あなたは流れ星に何を願いますか？
人付き合いが苦手で、家族とも上手くいっていない。
そんな花園風子にとって、唯一の友達である足立イオリはかけがえのない存在だった。
けれどある日、イオリは転落事故で亡くなってしまう。
イオリの死を受け入れられない風子の前に、一年後、イオリが現れる。
幽霊となって現れたイオリは、何故か、
風子が血を流している間だけ会えるという仕組みがあった…
「願い星は少年の形をしている」は、「未来に舞う蝶の色は」作者の新作
プレイするとすぐに気づくが、設定やテイスト、テーマが非常に「未来に舞う蝶の色は」に似ています
それもそのはず、作者があとがきで触れているので、意図的なものでしょう
フーコはたった1人の友達であるイオリを事故で亡くし途方に暮れるが、自傷行為をし、血を流した時だけ会えることに気づく
イオリはそんなことは止めろと激怒するが、フーコは彼に会いたい一心から、それを止められない
……
この、切ないすれ違い
聞いてるだけで胸と手首が痛くなる設定が新しい
自傷行為をした時だけ幽霊になった友達と会えるとか、なかなか無い設定じゃない？
イオリは僕以外の友達を作れと説くがフーコは受け入れず、どんどんイオリに依存していく
自分が中学生になり、高校生になっても、イオリは小学生のままだ
ふたりには、いびつな何かが生まれる
そして悲劇は起こる
ストーリーには、イオリは何故死んだか？イオリは何故執拗にフーコに友達をつくらせようとするのか？「キドーシューセー」の真意とは？……などの謎がある
しかし、実をいうとこのゲーム、本編だけではすべての謎が解けない。
イオリ視点のストーリーで分かる「仕組み」になっている
私はフーコとイオリの真の関係性に、奇妙な感覚を覚えた
友達の形も色々あるのだなと
更にこのゲームには１つちょっとしたどんでん返しがあるのだが、そこにも注目したい
何がきっかけで友達になるかも、わからないのだなと
評価C+
65点
ふたりの関係が恋愛か友情かは、最後まで明言されません。
でも私は、このゲームは男女の友情モノだと思ってます
今回も絵が綺麗で、音楽、主題歌は自作。（巡音ルカ）
泣きゲー好きにもおすすめです
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