なぜ、自分はこの部屋にいるのか。いったい何が起こっているのか全く分からず、
もう一人の少女に会うお話し。
色々な武器を駆使して敵を倒し、エンディング迄導こう。
▼いやぁ〜〜……
最高だったね……
最高だったね「Clone」……
…明記こそされていないものの元ネタが明らかに「バイオハザード」なのだが、
フリーゲームレビューブログ的には、かの名作「のび太のBIOHAZARD」に非常によく似ているというべきだろう
作者にそのつもりがあるかは不明だが、まさかこの令和の時代に、「のびハザ」が出来るとは思わなかった
正直感激しちゃったよ
クオリティも優れている
「バイオ」をリスペクトしたフリゲは一杯あるんだけど、近年では、「Clone」が一番面白かった
それも断トツで
▼「のびハザ」はともかく、本当に「バイオ」リスペクトが強い。
作者が大好きなんじゃないかな
「初期の、ラジコン操作「バイオ」を2Dにしたようなゲーム性(…ってやっぱり「のびハザ」じゃないか(笑))とストーリー展開」が「Clone」の最も端的な説明なのだが、「のびハザ」に勝るとも劣らないクオリティだ
特にストーリー展開が、まさに「バイオ」だ
研究所に始まり、民家、ビル、洋館、洞窟、研究所本部……そしてラストはお約束の〇〇と、アクションホラーゲームの王道展開が、もうアツイのなんの……
……
面白かったわ。いやマジで
▼ゲーム性も「バイオ」リスペクト
アイテムボックスでアイテム管理をしながら、赤緑青…3種のハーブを調合し、回復アイテムを作る…
整理しないとすぐ持ち物が一杯になり、持てなくなる…
その瞬間「昔の「バイオ」だ……」というプレイ感覚が強くある
敵を倒し、時には避けながら、謎を解き、新しい鍵を手に入れて、次々にステージを攻略していく…
…そんな一連の流れもおなじみだ
▼クリーチャーにゾンビばかりかタイラント(追跡者?)やハンターがいるほどのリスペクトだが、
独自性……というより「バイオ」との"違い"は、テイスト。
「バイオ」は映画的だが、本作はコミック、ラノベ的
意味深なストーリーだが、疑問に思うことが、そのまま答えに直結している…
アクションやゲーム性がメインで、添え物程度に思った
▼クリア後にプレイ評価が表示されるが、セーブ回数が多いと、評価点がマイナスされてしまうようだ
私のようにこまめにセーブする慎重派は、不利だ
最高ランクを獲得したい人は、私の代わりに、ぜひ頑張ってください
評価B+
75点
まさに令和に蘇った「のびハザ」
「バイオ」「のびハザ」フリークのお眼鏡にかなう良作でしょう
強くお勧めできる良作です
【最近プレイしたフリゲ】
「倒叙推論」「釣り小屋とアンドロイド」
「レデ」「ニマ の ふしぎな帰り道」
「誘拐婚」「霧の館で……」
「ちょっぴりHな診察」「マイハハ」
「魔法少女☆大失敗」「夏 -SUMMER-」
「ぷらんちゅ」「悪くない仕事」
「題名のないゲーム理学会」「love laboratory」
おすすめは以下の作品。
「倒叙推論」。「あやかしやま」作者の新作。
リアルで"凶器"、"鈍器"として有名なゲームキューブがゲームでも凶器として使われるばかりか、
ゲームに興味がない犯人が置き方を間違えるギミックが面白かった(ゲームキューブには取っ手がついている)。
PS2が余りにも強すぎたため敗北したゲームキューブだが、良作は多かったと、世代的には評価している。
「釣り小屋とアンドロイド」はフリゲでは最早絶滅危惧種の釣りゲー。釣要素は非常に簡素。
陸ではなく海ではあるが、かなり簡易な「牧場物語」っぽい。
ヒロインが面白い奴だった。
世にも珍しい植物ギャルゲー、「ぷらんちゅ」。
ヒロインの植物クイズに答えながら攻略していく。
ヒロインにフラれてしまったが……これはこれで、きれいな結末だ。
前向きだし、少年が植物と女性と通じて成長する様や、シロツメクサのオーバーラップ演出が小粋で、まさに「栄養成長エンド」。
高得点ならグッドエンドで、低得点だと無残にフラれる?
「悪くない仕事」……あまりにもストレートな叙述トリック。だが選択肢でのネタバレは早すぎた。
グラスホッパー・マニファクチュア作品のような動く背景がスタイリッシュな「題名のないゲーム理学会」の伏線回収は、クリア後。思わぬ仕掛けだ。
以前レビューした「くらっしゅ実験室」そっくりと思えば、ほんとにリメイクだった……そんな「love laboratory」は、グラフィックセンス◎。選曲もいい。「きっとぜんぶ私のせい」は背景も自作っぽかったが、素材として売れるレベルで綺麗だった(資料はあるかもしれないが)。
【攻略中のフリゲ】
「マダム・ポプスキンの憂鬱」は久しぶりの"フリゲとは思えない"系。細部まで拘りが見える。
「ウィッシュルーム 天使の記憶」+「インフィニットループ 〜古城が見せた夢〜」っぽい。
「Type & Hope!!」は「END ROLL」作者の新作で、まさかの(?)タイピングADV。
タイピングゲームとは懐かしい。Windows全盛期には、よく出ていた。
フリーゲーム……というかFlashゲームも多く存在し、当時のプロバイダ契約CDにも、大抵収録されていた。
それらの模倣には終わらず、文字を逆からタイピングさせられたり、作者らしいトリッキーなゲーム性もある。
【このカテゴリーの最新記事】