないように
また テンショナーの中央のボルトはベルトを着座させてから
80度〜100度緩めて調整します
本来は音波張力計を使用し ベルトを弾いて調整するんですが
そんな洒落たものはありませんので いつもの感覚で張ります

IMG_3162.jpg

ラストはクーラーベルトですね〜
外す時に使ったアストロプロダクツ さんのSSTを使用してもよかったんですが
スズキ純正のSSTがありましたので 取り付けはこちらを使います!
まあ 慣れると難しくはありません
調整がない分 楽かな〜っと思います
でも 全然交換しないと ベルトがいきなりブチン!って事も





スズキのエブリィは働く軽自動車として大人気
クーラーベルトはストレッチですが オルタネータ・ウォーターポンプベルトは
調整式ですので ちゃんとメンテナンスしましょう



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2023年04月06日

エアコンを付けると異音がする!? エアミックス サーボモータ モードサーボモーター 交換しました!

朝から雨が降っています
この雨で桜の花も ちょっと落ちちゃうのかな〜...
今度の日曜日にでも お花見したかったんですけどね〜

さて みなさん 車のエアコンを付けると
足元から「ジゴジゴ」とした異音を聞いた事ありませんか?
小さな音なんですが 1度気になるとなんかムズムズします
異音が聞きたい方は 最後の動画をご覧くださいませ
高年式のオートエアコン車によくある症状なんですが
その音の原因は コイツです!

IMG_2862.JPG

自分は「ジゴジゴ」と表現していますが 自分の友達(整備士)は
「コトコト」「カタカタ」「コツコツ」と言った表現の仕方をします
「お前の擬音語は 独特やね〜」っといつも言われます
余談ですが ツクツクボウシが「ツクツクホーシ」と鳴いた後
「ツクリョーン ツクリョーン ツクリョーーーーーーーン」と鳴くんですが
この「ツクリョーン ツクリョーン」が自分には
「チーコーター」に聞こえます
みなさんは どう聞こえますか?

IMG_3044.JPG

すみません 話が脱線してしまいましたね〜
こちらの車両は 110系のトヨタ マーク2
異音がしていたのは エアコンの風向切替「モードダンパーサーボモーター 」です
一般的には温度調整の「エアミックス サーボモーター 」と言う部品が悪くなり
ジゴジゴとした異音が発生するんですが
こちらの車両は「モード」の方が悪かったみたいです

IMG_3085.JPG

ただ モードダンパーサーボモーターを外した状態でキーONしてみると
「エアミ」の方からも ジゴ...ジゴ...っと異音がしていました
まあ 初期段階ではありますが ユーザーさんに確認したところ
まだまだ乗りたいので 交換して欲しいとの依頼がありまして
今回は「モード」と「エアミ」の2つのサーボモーターを交換します!

IMG_3485.JPG

基本的には非分解なんですが 新品と交換したんで今回はバラしてみます
「エアミ」も「モード」も基本的に同じ構造です
モーターがギヤを動かし最終的にダンパーガイドに付いているギヤを動かしています
この時 最終ギヤに付いている基板を読み取り 角度を決定しています

IMG_3486.JPG

これは「エアミ」のサーボモーター なんですが
よく見ると基板の一部のグリスが線上になっていますよね〜
端子に塗られた導電性の高いグリスが劣化し
接触不良を起こしてしまい 狭い範囲で何度もモーターが動く事で
あのジゴジゴ音がしていたんですね〜
なので 基板についたグリスを綺麗に拭き取り
グリスを塗布し直せば モーターが小刻み動くこともなくなり
ジゴジゴ音も消えると思います





ただ 一応メーカーとしては非分解なので
うちでは まるっと交換しています
DIYでやられる方は ツメなどを折らないように
分解されてくださいね〜




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2023年04月02日

ホンダ ジョルノ AF24 クラッチを組んでいきます 第31回

花粉症真っ只中 年度末の仕事をこなしています
ゴールデンウィークまで バタバタです...


