主人公・逢沢恭司郎は、部下の御手洗とともに深海1万メートルの研究施設に向かうことになる。
深海資源研究開発センターにいたのは個性豊かな8人の男女。
その夜、逢沢たちを歓迎して豪華な夕食会が行われる。
宴もたけなわになったころ、突如ある人物から異形の触手が飛び出してメンバーたちに襲い掛かる。
その人物は、深海の研究サンプルから未知のウイルスに感染してしまっていたのだ。
残された9人の男女は、疑心暗鬼を深めながらお互いを探り合ってゆく。
感染者は誰なのか? そして、逢沢と御手洗は生きて地上へ帰れるのか。
プレイヤーが推理しなければどんどん犠牲者が増えていく、スリラーサウンドノベル。
君にこの謎が解けるか!?
真の「感染者」を暴き、深海から脱出せよ!
m9(+ゝω・´+)
「近未来」、「深海施設」の物語……
そう聞くと賢明なADVファンならば、真っ先に「Ever17 -the out of infinity-」を連想するのではないか
あれは実にいいゲームだったね。
私は大昔にPS2でプレイしたが、何度も移植・リメイクされているので、今のキッズでも、聞いた事くらいはあるのでは
ストーリーもヒロインも、茜ヶ崎空が好きだったな。エンディングがまた泣けるんだよ。
実体すら無いってのは、ロボ娘ヒロインの新機軸だったね
茶髪ロングだし、おっぱいも大きいしな
……話を戻し、「深海 Shinkai」のレビュー
本作は「雪しまく血」のサークルが作った、古き良きスーファミ時代をオマージュした、サウンドノベル
キャラクターは勿論シルエット。大きなフォントはとても読みやすい
深海施設でウイルス感染者(犯人)を暴く推理ゲームだが、ウイルスに感染し化物になった登場人物に襲われるパニックホラーとしても、なかなかスリリングだったね
しかし攻略後に思ったのは、どうもこの深海という、タイトルにもなっている設定が弱かったな、ということ
折角深海が舞台なのだから、もっと早く謎を解かないと施設が破壊され、海の藻屑になってしまう、というような緊張感があってもよかった(クリーチャーに襲われる要素があるので、ごちゃごちゃになるかもしれないが)
このストーリーでは、吊り橋を落とされた山荘や封鎖されたビルでも、決定的な違いはないのでは
しかしながら自作要素が高く、完成度の高いサウンドノベルでした
特に良かったのが、ノーマルエンド。
……そうノーマルということは、真犯人がわからず、謎も解けないまま終わってしまう
ところがヒロインとのまるで洋画のようなお洒落な恋愛(?)や悲しい結末こそが、このゲーム最大の見所なのだ
トゥルーエンドでは「かまいたちの夜」と同じく事件を早々に解決してしまい、ヒロインとのロマンスや〇〇〇の活躍もないまま終わってしまうからね
真犯人が解っても、まずはノーマルエンドから見るとよいのでは
評価C+
60点
推理ゲームやスリラーが好きな人には、迷わずお勧めします。
…
なんかこいつ鬱陶しいなぁ…と思ったキャラが、犯人でした。
まあ「個性豊かな」というか、そんな畜生ばかりですけどね。
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