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2020年05月06日

濁り墨 レビュー感想 グレープマン

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「コントじゃん」








クリアしてそう思った





「コントじゃんこれ」「コントだこれ」と







2度ならず3度も繰り返したが、そのくらい大事なことであり、それほどコントなのである






すなわち「濁り墨」というフリーゲーム作品はコントであり、芸人が舞台で織りなすそれである






そこにあるのはストーリーやシナリオではなく、物語でもない。コントである



背景とは舞台装置であり、書き割りである







主な登場人物は多くの芸人と同じで、コンビだ。





処刑器具にクビを絞められ今にも殺されそうなアナタと、怪しい男のふたりだけ








そこで巻き起こるのは勧善懲悪でもラブコメでもない、ただの寸劇である


演者は時に、舞台から捌ける




会話劇はシュールに満ち溢れ、語彙はなかなか発想できないレベルにまである







シュールを作れるフリーゲームクリエイターは味噌谷など何人かいるが、紫蘇漬けは長年独特の世界を築く、特に怪しく光る存在だ







今作は移動や探索もなく、芸人のコントを見る観客のように、本当にただ画面の前でキャラクターふたりのコントを見るだけだ




だがそれがとてもおもしろいのだ




主人公であり、観客でもあるアナタは、必ず爆笑とともに脱力を迎えるはずだ




オチのつけかたまでが、完璧だ











評価B+
75点



良いゲームコントであった。

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