さて 1年間 庭に放置していた ホンダ ジョルノ
もちろん不動車なんですが
前回は やっとの事で届いたベアリングを
トルクカム に組んでいきました!
今回は クラッチを組んでいきたいと思います

IMG_2643.jpg

取り付けに使用するグリスは 高荷重に耐えられる
モリブデン グリースを使用します
セオリーなグリースかどうかは 分かりません

IMG_2644.jpg

ムーバブルドリブンフェイスのインナーの溝に
モリブデン グリースをたっぷりと塗布し
ドリブンフェイスを組み込みます
ガイドピンを取り付けたら ドリブンフェイスは外れません
フェイスを上下に動かして 出てきたグリースを隙間に押し込みます
この作業をグリースが出てこなくなるまで繰り返すんですが
まあ これが ず〜〜〜っと出てきます
気が済むまでやったら とりあえずはOKです!

IMG_2645.jpg

カーラーを取り付けていきます
このカーラーのおかげでグリースが外に出てくるのを防ぎます

IMG_2646.jpg

最後にスプリングを取り付けてクラッチを取り付けます
スプリングが強力なんで 足で押さえてナットを取り付けます
ちょうど社長がいましたので クラッチを手で押し込んでいる間に
ナットを入れてもらいました
最後にナットを規定トルクで締め付ければOKなんですが
SSTが無いので 外した位置まで締め込みます

IMG_2647.jpg

ただ これはオススメはしません
社外のクラッチを取り付けていますし スプリングのへたりもありますので
やはり 規定トルクで締め付けるがベストでしょうね〜





まあ 自分で乗るのでそこら辺は自己責任って事ですね〜
さて 次回はジェネレーター を清掃して
エンジンに取り付けていきたいと思います



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2023年03月30日

走行中にゴトゴトと音がする!?ステアリングラック 交換してみた!

近くの公園の桜も ようやく満開になりました
週間予報も雨の心配はなく 絶好のお花見日和かも知れませんね〜
ビール片手に ゆっくりしたいものです...

さて 今回は うちのユーザーさんのお友達さんが乗っている
スズキのアルトなんですが
走行中に段差を乗り越えると ゴトゴトっと音がするとの事
ちょっと診て欲しいって事で入庫してきました
実際に試運転すると 確かにマンホールや小さな段差を乗り越える時に
ゴトゴトっと音が発生していました
ちょっと撮影してみましたが エンジン音や走行音もあって
ちょっと分かりにくかったです

IMG_3349.jpg

車をリフトで上げて タイヤを色々な方向に動かしてみます
ゴトゴトという音と一緒に ハンドルにも振動が来ていましたので
ステアリング関係かな〜っと思い ラックエンドを揺さぶってみましたが
ガタはありませんでした...

IMG_3348.jpg

ただ ラックブーツがわずかに上下に動いています
ガタがありと判断できます 異音の原因はコイツでしょうね〜
ちなみに 右側を点検したところ 異音は発生していませんでした
まあ 微妙な振動がありましたので 遅かれ早かれって感じでしょうか
ユーザーさんのお友達様に
異音がしている左側のタイロッドを交換しますか?っとお聞きしたところ
遅かれ早かれ 右側もなる可能性があるのだったら マルっと
リビルト品と交換して欲しい との事でした
まだまだ乗りたい!との事とギヤボックスも新品同様になるので
今回は お友達様の意向に添いステアリングラックをリビルト品と
交換してみようと思います

IMG_3223.jpg

まずは ハンドルを真っ直ぐのいちに合わせます
それから 運転席の足元にハンドルから伸びたシャフトが社外に出ている場所に
黒いカバーがありますので これを外します

IMG_3196.jpg

そ〜すると ごちゃごちゃした連結部が見えますが
下側はギヤボックスから立ち上がるピニオンギヤシャフト
上側はインターミディエイトシャフト(インタミシャフト)です
ピニオンギヤシャフトの連結ボルトを外しますので
位置決めのためのアイマークをつけておきます

