2013年06月06日
パフォーマンス
管理職という立場で悩んでいるアナタ。
係長? 課長? 部長? シェンムー専務?
肩書が上になればなるほど重い職責が両肩に伸し掛かり、
大変だよね。
そんな重圧と日々戦いながら職務を遂行し、テキパキと
指示を与える・・・
でも、ナゼだろう?
部下や平社員どもが反抗的というか何というか・・・
・・・管理職ってホント大変だよね。
やることは山ほどあるし、会議には出にゃならんし、
部下の教育・指導・管理はしなきゃだし・・・
【以下略】
こんなにも頑張ってんのに・・・
なのに・・・ナゼお前たちは「非協力的」なんだ??
ナゼ私の指示した事をちゃんと実行できないんだ??
それはね・・・
アナタが忙しいのと同様に、部下や平社員も忙しいのです。
(・・・たぶん)
で、そんな時に「余計な」仕事を「押し付けられた」と
感じた瞬間・・・
「ふざけんなし、テメーがやれよハゲ」
ってなるんだ(と思う)
例えば・・・
明日、突然大事なお客様が来る事になった。
「だから君達・・・
今日中にフロア内をキレイに掃除しておいてくれ。
棚の上や机の上も雑巾で拭いてホコリを取って、
見映えの悪い積み上げたダンボールや書類を倉庫へ
片付けておいてくれよ」
・・・おいおい、それって年に一度の大掃除並みの作業じゃん?
なんで普段の客なら何もしないのに、VIPが来るとなったら
そこまでやるんだよ?
だいたいアンタはいつも指示するだけで自分は何もしねー
じゃねーか!
コッチ(私達)にも日常業務ってもんがあって、そんな
(無駄な)コトやってる時間ねーっつの!
ホント「現場」の事を全く分かってねーから、
簡単にアレやれコレやれ言えるんだよ!
「とりあえず適当に形だけやって早く仕事に戻ろうぜ・・・
ホント毎回(×100)言うだけの人はいいよな・・・」
こんな感じか?
確かにアナタの言っている事は分かる。
分かるけれども、
「言うは易く行なうは難し」
ってやつだ。
部下たちが言っているように、彼らにも仕事がある。
遊んでるわけでもないし、暇でもない。
じゃあ、どうすりゃいいのさ?!
簡単だ。 アナタが先頭に立ってやればいい。
自ら汗をかいて、手を汚してやればいい。
「パフォーマンス」だよ。
バレバレのパフォーマンスでも構わない。
とにかくやればいい。
そして一言
「みんな、忙しい中悪いんだけど、明日のお客様をキレイな
事務所でお迎えしたいんだ。
協力してもらえないだろうか?」
と「お願い」してみよう。
「わざとらしくやってんなぁ、部長。
そこまでして良く見せたいのかよ・・・
どーせパフォーマンスだろ?
普段は口だけで何もしねーくせに」
って思われるかもしれない。
(きっと思われるだろう)
でも、
あの「口だけ部長」が自らやってるよ・・・
・・・部長にそこまでされたらしょーがない、少しぐらいは
手伝ってやるか・・・
って思う人もいるはずだ(いや、きっと一人くらいはいる!)
結局さ、どんなに「正論」を吐かれたって、言うだけじゃ
伝わらないんだよ。
「アンタの言ってる事は分かる、それが間違ってない事も
分かる。
でも、アンタは言うだけだ。
結局それを「実行する」のは私達であって、大変な思いを
するのも私達だ。 アンタじゃない
ホント、言うだけの人は楽だよなぁ・・・
余計な仕事を増やすんなら、何もしないでほしいよ。
→あ〜マジメンドくせぇ、やりたくねぇー」
ってなる(んだと思う)。
「百聞は一見に如かず」
(・・・使い方(たぶん)間違ってるけど)
100回正論を説いて聞かせるよりも、
「たった1回」背中を見せる方が部下の心に響く!
・・・んじゃないかな?