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2012年12月03日
オーナイン・プロジェクト
こんばんは、前回の続きです。
Xcodeを起動し、解説書等に従って、まずは新規プロジェクトを
作るところからスタート。
って、何だか参考書の説明画面と私のモニターに表示されている
内容が、微妙に違いません・・・?
(おそらく、私の購入した各参考書が出版されてから少し時間が
経っているので、Xcodeのバージョンが異なるためだと思われる)
ま・・・、まあまあまあ・・・、多少違っても根っこの部分は同じ
でしょ・・・?(いや、同じであってくれ!)
ど素人の私にとって、参考書の通りにコトが進まないというのは、
とてつもなく不安なことである。
早くも私の目の前に、前途を示すような暗雲が漂いはじめた・・・
「はぁ・・・」
プロジェクト名の入力フォームを見つめながら、ため息をつく私。
事前にプロジェクト名は準備していたのだが、それとは別の名前
が頭に浮かんで離れない。
「オーナイン・プロジェクト・・・」
今後、アプリ開発を進めるにつれて、ますます参考書やネット上
の情報と、実際のギャップが大きくなっていくことだろう。
(iOSやXcodeは常にバージョンアップしていくので、本の内容は
当然古くなるし、Apple様がオンラインで提供してくれている
iPhoneアプリ開発用のリファレンスにしても、英語がほとんど
読めない私は、日本語版しか参照できず、最新版を読むことが
できないorz)
上記のことを踏まえて、ど素人の私がアプリを開発し、リリース
まで漕ぎ着ける確率を「心のMAGI」に計算させると・・・
0.000000001%
「エヴァの起動確率と同等の低さね」
「オーナイン・プロジェクトとはよく言ったものだわ」
「り、リツコさん!いつからそこに?!」
「リツコ、これってひよっこPG君にはアプリ開発&リリースは
無理ってコト?」
「!!」「ミサトさんまで居たんですか!?」
「あら失礼ね、ゼロではなくってよ」
「数字の上ではね」
「・・・やっぱり僕にはアプリ開発なんて無理ですよ・・・」
「ひよっこPG君、なんの為にここまで頑張ってきたの?」
「だめよ、逃げちゃ・・・、Xcodeから、何より自分から」
「分かってるよミサトさん・・・でも、MAGIの回答を見る限り、
できるわけないよ!」
「・・・・・・・・。」
「しょうがないわね・・・リツコ、iMacのシステムを終了して
シャットダウン」「このプロジェクトから撤退します」
「無様ね・・・」
(やっぱり僕はダメダメなんだ・・・自分を変えることなんて
できやしないんだっ・・・!)
(モニターの表示)あと60秒でシステムを終了します、59、58、
57、56、55・・・
(くそっ・・・、ここまできて・・・!あのカウントダウンが
終わってしまったら、僕は二度とアプリ開発には挑戦できない
かもしれない・・・。本当にそれでいいのか?
・・・いいわけないだろ!
自分を変えるためにアプリ開発やブログに挑戦してきたんじゃ
ないか!
トラックバックの時だって⇒「トラックバックとは」、
OSのアップデートの時だって⇒「ライオンじゃなイカ?」、
有線でのネット接続の時だって⇒「戦場までは何マイル?」、
iOS Dev Center入会の時だって⇒「テツヅキ×デ×ツマズキ」、
歯を食いしばって乗り越えてきたんじゃないか・・・)
「逃げちゃダメだ・・・」
「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃ
ダメだ逃げちゃ【以下略】」
「ミサトさんっ!リツコさんっ!iMacのカウントダウンを
停めてください!!」
「たとえ0.000000001%でも可能性があるのなら・・・
ダメな自分を変えたいんです!!」
「そうこなくっちゃ!」
「あなた・・・、自分で言うほどダメじゃないわよ」
「リツコさん・・・」
「・・・もちろん、プロジェクト名はオーナイン・プロジェクト
じゃないわよね?」
「はいっ!!」
つづく