IMG_3204.jpg

ボルトを外せばシャフトはスコスコ状態になりますので
車内からの作業はこれでOKです

IMG_3210.jpg

次にタイヤを外してタイロッドエンドを外していきます
最後にアライメントは調整しますが 目安として
ネジ山の数や距離を計測しておくと良いですよ〜

IMG_3213.jpg

切り離しました こちらの車両はモーターがハンドル部にあるので
ステアリングラックの取り外しも 比較的簡単です

IMG_3223.jpg

左右のタイロッドエンド を切り離したら
いよいよステアリングラック を取り外すんですが
ラックはメンバーに固定されています
セオリーでは メンバーを下ろしてからの作業になりますが
それだと 面倒だし工賃もかかりますので
メンバーをズラした状態でステアリングラック を取り外します
ラックは4つのぶっといボルトだけで固定されていますので
切り離しも簡単です

IMG_3224.jpg

取り外したラックと リビルト品のラックを比べてみます
リビルト品はステアリングシャフトの中心がズレている場合がありますので
必ず ズレがないか確認するようにしてください
あと 付属品を移設したら 逆の手順で取り付けていきます

IMG_3248.jpg

ここで注意なんですが タイロッドをねじ込む時に
ブーツのカシメが強くて ブーツがねじ切れることがありますので
カシメを外して シャフトとブーツの間にグリス等を添付して
滑りを良くしてから ねじ込むと良いですよ〜





実際に走行してみたところ ゴトゴトとした音は消えていました
結構 スズキ車でよくある症状ですね〜
もちろん片方のタイロッドだけ交換する事もできます
機会があれば タイロッドのみの交換もブログに載せれたらな〜っと思います


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2023年03月25日

ホンダ ジョルノ AF24 やっと届いたベアリングをトルクカム に組んでいきます 第30回

どこの陸運局(車検場)もそうなのかもしれませんが
久留米の陸運局もめちゃめちゃ多いです
特に最後の1週間は「登録」関係が地獄の予感が...


さて 1年間 庭に放置していた ホンダ ジョルノ
もちろん不動車なんですが
前回は 異音の原因だと思っていた
トルクカム のボールベアリングを外しました
結果は ボールベアリングではありませんでした
では 異音の原因はどこからなんだろう...
そんなこんなで今回は やっとの事で届いたベアリングを
トルクカム に組んでいこうと思います!

IMG_2623.jpg

木っ端微塵にしてしまったニードルベアリングは
ホンダ純正品が残っていました
めちゃめちゃ探しましたね〜

IMG_2624.jpg

ボールベアリングの方は 純正品がなかったので
サイズに合うベアリングを用意しました

IMG_2625.jpg

あと クラッチのライニングシューも交換しようと思ったんですが
ライニングシュー3点とスプリング3点とCクリップ3点の金額で
社外品ではありますが クラッチASSYが売ってありましたので
ASSYでマルッと交換しようと思います

IMG_2626.jpg

トルクカム の内側に薄くグリスを塗布して
ボールベアリングを打ち込んでいきました
必ず 打ち込む時にはベアリングの外径に合うソケット等で
打ち込んでくださいね〜

IMG_2627.jpg

奥まで打ち込みが終わったら サークリップを取り付けます
溝にきれいに入っているか 確認してください!

IMG_2628.jpg

そして 最後にニードルベアリングを打ち込んでいきます
ホンダ純正品を取り寄せたはずなのに 外したベアリングと
新品のベアリングの表記が違っていました
品番が変わったのかもしれませんね〜...
ボールベアリングの打ち込みの時よりも
ちょっと固かったので心配になりましたが
なんとか打ち込み完了しました

IMG_2629.jpg

っと ここでちょっと思ったんですが
新品のニードルベアリングには たっぷりとグリスが塗布されていました
この事を踏まえ もしかするとあのゴーゴーとした異音は
このニードルベアリングのグリス切れが原因だったのかもしれません
ただ単に グリスを塗布しなおせば治った話だったかもしれません
なので こんなにバラさずとも良かった話だったかもしれません





まあ やってしまったものは仕方ありません
なにごとも勉強ですね〜
さて 次回はドリブンフェイスに
ムーバブルドリブンフェイスを組み付けて
クラッチを組み上げていきたいと思います


このホンダ ジョルノ のシリーズは
カテゴリーアーカイブを作っています
興味ある方は 第1回から見てみてください!
まあ どこまで続くかわかりませんが(笑)



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2023年03月23日

スズキ エブリイ DA17V ミツビシ ミニキャブ DS17V サブタンクからクーラントが溢れ出す!? オーバーヒートしちゃうかも...

ミツビシ ミニキャブ DS17V っという車両は実は
スズキ エブリイ DA17V のOEM車なんです
OEM車とは 他社で開発・製造したクルマを
自社ブランド扱いで販売している車のことです
なので スズキ エブリイ DA17Vの車両によくあるトラブルは
ミツビシ ミニキャブ  DS17Vの車両にも よくあるって事ですね〜
んで 今回は スズキ エブリイ DA17Vによくあるトラブルの1つですが
高年式・過走行の車両は ラジエターからクーラントが漏れることがあります

IMG_9306.jpg

んで どこから漏れるかと言うとアッパータンクのホース口と
ロアタンクのホース口から よく漏れます

IMG_9307.jpg

よく見ていただくとわかるんですが タンクとコア部はアルミのくせに
ホース口だけ プラスチックで作られています
ご存知の通り プラスチックは熱による影響を受けますので
劣化し亀裂が入り クーラントが滲み出してきます

IMG_9308.jpg

ロア側も同じですね〜 頑張ってシール材を塗布しています
んで 純正で交換すると また同じなんで
社外のラジエターと交換することにしました
交換後 エア抜きも十分にし暖気していると
サブタンクに入れたクーラントが異常に上がってきました
そして とうとう溢れてしまい地面にクーラントが落ちてしまいました...
これは どういう事なのか

こちらの車両は エンジンがシート下に付いています
なのでサーモスタットも シート下にあるんです
エア抜きする時に このサーモスタット ケースに付いてある
ブリーダーからエアを抜くんですが
このサーモスタット の上側に「サーモスタットキャップ」
ってのが付いています

IMG_9309.jpg

めちゃめちゃ固く取り付けられていますが
このサーモスタットキャップからサブタンクまで
独自のホースでバイパスされています
この スズキ エブリイ DA17Vのラジエターキャップの開弁圧は1.1kgf/cm2
サーモスタットキャップも 同じく 開弁圧1.1kgf/cm2です

IMG_9310.jpg

しかし このサーモスタットキャップが壊れていたとしたら...
クーラントがラジエターキャップ側よりも早くサブタンクに流入します
なので クーラントが溢れた原因は
このサーモスタット側からラジエター側よりも早く
クーラントが流入している可能性があります

IMG_9312.jpg

こちらの車両も サブタンクに異常なほどクーラントが流入していましたし
電動ファンが回り始めると 今度は逆流し始めました
サーモスタットキャップの弁がどんな状態なのかは開けてみないとわかりませんが
サブタンクが空っぽの状態だと 完全に弁は壊れていると思います
そのまま乗り続けていると オーバーヒートは避けられないでしょう

IMG_9313.jpg

交換する時には バラバラに壊れている可能性がありますので
破片が残っていないか ちゃんと確認してください!
また 取り付けも取り外しも めちゃめちゃ固いので
気合を入れて作業してくださいね〜
今回は 仕事が忙しく動画や写真を撮る暇がありませんでしたが
スズキ エブリイ DA17V
ミツビシ ミニキャブ DS17V
にお乗りの方は ボンネットを開けるだけで確認できますので
ぜひ1度 確認してみてください!

また 高年式・過走行 水まわり系の部品を交換した時
ラジエターやラジエターキャップを交換した時には
こちらのサーモスタットキャップも同時に交換する事をおすすめします
もちろん サーモスタットを交換した時は必ず交換してください!


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